Fri.
to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-感情の原因 
to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-感情の原因
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
先週は、自宅のPCのハードディスクがクラッシュしましたが、PCばかりいじって不健康な生活を送っていたら、今度は腰がクラッシュしました。
ぎっくり腰、痛いです。(;゚Д゚)
寄る年波を感じます・・・(;'∀')
前回、バリバリと言いましたが、ボチボチ書き込んでいきjます。 m(__)m
まず最初に、次のページを読んで来てください。
⇒ to V (to不定詞) の用法 その2-副詞的用法 (中学英語・ちょっと復習)
上記のページを読めば、「副詞的用法-感情の原因」の用法の概略は理解できると思います。
今回は中・上級・一般向けにもう少しだけ詳説します。
まずこの用法の基本イメージは、
感情の原因の基本イメージ
⇒ Vすることに到達して(~だ)
⇒ Vすることに到達したら(~だろう)
目的とは違って、to V の行為が先に行われ、その行為が原因である感情が発生するというわけです。
「~だ」の~には感情を表す形容詞、形容詞化した過去分詞が入ります。
[感情を表す形容詞]
glad (うれしい) happy (うれしい)
sad (悲しい) sorry (残念だ) 等
[感情を表す形容詞化した過去分詞]
surprised (驚かされた → 驚いた)
pleased (喜ばされた → 喜んだ)
disappointed (失望させられた → 失望した)
shocked (ショックを与えられた → ショックを受けた)
等
to V の「Vすることに到達して[たら]」が形容詞の「~だ(ろう)」を修飾していますから、副詞相当語句です。
それを文脈に応じて和訳すると、
副詞的用法-感情の原因
Vして
V(することが)できて
Vしたら
のようになります。
例文を挙げます。
1. I am glad to meet you.
2. I felt sorry to hear the news.
3. She looked sad to hear the story.
4. I was surprised to find her in the room.
5. She will[would] be shocked to read the letter.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. (私は)あなたにお会いできてうれしいです。
2. 私はその知らせを聞いて残念に思った。
3. 彼女はその話を聞いて悲しそうに見えた。
4. 私はその部屋で彼女を見つけて驚いた。
5. その手紙を読んだら彼女はショックを受けるだろう。
[補講 1]
次の3つの英文の意味を考えてみましょう。
1. He was glad to hear the news.
2. He will[would] be glad to hear the news.
3. I will[would] be glad to help you with your homework.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 彼ははその知らせを聞いて喜んだ。
2. 彼はその知らせを聞いたら喜ぶだろう。
3. (私は)喜んで君の宿題を手伝ってあげよう。
1. と 2. の文は、上記の解説の通りです。
ただし、2. の文は「仮定条件」とも解釈できます。
特に would を用いた文のほうは、he (彼) はもう亡くなっているとか遠くにいるとかで、その知らせを聞けない可能性が高いのでなおさらです。
でも、「その知らせを聞いたとしたら」それが原因で「喜ぶだろう」ですから、やはり「感情の原因」と解釈するのが妥当でしょう。
3. が問題です。
「君の宿題を手伝ったら(それが原因で)私はうれしいだろう。」が直訳です。
それを意訳して、
「喜んで君の宿題を手伝ってあげよう。」
となります。
結局、3. の文は、会話表現として覚えておくのがいいと思います。
I [We] will be glad to V
= I'll [We'll] be glad to V
I {We] would be glad to V
= I'd [We'd] be glad to V
喜んでVしましょう
1人称の I と we の時に、よくこのような意味になります。
又、will より would の方が丁寧な表現になります。
次のように、依頼とか勧誘の返事にも使えます。
Could you help me with my homework?
宿題を手伝ってくれませんか。
Sure. I'd be glad to.
いいですとも、喜んで。
Why don't you come with me?
私と一緒に来ませんか。
I'll be glad to.
喜んで。
[補講 2]
中学3年生で学習する内容でもあり、上記の訳し方と例文を覚えてしまえば、実戦的には何の問題もないのでしょうが、あえてもう少し踏み込んでみることにします。
一般的に、to 不定詞 [to V] は「Vすることに向かって = 未来志向」であると言われています。
でも、今回の用法 = 「感情の原因」の場合、それでは説明がつきません。
to V の行為は過去か完了(もうすでに終わっている)か同時(今行われている)かのどちらかです。
もうすでに終わっている行為は、to 不定詞では 完了不定詞 = to have Vpp(過去分詞) 使います。
厳密に言えば、
1. I am glad to have met you.
2. I felt sorry to have heard the news.
のようになるはずです。
でも、現実の言語は、コンピューターのプログラミング言語ほど論理的ではありませんから、行為が終わっていてもほぼ同時であれば、上記の例文のように、単なる to V で十分です。
しかし、例文の 1. は、別れ際に言う場合、あなたに会う行為はもう終わっていることをはっきり明示して、、
I am glad to have met you.
ということがあります。
通常は単なる to V で十分ですが、感情の原因を表す場合に、この「完了不定詞 = to have Vpp」が使われている場合がたまにあるので、念のため紹介しておきます。
ちなみに、別れ際に、「お会いできてうれしかった。」という意味は、次のようにも言えます。
Nice meeting you.
解説は、次のページを参考にしてください。
⇒ 参考ページ
では暗誦例文をまとめます。
1. 私はもう一度君に会えてうれしい。
2. 私はその知らせを聞いて残念に思った。
3. 彼女はその話を聞いて悲しそうに見えた。
4. 私はその部屋で彼女を見つけて驚いた。
5. その手紙を読んだら彼女はショックを受けるだろう。
6. 喜んで君の宿題を手伝いましょう。
7. 私の宿題を手伝ってくださいませんか。
7. 喜んで。
8. (別れ際に)あなたにお会いできてうれしかったです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. I am glad to see you again.
2. I felt sorry to hear the news.
3. She looked sad to hear the story.
4. I was surprised to find her in the room.
5. She will[would] be shocked to read the letter.
6. I will[would] be glad to help you with your homework.
6. = I'll [I'd] be glad to help you with your homework.
7. Could[Would] you help me with my homework?
7. I'll [I'd] be glad to.
8. I am glad to have seen you again.
お疲れ様でした。 (^-^)
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