Wed.
to 不定詞 [to + V] の表す時 (中・上級者向け) -その3 
to 不定詞 [to + V] の表す時 (中・上級者向け) -その3
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
前々回から、全用法の to 不定詞 [to + V] の表す「時」を点検しています。
少し時間がかかりそうですが、復習のつもりで気長にお付き合いください。 (^-^)
体調を崩して、この1週間、暇さえあれば寝ていました。
仕事は簡単には休めないのでつらいです。( ノД`)
そういう訳で、ブログの更新を怠っていました。m(__)m m(__)m
[be 形容詞 to V の文型(慣用表現)]
⇒ to 不定詞 [to V] の用法-be 形容詞 to V の文型(慣用表現) その1
⇒ to 不定詞 [to V] の用法-be 形容詞 to V の文型(慣用表現) その2
上記のリンクで紹介した be 形容詞 to V の文型の 「時」 を、復習も兼ねて総点検してみましょう。
be able to V [エイブル]
Vすることができる
I was able to pass the exam.
私はその試験に合格することができた。
be unable to V [アネイブル]
Vすることができない
I was unable to pass the exam.
私はその試験に合格することができなかった。
be の 「時」 と 「同時」 を表していると考えられます。
be likely to V [ライクリー]
Vする可能性が高い
Ken is likely to win.
= It is likely that Ken will win.
ケンは勝つ可能性が高い。
→ ケンは勝ちそうだ。
→ おそらくケンは勝つだろう。
be unlikely to V [アンライクリー]
Vする可能性が低い
Ken is unlikely to win.
= It is unlikely that Ken will win.
ケンは勝つ可能性が低い。
→ ケンは勝ちそうにない。
→ おそらくケンは勝たないだろう。
通例、 be の 「時」 より 「未来」 を表します。
しかし、必ず 「未来志向」 という訳ではなく、時々 「同時」 「完了」 「過去」 を表していることもあるので注意が必要です。
詳しくは、次のページを参考にしてください。
⇒ It is likely that S + V と S is likely to V
be sure to V [シュア]
きっと[必ず]Vする
be certain to V [サートゥン]
きっと[必ず]Vする
be bound to V [バウンド]
きっと[必ず]Vする
Ken is sure[certain][bound] to win.
ケンはきっと[必ず]勝つ。
これらは基本的に 「未来志向」 です。
しかし likely / unlikely と同じように、これらも時々 「同時」 「完了」 「過去」 を表していることがありますから、上級者は注意しましょう。
Ken is sure[certain][bound] to come here every day.
ケンはきっと毎日ここに来ているに違いない。(現在の習慣)
Ken is sure[certain][bound] to have already come.
ケンはきっともう来ているに違いない。(完了)
Ken is sure[certain][bound] to have come here yesterday.
ケンはきっと昨日ここに来たに違いない。(過去)
「完了」 「過去」 の 「時」 は、to have Vpp[過去分詞] で表します。
次のページも参考にしてください。
⇒ It is certain that S + V と S is certain to V
be willing to V [ウィリング]
Vするのは厭[いと]わない、Vしても構[かま]わない (← Vする意思がある)
If you accompany me, I'm willing to go.
accompany 人 [アカンパニ] : 人に同伴[同行]する、人と一緒に行く
もしあなたが同行してくれるのであれば、行っても構わないですよ。
be unwilling to V [アンウィリング]
Vするのをいやに思う、Vするのは気が進まない (← Vする意思がない)
I was unwilling to go, but I had to (go).
私は行くのは気が進まなかったがそうせざるを得なかった。
be reluctant to V [リラクタント]
Vするのをいやに思う、Vするのは気が進まない
I was reluctant to go, but I had to (go).
私は行くのは気が進まなかったがそうせざるを得なかった。
これらは明らかに 「未来志向」 です。
be eager to V [イーガー:]
Vすることを熱望している、しきりにVしたがっている
He was eager to see her.
彼はしきりに彼女に会いたがっていた。
be anxious to V [アンクシャス]
Vすることを切望している、しきりにVしたがっている
He was anxious to see her.
彼はしきりに彼女に会いたがっていた。
これらも明らかに 「未来志向」 です。
be ready to V
(= be prepared to V [プリペアド])
Vする準備[用意]ができている
→ いつでもVできる[する]
→ 喜んでVする
→ まさにVしようとしている
→ すぐVする
→ Vする覚悟ができている
例文は、下記のリンクを参考にkしてください。
⇒ be ready to V
これも 「未来志向」 ですね。
be apt to V [アプト]
Vしがちである、Vしやすい、Vする傾向性がある
He is apt to forget people's names.
彼は人の名前を忘れがちだ。
be liable to V [ライアブル]
Vしがちである、Vしやすい、Vする傾向性がある
He is liable to get angry.
彼は怒りやすい[→ 怒りっぽい]。
(通例、望ましくないことに用いる)
これらは、主語の傾向性を表しています。
「Vする傾向性があるから、Vするかもしれない」 と考えれば、「未来」 だと解釈できますし、「Vする傾向性を持っている」 と考えれば、「同時」 とも解釈できます。
will [would] be glad to V
will [would] be happy to V
will [would] be pleased to V [プリーズド]
will [would] be delighted to V [ディライティド]
喜んでVする
I'll [I'd] be glad[happy][pleased][delighted] to help you with your homework.
喜んで君の宿題を手伝ってあげましょう。
文全体の 「時」 は 「未来」 ですけど、「Vすると、それが原因で気分がうれしくなりそうだから、Vする」 と解釈できますから、「ほぼ同時」 です。
be free to V
自由にVできる、自由にVしてよい
You are free to use my bike.
あなたは自由に私の自転車を使ってもよい。
→ どうぞご自由に私の自転車をお使いください。
これは明らかに 「未来」 です。
be afraid to V [アフレイド]
(未来に)Vするのが怖い
→ 怖くてVできない[したくない]
I am afraid to speak to him.
私は彼に話しかけるのが怖い
→ 私は怖くて彼に話しかけることができない。
be ashamed to V [アシェイムド]
(未来に)Vするのが恥ずかしい
→ 恥ずかしくてVできない[したくない]
I am ashamed to speak to him.
私は彼に話しかけるのが恥ずかしい。
→ 私は恥ずかしくて彼に話しかけることができない。
これらも明らかに 「未来」 です。
be quick to V
Vするのが早い
すぐVする
He is quick to understand.
彼は理解するのが早い。
He was quick to answer my questions.
彼はすぐに私の質問に答えてくれた。
be slow to V
Vするのが遅い
なかなかVしない
He is slow to understand.
彼は理解するのが遅い。
He was slow to answer my questions.
彼はなかなか私の質問に答えてくれなかった。
これは 「同時」 ですね。
be fortunate to V
be lucky to V
Vするとは[Vして]運がよい[幸運だ]
→ 運よく[幸運にも]Vする
I was fortunate[lucky] to pass the exam.
その試験に受かるとは[受かって]私は運が良かった[幸運だった]。
私は運よく[幸運にも]その試験に合格した。
be unfortunate to V
be unlucky to V
Vするとは運が悪い[不運だ]
→ 運悪く[不運にも]Vする
I was unfortunate[unlucky] to fail the exam.
その試験に落ちるとは私は運が悪かった[不運だった]。
私は運悪く[不運にも]その試験に落ちた
これは 「同時」 です。
次回- to 不定詞 [to + V] の表す時 (中・上級者向け) -その4
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
tb: -- cm: 0
« to 不定詞 [to + V] の表す時 (中・上級者向け) -その4
to 不定詞 [to + V] の表す時 (中・上級者向け) -その2 »
Comments
Post a comment
| h o m e |