It is likely that S + V と S is likely to V

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次



It is likely that S + VS is likely to V は、

主語繰り上げ構文と to V [to 不定詞]-序文

次のように簡単に紹介しました。

It is likely that Ken will come tomorrow.
Ken is likely to come tomorrow.
ケンは明日来る可能性が高い。
It is likely that S + V.
S is likely to V.
SはVする可能性が高い。

今回は、It is likely that S + VS is likely to V について、もう少し踏み込んで説明したいと思います。



まず和訳です。

1. SはVしそうだ。
2. おそらく[たぶん]SはVするだろう。

という訳語を載せている辞書が多いですが、私は、

3. SはVする可能性が高い。

という万能訳お勧めします。

私も、入門・初級者の頃は素直に 1.2. の訳語を使っていたのですが、

1. 未来に言及している場合しか、「SはVしそうだ。」は使えない。

It is likely that Ken will come tomorrow.
= Ken is likely to come tomorrow.
ケンは明日来そうだ。(○)
おそらくケンは明日来るだろう。(○)
ケンは明日来る可能性が高い。(○)
It is likely that Ken is a kind person.
= Ken is likely to be a kind person.
ケンは親切な人でありそうだ。(?)
ケンはおそらく親切な人だろう。(○)
ケンは親切な人である可能性が高い。(○)
It is likely that Ken came yesterday.
= Ken is likely to have come yesterday.
ケンは昨日来た???。(×)
おそらくケンは昨日来ただろう。(○)
ケンは昨日来た可能性が高い。(○)

2. more likely とか how likely などに変形されると、「おそらく[たぶん]SはVするだろう。」は使えない。

Ken is more likely to come tomorrow than today.
(It is liikely that S + V. で書き換えない方がよい。)
ケンは今日よりも明日来そうだ。(?)
おそらくケンは今日よりも明日来るだろう。(?)
ケンは今日よりも明日来る可能性が高い。(○)
How likely is it that Ken will come?
= How likely is Ken to come?
ケンはどれくらい来そうだろうか。(?)
どれくらいおそらくケンは来るだろうか。(?)
ケンが来る可能性はどれくらいだろうか。(○)

という理由で、SはVする可能性が高い。という万能訳に落ち着きました。(^-^)



ジーニアス英和辞典には、「that 節 には、通例 will を用いる」と」書かれています。

ジーニアス英和辞典に書かれているように、確かに未来に言及している場合が多いですが、大学入試英検の英語などを読んでいると、必ずしも未来のことに言及しているとは限らないので注意する必要があります。

It is likely that Ken will come tomorrow.
= Ken is likely to come tomorrow.
ケンは明日来る可能性が高い。(未来
It is likely that Ken comes every night.
= Ken is likely to come every night.
ケンは毎晩来ている可能性が高い。(現在の習慣)
It is likely that Ken has already come.
= Ken is likely to have already come.
ケンはもう来ている可能性が高い。(完了
It is likely that Ken came yesterday.
= Ken is likely to have come yesterday.
ケンは昨日来た可能性が高い。 (過去

未来現在のことは to V で、完了過去のことは to have Vpp で表します。

過去の時点「可能性が高かった」 場合は、that 節 場合は時制の一致を行い、to V / to have Vpp の場合はそのままにします。

It was likely that Ken would come the next day.
= Ken was likely to come the next day.
ケンは翌日来る可能性が高かった。(過去から見た未来
It was likely that Ken came every night.
= Ken was likely to come every night.
ケンは毎晩来ている可能性が高かった。(過去の時点での習慣)
It was likely that Ken had already come.
= Ken was likely to have already come.
ケンはもう来ている可能性が高かった。(過去の時点での完了
It was likely that Ken had come the day before.
= Ken was likely to have come the day before.
ケンは前日来た可能性が高かった。 (過去の過去



「中学英語・ちょっと復習」 で、「尺度[単位]を表す形容詞・副詞」 を説明しました。

中学英語・ちょっと復習-尺度[単位]を表す形容詞・副詞

実は、 likely「尺度[単位]を表す形容詞」 の一つです。

likely が、「尺度[単位]を表す形容詞」 の場合、「可能性が高い」 とは限らないので、注意しましょう。

Ken is as likely to come tomorrow as today.
ケンが明日来る可能性は今日来る可能性と同じだ[同じくらい高い]。
Ken is half as likely to come tomorrow as today.
ケンが明日来る可能性は今日来る可能性の半分だ。
Ken is three times as likely to come tomorrow as today.
ケンが明日来る可能性は今日来る可能性の3倍だ。
Ken is more likely to come tomorrow than today.
ケンは今日(来る可能性)より明日来る可能性のほうが高い。
Ken is less likely to come tomorrow than today.
= Ken is not as likely to come tomorrow as today.
ケンは今日(来る可能性)より明日来る可能性のほうが低い。
ケンが明日来る可能性は今日来る可能性ほど高くない。
Ken is (the) most liikely to come tomorrow.
ケンは明日来る可能性が(一番)高い。
(the がない場合、mostvery と同じ単なる強調語で、最上級の意味がないこともあります。)
How likely is Ken to come tomorrow?
= How likely is it that Ken will come tomorrow.
ケンが明日来る可能性はどれくらいありますか。

最後の例を除いては、It is likely that S + V. で書き換えない方がいいでしょう。



It is likely that S + V.S is likely to V.likely形容詞 ですが、likely副詞 としても使われます。

It is likely that he will come tomorrow. (形容詞)
Ken is likely to come tomorrow. (形容詞)
Ken will likely come tomorrow. (副詞)

副詞の場合は、likely 単独ではなくvery likely / most likely などの形で使われることが多く、文中に挿入されるだけでなく、文頭にも置かれます

Ken will very likely come tomorrow.
Most likely Ken will come tomorrow.
おそらく[多分]ケンは明日来るだろう。

日本語「おそらく」「多分」 という和訳では表しようもありませんが、certainly (きっと) や probably (おそらく十中八九) よりも話し手の確信の程度は低くmaybe (ひょっとしたら = 5割程度) よりは高いと覚えておきましょう。

この副詞の影響で、形容詞likely にも verymost付いていることがありますが、特に訳出する必要はありません

It is most likely that Ken will come tomorrow.
Ken is very likely to come tomorrow.



be likely to V類似表現に、be apt to V [プト] / be liable to V [イアブル] があります。

be apt to V = tend to V
VしがちだVしやすいVする傾向性がある
(本質的な傾向性を述べる場合に使う)

Rich people are apt to look down on peope.
look down on ~ : ~を見下す
金持ちは(とかく)人を見下しがちだ[見下す傾向性がある]。

be liable to V
VしがちだVしやすいVする傾向性がある
(良くない傾向性を述べる場合に使う)

In summer foods are liable to go bad quickly.
go bad : 悪くなる、腐る
夏は食べ物がすぐ腐りやすい。

be liable to V は、「悪い傾向性」 を述べる場合に用いられることが多いですが、be apt to V入れ換えても構わないことが多いです
したがって、こちらから英語を発信する場合は、be apt to V を使ったほうが無難かもしれません。

be likely to V は、一般的な傾向性ではなく、特定な状況で何かが起こる可能性について述べるのが普通ですが、be apt to Vbe liable to V混同されて、「Vする傾向性がある」 という意味に使われることも時々あります。
こちらから英語を発信する場合には、be apt to V を使うのが無難ですが、be likely to V でも時々 「Vする傾向性がある」 訳さなければ意味が通らない場合があるので注意しましょう。

ちなみに、It is likely that S + V. とは違いIt is apt that S + V.It is liable that S + V. という文型はありません

次のページ参考にしてください。

be 形容詞 to V の文型(慣用表現) その2



少し詳しく説明しすぎた感がありますが、It is likely that S + V.S is likely to V はよく出てくる文型ですので、これくらい勉強しておいても損はありません。
 (^-^)



次回- It is unlikely that S + V. と S is unlikely to V.

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

2017/02/04 21:46 [edit]

category: 高校英語・基礎

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