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高校英語・基礎-関係詞の限定[制限]用法と非限定[制限]用法 
高校英語・基礎-関係詞の限定[制限]用法と非限定[制限]用法
「中学英語・ちょっと復習-関係(代名)詞 その1-学習目的」で、関係代名詞は、「後ろから名詞を修飾する用法」だと説明しました。
これまで学習してきた関係詞はすべてこの「後ろから名詞を修飾する用法」でした。
この「後ろから名詞を修飾する用法」を「限定[制限]用法」と呼びます。
限定[制限]用法とは、複数の物・事・人の中から、何か条件を設定して特定の物・事・人(先行詞)に限定[制限]する用法です。
1. He has two children who are teachers.
1. 彼には教師をしている子供が二人いる。
→ 彼は、複数いる子供のうち、教師をしているという条件を満たす子供が二人いる
2. The teacher who is the oldest in my school passed away yesterday.
2. pass away : 亡くなる (die の婉曲語)
2. 私の学校で一番年上の教師が昨日亡くなった。
→ 複数の教師のうち、私の学校で一番年上という条件を満たした教師が昨日亡くなった。
一方、非限定[制限]用法とは、先行詞を限定[制限]するのではなく、先行詞の補足説明をする用法です。
通例、関係詞の前に、コンマが置かれます。
3. He has two children, who are teachers.
→ 彼には子供が二人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、その二人[who]は教師をしている。
3. 彼には子供が二人いて[いるが]、その子供達[who]は教師をしている。
4. Mr. Suzuki, who is the oldest teacher in my school, passed away yesterday.
→ 鈴木先生は、(誰のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、彼[who]は私の学校で一番年上の教師なのですが、昨日亡くなりました。
4. 鈴木先生は、私の学校で一番年上の教師ですが、昨日亡くなりました。
非限定[制限]用法は「追加で補足説明をする用法」だと理解しておけばいいでしょう。
非限定[制限]用法はさらに次の二つに分類されることがあります。
3. のように、一旦英文が完結して、その後に補足説明が置かれる用法を、「継続用法」とか「連続用法」とか「連結用法」と呼びます。
4. のように、文中の語(通例、主語)の後に補足説明が置かれる用法を、「挿入用法」と呼びます。
参考書によって使われている文法用語が違うので、自分の持っている参考書がどの用語を使っているか確認しておきましょう。
このサイトでは、「非限定用法-継続用法 / 挿入用法 」という用語を使うことにします。
覚えておいてください。
今回は、「非限定用法-継続用法 / 挿入用法」の導入説明です。
「非限定用法-継続用法 / 挿入用法」に使われる関係詞は
who / who(m) / which / whose / where / when の6つです。
that は使えません。
why と how には非限定用法はありません。
(that も、コンマなしなら「非限定用法」と類似した用法がありますが、混乱するのでここでは取り扱いません。後に別項目として取り上げます。)
次回から、順を追って非限定用法の例文を挙げていきます。
今回は、限定用法と非限定用法の違いを理解することに集中してください。
では、例文を覚えて限定用法と非限定用法の違いをマスターしましょう。
1. 彼には教師をしている子供が二人いる。 (限定用法)
2. 私の学校で一番年上の教師が昨日亡くなった。 (限定用法)
3. 彼には子供が二人いて[いるが]、その子供達は教師をしている。 (非限定用法-継続用法)
4. 鈴木先生は、私の学校で一番年上の教師ですが、昨日亡くなりました。 (非限定用法-挿入用法)
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1. He has two children who are teachers.
2. The teacher who is the oldest in my school passed away yesterday.
3. He has two children, who are teachers.
4. Mr. Suzuki, who is the oldest teacher in my school, passed away yesterday.
《質問》
4. Mr. Suzuki, who is the oldest teacher in my school, passed away yesterday.
4. 鈴木先生は、私の学校で一番年上の教師ですが、昨日亡くなりました。
を、
「私の学校で一番年上の教師の鈴木先生が昨日亡くなった。」
のように、後ろから訳したらダメですか?
《答え》
私の学校に、鈴木という名前の教師が一人しかいない場合は、その和訳でも結構です。
でも、鈴木という名前の教師が複数いる場合は誤解を生むので、後で追加的に訳す方が無難です。
鈴木という名前の教師が複数いて、「私の学校で一番年上の教師の鈴木先生」と限定したい場合は、次のように the を付けて、コンマなしに続けます。
The Mr. Suzuki who is the oldest teacher in my school passed away yesterady.
(複数いる鈴木先生のうち)私の学校で一番年上の教師の鈴木先生が昨日亡くなった。
では、お疲れ様でした。 (^-^)
次回-関係詞の非限定用法-、who (主格)
[関係詞の非限定用法-目次]
⇒ 関係詞の非限定用法-who (主格)
⇒ 関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)
⇒ 関係詞の非限定用法-which (主格)
⇒ 関係詞の非限定用法-which (目的格)
⇒ 関係詞の非限定用法-句・節・文を受ける whcih (主格・目的格)
⇒ 関係詞の非限定用法-whose ~ / the ~ of which (所有格)
⇒ 関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その1
⇒ 関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その2
⇒ 関係詞の非限定用法-前置詞 + 関係代名詞
⇒ 関係詞の非限定用法-where
⇒ 関係詞の非限定用法-when
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| # | 2018/11/07 13:28 | edit
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