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動名詞の用法その14-慣用表現-(10) be busy Ving 
動名詞の用法その14-慣用表現-(10) be busy Ving
⇒ 動名詞 [Ving] の用法-総合目次
(10) be busy Ving
(10) Vするのに[で]忙しい
この表現は、be busy (in) Ving の 前置詞 in が省略されたものですが、現在ではほぼ100%省略されるので、動名詞ではなく現在分詞と解釈することもできます。
[暗誦例文]
1. I'm very busy writing a term paper now
1. term paper [ターム] : 学期末レポート
2. My mother was busy preparing for the dinner party.
2. prepare for ~ [プリペア] : ~の用意[準備]をする
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 私は今学期末レポートを書くのでとても忙しい。
2. 母はディナーパーティーの準備をするので忙しかった。
今まさに動作が進行中の場合、副詞の busily [ビジリ] と進行形を組み合わせて、次のようにも言えます。
My mother was busily preparing for the dinner party.
私の母は忙しそうにディナーパーティーの準備をしていた。
be busy Ving の類似表現に、be engaged (in) Ving があります。
be engaged (in) Ving
Vすることに従事している
Vすることに没頭している
(忙しく、せっせと)Vしている
be busy Ving ほどではありませんが、この表現も、話し言葉では in がよく省略されます。
My mother was engaged (in) preparing for the dinner party.
私の母はディナーパーティーの準備をすることに従事[没頭]していた。
→ 私の母はせっせとディナーパーティーの準備をしていた。
意味が重なりますが、これに先ほどの busily を加えて、
My mother was busily engaged (in) preparing for the dinner party.
母は忙しそうにせっせとディナーパーティーの準備をしていた。
とすることもできます。
余裕があれば覚えておきましょう。
《ちょっとプラス》
be busy の後に、Ving[動名詞] ではなく、単純な名詞が続く場合は、辞書には be busy with [at、on、about、over] ~ と書いてあります。
このうち、be busy with ~ がもっともよく使われるので、発信英語用に覚えておきましょう。
be busy with ~
~で忙しい
[暗誦例文]
1. I'm busy with my term paper now.
2. She is very busy with childcare.
2. childcare [チャイルドケア] : 育児
3. What are you so busy with?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 私は今期末レポートで忙しい。
2. 彼女は育児でとても忙しい。
3. あなたは何でそんなに忙しいのですか。
受信英語用に、他の前置詞の例文も書いておきます。
参考にしてください。
My mom is always busy at work.
at work = working
(busy at her work も可)
私のお母さんはいつも仕事で忙しい。
We've been busy on a new project.
≒ We've been busy working on a new project.
work on ~ : ~に取り組む
私達は新しいプロジェクトで[に取り組んでいて]ずっと忙しいんです。
Ken seems (to be) very busy about something.
seem (to be) ~ : ~であるようだ[ように思われる]
ケンは何か(のこと)でとても忙しいようです。
I've been busy over my work this week.
私は今週ずっと仕事で忙しい。
《さらにちょっとプラス》
be busy Ving と同じように 形容詞 と Ving の間の 前置詞(特に in) が省略される 形容詞 をいくつか紹介しておきます。
よく使われるものだけに限定します。
be careful Ving
Vすることに注意する
→ 注意してVする
be careful (in/about) Ving の in/about は、口語英語ではよく省略されます。
Be careful handling this tool.
handle O [ハンドル] : Oを(取り)扱う
tool [トゥール] : 道具
この道具を扱うことに注意しなさい。
→ 注意してこの道具を扱いなさい。
(in Ving には、「Vする時[際]には」という意味もあるので、「この道具を扱う時は注意しなさい。」とも訳せます。
be slow Ving
Vするのが遅い
be slow (in/at/about) Ving の in/at/about も口語英語ではよく書略されます。
He was slow admitting his mistake.
admit O [アドミット] : Oを認める
彼は自分の間違いを認めるのが遅かった。
→ 彼はなかなか自分の間違いを認めようとはしなかった。
不定詞[to V] を使って次のようにも言えます。
= He was slow to admit his mistakes.
be late Ving
Vするのが遅い
この表現も、be late (in) Ving の in が省略されたものです。
Ken was late handing in his term paper.
hand O in / hand in O : Oを提出する
ケンは学期末レポートを提出するのが遅かった。
be slow Ving と be late Ving は、偶然、和訳が同じになりましたが、あくまで slow は「行為を行う速さが遅い」で、late は「行為を行なう時期が遅い」という意味ですから誤解しないようにしてください。
これら以外にも、
I was lucky (in) seeing her there.
そこで彼女に会えたのはラッキーだった。
のように、(be) 形容詞 Ving という文型はいくつもあります。
形容詞の後に、いきなり Ving が続いている場合は、たいていその間に in を補ってみると、意味が取れる場合が多いようです。
次回-動名詞の用法その14-動名詞を使った慣用表現-(11) take turns Ving
⇒ 動名詞 [Ving] の用法-総合目次
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