to 不定詞 [to + V] の表す時 (中・上級者向け) -その10-to have Vpp [完了不定詞]
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
前々々々々々々々々回から、全用法の to 不定詞 [to + V] の表す 「時」 を点検しています。
こんなに説明が長くなるとは私も予想していませんでした。 ((+_+))
初志貫徹、最後まで全部点検を続けます。
復習のつもりで最後まで気長にお付き合いください。 (^-^)
前々回は、seem to have Vpp[過去分詞] で、
前回は be thought [believed] [said] to have Vpp で、
「完了不定詞 = to have Vpp」 を説明しました。
to have Vpp に出会う機会は、上記の組み合わせが多いと思いますが、それ以外の場合も今回は紹介しておきます。
be likely to V (Vする可能性が高い) と be certain[sure] to V (きっとVする) も、たまに be likely to have Vpp や be certain[sure] to have Vpp の形で使われることがあります。
解説は次のリンクを参考にしてください。
⇒ It is likely that S + V と S is likely to V
⇒ It is certain that S + V と S is certain to V
(I'm) Glad to meet you.
あなたにお会いしてうれしいです。
→ はじめまして。
(It is) Nice to meet you.
あなたとお会いすることはすてきです。
→ はじめまして。
上記の表現は、皆さんよくご存じですね。
では、次の表現はどうでしょう?
(I'm) Glad to have met you.
あなたにお会いできてうれしいです。
(It has been) Nice to have met you.
あなたにお会いできたのはずっとすてきでした。
= (It was) Nice to have met you.
あなたにお会いできたのはすてきでした。
これらは、初めて会った人との別れ際に言う言葉で、 「あなたにお会いできてよかったです。」 という意味になります。
別れ際で、もうあなたに会うのは終わっているので、to have Vpp を使っているのです。
ちなみに、動名詞を使って、
(It has been) Nice meeting you.
(It was) Nice meeting you.
と言っても同じ意味を表せます。
よく使われますから合わせて覚えておきましょう。
(It has been nice to meet you. や It was nice to meet you. も別れ際に使われます。)
I'm sorry to keep you wating.
I'm sorry to have kept you wating.
keep 人 waiting : 人を待たせる
どちらも和訳は 「お待たせしてすみません。」 ですが、違いがわかりますか?
I'm sorry to keep you wating. は、例えば、あなたが約束の時間に遅刻して、まだ待たせている相手に携帯で電話して謝るような場合に使います。
I'm sorry to have kept you wating. は、 「今までずっと待たせていてごめんなさい。」 という意味で、もうすでに待たせる行為が完了している場合に使います。
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