動名詞の用法その11-(S +) V + O + C の O に、形式[仮]目的語[it] を使う場合

動名詞の用法その1-導入

動名詞の用法その2-単純動名詞 と 完了動名詞

動名詞の用法その3-動名詞の否定

動名詞の用法その4-動名詞の意味上の主語

動名詞の用法その5-その2・その3・その4の復習+練習

動名詞の用法その6-主語に直接使う場合

動名詞の用法その7-形式[仮]主語の it と組み合わせて使う場合

動名詞の用法その8-be 動詞の(主格)補語に使う場合

動名詞の用法その9-(S +) V + O の O [他動詞の目的語]に使う場合

動名詞の用法その10-(S +) V + O + C の Oに直接使う場合



[動名詞の用法その11-(S +) V + O + C の O に、形式[仮]目的語[it] を使う場合 ]

前回は、

S + V + it + C + to V
S + V + it + C + Ving

の二つを紹介し、動名詞[Ving] よりも 不定詞[to V] の方が圧倒的によく使われていることまで説明しました。

ですから、ここは、動名詞[Ving] の用法を説明しているページですが、よく使われている 不定詞[to V] の方を先に紹介します。



まず実戦的に次の文型のまとめを覚えてしまいましょう

find + it + C + to V
⇒ VすることがCだと分かる、知る
think + it + C + to V
⇒ VすることをCだと思う、考える
believe + it + C + to V
⇒ VすることをCだと信じ(てい)る
make + it + C + to V
⇒ VすることをCにする

では、できるだけ簡単な単語を使った例文を挙げますから、それも覚えてしまいましょう

[暗誦例文]

1. I found it easy to solve the math problem.
2. I think it dangerous to swim across the river.
3. I believe it wrong to tell a lie.
4. This software will make it easier to study at home.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. (私は)その数学の問題を解くのは簡単だと分かった。
2. (私は)その川を泳いで渡るのは危険だと思う。
3. (私は)嘘をつくのは間違っていると信じている。
4. このソフトは自宅で勉強することをより簡単にするだろう。
4. → このソフトのおかげで自宅で勉強するのが楽になるだろう。



to V直前意味上の主語for A挿入されていることもよくあります

find + it + C + for A to V
⇒ AがVすることがCだと分かる、知る
think + it + C + for A to V
⇒ AがVすることをCだと思う、考える
believe + it + C + for A to V
⇒ AがVすることをCだと信じ(てい)る
make + it + C + for A to V
⇒ AがVすることをCにする

[暗誦例文]

5. I found it easy for my son to solve the math problem.
6. I think it dangerous for him to swim across the river,
7. I believe it wrong for you to tell a lie.
8. This software will make it easier for students to study at home.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5. (私は)息子がその数学の問題を解くのは簡単だと分かった。
6. (私は)彼がその川を泳いで渡るのは危険だと思う。
7. (私は)君が嘘をつくのは間違っていると信じている。
8. このソフトは学生が自宅で勉強することをより簡単にするだろう。
8. → このソフトのおかげで学生は自宅で勉強するのが楽になるだろう。




make + it + C + (for A) to V
⇒ (Aが)VすることをCにする

の文型は多用されますので、慣れるためにもう少し例文を追加します。

09. This money will make it possible for me to study in Japan.
10. The traffic accident made it impossible for him to keep working.
11. The bad weather made it diffficult for the plane to arrive on time.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
09. このお金は私が日本で勉強することを可能にするだろう。
09. → このお金のおかげで私は日本に留学することができるだろう。
10. その交通事故は彼が働き続けるのを不可能にした。
10. → その交通事故のせいで彼は働く続けることができなくなった。
11. その悪天候はその飛行機が時間通りに到着することを難しくした。
11. → 悪天候のせいでその飛行機は時刻通りに到着するのが難しくなった。



for A は、「Aに(とって)は」和訳しておかしくない場合は、そう和訳しても構いません

I found it easy for my son / to solve the math problem.
(私は)その数学の問題を解くのは息子には簡単だと分かった。
I found it easy / for my son to solve the math problem.
(私は)息子がその問題を解くのは簡単だとわかった。

詳しくは次のリンク先をお読みください。

中学英語・ちょっと復習-to V (to不定詞) の用法 その4-名詞的用法



さて、S + V + it + C + Ving のほうはどうなんでしょう?

主語に直接使う場合は、不定詞[to V] はまれで、中学の教科書にも多量に使われているように、動名詞[Ving] のほうがごく普通の表現でしたね。

Traveling around Japan was enjoyable. ()
To travel around Japan was enjoyable. ()
日本を良好して回るのは楽しかった。

Solving the math problem was easy. ()
To solve the math problem was easy. ()
その数学の問題を解くのは難しかった。

それに反して、形式[仮]主語[it] を使う場合立場が逆転して、中学の教科書にも大量に使われている通り、不定詞[to V] を使うほうがごく普通で、動名詞[Ving] を使うのはごく限られた場合だけでした。

It is enjoyable to travel around Japan. (○)
It is enjoyable traveling around Japan. (○)
日本を良好して回るのは楽しかった。

It was easy to solve the math problem. (○)
It was easy solving the math problem. (?)

どのような場合に、動名詞が使われるかは、次のリンク先のページを参考にしてください。

It is ~ Ving (仮[形式]主語と動名詞) (中・上級向け)



形式[仮]目的語[it] を使った、S + V + it + C + Ving の場合も、ごく限られた場合だけしか使われないので、使いこなすのは非常に難しいです。

皆さんは、S + V + it + C + (for A) to V の方を使うほうが無難でしょうね。

上記のページVing と相性がいい語句のリスト参考にして例文を作ると、

[例文]
12. I think it convenient living in the town.
13. I found it unpleasant waiting in the rain.
14. I think it dangerous you(r) going out alone at night.
15. I believe it great fun seeing old friends.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12. 町中に住んでいるのは便利だと思う。
13. 雨の中で待っているのは不快だとわかった[不快だった]。
14. 君が一人で夜に出かけるのは危険だと思う。
15. 旧友と会うのはとても楽しいと信じている。

先ほども述べたように、皆さんは、S + V + it + C + (for A) to V の方を使うほうが無難です。

12. I think it convenient to live in the town.
13. I found it unpleasant to wait in the rain.
14. I think it dangerous for you to go out alone at night.
15. I believe it great fun to see old friends.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12. 町中に住んでいるのは便利だと思う。
13. 雨の中で待っているのは不快だとわかった[不快だった]。
14. 君が一人で夜に出かけるのは危険だと思う。
15. 旧友と会うのはとても楽しいと信じている。



《ちょっと補講》

形式[仮]目的語[it] を使った文型は文語表現なので、英語を話したり、メールやブログに書き込みをする時は、次のように thatを使い、主語に直接 動名詞[Ving] を使うか、形式[仮]主語 + 不定詞[to V] を使うほうがよいと思います。

I found (that) travling around Japan was enjoyable.
I found (that) it was enjoyable to travel around Japan.
日本を旅行して回るのは楽しいとわかった[楽しかった]。
I think (that) Living in the town is convenient.
町中に住んでいるのは便利だと思う。
I think (that) it is dangerous for you to go out alone at night
君が一人で夜に出かけるのは危険だと思う。

ただし、VすることをCにするという意味を表すには、make + Ving + Cmake + it + C + (for A) to V を使うしかないので必修学習項目です。

This software has made studying at home easier.
This software has made it easier to study at home.
このソフト(ウェア)は自宅で勉強することをより簡単にした。
This software has made it easier for students to study at home.
このソフト(ウェア)は学生が自宅で勉強することをより簡単にした。



次回-動名詞の用法その12-前置詞の目的語に使う場合


動名詞 [Ving] の用法-総合目次


2017/10/09 07:07 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: 学校・教育

tb: --   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

プロフィール

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

アクセスカウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

▲Page top