be thought[believed][said] to V 型の文型-その1

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次



まず最初に、

動詞 + O + to V の文型 -その2紹介した

16. think O (to be) C (OをCだと思う)

文型をまとめ直してみましょう。



We think Ken (to be) smart.
私達は彼を頭がいいと思っている。

この文型は堅苦しいのであまり使われずthat 節 を使うほうが普通と解説しました。

We think (that) Ken is smart.
私達は、彼は頭がいいと思っている。



上記の2文受け身[受動態]にするとそれぞれ

Ken is thought (to be) smart.
It is thought (that) Ken is smart. (Itthat 節 を受ける形式[仮]主語)
ケンは頭がいいと思われている。

となりますが、両者ともによく使われます

It (形式[[仮]主語) を使う受け身[受動態]は、 that 節 を使いますから、述べる内容は比較的自由です。

1. It is thought that Ken is sick.
1. ケンは病気だと思われている。
2. It is thought that Ken has been sick for a long time.
2. ケンは長い間ずっと病気をしていると思われている。
3. It is thought that Ken was sick at that time.
3. ケンはその時病気だったと思われている。
4. It is thought that Ken loves Junko.
4. ケンはジュンコを愛していると思われている。
5. It is thought that Ken has loved Junko since he was a student.
5. ケンは学生の頃からずっとジュンコを愛していると思われている。
6. It is thought that Ken loved Junko when he was a student..
6. ケンは学生の頃ジュンコを愛していたと思われている。
7. It is thought that Ken goes there every day.
7. ケンは毎日そこに行っていると思われている。
8. It is thought that Ken has been[gone] there before.
8. ケンは以前そこに行ったことがあると思われている。(gone を使うのは、米語)
9. It is thought that Ken has already gone there.
9. ケンはもうすでにそこに行ってしまったと思われている。
10. It is thought that Ken went there yesterday.
10. ケンは昨日そこに行ったと思われている。
11. It is thought that Ken will go there tomorrow.
11. ケンは明日そこへ行くと思われている。


御覧の通り、that 節 を使えば、ほぼ「何でもあり」の状態です。

さて、これらを be thought to V でどこまで表現できるか」、というのが今回のテーマです。



1. It is thought that Ken is sick.
1. ケンは病気と思われている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ken is thought (to be) sick.

非常によく使われる文型です。
入門・初級者は、

S is thought (to be) C
SはCだと思われている

という文の文型で覚えておきましょう。

述語動詞is が、過去was になると、

It was thought that Ken was sick.
Ken was thought (to be) sick.
ケンは病気と思われていた

のように、that 節時制の一致のルールを受けて、iswas変わりますが、to V [不定詞] のほうは日本語と同じで変わりません

この that 節 の中was は、見た目「過去」ですが、時制の一致で形式的に「過去」に換えられだけで、意味は「現在」であることに注意しましょう。

ちなみに、能動態は、

We[They] think Ken (to be) sick.
We[They] think that Ken is sick.
私達[彼ら]はケンが病気だと思っている。
We[They] thought Ken (to be) sick.
We[They] thought that Ken was sick.
私達[彼ら]はケンが病気だと思っていた。

言えますが、that 節 のほうが普通です。



2. It is thought that Ken has been sick for a long time.
2. ケンは長い間ずっと病気をしていると思われている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ken is thought to have been sick for a long time.

to V [不定詞]現在完了(この例文の場合は「継続」)の意味を表したい場合は、to have Vpp (Vpp = 過去分詞) = 完了不定詞 を使います。

述語動詞is が、過去was になると、

It was thought that Ken had been sick for a long time.
Ken was thought to have been sick for a long time.
ケンは長い間ずっと病気をしていると思われていた

のように、that 節時制の一致のルールを受けて、has been「過去完了」had been変わりますが、to V [不定詞] のほうは日本語と同じで変わりません

この had been は、見た目「過去完了」ですが、時制の一致で形式的に「過去完了」に換えられだけで、意味は「現在完了」であることに注意しましょう。

ちなみに、能動態で、

We[They] think that Ken has been sick for a long time.
私達[彼ら]はケンが長い間病気をしていると思っている。
We[They] thought that Ken had been sick for a long time.
私達[彼ら]はケンが長い間病気をしていると思っていた。

とは言えますが、

We[They] think Ken to have been sick for a long time. (×)
We[They] thought Ken to have been sick for a long time. (×)

とは言えません

to V を使えるのは、

We[They] think Ken (to be) sick.
We[They] thought Ken (to be) sick.

のように、think[thought] O (to be) C に限られます



3. It is thought that Ken was sick at that time.
3. ケンはその時病気だったと思われている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ken is thought to have been sick at that time.

to V [不定詞]過去の意味を表したい場合は、to have Vpp (Vpp = 過去分詞) = 完了不定詞 を使います。

「あれ?」と思った方が多いと思います。

そうです!(^-^) to have Vpp「現在完了」と「過去」の両方の意味を表せるのです。

そもそも to 不定詞 は、 to Vto have Vpp二つの形しかないので、時制を兼用せざるを得ないのです。

通常、

to V現在未来を担当
to have Vpp現在完了過去を担当

します。

どちらの時制になるかは文脈次第です。

この場合も、述語動詞is が、過去was になると、

It was thought that Ken had been sick at that time.
Ken was thought to have been sick at that time.
ケンはその時病気をだったと思われていた

のように、that 節時制の一致のルールを受けて、was「大過去 = 過去の過去」had been変わりますが、to V [不定詞] のほうは日本語と同じで変わりません

この had been は、見た目「大過去」ですが、時制の一致で形式的に「大過去」に換えられだけで、意味は「過去」であることに注意しましょう。

ちなみに、能動態で書き換えると、

We[They] think that Ken was sick at that time.
私達[彼ら]はケンがその時病気だったと思っている。
We[They] thought that Ken had been sick at that time.
私達[彼ら]はケンがその時病気だったと思っていた。

になります。

We[They] think Ken to have been sick at that time. (×)
We[They] thought Ken to have been sick at that time. (×)

不可です。



《質問》

上記の説明だと、過去完了大過去同じ had Vpp で表されていますが、違いがよくわかりません

《答え》

英語では、「現在完了 = have Vpp「過去」全く違う形をしているのに、その過去である「過去完了」「大過去 = 過去の過去」同じ形をしているのです。

言い換えると、「大過去形」がないので仕方がないから「過去完了」の形を借りているということです。

Mike has already gone home.
マイクはもう家に帰りました。(現在完了
Mikke went home at five yesterday.
マイクは昨日は5時に家に帰りました。(過去
Mike had already gone home when I arrived at his office.
私がマイクのオフィスに着いた時はもう彼は家に帰ってしまっていた。(過去完了
Mike said that he had gone home at five the day before.
マイクは前日は5時に家に帰ったと言った。(大過去

学校英語では避けたほうがよろしいかと思われますが、口語英語では、大過去を過去で代用した、

Mike said he went home at five the day before.
マイクは前日は5時に家に帰ったと言った。

可能です。

ちなみに、日本語は「大過去」は「過去」で代用します



4. It is thought that Ken loves Junko.
4. ケンはジュンコを愛していると思われている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ken is thought to love Junko.

能動態は、

We[they] think Ken to love Junko. (×)
We[They} think that Ken loves Junko. (○)

のように、that 節 しか使えませんが、受け身[受動態]なら to V を使えます。

過去スライドさせると、

It was thought that ken loved Junko.
Ken was thought to love Junko.
ケンはジュンコを愛していると思われていた



5. It is thought that Ken has loved Junko since he was a student.
5. ケンは学生の頃からずっとジュンコを愛していると思われている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ken is thought to have loved Junko since he was a student.

能動態は、

We[They] think Ken to have loved Junko since he was a student. (×)
We[They] think that Ken has loved Junko since he was a student. (○)

のように that 節 しか使えません

過去スライドさせると、

It was thought that Ken had loved Junko since he was a student.
Ken was thought to have loved junko since he was a student.
ケンは学生のころからずっとジュンコを愛していると思われていた

となります。



6. It is thought that Ken loved Junko when he was a student..
6. ケンは学生の頃ジュンコを愛していたと思われている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ken is thought to have loved Junko when he was a student.

能動態は、

We[They] think Ken to have loved Junko when he was a student. (×)
We[They] think that Ken loved Junko when he was a student. (○)
私達[彼ら]はケンは学生の頃ジュンコを愛していたと思っている。

のように、that 節 しか使えません

過去スライドさせると、

It was thought that Ken had loved Junko when he was a student..
Ken was thought to have loved Junko when he was a student.
ケンは学生の頃ジュンコを愛していたと思われていた



7. It is thought that Ken goes there every day.
7. ケンは毎日そこに行っていると思われている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ken is thought to go there every day.

能動態は、

We[They] think Ken to go there every day. (×)
We[They] think that Ken goes there every day. (○)

受身[受動態]過去スライドさせると、

It was thought that Ken went there every day.
Ken was thought to go there every day.
ケンは毎日そこに行っていると思われていた

になります。



8. It is thought that Ken has been[gone] there before.
8. ケンは以前そこに行ったことがあると思われている
8. have been to ~ : ~へ行ったことがある = (米語では) have gone to ~ (も使われる)
8. there : 場所を表す副詞なので to は不要
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ken is thought to have been[gone] there before.

能動態は、

We[They] think Ken to have been[gone] there before. (×)
We[They} think that Ken has been[gone] there before. (○)

受動態過去スライドすると、

It was thought that Ken had been[gone] there before.
Ken was thought to have been[gone] there before.
ケンは以前そこに行ったことがあると思われていた

のなります。



9. It is thought that Ken has already gone there.
9. ケンはもうすでにそこに行ってしまったと思われている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ken is thought to have already gone there.

能動態は、

We[They] think Ken to have already gone there. (×)
We[They] think that Ken has already gone there. (○)

で、受動態過去スライドさせると、

It was thought that Ken had already gone there,
Ken was thought to have already gone there.
ケンはもうすでにそこに行ってしまったと思われていた

となります。



10. It is thought that Ken went there yesterday.
10. ケンは昨日そこに行ったと思われている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ken is thought to have gone there yesterday.

能動態は、

We[They] think Ken to have gone there yesterday. (×)
We[They] think that Ken went there yesterday. (○)

受動態過去スライドすると、

It was thought that Ken had gone there yesterday.
Ken was thought to have gone there yesterday.
ケンは昨日そこに行ったと思われていた



11. It is thought that Ken will go there tomorrow.
11. ケンは明日そこへ行くと思われている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ken is thought to go there tomorrow. (×)

重要! be thought to Vto V は、未来の内容には言及できません。.

Ken主語にして、どうしても to V未来のことを言いたければ、次のように be going to V か、確定未来を表す be Ving[進行形] を使います。

Ken is thought to be going to go there tomorrow.
ケンは明日そこに行く予定[つもり]だと思われている。
Ken is thought to be going there tomorrow.
ケンは明日そこに行くと思われている。

be thought to V ではなく、be expected to Vbe supposed to V を使うと、to V のままでも未来の意を表すことができます

Ken is expected to go there tomorrow.
ケンは明日そこに行くことを期待・予期されている[ → 行くはずだ]。
Ken is supposed to go there tomorrow.
ケンは明日そこに行くことになっている[ → 行くはずだ]。

参考ページ(中学英語・ちょっと復習-未来の表現)

ちなみに、supposed to は、通例、[ウスタ] と発音します。

詳しくは、 be supposed to V の用法 を参考にしてください。



そろそろ頭が混乱してきた人もいるでしょうね。

次回に、別の観点からまとめ直してみます。

頑張って理解するようにしてください。




次回-be thought[believed][said] to V 型の文型-その2


to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

2016/11/04 12:20 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: 学校・教育

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