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中学英語・ちょっと復習-関係(代名)詞 その11-that の解説  
中学英語・ちょっと復習-関係(代名)詞 その11-that の解説
⇒ 関係(代名)詞 その1-学習目的 を復習して来る。
⇒ 関係(代名)詞 その2-疑問代名詞 who の復習 を復習して来る
⇒ 関係(代名)詞 その3-who (主格) の解説 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その4-who (主格) の練習 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その5-who(m) (目的格) の解説 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その6-who(m) (目的格) の練習 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その7-which (主格) の解説 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その8-which (主格) の練習 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その9-which (目的格) の解説 を復習して来る。
⇒ 関係(代名)詞 その10-which (目的格) の練習 を復習して来る。
先行詞が「人」「物」「事」のどの場合でも使え、主格・目的格の両方に使える関係代名詞があります。
それは that です。
This is the woman who loves Ken.
= This is the woman that loves Ken. (先行詞 = 人・主格)
これがケンを愛している女の子です。
The girl who(m) ken loves is Junko.
= The girl that ken loves is Junko. (先行詞 = 人・目的格)
ケンが愛している女の子はジュンコです。
The dogs which are running around over there are mine.
= The dogs that are running around over there are mine. (先行詞 = 物事・主格)
あそこで走り回っている犬達は私のです。
This is the car which my father bought last week.
= This is the car that my father bought last week. (先行詞 = 物事・目的格)
これは私の父が先週買った車です。
「万能だから超便利!
これ一つ覚えておけばOK!」
と言いたいところですが、世の常で便利なものには落とし穴があるんです。
万能といっても、よく使われる場合と使われない場合があり、それを無視して何でもかんでも that を使うと、不自然な英語になります。
これまでの例文で示しながら、順に解説していきます。
(?) → まれにしか使われない
(△) → たまに使われる
(○) → 普通に使われる
(◎) → よく使われる
[先行詞が人で主格]
who が基本で、that はあまり使われません。
This is the girl who loves Ken. (◎)
= This is the woman that loves Ken. (△)
これがケンを愛している女の子です。
[先行詞が人で目的格]
省略が基本で、whom は文語でまれにしか使われず、who は口語でたまに、that もたまにしか使われません。
The girl whom Ken loves is Junko. (?)
The girl who Ken loves is Junko. (△)
The girl that ken loves is Junko. (△)
The girl Ken loves is Junko. (◎)
ケンが愛している女の子はジュンコです。
[先行詞が物事で主格の場合]
which ・ that 共によく使われます。口語では that の方が好まれます。
こちらから発信する場合は、口語英語が多いでしょうから、that を使うほうが無難です。
英語で論文を書くのなら話は別ですけど…
The dogs which are running around over there are mine. (○)
The dogs that are running around over there are mine. (◎)
あそこで走り回っている犬達は私のです。
[先行詞が物事で目的格]
省略が基本ですが、which ・ that も普通に使われます。
This is the car which my father bought last week. (○)
This is the car that my father bought last week. (○)
This is the car my father bought last week. (◎)
これは私の父が先週買った車です。
上記の傾向性を見ると that は明らかに物事と相性がよく、人と相性が悪いことがよくわかります。
こちらから英語を発信する時は次のような方針に従った方が無難でしょう。
1. 先行詞が人の場合は that は使わない。
2. 先行詞が物事の場合は which と同じように that も使ってよい。むしろ口語英語では that の方が好まれる。目的格の場合はなるべく関係代名詞を省略する。
要するに、こちらから英語を発信する場合は、上記の例文の(◎)だけを使っておけば無難ということです。
よく参考書に、次のようなルールが書いてあります。
先行詞に、all / every / any / no /the only / the same /the very / the ~est / the most ~ / the first[last][second][third][など] が付いている時、先行詞が、something / anything / everything / nothing / all / などである時は、that が好まれる。
このような場合、何が何でも that が優先されるわけではありません。
[先行詞が人を含んでいて主格の場合]
that より who の方がよく使われます。
Ken is the only person who can speak Japanese.
ケンは日本語をしゃべれる唯一の人です。
[先行詞が人を含んでいて目的格の場合]
省略が基本です。
You are the only woman I love.
あなたは僕が愛している唯一の女性です。
[先行詞が物事を含んでいて主格の場合]
which よりも that の方が好まれます。
This is the only road that leads to the town. lead to ~ : ~に通じる
これはその町に通じている唯一の道です。
[先行詞が物事で目的格の場合]
which より that のほうが好まれますが、省略するのが基本です。
Tennis is the only sport (that) I can play.
テニスは私ができる唯一のスポーツです。
こうして見てみると、上記のルールが適用されるのは、物事が先行詞の場合だけです。
もともと 口語英語では which より that の方が好まれるので、結局このルールはあまり役に立っていません。
それよりも次のルールの方が大切です。
● 先行詞が疑問詞の Who の場合、 Who who ではちょっと語呂合わせが悪いので、that で代用する。
Who that knows him will believe it?
彼を知っている誰がそれを信じるだろうか。
● 先行詞が人+物事両方の場合は普通 that を用いる。
Look at the boy and his dog that are playing together in the park.
公園で一緒に遊んでいる少年と犬を見てごらん。
相当くどい説明だったので、頭が混乱してきましたか?
最後にもう一度 that がよく使われる場合を簡単に列挙して解説は終わりにしましょう。
先行詞が疑問詞の Who の場合、 Who who ではちょっと語呂合わせが悪いので、that で代用する。
先行詞が人+物事両方の場合は普通 that を用いる。
先行詞が物事の場合は、全般的に that が好まれる。
先行詞に、all / every / any / no /the only / the same /the very / the ~est / the most ~ / the first[last][second][third][など]が付いている時、先行詞が、something / anything / everything / nothing / all / などである時は、特に that が好まれる。
ただし、先行詞が目的格の場合は省略が基本。
お疲れ様でした。 頭がパニックになりませんように! (^.^)
次回-関係(代名)詞 その12-1 ~ 11 までの総まとめ
⇒ 関係(代名)詞 その1-学習目的 を復習して来る。
⇒ 関係(代名)詞 その2-疑問代名詞 who の復習 を復習して来る
⇒ 関係(代名)詞 その3-who (主格) の解説 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その4-who (主格) の練習 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その5-who(m) (目的格) の解説 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その6-who(m) (目的格) の練習 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その7-which (主格) の解説 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その8-which (主格) の練習 の復習をして来る。
⇒ 関係(代名)詞 その9-which (目的格) の解説 を復習して来る。
⇒ 関係(代名)詞 その10-which (目的格) の練習 を復習して来る。
先行詞が「人」「物」「事」のどの場合でも使え、主格・目的格の両方に使える関係代名詞があります。
それは that です。
This is the woman who loves Ken.
= This is the woman that loves Ken. (先行詞 = 人・主格)
これがケンを愛している女の子です。
The girl who(m) ken loves is Junko.
= The girl that ken loves is Junko. (先行詞 = 人・目的格)
ケンが愛している女の子はジュンコです。
The dogs which are running around over there are mine.
= The dogs that are running around over there are mine. (先行詞 = 物事・主格)
あそこで走り回っている犬達は私のです。
This is the car which my father bought last week.
= This is the car that my father bought last week. (先行詞 = 物事・目的格)
これは私の父が先週買った車です。
「万能だから超便利!
これ一つ覚えておけばOK!」
と言いたいところですが、世の常で便利なものには落とし穴があるんです。
万能といっても、よく使われる場合と使われない場合があり、それを無視して何でもかんでも that を使うと、不自然な英語になります。
これまでの例文で示しながら、順に解説していきます。
(?) → まれにしか使われない
(△) → たまに使われる
(○) → 普通に使われる
(◎) → よく使われる
[先行詞が人で主格]
who が基本で、that はあまり使われません。
This is the girl who loves Ken. (◎)
= This is the woman that loves Ken. (△)
これがケンを愛している女の子です。
[先行詞が人で目的格]
省略が基本で、whom は文語でまれにしか使われず、who は口語でたまに、that もたまにしか使われません。
The girl whom Ken loves is Junko. (?)
The girl who Ken loves is Junko. (△)
The girl that ken loves is Junko. (△)
The girl Ken loves is Junko. (◎)
ケンが愛している女の子はジュンコです。
[先行詞が物事で主格の場合]
which ・ that 共によく使われます。口語では that の方が好まれます。
こちらから発信する場合は、口語英語が多いでしょうから、that を使うほうが無難です。
英語で論文を書くのなら話は別ですけど…
The dogs which are running around over there are mine. (○)
The dogs that are running around over there are mine. (◎)
あそこで走り回っている犬達は私のです。
[先行詞が物事で目的格]
省略が基本ですが、which ・ that も普通に使われます。
This is the car which my father bought last week. (○)
This is the car that my father bought last week. (○)
This is the car my father bought last week. (◎)
これは私の父が先週買った車です。
上記の傾向性を見ると that は明らかに物事と相性がよく、人と相性が悪いことがよくわかります。
こちらから英語を発信する時は次のような方針に従った方が無難でしょう。
1. 先行詞が人の場合は that は使わない。
2. 先行詞が物事の場合は which と同じように that も使ってよい。むしろ口語英語では that の方が好まれる。目的格の場合はなるべく関係代名詞を省略する。
要するに、こちらから英語を発信する場合は、上記の例文の(◎)だけを使っておけば無難ということです。
よく参考書に、次のようなルールが書いてあります。
先行詞に、all / every / any / no /the only / the same /the very / the ~est / the most ~ / the first[last][second][third][など] が付いている時、先行詞が、something / anything / everything / nothing / all / などである時は、that が好まれる。
このような場合、何が何でも that が優先されるわけではありません。
[先行詞が人を含んでいて主格の場合]
that より who の方がよく使われます。
Ken is the only person who can speak Japanese.
ケンは日本語をしゃべれる唯一の人です。
[先行詞が人を含んでいて目的格の場合]
省略が基本です。
You are the only woman I love.
あなたは僕が愛している唯一の女性です。
[先行詞が物事を含んでいて主格の場合]
which よりも that の方が好まれます。
This is the only road that leads to the town. lead to ~ : ~に通じる
これはその町に通じている唯一の道です。
[先行詞が物事で目的格の場合]
which より that のほうが好まれますが、省略するのが基本です。
Tennis is the only sport (that) I can play.
テニスは私ができる唯一のスポーツです。
こうして見てみると、上記のルールが適用されるのは、物事が先行詞の場合だけです。
もともと 口語英語では which より that の方が好まれるので、結局このルールはあまり役に立っていません。
それよりも次のルールの方が大切です。
● 先行詞が疑問詞の Who の場合、 Who who ではちょっと語呂合わせが悪いので、that で代用する。
Who that knows him will believe it?
彼を知っている誰がそれを信じるだろうか。
● 先行詞が人+物事両方の場合は普通 that を用いる。
Look at the boy and his dog that are playing together in the park.
公園で一緒に遊んでいる少年と犬を見てごらん。
相当くどい説明だったので、頭が混乱してきましたか?
最後にもう一度 that がよく使われる場合を簡単に列挙して解説は終わりにしましょう。
先行詞が疑問詞の Who の場合、 Who who ではちょっと語呂合わせが悪いので、that で代用する。
先行詞が人+物事両方の場合は普通 that を用いる。
先行詞が物事の場合は、全般的に that が好まれる。
先行詞に、all / every / any / no /the only / the same /the very / the ~est / the most ~ / the first[last][second][third][など]が付いている時、先行詞が、something / anything / everything / nothing / all / などである時は、特に that が好まれる。
ただし、先行詞が目的格の場合は省略が基本。
お疲れ様でした。 頭がパニックになりませんように! (^.^)
次回-関係(代名)詞 その12-1 ~ 11 までの総まとめ
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