Mon.
動詞 + Ving の文型  
動詞 + Ving の文型
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
⇒ 動詞 + to V / 動詞 + Ving の文型-序文
⇒ 動詞 + to V = 動詞 + Ving の文型
⇒ 動詞 + to V の文型
動詞 + Ving の文型
(この文型だけで使われるグループ)
⇒ 入門・初級者はまずこちらから覚えましょう。
今から 動詞 + Ving 型の文型を列挙します。
意味を思い浮かべながら、何十回も音読してください。
動詞の発音もすべて書いておきます。
enjoy とくれば自動的に Ving
finish とくれば自動的に Ving
というようになるまで何十回も音読してください。
体で覚えなければ実戦では役に立ちません。
1. stop Ving [ストップ]
1. Stop watching TV and go to bed.
2. quit Ving [クィ(ト)]
2. Quit worrying about it.
3. worry about ~ [ワリ] : ~について[~のことを]心配する
3. give up Ving [ギヴァプ]
3. I've given up buying a new car. [ギヴナプ]
4. finish Ving [フィニッシュ]
4. I haven't finished writing my report yet.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. Vすること[するの]をやめる
1. テレビを見るのをやめて寝なさい。
2. Vすること[するの]をやめる
2. そのことを心配するのはやめなさい。
3. Vすること[するの]をあきらめる、やめる
3. 私は新車を買うのはあきらめ[やめ]ました。
4. Vすることを終える → Vし終える
4. 私はまだ報告書を書き終えていません。
1. ~ 4. まで全て、「実際に何かしていること」をやめる[終える]というイメージになります。
stop to V という形もありますが、これは自動詞の stop (立ち止まる、止まる、手を休める) の後に、副詞的用法-目的の to V (Vするために) が続いたものと解釈すれば、
Vするために立ち止まる、止まる、手を休める
副詞的用法-結果の to V が続いたものと解釈すれば、
立ち止まって、止まって、手を休めてVする
という意味になります。
We stopped to take a rest.
私は休憩するために(立ち)止まった[手を休めた]
→ 私は(立ち)止まって[手を休めて]休憩した。
「動詞 + to V と 動詞 + Ving で意味が違うグループ」で、もう一度取り上げますが、quit や give up と意味・用法が似ているのであえてここで先に紹介しました。
⇒ stop Ving ≠ stop to V
5. enjoy Ving [エンジョイ]
5. We enjoyed playing softball together.
6. practice Ving [プラクティス]
6. Let's practice singing our school song.
7. keep Ving [キープ]
7. The baby kept crying all night.
8. appreciate Ving [アプリーシエイ(ト)]
7. I really appreciate you coming all the way.
7. all the way : (遠路)はるばる、ずっと
9. imagine Ving [イマジン]
8. Can you imagine Ken studying at home?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5. Vすることを楽しむ → Vして楽しむ
5. 私たちは一緒にソフトボールをして楽しみました。
6. Vする(ことを)練習する
6. 校歌を歌う練習をしましょう。
7. Vし続ける
7. その赤ちゃんは一晩中泣き続けた。
8. Vすることに感謝する
7. あなたがはるばる来てくれたことに本当に感謝します。
7. → はるばる来ていただいてありがとうございます。
9. Vする[している]ことを想像する
8. ケンが家で勉強しているのを想像できますか。
keep Ving は、keep (他動詞) + Ving (目的語) に解釈するよりも、keep (自動詞) + Ving (現在分詞) に解釈する方が多数派です。
keep on Ving のように、継続を表す on を加えても、ほぼ同意なので、後者の解釈が正解でしょうね。
7. = The baby kept on crying all night.
7. = その赤ちゃんは一晩中泣き続けた。
8. の you coming all the way の you、 9. の Ken studying at home の Ken は、「動名詞の意味上の主語」です。
動名詞については、まだ「中学英語・ちょっと復習」でしか取り扱っていないので、後日詳説する予定です。
enjoy Ving / practice Ving / keep Ving / appreciate Ving も、「実際に何かしている[いた]イメージ」が伴っています。
imagine Ving も、頭の中に「何かを実際にしているイメージ」を浮かべていますね。
10. consider Ving [コンスィダー]
09. I considered leaving the club.
11. suggest Ving [サジェス(ト)]
11. She suggested going out for a walk.
11. go out for a walk : 散歩に出かける
12. propose Ving = propose to V (まれ) [プロポウズ]
12. She proposed giving a surprise party.
12. give a surprise party : びっくり[不意打ち]パーティーを開く
13. recommend Ving [レコメン(ド)]
13. I recommend visiting Kinkakuji.
14. advise Ving [アドヴァイズ]
11. I advise going to a dentist.
11. dentist [デンティス(ト)] : 歯医者
15. discuss Ving [ディスカス]
11. We discussed moving to Hokkaido.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10. Vすることをよく考える、検討する
09. 私はクラブをやめることを検討した。
09. → 私はクラブをやめよう(か)と思った。
11. (遠回しに)Vすることを提案する
10. 彼女は散歩に出かけることを[出かけようと]提案した。
12. (積極的に)Vすることを提案する
12. 彼女はびっくり[不意打ち]パーティーを開くことを[開こうと]提案した。
13. Vすることを勧[すす]める
13. (私は)金閣寺を訪れることをお勧めします。
14. Vすることを助言[忠告]する
13. (私は)歯医者に行くことを助言します。
15. Vすることを[について]話し合う
14. 私達は北海道に引っ越すことにいついて話し合った。
10. ~ 15. は全て「未来に実際に何かしているイメージ」頭の中に浮かべています。
未来志向は to V [to不定詞] が使われることが多いですが、上記の動詞は Ving [動名詞] です。
気を付けましょう!
recommend と advise は、助言する相手を目的語にすると Ving ではなく to V を従えて、
recommend 人 to V : 人にVするように勧める
advise 人 to V : 人にVするように助言[忠告]する
I recommend you to visit Kinkakuji.
I advise you to go to a dentist.
となります。
さらに、suggest と propose と recommend と advise は、that 節を目的語に取る
suggest (that) S (should) V : SがVすることを提案する
propose (that) S (should) V : SがVすることを提案する
recommend (that) S (should) V : SがVすることを勧める
advise (that) S (should) V : SがVすることを助言[忠告]する
She suggested (that) we[they] (should) go out for a walk.
She proposed (that) we[they] (should) give a surprise party.
I recommend (that) you (should) visit Kinkakuji.
I advise (that) you (should) go to a dentist.
という文型もあります。
難しいですね! (;゚Д゚)
16. admit Ving [アドミ(ト)]
13. He admitted stealing the money.
17. deny Ving [ディナイ]
14. He denied stealing the money.
18. recall Ving [リコール]
15. I recall seeing him somewhere.
19. recollect Ving [リコレク(ト)]
16. I recollect seeing him somewhere.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16. Vしたことを認める
13. 彼はその金を盗んだことを認めた。
17. Vしたことを否定する
14. 彼はその金を盗んだことを否定した。
18. Vしたことを覚えている、思い出す
15. 私はどこかで彼に会ったことを覚えています。
19. Vしたことを覚えている、思い出す
16. 私はどこかで彼に会ったことを覚えています。
16. ~ 19. の Ving は、「Vしたこと」という「もうすでに終わった行為」を表しています。
本来は、完了動名詞 = having V pp を使い、
He admitted having stolen the money.
He denied having stolen the money.
I recall having seen him somewhere.
I recollect having seen him somewhere.
とするのが正しいのですが、文脈でわかる場合は、having Vpp にしなくてもいいのです。
※ 完了動名詞について、別稿で詳説しますからお待ちください。
ちなみに、上記の動詞はすべて that 節 も目的語にできます。
He admitted (that) he had stolen the money.
He denied (that) he had stolen the money.
I recall (that) I saw him somewhere.
I recollect (that) I saw him somewhere.
こちらの方が、はっきりしていていいかもしれません。
同じような文型に、
remember Ving : Vしたことを覚えている、思い出す
forget Ving : Vしたことを忘れる
regret Ving : Vしたことを後悔する
がありますが、
remember to V : Vすることを覚えておく
forget to V : Vすることを忘れる
regret to V : Vすることを残念に思う
という文型もあるので、別グループで紹介します。
⇒ 動詞 + to V ≠ 動詞 + Ving
念のため付け加えておきますが、admit Ving と deny Ving は、Ving が動作動詞の場合は、上記の説明通り「もうすでに終わった行為」を表すことが多いですが、状態動詞の場合はその限りではありません。
He admitted loving her.
彼は彼女を愛していることを認めた。
He denied loving her.
彼は彼女を愛していることを否定した。
20. put off Ving [プトフ]
17. You mustn't put off answering your letter.
21. postpone Ving [ポウス(ト)ポウン]
18. You mustn't postpone answering your letter.
22. avoid Ving [アヴォイ(ド)]
19. You should avoid meeting her.
23. escape Ving [イスケイプ]
20. I barely escaped being hit by a car.
20. barely [ベアリ] : かろうじて
20. be hit by a car : 車にはねられる
24. miss Ving [ミス]
21. I missed watching the program on TV.
21. I miss playing chess with you.
21. I barely missed being hit by a car.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
20. Vすることを延期する、延[の]ばす
17. 手紙の返事を書くのを伸ばしてはいけない。
21. Vすることを延期する、延[の]ばす
18. 手紙の返事を書くのを伸ばしてはいけない。
22. Vすること[するの]を避ける
19. 君は彼女に会うのを避けたほうがいい。
23. Vすること[するの]を免[まぬが]れる
20. 私は車にはねられるのをかろうじて免れた。
20. → もう少しで車にはねられるところだった。
24. Vすることを逃[のが]す → Vしそこなう
21. 私はテレビでその番組を見損ねた。
21. Vすることがなくて残念に[寂しく]思う
21. → Vできなくて残念に[寂しく]思う
21. 君とチェスができなくて残念だ[寂しい]。
21. Vすること[するの]を免[まぬが]れる
21. 私は車にはねられるのをかろうじて免れた。
20. → もう少しで車にはねられるところだった。
miss Ving の意味が3つあるので煩[わずら]わしいでしょうが、できるだけ覚えましょう。
これらの場合の Ving のイメージは非常に説明しがたいですね。
頭の中で「実際に行っているイメージ」を浮かべている[た]が、実際には行わない[なかった]、というところでしょうか?
苦しい説明です。(・。・;
やはり、
refuse と来れば to V → refuse to V (Vするのを断る)
put off と来れば Ving → put off Ving (Vするのを延期する)
というように、一つ一つ覚えていくしかないようです。
25. mind Ving [マイン(ド)]
12. I don't mind going there.
26. resist Ving [リジス(ト)]
22. She resisted being kissed.
27. cannot resist Ving
23. I couldn't resist laughing at his joke.
28. cannot help Ving [ヘルプ]
24. I couldn't help laughing at his joke.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
25. Vすること[するの]をいやがる、気にする
12. 私はそこに行くのはいやではない。
26. Vすること[するの]に抵抗する
22. 彼女はキスされることに抵抗した → キスされまいと抵抗した。
27. Vすることを我慢[がまん]することができない → Vせずにはいられない
23. 私は彼のジョークを聞いて笑わずにはいられなかった。
28. Vすること避けることができない → Vせずにはいられない
24. 私は彼のジョークを聞いて笑わずにはいられなかった。
cannot resist Ving と cannot help Ving は慣用表現として覚えておくとよいでしょう。
特に、cannot help Ving は重要表現なので、語法として別に詳説する予定です。
リストの頭文字を語呂合わせして覚える方法を紹介している塾・予備校・参考書がありますが、そんなものを覚えても実戦で役に立ちません。
私自身が経験済みです。
(試験の文法問題を解くくらいなら間に合うかもしれませんが…)
意味を思い浮かべながら、何度も声に出して覚えるのが、時間はかかりますが一番効果があると思います。
4つの文型グループを紹介した後、to V が続くか Ving が続くか、全てテストします。
その時に備えて、しっかり練習しておいてください。
では、お疲れ様でした。m(__)m
次回-動詞 + to V≠ 動詞 + Ving の文型
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
tb: -- cm: 0
« 動詞 + to V≠ 動詞 + Ving の文型 その1
動詞 + to V の文型 »
Comments
Post a comment
| h o m e |