be supposed to V の用法


私が受験生の時覚えた be supposed to V の英語は次のようなものでした。

be supposed (to be) C (Cは主に形容詞、たまに名詞) : Cだと思われている
He was supposed (to be) innocent.
彼は無罪だと思われていた。

be supposed to V (Vは通例状態動詞) : Vしていると思われている
He was supposed to love her.
彼は彼女を愛していると思われていた。

be supposed to have Vpp (動作動詞も可) : Vしたと思われている
He is supposed to have stolen it.
彼はそれを盗んだと思われている。

まさに受験英語。単純明快。これで完璧と思い込んでいました。



ところが、生の英語に多く接するようになると、ちょっと違うことに気付き始めました。

まず最初に気が付いたのは発音です。

ゥズ(ド)・トゥ と発音すると思っていたのですが、映画やドラマを聞くと、
短縮して ed を発音せずにウスタ と発音しているのです。

次に気が付いたのは、単に「Vする[Vである]と思われている」じゃなくて、もっと微妙な意味で使われているな、ということでした。

微妙な意味で使われているということは、ちょっと言葉ではまとめにくいんですが、できるだけわかりやすく説明してみます。



例えば、あなたはケンと7時に駅で会う約束をしているとします。
そして友人にこう言います。

Ken is supposed to come at seven.
(約束では7時に来ると思われているので)
→ ケンは7時に来ることになっています[来るはずです]。

でも、7時になってもケンが来ないので、

Ken is supposed to come at seven.
(約束では7時に来ると思われているのに)
→ ケンは7時に来ることになっているんですけど[来るはずなんですけど]。

結局、ケンが来なくて、後になって

Ken was supposed to come at seven.
(約束では7時に来ると思われていたのに)
→ ケンは7時に来ることになっていたんですけど[来るはずだったんですけど]。

泣いている赤ちゃんを迷惑そうに見ている人に、

Babies are supposed to cry.
(赤ちゃんはその性質上泣くと思われているので)
→ 赤ちゃんがなくのは当然だ[泣くものだ]。

法律で喫煙をしてはいけない場所で煙草を吸っている人に、

You're not supposed to smoke here.
(法律上、禁煙してはいけないと思われているので)
→ ここでは煙草を吸ってはいけない(ことになっています)。

天気予報で「明日は雨です」と聞いた人が別の人に、

It's supposed to rain tomorrow.
(天気予報では雨が降ると思われているので)
→ 明日が雨が降るらしい[はずです]。



要するに、この表現は、何かの「規則」「規定」「法律」「約束」「取り決め」「予定」「期待」「本来的性質」「習慣」「自然の法則」などに基づいて「Vすると思われている」「Vすることになっている」「当然Vするはずだ」「本来ならばVするはずだ」というのが基本イメージになります

この表現はbe going to Vhave to V と同じように、準助動詞として覚えましょう。

一応、和訳例をまとめると

be supposed to V

(規則規定法律約束取り決め予定期待本来的性質習慣自然の法則などに基づいて当然)
Vすることになっている
Vしなければならない(ことになっている)
Vしてはいけない(ことになっている
) [否定文]
Vする[している]はずだ
Vするものだ
Vするらしい


[過去の場合]

Vすることになっていたのだが
Vしなければならなかった[ならないことになっていた]のだが
Vするはずだったのだが
Vしてはいけなかった[いけないことになっていた]のだが
[否定文]

和訳だけ丸暗記してもダメです

基本イメージを把握してください

どうしても和訳で覚えるなら、1番万能かつ基本イメージに近い、「Vすることになっているで覚えておきましょう。



すでに書いた例文も含めて、いくつか例文を挙げますから、全部覚えてこの表現の基本イメージを捉えてください

1. Ken is supposed to come at 7.
2. Ken was suppposed to come at 7.
3. You're supposed to be in bed now.
4. You're not supposed to smoke here.
5. Babies are supposed to cry.
6. It's supposed to rain tomorrow.
7. Wasn't I supposed to tell it to him?
8. What am I supposed to do?
9. What's that supposed to mean?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. ケンは7時に来ることになっている[来るはずだ]。
1. ケンは7時に来ることになっているのに[来るはずなのに]。
2. ケンは7時に来ることになっていたんだけど[来るはずだったんだけど]。
3. お前はもう寝ているはずだろ。(どうして起きているんだ)
4. ここでは煙草を吸ってはいけない(ことになっている)。
5. 赤ちゃんは泣くものだ[が泣くのは当たり前だ]。
6. 明日は雨が降るらしい[降るはずです]。
7. それを彼に言ってはいけなかったのですか[いけないことになっていたのですか]。
8. 私はどうすればいいの。← 何をすることになっているの
8. 私にどうしろというの。← 何をしなけれないけないことになっているの
9. ちょっとそれどういう意味!← それって何を意味することになってるの

最後の2つは、映画やドラマで耳にたこができるくらい聞いたセリフです

ワラマイ・サポウスタ・ドゥー
ワッツ・ザッ・サポウスタ・ミーン

普通の英語で言えば

What should I do?
What does that mean?

でしょうけど、 be supposed to が入るとかなり感情的な言い方に変わります。

では、和訳を英語に戻す練習をしてください



あ、忘れていました!

最初に紹介した受験英語もれっきとしたまともな英語ですから覚えてください

こちらの方の発音は本来の ウズ(ド)・トゥ でも結構です。

1. 彼は無罪だと思われていた。
2. 彼は彼女を愛していると思われていた。
3. 彼はそれを盗んだと思われている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. He was supposed (to be) innocent.
2. He was supposed to love her.
3. He is supposed to have stolen it.

ちなみに、 supposed を使うと、上記の用法と勘違いされる可能性が高いので、believedthought を使うほうがいいかもしれません。

He was thought[believed] (to be) innocent.
He was thought[believed] to love her.
He is thought[believed] to have stolen it.




お疲れ様でした。 (^-^)


2015/05/11 09:49 [edit]

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