Tue.
動詞 + to V = 動詞 + Ving の文型 
動詞 + to V = 動詞 + Ving の文型
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
⇒ 動詞 + to V / 動詞 + Ving の文型-序文
動詞 + to V = 動詞 + Ving の文型
(意味がほぼ同じグループ)
⇒ 入門・初級者はまずこちらから覚えましょう。
今から 動詞 + to V = 動詞 + Ving 型の文型を列挙します。
意味を思い浮かべながら、何十回も音読してください。
動詞の発音もすべて書いておきます。
like とくれば自動的に to V = Ving
begin とくれば自動的に to V = Ving
というようになるまで何十回も音読してください。
体で覚えなければ実戦では役に立ちません。
このグループはあまり試験には出ません。
でも、英語を使う上では重要ですから、軽視しないでください。
1. like Ving = like to V [ライク]
1. I like watching TV.
1. = I like to watch TV.
2. love Ving = love to V [ラヴ]
2. I love watching TV.
2. = I love to watch TV.
3. hate Ving = hate to V [ヘイ(ト)]
3. I hate watching TV.
3. = I hate to watch TV.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. Vすることが好きだ
1. 私はテレビを見るのが好きだ。
2. Vすることが大好きだ
2. 私はテレビを見るのが大好きだ。
3. Vすることが嫌い[いや]だ
3. 私はテレビを見るのが嫌いだ。
Ving は、一般的・習慣的な好き嫌いについて使う
to V は、特定の場合の好き嫌い(つまり欲求に近い)について使う
というのが通説になっていますが、どちらを使っても意味はほぼ同じです。
ただし、これらの動詞の前に would [ウド] が付くと、
would like to V : Vしたいと思う
would love to V : Vしたいと思う
would hate to V : Vしたくない
のように、好き嫌いではなく、特定の行為に対する欲求を表す表現に変わります。
⇒ 参考ページ
⇒ 中学英語・ちょっと復習-would like の用法(参考)
さらに、実際に口頭で使われる時には、would が短縮されて、
I'd like to V [アイ(ド) ライク]
I'd love to V [アイ(ド) ラヴ]
I'd hate to V [アイ(ド) ヘイ(ト)]
のように使われますから、would はほとんど聞こえません。
そのようなことが影響しているかどうかはわかりませんけど、would がなくても
like to V : Vしたいと思う
love to V : Vしたいと思う
hate to V : Vしたくない
という風に、特定の行為に対する欲求を表すこともあります。
[例]
I hate to say this, but …
こんなこと言いたくないのですが、…
というわけで、純粋に好き嫌いを表現したい時は、like Ving / love Ving / hate Ving の方を使うことをお勧めします。
ちなみに、like の反対語に dislike [ディスライク] という単語があります。
dislike Ving = dislike to V (まれ)
Vするのが嫌いだ
これは dislike Ving しか使われていなくて、dislike to V を使うのはまれです。
I dislike watching TV.
私はテレビを見るのは嫌いだ。
これも一応覚えておきましょう。
4. prefer V1ing to V2ing [プリファー]
4. = prefer to V1 rather than (to) V2
4. I prefer watching TV to reading books.
4. = I prefer to watch TV rather than (to) read books.
4. rather than ~ [ラザ ザン] : ~よりむしろ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. V2するよりV1するほうが好きだ
4. 私は本を読むよりテレビを見る方が好きです。
元々、prefer A to B (BよりAのほうが好き)
I prefer dogs to cats.
私は猫より犬の方が好きだ。
という使い方をするので、Ving の場合は基本通り to を使いますが、to V の場合はto ばかりになるので、臨時に rather than を用います。
prefer も上記の説明=通説があてはまりますから、to V のほうを使うと、特定の場合の好みに解釈され、さらに欲求に解釈されてしまう可能性があります。
「本を読むよりテレビを見る方が好きだ → (だから)テレビを見たい。」
ですから、純粋に好みを述べたい場合は、prefer V1ing to V2ingを用いた方が安全です。
欲求をはっきり述べたい場合は、would を付けて、
would prefer to V1 rather than (to)V2
= would rather V1 than V2
V2するよりも(どちらかと言えばむしろ)V1したい
を使いましょう。
I'd prefer to stay home rather than (to) go out.
= I'd rather stay home than go out.
私は外出するよりも(どちらかと言えばむしろ)家にいたい。
ちなみに、否定文は、
I'd prefer not to go out tonight.
= I'd rather not go out tonight.
(どちらかと言えば)今晩は出かけたくない。
のように to V / V の前に not を置くのが普通です。
5. start to V = start Ving [スター(ト)]
5. He started to eat lunch.
5. = He started eating lunch.
6. begin to V = begin Ving [ビギン]
6. He began to eat lunch.
6. = He began eating lunch.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5. Vし始める
5. 彼は昼食を食べ始めた。
6. Vし始める
5. 彼は昼食を食べ始めた。
start to V = begin to V は{開始点」を表す。
start Ving = begin Ving は、「開始+継続」を表す。
というのが通説ですが、どちらを使っても意味はほぼ同じです。
え?何を言っているかわからない?
例えば、「昼食を食べ始めた直後に電話がかかってきて、中断した」ような場合は、start[begin] to V を使い、
「2時間前に友人と昼食を食べ始めてまだ食べている」場合は、start[begin] Ving を使う、
というような考え方ですが、
書く場合はともかく、話す時はそんな違いを考えている暇はないので、どちらでもいいからさっと口に出しましょう。
でも、次の3点だけは注意しましょう。
1. 進行形の場合は、Ving が2つ連続するので、to V を使うほうがよい。
It is starting[beginning] to rain. (○)
It is starting[beginning] raining. (?)
雨が降り始めている。
2. understand (理解する) / realize (悟る、気付く) / think / feel などの、認識・理解を表す動詞の場合は、通例 to V を使う。
Suddenly I started[began] to feel angry. (○)
Suddenly I started[began] feeling angry. (?)
突然私は怒りを感じ始めた。
3. 主語が無生物の場合は、to V が好まれる。
The snowman started[began] to melt. (○)
The snowman started[began] melting. (△)
雪だるまが融[と]け始めた。
以上の3点から、start to V / begin to V を使ったほうが安全かもしれません。
7. continue to V = continue Ving [コンティニュー]
7. He continued to write novels until he died..
7. = He continued write novels until he died..
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7. Vし続ける
7. 彼は死ぬまで小説を書き続けた。
continue to V / continue Ving は、いろいろな辞書や参考書・語法書に、微妙な違いが書かれていますが、基本的にほぼ同意で交換可能です。
ジーニアス英和辞典-第4版には、
to V と Ving は区別なく用いられるが、文脈によっては、
continue Ving : 「前から続いていたことを引き続き行う」ことを含意する。
continue to V : 「いったん止めて再び始める」ことを含意する。
He continued painting the wall.
彼は壁にペンキを塗り続けた。
(「中断することなしに塗り続けた」ことを含意)
He continued to paint the wall.
(continued painting と同じ意味だが、「いったん中止してまた始めた」の意にもなる)
と書かれています。
ところが、第5版では上記の解説は消失し、単に He continued painting [to paint] the wall. とだけ書かれています。
やはり、continue to V = continue Ving ということでよさそうです。
こちらから英語を発信する場合の私のお勧めは、
短期的継続 → keep (on) Ving を使う
長期的継続 → continue to V = continue Ving を使う
です。参考にしてください。
⇒ keep (on) Ving
The baby kept (on) crying all night.
その赤ちゃんは一晩中泣き続けた。 (短期的継続)
He continued to write [writing] novels until he died.
彼は死ぬまで小説を書き続けた。(長期的継続)
8. cease to V = cease Ving [スィース]
8. He ceased shooting.
8. shoot [シュー(ト)] : (銃などを)撃つ
8. He has ceased to write novels recently.
8. = He has ceased writing novels recently.
8. The nation ceased to exist.
8. nation [ネイション] : 国、国家
8. exist [イグジスト] : 存在する(状態動詞)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8. Vすること[するの]をやめる
8. 彼は撃つのをやめた。
8. (次第に)Vしなくなる
8. 彼は最近小説を書かかなくなった。
8. その国は存在するのをやめた [→ 滅亡した]。
cease は用法が難しいです。
「Vすること[するの]をやめる」という意味では、stop Ving = quit Ving と同意ですから用法も同じで、cease Ving を使います。
⇒ stop Ving = quit Ving
「(次第に)Vしなくなる」の意味では、cease to V = cease Ving で、交換可能です。
ただし、V が状態動詞の場合は、cease to V の形式しか使えません。
難かしいですね。 (;''∀'')
こちらから英語を発信する場合の私のお勧めは、
Vするのをやめる → stop Ving を使う
(次第に) Vしなくなる → cease to V を使う
です。参考にしてください。
09. (can) stand Ving = (can) stand to V [スタンド]
09. I can't stand being treated like a child. (○)
09. = I can't stand to be treated like a child. (△)
10. (can) bear Ving = (can) bear to V [ベア]
10. I can't bear being treated like a child. (○)
10. = I can't bear to be treated like a child. (△)
10. be treated like a child [トリーティ(ド)] : 子供のように扱われる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
09. Vすることを我慢する、に耐える
09. 私は子ども扱いされるのに耐えられない。
10. Vすることを我慢する、に耐える
10. 私は子ども扱いされるのに耐えられない。
(can) stand[bear] to V より、(can) stand[bear] Ving のほうが普通です。
受信英語向けに、 (can) stand[bear] Ving / (can) stand[bear] to V の両方を覚えておいて、こちらから英語を発信する場合は、(can) stand[bear] Ving のほうを使うことをお勧めします。
ちなみに、少し単語のレベルが上がりますが
(can) endure Ving = (can) endure to V [インデュア]
(can) forbear Ving = (can) forbear to V [フォベア]
Vすることを我慢する、に耐える
も同意の文型です。
余裕があれば、覚えておきましょう。
お疲れ様でした。 (^-^)
次回-動詞 + to V の文型
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
tb: -- cm: 0
« 動詞 + to V の文型
動詞 + to V / 動詞 + Ving の文型-序文 »
コメント
コメントの投稿
| h o m e |