高校英語・基礎-関係詞の非限定用法-who (主格)

まず最初に、次の項目は理解できているか確認しましょう?

who (主格.) の限定用法

忘れている人はこちらを参考にしてください。

関係(代名)詞 その3-who (主格) の解説

関係(代名)詞 その4-who (主格) の練習

限定用法非限定用法の違い+継続用法挿入用法

よくわからない人は前回の復習をして来てください。

関係詞の限定用法と非限定用法



まず、who (主格) を使って、非限定用法継続用法 / 挿入用法 の様々なパターンを例文付きで紹介します

今回で、非限定用法のイメージを完全にマスターしてしまいましょう
そうすれば、他の関係詞の非限定用法も同じように簡単に理解できます。



継続用法

1. a. I have a son, who is a teacher.
 → 私には息子が一人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼[who]は教師をしています。
1. a. 私には息子が一人いて[いるが]、その息子[彼]は教師をしています。
1. b. I have a daughter, who is a teacher.
 → 私には娘が一人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼女[who]は教師をしています。
1. b. 私には娘が一人いて[いるが]、その娘[彼女]は教師をしています。
1. c. I have two children, who are teachers.
 → 私には子供が二人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼ら・彼女ら[who]は教師をしています。
1. c. 私には子供が二人いて[いるが]、その子供達[彼ら・彼女ら]は教師をしています。


和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取ればいいと思います

これらの例文を、中学程度の英文で書き換えてみましょう。

1. a. I have a son, and he is a teacher.
1. b. I have a daughter, and she is a teacher.
1. c. I have two children, and they are teachers.

前の文と後の文を継続させるためには、接続詞が必要ですから、and でつなぎます
次に、関係代名詞の who を中Ⅰで習った人称代名詞の he / she / they に戻します。

和訳は、通常は「… してとか… でくらいで結構ですが、… だがと訳しても構いません。
ちなみに、このは、単に文と文をつなぐ順接の「であって、「しかし」の意味の逆接の「」ではありません



前の文と後の文をつなぐ接続詞は、and 以外の場合もあります

2. I had a son, who was killed in the war.
私には息子が一人いた、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼[who]は戦争で殺された[死んだ]。
2. 私には息子が一人いたが、(彼は)戦争で殺された[死んだ]。
2. 私には息子が一人いたけれども、(彼は)戦争で殺された[死んだ]。
I had a son, but he was killed in the war.

この例文の「が」は、逆接の「が」です。

3. I helped my mother, who looked very busy.
私は母を手伝った、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼女[who]はとても忙しそうだった。
3. 私は母を手伝ったが、それは母[彼女]がとても忙しそうだったからだ。
I helped my mother, because she looked very busy.

コンマ+ who だけで、接続詞がないのですから、元々あいまいな表現です。
ですから、順接とも逆接とも解釈できるあいまいな「… だが、」という和訳が一番適しているように思われます。

2.3. の例文も、和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取ればいいと思います
いちいち、これは順接だから and だとか、逆接だから but だとか、理由だから because だとか考えていたら、時間がかかりますからね。
上記の書き換えは、参考のため記しただけです。



挿入用法

4. Mr. Suzuki, who works for a travel agency, can speak ten languages.
4. travel agency [トヴル イジェンスィ : 旅行代理店
鈴木さんは、(誰のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、彼[who]は」旅行代理店に勤めているのですが、10ヶ国語を話すことができます。
4. 鈴木さんは、旅行代理店に勤めていますが、10ヶ国語を話すことができます。
4. 旅行代理店に勤めている鈴木さんは10ヶ国語を話すことができます。

挿入用法の場合も、あいまいな「…だが、」と言う和訳が一番多く使われます
又、鈴木さんが複数いるのではなくて、どの鈴木さんかはっきり分かっている場合は、後ろから訳しても構いません

5. Mr. Suzuki, who is 80 years old, jogs every morning.
5. jog [ジョグ] : ジョギングをする
鈴木さんは、(誰のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、彼[who]は80歳なのだが、毎朝ジョギングをしている。
5. 鈴木さんは、80歳だが、毎朝ジョギングをしている。
5. 鈴木さんは、80歳だけれども、毎朝ジョギングをしている。
5. 80歳になる鈴木さんは、毎朝ジョギングをしている。

6. Mr. Suzuki, who was born and brought up in London, speaks English very fluently.
6. be brought up : 育てられる → 育つ fluently [フーエントリ] : 流暢[りゅうちょう]に
鈴木さんは、(誰のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、彼[who]はロンドンで生まれ育ったのだが、とても流暢に英語を話す。
6. 鈴木さんは、ロンドンで生まれ育ったのだが、とても流暢に英語を話す。
6. 鈴木さんは、ロンドンで生まれ育ったので、とても流暢に英語を話す。
6. ロンドンで生まれ育った鈴木さんは、とても流暢に英語を話す。

挿入用法も、和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取ればいいと思います

挿入用法の場合も、継続用法と同じく、… だが、」が万能の和訳です。
けれども、譲歩とか理由に解釈できる場合は、… だけれどもとか、… なのでと訳してもいいでしょう。

挿入用法は継続用法と違って、接続詞で書き換えできないことが多いですが、
5.6. の例文は、

= Mr. Suzuki, though he is 80 years old, jogs every morning.
= Mr. Suzuki, as he was born and brought up in london, speaks English very fluently.

と書き換えることができます。
参考にしてください。



では、例文をまとめましょう
和訳は便宜上、… だが」を採用しておきます。

1. a. 私には息子が一人いるが、その息子[彼]は教師をしています。
1. b. 私には娘が一人いるが、その娘[彼女]は教師をしています。
1. c. 私には子供が二人いるが、その子供達[彼ら・彼女ら]は教師をしています。
2. 私には息子が一人いたが、(彼は)戦争で殺された[死んだ]。
3. 私は母を手伝ったが、それは母[彼女]がとても忙しそうだったからだ。
4. 鈴木さんは、旅行代理店に勤めていますが、10ヶ国語を話すことができます。
5. 鈴木さんは、80歳だが、毎朝ジョギングをしている。
6. 鈴木さんは、ロンドンで生まれ育ったのだが、とても流暢に英語を話す。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. a. I have a son, who is a teacher.
1. b. I have a daughter, who is a teacher.
1. c. I have two children, who are teachers.
2. I had a son, who was killed in the war.
3. I helped my mother, who looked very busy.
4. Mr. Suzuki, who works for a travel agency, can speak ten languages.
5. Mr. Suzuki, who is 80 years old, jogs every morning.
6. Mr. Suzuki, who was born and brought up in London, speaks English very fluently.


では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)

2015/10/17 17:04 [edit]

category: 高校英語・基礎

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