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to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-判断の根拠 その1 
to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-判断の根拠 その1
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It never rains but it pours.
pour [ポアー] : 雨が土砂降りに降る
but … : …しないで(は) (without の接続詞版-古風な語法)
土砂降りにならないでは決して雨は降らない。
→ 降れば(必ず)土砂降り。
⇒ 不幸は重なるもの。
⇒ 二度あることは三度ある。
ということわざにもある通り、自宅メインPCと腰の故障に加え、今度はサブ機のノートパソコンがおかしくなりました。
買い替えるのももったいないので、分解してHDDをSSDに変えてwindows 10 を新規インストールしたところ、とりあえず使えるようになりました。
ですが、ブログの更新を怠って申し訳ありません。 m(__)m
Ken is alyways kind.
ケンはいつも親切だ。
この文の kind は、ケンの本来の性質を表しています。。
ところが次の文はどうでしょう。
1. Ken was kind to give his seat to the elderly woman.
1. elderly [エルダリー] : 年配の、お年寄りの (old の婉曲表現)
1. その年配の女性に席を譲るとは[譲るなんて]ケンは親切だった。
この文の場合、ケンの本来の性質が必ずしも kind (親切) だと言っている訳ではなく、「その年配の女性に席を譲った行為」を判断して kind (親切) だと言っている、と解釈できます。
この文の to V は、形容詞の kind を修飾していますから、副詞相当語句になります。
この to V の基本イメージは「Vすることに到達るとは[するなんて]」で、次のように覚えておくといいでしょう。
[判断の根拠]
S is ~ to V
VするとはSは~だ
VするなんてSは~だ
この用法の to V と共によく使われる形容詞のリストを挙げます。
良い性質
kind (親切な) nice (やさしい) good (やさしい) sweet [スウィート] (やさしい) polite [ポライト] (礼儀正しい) brave [ブレイヴ] (勇敢な) clever [クレバー] (賢い) wise [ワイズ] (賢明な) honest [オネスト] (正直な) sensible [センスィブル] (賢明な) thoughtful [ソートフル] (思いやりのある) 等
悪い性質
careless [ケアレス] (不注意な) crazy [クレイズィ] (頭がおかしい) cruel [クルーァル] (残酷な) foolish [フーリッシュ] (馬鹿な) stupid [スチューピド] (愚かな) silly [スィリィー] (馬鹿な) rude [ルード] (失礼な) impolite [イムポライト] (無作法な) thoughtless [ソートレス] (思いやりのない) wrong [ロング] (間違った) 等
では、例文をいくつか挙げましょう。
2. You were careless to leave your umbrella on the train.
2. 電車に傘を置き忘れるとは[忘れるなんて]君も不注意だったね。
careless の反対語の careful (注意深い) は、この用法には使われません。
消極的目的[否定の目的] not to V = Vしないように とよく共に使われます。
Be careful not to leave your umbrella on the train.
電車に傘を置き忘れないように注意しなさい。
⇒ 消極的目的[否定の目的]
3. You were wrong to lend him money.
3. 彼に金を貸すとは[貸すなんて]君は間違っていた。
4. You were really wise not to follow his stupid advice.
4. 彼のばかげたアドバイスに従わないとは[従わないなんて]君は本当に賢明だった。
否定の Vしないとは[しないなんて] は to V の前に not を置きます。
5. a. Ken is foolish to buy such a car.
5. a. そんな車を買うとは[買うなんて]ケンは馬鹿だ。
判断を下している時点で、to V の行為はもうすでに終わっているので、厳密に to have Vpp の完了不定詞を使っていることもたまにあります。
5. b. Ken is foolish to have bought such a car.
5. b. そんな車を買ったとは[買ったなんて]ケンは馬鹿だ。
でも、よほど行為が完了したことを強調するのでなければ、単なる to V で十分です。
形容詞ではなく、名詞のこともあります。
5. c. Ken is a fool to buy such a car.
5. c. そんな車を買うとは[買うなんて]ケンは馬鹿だ。
暗誦例文をまとめます。
1. その年配の女性に席を譲るとは[譲るなんて]ケンは親切だった。
2. 電車に傘を置き忘れるとは[忘れるなんて]君も不注意だったね。
3. 彼に金を貸すとは[貸すなんて]君は間違っていた。
4. 彼のばかげたアドバイスに従わないとは[従わないなんて]君は本当に賢明だった。
5. a. そんな車を買うとは[買うなんて]ケンは馬鹿だ。
5. b. そんな車を買ったとは[買ったなんて]ケンは馬鹿だ。
5. b. (下線部が完了していることを強調して)
5. c. そんな車を買うとは[買うなんて]ケンは馬鹿だ。(名詞を使って)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. ken was kind to give his seat to the elderly woman.
2. You were careless to leave your umbrella on the train.
3. You were wrong to lend him money.
4. You were really wise not to follow his stupid advice.
5. a. Ken is foolish to buy such a car.
5. b. Ken is foolish to have bought such a car.
5. c. Ken a fool to buy such a car.
お疲れ様! (^-^)
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