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動詞 + O + to V の文型-その2  


動詞 + O + to V の文型-その2


to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

動詞 + O + to V の文型-その1(導入)

まず最初に、最頻出の「動詞 + O + to V」 の文型を紹介します。

例文ごと覚えてこの文型に慣れたらその・その・その・その少し難しいものまで紹介します。

この文型は、受身[受動態]で使われるものも多いですから、その場合は受身[受動態]の文型と例文も覚えてしまいましょう



1. tell O to V
1. be told to V
1. My father told me to study harder.
1. I was told to study harder.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. OにVするように言う
1. Vするように言われる
1. 父は私にもっと一生懸命勉強するように言った。
1. 私はもっと一生懸命勉強するように言われた。



2. ask O to V
2. be asked to V
2. My mother asked me to wash the dishes.
2. I was asked to wash the dishes.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2. OにVするように頼む、求める、誘う
2. Vするように頼まれる、求められる、誘われる
2. 母は私に皿を洗うように頼んだ。
2. 私は皿を洗うように頼まれた。



3. advise O to V [アドヴァ]
3. be advised to V
3. I advised Ken to go to a doctor.
3. Ken was advised to go to a doctor.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3. OにVするように助言[忠告]する、勧める
3. Vするように助言[忠告]される、勧められる
3. 私はケンに医者に行くように助言した。
3. ケンは医者に行くように助言された。



4. order O to V [ーダー]
4. be ordered to V
4. The king ordered me to kill the man.
4. I was ordered to kill the man.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. OにVするように命令する
4. Vするように命令された
4. 王は私にその男を殺すように命じた。
4. 私はその男を殺すように命じられた。



5. encourage O to V [インーレジ]
7. be encouraged to V
7. My father encouraged me to study harder.
7. I was encouraged to study harder.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7. VするようにOを励ます、勇気づける、奨励[しょうれい]する、促[うなが]す
7. Vするように励まされる、勇気づけられる、奨励される、促す
7. 私の父はもっと一生懸命勉強するように私を励ました。
7. 私はもっと一生懸命勉強するように励まされた。

encourage は、人にやる気が出るように励ますイメージです。



6. want O to V
2. We want the war to end.
2. I want you to help me.
2. (Do) you want me to help you? (会話ではよく Do は略されます)
2. = Shall I help you?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2. OがVすることを望んでいる
2. OにVして欲しい(と思っている)
2. 私達は戦争が終わることを望んでいる。
2. (私は)あなたに手伝って欲しいんです。
2. あなたは私に手伝って欲しいですか。
2. 手伝いましょうか。

中学で、want 人 to V人にVして欲しい(と思っている) と覚えた人が多いと思います。

O には、人以外に物事が入ることもあるので、OがVすることを望んでいるという基本訳をしっかり覚えておきましょう



7. would like O to V
2. We would lile the war to end.
2. I'd like you to help me.
2. Would you like me to help you?
2. = Shall[Should} I help you? (should のほうが shall よりていねいです)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2. OがVすることを望んでいる
2. OにVしてもらいたい[いただきたい](と思っている)
2. 私たちは戦争が終わることを望んでいます。
2. (私は)あなたに手伝っていただきたいのですが。
2. あなたは私に手伝ってもらいたいと思っていますか。
2. お手伝いしましょうか。

would love O to V時々使われます

合わせて覚えておきましょう。

ちなみに、would like は、like ではなく want のていねい形です。

詳しくは次のページをどうぞ。

中学英語・ちょっと復習-would like の用法



8. expect O to V
8. be expected to V
8. I expected him to come.
8. He was expected to come.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8. OがVすることを予期[期待]する
8. Vすることを予期[期待]される
8. 私は彼が来ることを予期[期待]していた。
8. 私は彼が来ると思っていた。
8. 彼は来ることを予期[期待]されていた。
8. 彼は来ると思われていた。



9. persuade O to V [パースウェイド]
1. be persuaded to V
1. I persuaded him to give up smoking.
1. I was persuaded to give up smoking.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. OにVするように説得する説得してOにVさせる
1. Vするように説得される説得されてVする
1. 私は彼を説得してタバコをやめさせた。
1. 私は説得されてタバコをやめた。

結果的「Vさせる」ことになります。
説得したがうまくいかなかった場合は、次のように try to V (Vしようと努力する) と組み合わせます

I tried to persuade him to give it up, but I couldn't.
私は彼を説得してそれをあきらめさせようとしたがダメだった。

次のような英文はダメです。

I persuaded him to give it up, but I couldn't. (×)



10. enable O to V [イブル]
21. The scholarship enabled me to study abroad.
21. scholaship [ラシプ] : 奨学金
21. study abroad [アブード] : 外国で勉強する → 留学する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12. OがVすることを可能にする
21. 奨学金は私がが留学することを可能にした。
12. 奨学金のおかげで私は留学することができた。



11. allow O to V []
27. be allowed to V
27. My parents allowed me to study abroad.
27. The scholarship allowed me to study abroad.
27. I was allowed to study abroad.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27. OがVすることを許すOがVすることを可能にする
27. Vすることを許される
27. 両親は私が留学することを許してくれた。
26. 奨学金は私が留学することを許した[可能にした]。
26. 奨学金のおかげで私は留学することができた。
27. 私は留学することを許された。

大学入試論説文に出てくる allow O to V は、主語無生物[物事]で、「OがVすることを許す[可能にする] = enable O to V意味で使われていることが多いです
「許す = 許可する」とばかり覚えておくと足を滑らせるので、受験生は注意しましょう



12. permit O to V [パー]
28. be permitted to V
28. The doctor permitted me to go out.
28. I was permitted to go out.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
28. OがVすることを許可する
28. Vすることを許可される
28. 医者は私が外出することを許可してくれた。
28. 私は外出することを許可された。



13. cause O to V [ーズ]
29. What caused him to die?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
29. OにVさせる
29. 何が彼を死なせたのだろうか。
29. 何が原因で彼は死んだのだろうか。

主語原因を表している場合によく使われます。
ちなみに、cause名詞の意味は、「原因]です。

make O V (OにVさせる)文語表現ですが、英文を読んでいるとこの文型によく出会うので、自分は使わなくても受信用に覚えておきましょう

What made him die?
何が彼を死なせたのだろうか。
→ どうして彼は死んだのだろうか。

make O V (参考ページ)



14. force O to V [フォース]
30. be forced to V
30. Bad health forced me to quit my job.
30. bad health : 悪い健康 → 健康不良、病気
30. quit O [クィ] : Oをやめる
30. I was forced to quit my job.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
30. OにVすることを強[し]いる(やむなく) OにVさせる
30. Vすることを強いられるVせざるを得ない
30. 病気は私に仕事を辞[や]めることを強いた。
30. 病気のため私は仕事を辞めざるを得なかった。
30. 私は仕事をやめることを強いられた。
30. 私は仕事を辞めざるを得なかった。

force は、Vすることを強制するイメージです。
ちなみに、名詞force は、「力」という意味です。



15. get O to V
14. Finally I got him to give up climbing the mountain.
14. I can't get the door shut properly.
14. shut [シャ] : 閉まる
14.properly [パリ] : 適切に、ちゃんと、きっちりと
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15. (説得・努力などして) OにVさせる、してもらう
15. ついに私は彼にその山に登ることをあきらめさせた。
15. 私はドアをきちんと閉めることができない。

次のページも参考にしてください。

have O V と get O to V

時々、だけでなく、 になります。



16. think O (to be) C
16. be thought (to be) C
16. We think her (to be) smart.
16. She is thought (to be) smart.
16. smart [ート] : 頭がいい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16. OをCだと思う
16. Cだと思われている
16. 私達は彼女を頭がいいと思っている。
16. 彼女は頭がいいと思われている。

受身[受動態]be thought (to be) C は、よく使われていますが、能動態think O (to be) Cあまり使われていなくて、次のように that 節 を使うのが一般的です。

We think (that) she is smart. (that はほぼ省略)
私達は彼女は頭がいいと思っている。

ちなみに、これを受身[受動態]にすると、形式[仮]主語it を使い、

It is thought (that) she is smart.
彼女は頭がいいと思われている。

となります。



17. believe O (to be ) C
17. be believed (to be) C
17. We believe him (to be) honest.
17. He is believed (to be) honest.
17. honest [ネスト] : 正直な
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17. OをCだと信じる
17. Cだと信じられている
17. 私達は彼を正直だと信じている。
17. 彼は正直だと信じられている。

believethink の場合と同様次のように言うのが普通です。

We believe (that) he is honest.
私達は彼が正直だと信じています。

これも受身[受動態]にすると

It is believed (that) he is honest.
彼は正直だと信じられています。

となります。



《ちょっと補講》

to 不定詞 [to V] の用法-導入で、

to V の基本イメージVすることに向かってVすることに到達して

と解説しました。

動詞 + O + to V の文型にも、この基本イメージは当てはまります

例えば、1. tell O to V (OにVするように言う) や 2. ask O to V (OにVするように頼む) の to V基本イメージは、Vすることに向かってで、実際にその行為をするか[したか]どうかはわかりません

一方、9. persuade O to V (OにVするように説得する → Oを説得してVさせる) や 1. enable O to V (OがVすることを可能にする) の to V基本イメージは、Vすることに到達してで、実際にその行為をする[した]ことを暗示しています

これまで紹介した文型を分類すると、

Vすることに向かって」系 → 1.9.
Vすることに到達して」系 → 10.15.


になります。

16.17. は、強[し]いて分類すると、一応 「Vすることに到達して」系 になると思われますが、ちょっと微妙ですね。

二つの基本イメージでは説明しきれないくらい、現在の to V はさまざまな用法に分化しているようです。

ともあれ、この後に紹介する 動詞 + O + to V の文型 も、どちらの基本イメージに相当するか、常に意識しておきましょう



では、例文を全部暗記しましょう。

1. 父は私にもっと一生懸命勉強するように言った。
1. 私はもっと一生懸命勉強するように言われた。
2. 母は私に皿を洗うように頼んだ。
2. 私は皿を洗うように頼まれた。
3. 私はケンに医者に行くように助言した。
3. ケンは医者に行くように助言された。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. My father told me to study harder.
1. I was told to study harder.
2. My mother asked me to wash the dishes.
2. I was asked to wash the dishes.
3. I advised Ken to go to a doctor.
3. Ken was advised to go to a doctor.



4. 王は私にその男を殺すように命じた。
4. 私はその男を殺すように命じられた。
5. 私の父はもっと一生懸命勉強するように私を励ました。
7. 私はもっと一生懸命勉強するように励まされた。
6. 私達は戦争が終わることを望んでいる。
2. (私は)あなたに手伝って欲しいんです。
2. あなたは私に手伝って欲しいですか。
2. 手伝いましょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4. The king ordered me to kill the man.
4. I was ordered to kill the man.
5. My father encouraged me to study harder.
7. I was encouraged to study harder.
6. We want the war to end.
2. I want you to help me.
2. (Do) you want me to help you? (会話ではよく Do は略されます)
2. = Shall I help you?



7. 私たちは戦争が終わることを望んでいます。(ていねいな表現で)
2. (私は)あなたに手伝っていただきたいのですが。
2. あなたは私に手伝ってもらいたいと思っていますか。
2. お手伝いしましょうか。
8. 私は彼が来ることを予期[期待]していた。
8. 私は彼が来ると思っていた。
8. 彼は来ることを予期[期待]されていた。
8. 彼は来ると思われていた。
9. 私は彼を説得して彼にタバコを止めさせた。
1. 私は説得されてタバコをやめた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7. We would lile the war to end.
2. I'd like you to help me.
2. Would you like me to help you?
2. = Shall[Should} I help you? (should のほうが shall よりていねいです)
8. I expected him to come.
8. He was expected to come.
9. I persuaded him to give up smoking.
1. I was persuaded to give up smoking.



10. 奨学金は私がが留学することを可能にした。
12. 奨学金のおかげで私は留学することができた。
11. 両親は私が留学することを許してくれた。
26. 奨学金は私が留学することを許した[可能にした]。
26. 奨学金のおかげで私は留学することができた。
27. 私は留学することを許された。
12. 医者は私が外出することを許可してくれた。
28. 私は外出することを許可された。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

10. The scholarship enabled me to study abroad.
21. scholaship [ラシプ] : 奨学金
21. study abroad [アブード] : 外国で勉強する → 留学する
11. My parents allowed me to study abroad.
27. The scholarship allowed me to study abroad.
27. I was allowed to study abroad.
12. The doctor permitted me to go out.
28. I was permitted to go out.



13. 何が彼を死なせたのだろうか。
29. 何が原因で彼は死んだのだろうか。
14. 病気は私に仕事を辞[や]めることを強いた。
30. 病気のため私は仕事を辞めざるを得なかった。
30. 私は仕事をやめることを強いられた。
30. 私は仕事を辞めざるを得なかった。
15. ついに私は彼にその山に登ることをあきらめさせた。
15. 私はドアをきちんと閉めることができない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

13. What caused him to die?
14. Bad health forced me to quit my job.
30. bad health : 悪い健康 → 健康不良、病気
30. quit O [クィ] : Oをやめる
30. I was forced to quit my job.
15. Finally I got him to give up climbing the mountain.
14. I can't get the door shut properly.
14. shut [シャ] : 閉まる
14. properly [パリ] : 適切に、ちゃんと、きっちりと



16. 私達は彼女を頭がいいと思っている。
16. 彼女は頭がいいと思われている。
17. 私達は彼を正直だと信じている。
17. 彼は正直だと信じられている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

16. We think her (to be) smart.
16. She is thought (to be) smart.
16. smart [ート] : 頭がいい
17. We believe him (to be) honest.
17. He is believed (to be) honest.
17. honest [ネスト] : 正直な



お疲れ様でした。 m(__)m

次回-動詞 + O + to V の文型-その3

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次


2016/10/15 09:35 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: 学校・教育

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