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中学英語・ちょっと復習-「too ~ to V」 の構文  
中学英語・ちょっと復習-too ~ to V の構文
⇒ 中学英語・ちょっと復習-to V (to不定詞) の用法 全9回
高校生なのに、too ~ の意味をいい加減に覚えている人がいます。
あいまいに「とても~」だと覚えている生徒が多すぎます。
too ~ → (あまりに) ~すぎる
「度を越している」ということですから、あまりよい意味には使われません。
This problem is too easy. (この問題は簡単すぎる)
は、「簡単すぎて解くに値しない」とか「あまりに簡単でやる気がしない」とか、否定的な意味になるのが普通です。
この too ~ の後ろに to V が付くと
too ~ to V
Vするには(あまりにも) ~すぎる
too ~ for A to V
AがVするには(あまりにも) ~すぎる
という、「Vするには」=「程度」を表す意味になります。
for A は to V の意味上の主語で、「AがVするには」という風に、 to V の V の主語のように訳します。
1. I am too old to climb Mt. Fuji.
2. She is too young to get married. get married [マリド] : 結婚する
3. This book is too difficult for me to understand.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 私は富士山に登るには(あまりにも)年を取りすぎている。
2. 彼女は結婚するには(あまりにも)若すぎる。
3. この本は私が理解するには(あまりにも)難しすぎる。
これらは
あまりにも~すぎて(Aは)Vできない
→ とても~なので(Aは)Vできない
という訳を使って
1. 私はとても年を取っているので富士山には登れない。
2. 彼女はとても若いので結婚することはできない。
3. この本はとても難しいので私には理解できない。
と意訳できますが、中学校ではこの意訳を最初から丸暗記させることが多いようです。
「とても~」と覚えている高校生多いのは、多分このせいだと思われます。
意訳はあくまで意をくんだ翻訳ですので、できるだけ英語本来の意味を覚えるようにしましょう。
もう1回まとめ直します。
too ~ (for A) to V
[直訳] (Aが)Vするには(あまりにも)~すぎる
[意訳] あまりにも~すぎて(Aは)Vできない
[意訳] とても~なので(Aは)Vできない
例文も、もう一度覚えやすいようにまとめ直します。
1. 私は富士山に登るには(あまりにも)年を取りすぎている。
1. → 私は(あまりにも)年を取りすぎていて富士山には昇れない。
2. 彼女は結婚するには(あまりにも)若すぎる。
1. → 彼女は(あまりにも)若すぎて結婚することはできない。
3. この本は私が理解するには(あまりにも)難しすぎる。
3. → この本は(あまりにも)難しすぎて私には理解できない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. I am too old to climb Mt. Fuji.
2. She is too young to get married.
3. This book is too difficult for me to understand.
必ず、この3つの例文を覚えてください!
ちなみに、これらを
so ~ (that) …文…
とても~なので……だ
の構文で書き換えると
1. I am so old (that) I can't climb Mt. Fuji.
1. 私はとても年を取っているので富士山には昇れない。
2. She is so young (that) she can't get married.
2. 彼女はとても若いので結婚することはできない。
3. This book is so difficult (that) I can't understand it.
3. この本はとても難しいので私は理解できない。
※ that の後は、完全な文が入るので、understand の後に it = the book が必要です。
になりますが、学校の現場では、この書き換えを重視しすぎて、上記の意訳を最初から教えているのかもしれません。
最後に、しつこいですが (・。・; 英語本来の意味は
「Vするには(あまりにも)~すぎる」ですからね!
⇒ to 不定詞 [to V] の用法-too ~ to V (中・上級者向け)
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次 (中・上級者向け)
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