Sat.
動名詞の用法その10-(S +) V + O + C の Oに直接使う場合 
動名詞の用法その10-(S +) V + O + C の Oに直接使う場合
⇒ 動名詞 [Ving] の用法-総合目次
S + V + O + C の文型とは、例えば、
find + O + C ⇒ OがCだとわかる、知る
believe + O + C ⇒ OをCだと信じ(てい)る
think + O + C ⇒ OをCだと思う、考える
I found the trip around Japan enjoyable.
私はその日本周遊旅行が楽しいとわかった。
→ その日本周遊旅行は楽しかったです。
make + O + C ⇒ OをCにする
This software has made home study easier..
そのソフトは自宅学習をより簡単にした。
→ そのソフト(ウェア)のおかげで自宅学習が簡単になった。
のような文型です。
詳しくは、次のリンク先のページを読んでください。
⇒ 不完全他動詞 S+V+O+C その1
⇒ 不完全他動詞 S+V+O+C その2
この S + V + O + C の Oに 動名詞[Ving] や 不定詞の名詞的用法[to V] を代入してみましょう。
I found travling around Japan enjoyable.
私は日本中を旅行して回ることは楽しいとわかった。
→ 日本中を旅行して回るのは楽しかった。
This software has made studying at home easier.
このソフト(ウェア)は自宅で勉強することをより簡単にした。
→ このソフト(ウェア)のおかげで自宅で勉強するのが楽になった。
S + V + O + C の Oに直接 動名詞[Ving] を代入することは可能です。
ただし、この用法は、短い動名詞句に限ります。
不定詞の名詞的用法[to V] はどうでしょう?
I found to travel around Japan enjoyable. (×)
This software has made to study at home easier. (×)
ご覧のように、たとえ短い不定詞句であっても、S + V + O + C の Oに直接 不定詞の名詞的用法[to V] を入れることはできません。
では、不定詞や長い動名詞を S + V + O + C の Oに代入したい場合はどうすればいいのでしょうか?
その場合、O に 形式[[仮]目的語 の it を代入して、不定詞[to V] や 動名詞[Ving] を文末に移動させます。
S + V + it + C + to V
S + V + it + C + Ving
I found it enjoyable to travel around Japan with my friends.
I found it enjoyable traveling around Japan with my friends.
私は友人と一緒に日本中を旅行して回ることは楽しいとわかった。
→ 友人と一緒に日本中を旅行して回るのは楽しかった。
この場合、直接 O に代入する場合とは異なり、動名詞[Ving] よりも 不定詞[to V] の方が圧倒的によく使われます。
形式[仮]目的語 + 動名詞 は C との相性があり、enjoyable との相性はいいのですが、easy との相性が悪く、
This software has made it easier to study at home. (○)
とは言えますが、
This software has made it easier studying at home. (?)
とは普通言いません。(相手に言いたいことは通じますが、不自然です。)
どのような場合に動名詞が使われるかは、私たち日本人にとって、非常に難しい問題です。
ですから、こちらから英語を発信する場合は、不定詞[to V] を使うほうが無難です。
次回は、よく使われる S + V + it + C + to V のほうを先に説明しし、その後で S + V + it + C + Ving を説明します。
次回-動名詞の用法その11-(S +) V + O + C の O に、形式[仮]目的語[it] と組み合わせて使う場合
⇒ 動名詞 [Ving] の用法-総合目次
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