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関係代名詞 what を使った慣用表現 その1 
関係代名詞 what を使った慣用表現 その1
次の内容が理解できていなければ、今回の学習内容は理解できないので、必ず復習してください。
⇒ 高校英語・基礎-関係代名詞-what
次のページも参考になりますので是非復習して来てください。
⇒ 高校英語・基礎-先行詞のない関係詞と疑問詞
上記参考ページの「先行詞のない関係詞と疑問詞」に掲載したものから紹介しましょう。
what S is → 現在のS
what S was ~ ago → ~前のS
what S used to be → 昔のS
直訳すればそれぞれ「Sが現在あるもの」「Sが~前あったもの」「Sが昔[以前]あったもの」となり、
少し意訳すればそれぞれ「Sが現在ある姿」「Sが~前あった姿」「Sが昔[以前]あった姿」となり、
完全に意訳すれば上記のまとめのようになります。
例文です。
1. My father has made our company what it is today.
1. 私の父が我社を今日のわが社にした。
→ 今日の我社があるのは父のおかげです。
2. Our company is quite different form what it was 10 years ago.
2. 我社は10年前のわが社とは全く違う。
3. Japan is not waht it[she] used to be.
3. 日本は昔の[以前の]日本ではない。
※ 2. 3. は通例悪い状態[姿]に代わってしまったことを示唆します。
※ 国は「母国」という言葉があるように、時々女性扱いして、she や her で受けることがあります。
「高校英語・基礎-先行詞のない関係詞と疑問詞」でも解説したように、what は人にも使えます。
4. My father made me what I am today.
4. 父が私を今日の私にしてくれた。
→ 私が今日あるのは父のおかげです。
5. Ken is quite different from what he was 10 years ago.
5. ケンは10年前のケンとは全く違う。
6. Ken is not what he used to be.
6. ケンは昔の[以前の]ケンではない。
《質問》
「人」の話をしているのですから、what ではなくて who を使ったらダメなのですか?
《答え》
参考書類、特に受験参考書に全く記載がありませんが、 who も使えるのは間違いありません。
(受験英語を擁護するわけではありませんが、受験英語の長文に関して言えば、確かに who の用例は少ないです。)
ネットで検索してみると、口語英語ではかなり普通に使われているように見受けられます。
特に「人柄」や「性格」を意図している時は who の方が好まれているような感じがします。
ネットの辞書「英辞朗」には、
That's who he is.
(それが彼の人柄です。)
He is who he is.
(彼はああいう人間です。)
という例文が載っていますし、
定番の辞書 GENIUS にも、
He is not who he was [used to be].
(彼は以前の彼ではない。)
She is satisfied with who she is.
(彼女は今の自分に満足している。)
という例文が載っていますから、who も使えるのは間違いないと思われます。
ということは、私がその昔(数十年前)に覚えた次の受験英語は、
What matters is not what he has but what he is.
matter : 重要である
(重要なのは彼が持っているもの[→ 彼の財産]ではなく彼の人格[人柄]だ。)
という英語も、
What matters is not what he has but who he is.
とも言えることになります。
実際にネットで検索すると、
The measure of a man is not what he has but who he is.
The value of a man is not what he has but who he is.
measure : 尺度 value : 価値
というような英語が見受けられるので、who を使っても間違いなく相手に意図が伝わると思われます。
では今回のまとめです。
暗記しましょう。
1. 私の父が我社を今日のわが社にした。
→ 今日の我社があるのは父のおかげです。
2. 我社は10年前のわが社とは全く違う。
3. 日本は昔の[以前の]日本ではない。
4. 父が私を今日の私にしてくれた。
→ 私が今日あるのは父のおかげです。
5. ケンは10年前のケンとは全く違う。
6. ケンは昔の[以前の]ケンではない。
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1. My father has made our company what it is today.
2. Our company is quite different form what it was 10 years ago.
3. Japan is not waht it[she] used to be.
4. My father made me what I am today.
5. Ken is quite different from what he was 10 years ago.
6. Ken is not what he used to be.
では、お疲れ様でした。 (^-^)
次回-関係代名詞 what を使った慣用表現 その2
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