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分詞の副詞的用法[分詞構文]-その7-否定

分詞の副詞的用法[分詞構文]の全目次を見に行く。



まずは復習しましょう。

分詞の副詞的用法[分詞構文]-その1 (入門・初級向け)
(口語英語で使われる用法だけの解説)

分詞の副詞的用法[分詞構文]-その2
(基本用法-意味別による解説)

分詞の副詞的用法[分詞構文]-その3
(基本用法-分詞の位置別による解説)

分詞の副詞的用法[分詞構文]-その4
(基本用法-暗誦例文のまとめ)

分詞の副詞的用法[分詞構文]-その5
(基本用法-練習問題)

分詞の副詞的用法[分詞構文]-その6
(完了分詞)



さて、今回は分詞の副詞的用法[分詞構文]否定です。

方法はいたって簡単です。

分詞の前に not / never を置くだけです。

これまでの練習問題と同じように、[副]の文と][主]の文を並べます。
[副]の文が否定文になっていますから、分詞の前に not / never を置いて、一文にしてみましょう



1. I did not know what to eat. [副]
1. (私は何を食べたらいいかわからなかった。)
1. I asked my doctor for advice [主].
1. (私はかかりつけの医者に助言を求めた。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Not knowing what to eat, I asked my doctor for advice
理由・動機
(何を食べたらいいかわからなくて[なかったので]私はかかりつけの医者に助言を求めた。)

この通り、分詞の前に not を置くだけです。

この場合、分詞後置して
I asked my doctor for advice, not knowing what to eat.
とすることもできますが、前置するほうが普通のように思われます。



2. He was not tired at all. [副]
2. not ~ at all : 全く~ない
2. (彼は全く疲れていなかった。)
2. He continued walking.
2. (彼は歩き続けた。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Not (being) tired at all, he continued walking.
理由・動機
(全く疲れていなくて[いなかったので]彼は歩き続けた。)

being は省略しても構いません。



3. I have not eaten anything sicce this morning. [副]
3. (私は今朝から何も食べていない。)
3. I am so hungry. [主]
3. (私はとてもお腹が空いている。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Not having eaten anything since this morning, I am so hungry.
理由・動機
(今朝から何も食べていなくて[いないので]、私はとてもお腹が空いている。)



4. He had never met her. [副]
4. (彼は一度も彼女に会ったことがなかった。)
4. He couldn't recognize her. [主]
4. (彼は彼女を見分けることができなかった。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Never having met her, he couldn't recognize her.
理由・動機
(彼女に一度も会ったことがなくて[なかったので]、彼女を見分けることができなかった。)

この場合は、 Having never met her … も使われています。



5. I was never satisfied with the result. [副]
5. (私はその結果に決して満足しなかった。)
5. I decided to try harder. [主]
5. (私はもっと努力しようと決心した。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Never (being) satisfied with the result, I decided to try harder.
理由・動機
(その結果に決して満足しないで[しなかっかたので]、私はもっと努力しようと決心した。)

通例、being は省略されます。



全ての文が、理由・動機になっていますが、一応の分類です。
和訳もはっきり「…なので」と訳すのではなく、「…して」と、あいまいに訳すほうがこの用法に合っているような気がします。



では、いつものように例文を暗記しましょう

1. 何を食べたらいいかわからなくて[なかったので]私はかかりつけの医者に助言を求めた。
2. 全く疲れていなくて[いなかったので]彼は歩き続けた。
3. 朝から何も食べていなくて[いないので]、私はとてもお腹が空いている。
4. 彼女に一度も会ったことがなくて[なかったので]、彼女を見分けることができなかった。
5. その結果に決して満足しないで[しなかっかたので]、私はもっと努力しようと決心した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. Not knowing what to eat, I asked my doctor for advice.
2. Not (being) tired at all, he continued walking.
3. Not having eaten anything since this morning, I am so hungry.
4. Never having met her, he couldn't recognize her.
4. Having never met her, he couldn't recognize her.
5. Never (being) satisfied with the result, I decided to try harder.




次回-分詞の副詞的用法(意味上の主語付き)=独立分詞構文

分詞の副詞的用法[分詞構文]目次

その1-口語英語で使われる用法だけの解説 (入門・初級向け)

その2-基本用法-意味別による解説

その3-基本用法-分詞の位置別による解説

その4-基本用法-暗誦例文のまとめ

その5-基本用法-練習問題

その6-完了分詞

その7-否定

その8-意味上の主語が付いている場合=独立分詞構文

その9-慣用表現(1)

その10-慣用表現(2)

その11-慣用表現のまとめ(暗誦例文)


2016/04/06 11:02 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: 学校・教育

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