to 不定詞 [to + V] の表す時 (中・上級者向け) -その11-動詞 + O + to V の文型
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
やっと右肩がほぼ回復しました。 (^-^)
3年ほど前の脳梗塞の後遺症で、右手の指の動きが極端に遅く、左手の指のスピードについて行こうとして右肩に力が入り、肩がはれ上がってしまったようです。
でも、脳梗塞で入院して2週間ほどの間、全く右手の手首から先が動かなかったことを考えれば、こうしてパソコンを両手で打てるまで回復したのは、幸せと言えます。(マウスは左手操作になってしまいましたが… (/_;) )
これからも、肩にあまり負担がかからないように、ゆっくりボチボチと書き込んでいきますから、末永くお付き合いください。 m(__)m
前々々々々々々々々々回から、全用法の to 不定詞 [to + V] の表す 「時」 を点検しています。
こんなに説明が長くなるとは私も予想していませんでした。 ((+_+))
点検は今回でおしまい、次回に総まとめをしてやっと終了です。。 (´▽`) ホッ
今回は、以前紹介した 「動詞 + O + to V の文型」 の 「時」 を点検します。
時間がある人は、下のリンクを復習して来てください。
⇒ 6. 動詞 + O + to V の文型-その1(導入)
⇒ 6. 動詞 + O + to V の文型-その2
⇒ 6. 動詞 + O + to V の文型-その3
⇒ 6. 動詞 + O + to V の文型-その4
⇒ 6. 動詞 + O + to V の文型-その5
⇒ 6. 動詞 + O + to V の文型-その6
別に 「時」 など追求しなくても、上記のリンクの文型を暗記しておけば、十分実戦で役に立つのですが、初志貫徹!、あえて最後まで点検しておきます。
まずは、to V の部分が 明らかに 「未来志向」 の文型から列挙します。
これらの文型の to V の行為はは、実際に行われるとは限りません。
tell O to V
OにVするように言う
ask O to V
OにVするように頼む、求める、誘う
advise O to V [アドヴァイズ]
OにVするように助言[忠告]する、勧める
order O to V [オーダー]
OにVするように命令する
encourage O to V [インカーレジ]
VするようにOを励ます、促[うなが]す
want O to V
OがVすることを望んでいる
OにVして欲しい(と思っている)
would like O to V
would love O to V
OがVすることを望んでいる
OにVしてもらいたい(と思っている)
expect O to V [イクスペクト]
OがVすることを予期[期待]する
beg O to V [ベグ]
OにVするように懇願[こんがん]する
warn O to V [ウォーン]
OにVするように警告[注意]する
urge O to V [アージ]
OにVするように強く勧める、促す
invite O to V [インヴァイト]
OにVするように勧める、誘う
train O to V [トレイン]
OをVするように訓練[教育]する
instruct O to V [インストラクト]
OにVするように指示[指図]する
direct O to V [ディレクト][ダイレクト]
OにVするように指示[指図][命令]する
teach O to V
OにVするように[Vすることを]教える
remind O to V [リマインド]
OにVすることを思い出させる
request O to V [リクウェスト]
OにVするように要請する
require O to V [リクワイア]
OにVするように要求する
command O to V [コマンド]
OにVするように命令する
promise O to V [プロミス]
OにVすると約束する
wish O to V
OがVすることを望む
mean O to V [ミーン]
OがVすることを意図[予定][目的と]する
→ OにVさせる[してもらう]つもりである
intend O to V [インテンド]
OがVすることを意図[予定][目的と]する
→ OにVさせる[してもらう]つもりである
次の文型は、通常 「未来志向」 になることが多いようです。
詳しくは、次のリンクを参考にしてください。
⇒ like / hate / prefer O to V
like O to V
OがVすることを好む
→ (だから) OにVして欲しい(と思う)
hate O to V [ヘイト]
OがVすることを嫌う
→ (だから) OにVしてもらいたくない
prefer O to V1 rather than (to) V2 [プリファー]
OにV2するより(むしろ)V1して欲しい
上記の文型のうち
train O to V
OをVするように訓練[教育]する
teach O to V
OにVするように[Vすることを]教える
は、結果的に to V の行為ができるようになることを暗示しているとも解釈できますから、その場合は次のグループに入るとも考えられます」。
次に、結果的に to V の行為が行われることを暗示する文型を列挙します。
結果的に to V の行為が行われるということは、述語動詞の時よりも後にその行為が行われるので、一応 「未来」 と言えます。
persuade O to V [パースウェイド]
OにVするように説得する
→ 説得してOにVさせる
enable O to V [イネイブル]
OがVすることを可能にする
allow O to V [アラウ]
OがVすることを許す
OがVすることを可能にする
permit O to V [パーミット]
OがVすることを許可する
cause O to V [コーズ]
OにVさせる
force O to V [フォース]
OにVすることを強[し]いる
(やむなく) OにVさせる
get O to V
(説得・努力などして) OにVさせる、してもらう
inspire O to V [インスパイア]
VするようにOを奮起させる[刺激する]
lead O to V [リード]
OにVするように仕向ける[Vする気にさせる}
tempt O to V [テムプト]
Oを誘惑してVする気にさせる
motivate O to V [モウティヴェイト]
OにVするようにやる気を出させる
drive O to V [ドライヴ]
OをVするように駆り立てる[追い込む]
push O to V [プシュ]
OをVするようにせきたたてる[せかす]
→ Oをせきたてて[せかして]Vさせる
press O to V [プレス]
OをVするようにせきたたてる[せかす]
→ Oをせきたてて[せかして]Vさせる
induce O to V [インデュース]
OにVするように仕向ける[Vする気にさせる]
compel O to V [コムペル]
OにVすることを強[し]いる、
→ (やむなく) OにVさせる
oblige O to V [オブライジ]
OにVする義務を負わせる
→ Oに余儀[よぎ]なくVさせる
enabe [allow] O to V (OがVすることを可能にする は、「未来」 というよりも、「同時」 に近いかもしれません。
次に、to V の部分が、明らかに 「同時志向」 の文型を列挙します。
この型の文型は、to V の部分が to be になっているのが普通で、S + V + O + to be C という形になります。
S + V + O + to be C
SはOをCであるとVする
この場合の be は、「~である」という意味の「状態動詞」です。
また、この文型の to be はよく省略されます。
think O (to be) C
OをCだと思う
We think her (to be) smart.
= We thihk (that) she is smart.
私達は彼女を頭がいいと思っている。
believe O (to be ) C
OをCだと信じる
We believed him (to be) honest.
= We believed (that) he s honest.
私達は彼を正直だと信じている」。
同じ to be でも、「未来志向」 の文型の場合は、 to be の be は、「状態動詞」ではなく「動作動詞」の become の近い意味になっているので、区別する必要があります。
I asked the children to be quiet.
私は子供達に静かにするように頼んだ。
I want you to be more careful.
君にはもっと注意をしてもらいたい。
I want to be a professional baseball player in the future.
私は将来プロ野球選手になりたい。
be で始まる命令文も、同じように状態動詞ではなく動作動詞になっています。
Be kind to old people.
老人に親切にしなさい。
to V の部分が、明らかに 「同時志向」 の文型の列挙を続けます。
find O (to be) C
OがCであることが[Cだと]わかる、知る
consider O (to be) C [コンスィダー]
OをCだとみなす
feel O (to be) C
OをCだと感じる、思う
report O (to be) C [リポート]
OがCだと報告する
prove O (to be) C [プルーヴ]
OがCだと証明する
show O (to be) C [ショウ]
OがCだと明らかにする
suppose O (to be) C [サポウズ]
OがCだと思う
assume O (to be) C [アシューム]
OをCだとみなす、思い込む
presume O (to be) C [プリジューム]
OをCだと考える
imagine O (to be) C [イマジン]
OがCだと想像する
declare O (to be) C [ディクレア]
OをCだと宣言・発表する)
…… ここまでは to be はよく省略されます ……
know O to be C
OをCであると[だと]知っている
suspect O to be C [サスペクト]
OをCではないかと疑う
guess O to be C [ゲス]
OがCだと推測する
estimate O to be C [エスティメイト]
OがCだと推定する
understand O to be C [アンダスタンド]
OがCだと理解する、受け取る
assert O to be C [アサート]
OがCだと断言する
discover O to be C [ディスカヴァ]
OがCだとわかる、発見する
ようやく to 不定詞 [to + V] の表す時 の点検が終わりました。
次回に点検した結果をまとめます。
次回- to 不定詞 [to + V] の表す時 (中・上級者向け) -その12-総まとめ
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
tb: -- cm: 0
« to 不定詞 [to + V] の表す時 (中・上級者向け) -その12-総まとめ
to 不定詞 [to + V] の表す時 (中・上級者向け) -その 10-to have Vpp [完了不定詞] »
Comments
Post a comment
| h o m e |