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高校英語・基礎-動詞の文型-いろいろな副詞相当語句 
高校英語・基礎-動詞の文型-いろいろな副詞相当語句
まず、次のページを復習して来てください。
動詞の文型-副詞(相当語句)の消去
上のページを読めば、中学1~2年程度の副詞(相当語句)は理解できると思います。
でも、名詞相当語句にもいろいろあったように、副詞相当語句にもさまざまなものがあります。
副詞相当語句が消去できなければ、動詞の文型が決定できません。
他動詞の目的語は object の頭文字を取って一般に「O」と表記されます。
副詞相当語句は英語では adverb equivalent と言います。
この頭文字を取って「A」にすると、形容詞相当語句(adjectival equivalent)の頭文字も「A」なので同じになってしまいます。
そこで、修飾語句 《形容詞・副詞およびそれらの相当語句》を表す modifier の頭文字を取って「M」と表記されるのが一般的です。
本当は、 modifier は副詞相当語句と形容詞相当語句の両方の意味を兼ね備えているのでおかしいのですが・・・・
ともかく、
副詞(相当語句)=M と覚えておきましょう。
今回は簡単な高1程度までの副詞相当語句(M)を紹介します。
次の英文のどこが副詞相当語句(M)かわかりますか。
1. I got up at five to catch the first train.
2. Junko always studies listening to music.
3. I made birds using paper.
4. He was sitting on the sofa surrounded by the children.
5. I finished my homework before I had dinner.
6. I won't go if it rains tomorrow.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. I got up at five to catch the first train.
私は始発列車に乗るために5時に起きた。
up は副詞(M)ですが、get と一体化して熟語になっているので get up(起きる)と覚えておきましょう。
at five(5時に)は「前置詞+名詞」なので副詞相当語句(M)です。
to catch the first train(始発電車に乗るために)は「to不定詞の副詞的用法-目的」なので副詞相当語句(M)です。
「to不定詞の副詞的用法」は「目的=…するために」のほかにもいろいろあるのですが、今回は中2程度の「目的」だけにしておきます。
get up : 起きる 完全自動詞
2. Junko always studies listening to music.
純子はいつも音楽を聴きながら勉強する。
always は頻度を表す副詞(M)ですが、動詞の前にあるので消去の必要はありません。
listening to music(音楽を聴きながら)は現在分詞の「分詞構文=分詞の副詞的用法」で副詞相当語句(M)です。
study : 勉強する 完全自動詞
3. I made birds using paper.
私は紙を使って鳥を作りました。
using paper(紙を使って)も現在分詞の「分詞構文=分詞の副詞的用法」で副詞相当語句(M)です。
「分詞構文=分詞の副詞的用法」は後に詳しく説明しますが、ここでは「…しながら、…して」の二つだけ覚えておきましょう。
make O : Oを作る 完全他動詞
4. He was sitting on the sofa surrounded by the children.
彼は子供たちに囲まれて座っていた。
まず on the sofa(ソファーの上に)が副詞相当語句(M)です。
次に、surrounded by the children(子供たちに囲まれて)は過去分詞の「分詞構文=分詞の副詞的用法」で副詞相当語句(M)です。
過去分詞は受け身の意味を持っていますから、現在分詞の「…しながら、…して」に対して「…されて」という意味になります。
sit : 座る 完全自動詞
5. I finished my homework before I had dinner.
私は夕食を食べる前に宿題を終わらせた。
「接続詞+文」は基本的に副詞相当語句(M)です。
before I had dinner(夕食を食べる前に)は副詞相当語句(M)です。
finish O : Oを終わらせる 完全他動詞
6. I won't go if it rains tomorrow.
もし明日雨が降ったら、私は行きません。
if it rains tomorrow(もし明日雨が降ったら)は「接続詞+文」なので副詞相当語句(M)です。
go : 行く 完全自動詞
接続詞はどの分野の英語にも必要な重要単語です。
英志館道場を卒業するまでに、英文を理解するのに必要なものはすべて覚えてもらいますから覚悟しておいてください。
今回はサンプルにとどめておきます。
では、上の例文を暗記しましょう。
1. 私は始発列車に乗るために5時に起きた。
2. 純子はいつも音楽を聴きながら勉強する。
3. 私は紙を使って鳥を作りました。
4. 彼は子供たちに囲まれて座っていた。
5. 私は夕食を食べる前に宿題を終わらせた。
6. もし明日雨が降ったら、私は行きません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. I got up at five to catch the first train.
2. Junko always studies listening to music.
3. I made birds using paper.
4. He was sitting on the sofa surrounded by the children.
5. I finished my homework before I had dinner.
6. I won't go if it rains tomorrow.
暗記できましたか?
では、もう少し練習しましょう。
次の英文を副詞相当語句(M)に注意して和訳してください。
その後、その和訳を英文に戻してください。
1. I went to the library to study history.
2. She came into the room singing merrily.
3. She came into the room supported by her mother.
4. Please wait here until I get back.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 私は歴史を勉強するために図書館へ行きました。
to the library(図書館に)が副詞相当語句(M)。
to study history(歴史を勉強するために)も「to不定詞の副詞的用法-目的」で副詞相当語句(M)。
go : 行く 完全自動詞
2. 彼女は楽しそうに歌を歌いながら部屋に入ってきた。
into the room(部屋の中へ)は副詞相当語句(M)。
singing merrily(楽しそうに歌を歌いながら)も現在分詞の「分詞構文=分詞の副詞的用法」で副詞相当語句(M)。
come : 来る 完全自動詞
実戦的には come into ~ : ~の中に入って来る
3. 彼女は母親に支えられて[支えられながら]部屋に入ってきた。
into the room(部屋の中へ)は副詞相当語句(M)。
supported by her mother(支えられて[支えられながら])も過去分詞の「分詞構文=分詞の副詞的用法」で副詞相当語句(M)。
come : 来る 完全自動詞
実戦的には come into ~ : ~の中に入って来る
4. 私が戻って来るまでここで待っていてください。
here(ここで)は場所を表す副詞(M)。
until I get back(私が戻って来るまで)は「接続詞+文」で副詞相当語句(M)。
wait : 待つ 完全自動詞
和訳を元の英文に戻して今回の学習は終わりです。
1. 私は歴史を勉強するために図書館へ行きました。
2. 彼女は楽しそうに歌を歌いながら部屋に入ってきた。
3. 彼女は母親に支えられて[支えられながら]部屋に入ってきた。
4. 私が戻って来るまでここで待っていてください。
できましたか?では次回もがんばりましょう。
次回-be 動詞
復習テストはこちら
まず、次のページを復習して来てください。
動詞の文型-副詞(相当語句)の消去
上のページを読めば、中学1~2年程度の副詞(相当語句)は理解できると思います。
でも、名詞相当語句にもいろいろあったように、副詞相当語句にもさまざまなものがあります。
副詞相当語句が消去できなければ、動詞の文型が決定できません。
他動詞の目的語は object の頭文字を取って一般に「O」と表記されます。
副詞相当語句は英語では adverb equivalent と言います。
この頭文字を取って「A」にすると、形容詞相当語句(adjectival equivalent)の頭文字も「A」なので同じになってしまいます。
そこで、修飾語句 《形容詞・副詞およびそれらの相当語句》を表す modifier の頭文字を取って「M」と表記されるのが一般的です。
本当は、 modifier は副詞相当語句と形容詞相当語句の両方の意味を兼ね備えているのでおかしいのですが・・・・
ともかく、
副詞(相当語句)=M と覚えておきましょう。
今回は簡単な高1程度までの副詞相当語句(M)を紹介します。
次の英文のどこが副詞相当語句(M)かわかりますか。
1. I got up at five to catch the first train.
2. Junko always studies listening to music.
3. I made birds using paper.
4. He was sitting on the sofa surrounded by the children.
5. I finished my homework before I had dinner.
6. I won't go if it rains tomorrow.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. I got up at five to catch the first train.
私は始発列車に乗るために5時に起きた。
up は副詞(M)ですが、get と一体化して熟語になっているので get up(起きる)と覚えておきましょう。
at five(5時に)は「前置詞+名詞」なので副詞相当語句(M)です。
to catch the first train(始発電車に乗るために)は「to不定詞の副詞的用法-目的」なので副詞相当語句(M)です。
「to不定詞の副詞的用法」は「目的=…するために」のほかにもいろいろあるのですが、今回は中2程度の「目的」だけにしておきます。
get up : 起きる 完全自動詞
2. Junko always studies listening to music.
純子はいつも音楽を聴きながら勉強する。
always は頻度を表す副詞(M)ですが、動詞の前にあるので消去の必要はありません。
listening to music(音楽を聴きながら)は現在分詞の「分詞構文=分詞の副詞的用法」で副詞相当語句(M)です。
study : 勉強する 完全自動詞
3. I made birds using paper.
私は紙を使って鳥を作りました。
using paper(紙を使って)も現在分詞の「分詞構文=分詞の副詞的用法」で副詞相当語句(M)です。
「分詞構文=分詞の副詞的用法」は後に詳しく説明しますが、ここでは「…しながら、…して」の二つだけ覚えておきましょう。
make O : Oを作る 完全他動詞
4. He was sitting on the sofa surrounded by the children.
彼は子供たちに囲まれて座っていた。
まず on the sofa(ソファーの上に)が副詞相当語句(M)です。
次に、surrounded by the children(子供たちに囲まれて)は過去分詞の「分詞構文=分詞の副詞的用法」で副詞相当語句(M)です。
過去分詞は受け身の意味を持っていますから、現在分詞の「…しながら、…して」に対して「…されて」という意味になります。
sit : 座る 完全自動詞
5. I finished my homework before I had dinner.
私は夕食を食べる前に宿題を終わらせた。
「接続詞+文」は基本的に副詞相当語句(M)です。
before I had dinner(夕食を食べる前に)は副詞相当語句(M)です。
finish O : Oを終わらせる 完全他動詞
6. I won't go if it rains tomorrow.
もし明日雨が降ったら、私は行きません。
if it rains tomorrow(もし明日雨が降ったら)は「接続詞+文」なので副詞相当語句(M)です。
go : 行く 完全自動詞
接続詞はどの分野の英語にも必要な重要単語です。
英志館道場を卒業するまでに、英文を理解するのに必要なものはすべて覚えてもらいますから覚悟しておいてください。
今回はサンプルにとどめておきます。
では、上の例文を暗記しましょう。
1. 私は始発列車に乗るために5時に起きた。
2. 純子はいつも音楽を聴きながら勉強する。
3. 私は紙を使って鳥を作りました。
4. 彼は子供たちに囲まれて座っていた。
5. 私は夕食を食べる前に宿題を終わらせた。
6. もし明日雨が降ったら、私は行きません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. I got up at five to catch the first train.
2. Junko always studies listening to music.
3. I made birds using paper.
4. He was sitting on the sofa surrounded by the children.
5. I finished my homework before I had dinner.
6. I won't go if it rains tomorrow.
暗記できましたか?
では、もう少し練習しましょう。
次の英文を副詞相当語句(M)に注意して和訳してください。
その後、その和訳を英文に戻してください。
1. I went to the library to study history.
2. She came into the room singing merrily.
3. She came into the room supported by her mother.
4. Please wait here until I get back.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 私は歴史を勉強するために図書館へ行きました。
to the library(図書館に)が副詞相当語句(M)。
to study history(歴史を勉強するために)も「to不定詞の副詞的用法-目的」で副詞相当語句(M)。
go : 行く 完全自動詞
2. 彼女は楽しそうに歌を歌いながら部屋に入ってきた。
into the room(部屋の中へ)は副詞相当語句(M)。
singing merrily(楽しそうに歌を歌いながら)も現在分詞の「分詞構文=分詞の副詞的用法」で副詞相当語句(M)。
come : 来る 完全自動詞
実戦的には come into ~ : ~の中に入って来る
3. 彼女は母親に支えられて[支えられながら]部屋に入ってきた。
into the room(部屋の中へ)は副詞相当語句(M)。
supported by her mother(支えられて[支えられながら])も過去分詞の「分詞構文=分詞の副詞的用法」で副詞相当語句(M)。
come : 来る 完全自動詞
実戦的には come into ~ : ~の中に入って来る
4. 私が戻って来るまでここで待っていてください。
here(ここで)は場所を表す副詞(M)。
until I get back(私が戻って来るまで)は「接続詞+文」で副詞相当語句(M)。
wait : 待つ 完全自動詞
和訳を元の英文に戻して今回の学習は終わりです。
1. 私は歴史を勉強するために図書館へ行きました。
2. 彼女は楽しそうに歌を歌いながら部屋に入ってきた。
3. 彼女は母親に支えられて[支えられながら]部屋に入ってきた。
4. 私が戻って来るまでここで待っていてください。
できましたか?では次回もがんばりましょう。
次回-be 動詞
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