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代不定詞 
代不定詞
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
前回の 「to 不定詞 [to + V] の否定」 は、読み直してみると、例文羅列の少し不親切な解説だったので、書き直しました。
よければ、再読してください。 m(__)m
次の英文を見てみましょう。
1. Do you want to play video games?
1. I want to (play video games), but I have to go home.
1. Do you want to V? : Vしたいですか → Vしませんか(勧誘)
1. video games [ヴィディオウ・ゲイムズ] : テレビゲーム
1. テレビゲームを しない?。
1. そうしたいが家に帰らなくちゃ。
play video games が重複していますね。
このような場合は、
1. Do you want to play video games?
1. I want to , but I have to go home.
1. テレビゲームをしたい[→ しない]?。
1. やりたいが家に帰らなくちゃ。
のように、重複している部分を省略して to だけで代用します。
これを 「代不定詞」 と呼びます。
いくつか例を挙げます。
2. Why don't we go to a movie tomorrow?
2. I'd love[like] to.
2. Why don't we V ? = Shall we V ? : Vしませんか
2. I'd like to V = I'd love to V : I want to V のていねい形
2. 明日映画を見に行きませんか?
2. そうしたいです。 → 喜んで。
I'd love to (go to a movie tomorrow). の go to a movie tomorrow を省略して、to だけを残します。
3. Could you help me with my math homework?
3. Sure. I'll be glad to.
3. I'll [I'd] be glad to V : 喜んでVしましょう
3. 数学の宿題を手伝ってくれませんか?
3. もちろん。喜んで。
I'll be glad to (help you with your math homework)
4. He doesn't drink now, but he used to.
4. used to V [ユースト] : 以前[昔]]はVしていた、Vしたものだった
4. 彼は今は酒を飲まないが、以前は飲んでいた。
used to (drink)
5. I didn't want to go to the party, but I had to.
5. have to V : Vしなければいけない、Vする必要がある
5. 私はそのパーティーに行きたくなかった、でも行かなければいけなかった。
had to (go to the party)
6. I know you don't want to go to the party, but I think you ought to.
6. ought to V [オー(ト)・トゥ] = should V : Vすべきだ、Vしたほうがよい
6. 君がそのパーティーに行きたくないのは分かっているが、行くべきだと思う。
ought to (go to the party)
7. Can you go to the party?
7. I'm afraid I won't be able to.
7. be able to V : Vすることができる
7. I'm afraid (that) … : 残念ながら … だ(と思う)
7. パーティーに行けますか?
7. 残念ですが行けそうにもないです。
won't be able to (go to the party)
8. Didn't you go to the party?
8. I was going to, but I changed my mind.
8: be going to V : Vするつもりだ、Vする予定だ
8. パーティーに行かなかったの?
8. 行くつもりだったが、気が変わったのでね。
was going to (go to the party)
9. Ken did not go to the party, though I advised him to.
9. though … [ゾウ] : … だけれども、… だが、… にもかかわらず
8. ケンはそのパーティーに行かなかった、私は行くようにアドバイスしたのだけれども … 。
advised him to (go to the party)
10. I'll come with you if you want me to.
10. もし一緒に行って欲しいなら一緒に行きます。
want me to (come with you)
11. Ken went to the party, though he promised not to.
10. ケンはそのパーティーに行った、彼は行かないと約束していたのに … 。
12. Ken went to the party, though I advised him not to.
11. ケンはそのパーティーに行った、私は行かないようにアドバイスしたのだけれども … 。
promised not to (go to the party)
advsed him not to (go to the party)
否定の not to という形の代不定詞は、最初は違和感があると思いますが、自然に体になじむまで、例文を何度も繰り返して音読しましょう。
13. I'm not rich, and I don't want to be(,) either.
13. either [イーザー / アイザー] : [否定文で] … もまた(ない)
13. 私は金持ちでないし、また金持ちになりたいとも思わない。
want to be (rich)
to be の be は省略できませんので注意してください。
14. a. Ken eats more than he used to.
12. b. Ken is friendlier than he used to be.
12.a. friendly - friendlier - friendliest
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14. a. ケンは以前よりたくさん食べる。
12. b. ケンは以前よりフレンドリーだ。
ご覧のように、一般動詞の場合は to で代用し、be 動詞の場合は to be で代用します。
15. Is the guy in the picture your boyfriend?
11. Used to be.
14. guy [ガイ] : (男の)の)人
11. 写真の人、あなたの彼氏?
11. 昔のね。
(He) Used to be (my boyfriend)
16. The exam was not as difficult as I (had) expected (it to be).
13. = The exam was not as difficult as I (had) expected (it would be).
13. その試験は思った[予想していた]ほど難しくなかった。
as の後が複雑ですね。
次のように考えると、理解し易いでしょう。
I (had) expected it to be (difficult).
I (had) expected (that) it would be (difficult).
私はそれは難しいと予想していた。
(it to be) は省略できます。
こちらから発信する時はそれで結構ですが、受信英語に備えてフルバージョンで例文を覚えておきましょう。
17. I didn't go to the party, but I ought to have.
16. ought to have Vpp[過去分詞] = should have Vpp : Vすべきだった、Vしたほうがよかった
16. 私はそのパーティーに行かなかった、でも行けばよかった。
ought to have (gone to the party)
完了不定詞 [to have Vpp] の代不定詞は、have を省略しないで to have にします。
《質問》
You can stay here if you want.
You can stay here if you want to.
ここに居たければいてもいいよ。
どちらの英語が正しいのでしょうか?
《答え》
質問の例文の場合、代不定詞を使っている if you want to のほうが、文法的に正しい英語と言えるのでしょうが、実際には(特に口語英語では) if you want のほうがよく使われている気がします。
実際、to がなくても、文意に何の誤解も生じませんしね。
I can stay here if you want (me to).
あなたがが望むなら、私、ここに居てもいいわよ。
も me to を省略して if you want だけで済ますことがあります。
if you want : そうしたいのなら、お望みなら
という風に、慣用表現として覚えておく方がいいかもしれません。
類似表現に、次のようなものがあります。
合わせて、覚えておきましょう。
if you like : (もし)よければ
You can stay here if you like.
if you like = if you want to (stay here)
もしよければ、ここに居てもいいですよ。
I'll show you around if you like.
if you like = if you want me to (show you around)
show 人 around : 人を案内して回る
もしよければ案内しますよ。
ちなみに、上記のよく使われる慣用表現以外はは、to を残しておく方が無難です。
I'll go if I want to.
行きたければ行きます。
次回から、動名詞をまとめてみたいと思います。
これまで、ある程度の解説はしているのですが、あちこちに分散してしまっているので、足りない解説を加えながら、ひとつにまとめ直してみます。
私にとっては、地獄の夏休み=夏期講習 (;''∀'') が近づいてきました。
相変わらずの時間貧乏ですが、少しづつ書き込んでいきますから、最後までお付き合いください。 m(__)m
次回-動名詞の用法-導入
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