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中学英語・ちょっと復習-現在完了 その8 (判別が紛らわしい現在完了) 
中学英語・ちょっと復習-現在完了 その8 (判別が紛らわしい現在完了)
現在完了 その1 (序文) を復習して来る。
現在完了 その2 (完了・結果) を復習して来る。
現在完了 その3 (経験) を復習して来る。
現在完了 その4 (継続) を復習して来る。
現在完了 その5 (継続の暗記用まとめ) を復習して来る。
現在完了 その6 (have been to ~ / have gone to ~) を復習して来る。
現在完了 その7 (受け身[受動態]の現在完了) を復習して来る。
手元のあるジーニアス英和辞典で have を引くと、
He has lived in London for two years.
(彼はロンドンに2年間住んでいる)
という継続の例文があり、それに次のような注釈が添えられています。
1. 「彼がロンドンを去る時や日本に帰って来た時などに「(今まで)住んでいた」(完了)の意で用いることができる。
2. 「2年間ロンドンに住んだことがある」経験)の意にもとれる。
3. He has been living … とすればこの意はない。
4. He has been living … は継続を強調した言い方で、He is still living … を含意。
4. の注釈はちょっとやりすぎで、He has been living … でも 1. の「(今まで)住んでいた」(完了)の意で使えると思います。
江川泰一朗先生も「英文法解説」で現在完了進行形の用法の2つ目に、「少し前に終わった動作-結果がまだ明らかに残っている」と書いていますから。
ともかく、現在完了の文は元が同じ have[has] Vpp なので、ジーニアスに書いてあるように、複数の解釈ができる場合があるので注意しましょう。
次に文脈付きで例文を示しますから、どのようになるか考えて訳してみましょう。
(母親が数時間留守をして帰ってきた息子に)
1. Where have you been? I've been to the library.
(母親が数時間姿が見えなかった息子に)
2. Where have you been? I've been in my room.
where は疑問副詞で to at in などの前置詞の意味を含んでいます。
1. は to の省略と考えて、「今までどこに行ってたの。」「図書館に行ってたんだ。」(完了)
2. は in at の省略と考えて、「今までどこにいたの。」「ずっと自分の部屋にいたよ。」(継続)
(今上映中の映画な場合)
3. Have you seen the movie? No, not yet.
(過去の名作映画の場合)
4. Have you seen the movie? No, I haven't.
3. は、「その映画は(もう)見ましたか。」「いいえ、まだです」(完了)
4. は、「その映画見たことありますか。」「いいえ、見たことありません。」(経験)
5. I have experienced the same kind of problem many times.
「私は何度もそれと同様の問題を経験したことがある。」と訳せば、(経験)
「私は何度もそれと同様の問題を経験してきた。」と訳せば、(継続)
でも、どちらの訳でも言っている内容は同じだと思います。
6. I have been in Yokohama for 2 months.
(今も横浜にいる)
「私は2ヶ月間ずっと横浜にいます。」(継続)
(横浜を今から去る、又は去った直後)
「私は2ヶ月間ずっと横浜にいました。」(継続)
(昔横浜にいたことを回想して)
「私は2ヵ月横浜にいたことがある。」(経験)
経験の場合は、before を追加するか、過去形を使うほうが誤解がなくていいと思います。
I have been in Yokohama for 2 months before.
(私は以前2ヶ月横浜にいたことがある。)
I was in Yokohama for 2 months before.
(私は以前2ヶ月横浜にいた。)
冒頭のジーニアスの I have lived … の例文もこれと同様で、経験の場合はbefore を追加するか、過去形を使うほうが誤解がなくていいと思います。
He has lived in London for two years before.
(彼は以前2年間ロンドンに住んでいたことがある。)
He lived in London for two years before.
(彼は以前2年間ロンドンに住んでいた。)
7. The subject has been fully studied.
「その問題は十分研究された[されている]。」と訳せば、(完了・結果)
「その問題は十分研究されてきた。」と訳せば、(継続)
これも 5. と同じで、どちらも言っている意味は同じだと思います。
最後にもう一度、
have[has] Vpp(過去分詞) = Vし(てしまっ)た[=完了した]状態を現在持っている
という基本のイメージを忘れないようにしましょう。
「完了・結果」「経験」「継続」というのは、あくまで和訳=翻訳です。
できるだけ和訳しないで英語のままイメージをつかめるようになったら、あなたの英語も本物です。
中学英語の復習としては、かなりハイレベルでした。
(でも例文は中学英語の範囲内です。)
お疲れ様でした。m(__)m
現在完了 その1 (序文) を復習して来る。
現在完了 その2 (完了・結果) を復習して来る。
現在完了 その3 (経験) を復習して来る。
現在完了 その4 (継続) を復習して来る。
現在完了 その5 (継続の暗記用まとめ) を復習して来る。
現在完了 その6 (have been to ~ / have gone to ~) を復習して来る。
現在完了 その7 (受け身[受動態]の現在完了) を復習して来る。
手元のあるジーニアス英和辞典で have を引くと、
He has lived in London for two years.
(彼はロンドンに2年間住んでいる)
という継続の例文があり、それに次のような注釈が添えられています。
1. 「彼がロンドンを去る時や日本に帰って来た時などに「(今まで)住んでいた」(完了)の意で用いることができる。
2. 「2年間ロンドンに住んだことがある」経験)の意にもとれる。
3. He has been living … とすればこの意はない。
4. He has been living … は継続を強調した言い方で、He is still living … を含意。
4. の注釈はちょっとやりすぎで、He has been living … でも 1. の「(今まで)住んでいた」(完了)の意で使えると思います。
江川泰一朗先生も「英文法解説」で現在完了進行形の用法の2つ目に、「少し前に終わった動作-結果がまだ明らかに残っている」と書いていますから。
ともかく、現在完了の文は元が同じ have[has] Vpp なので、ジーニアスに書いてあるように、複数の解釈ができる場合があるので注意しましょう。
次に文脈付きで例文を示しますから、どのようになるか考えて訳してみましょう。
(母親が数時間留守をして帰ってきた息子に)
1. Where have you been? I've been to the library.
(母親が数時間姿が見えなかった息子に)
2. Where have you been? I've been in my room.
where は疑問副詞で to at in などの前置詞の意味を含んでいます。
1. は to の省略と考えて、「今までどこに行ってたの。」「図書館に行ってたんだ。」(完了)
2. は in at の省略と考えて、「今までどこにいたの。」「ずっと自分の部屋にいたよ。」(継続)
(今上映中の映画な場合)
3. Have you seen the movie? No, not yet.
(過去の名作映画の場合)
4. Have you seen the movie? No, I haven't.
3. は、「その映画は(もう)見ましたか。」「いいえ、まだです」(完了)
4. は、「その映画見たことありますか。」「いいえ、見たことありません。」(経験)
5. I have experienced the same kind of problem many times.
「私は何度もそれと同様の問題を経験したことがある。」と訳せば、(経験)
「私は何度もそれと同様の問題を経験してきた。」と訳せば、(継続)
でも、どちらの訳でも言っている内容は同じだと思います。
6. I have been in Yokohama for 2 months.
(今も横浜にいる)
「私は2ヶ月間ずっと横浜にいます。」(継続)
(横浜を今から去る、又は去った直後)
「私は2ヶ月間ずっと横浜にいました。」(継続)
(昔横浜にいたことを回想して)
「私は2ヵ月横浜にいたことがある。」(経験)
経験の場合は、before を追加するか、過去形を使うほうが誤解がなくていいと思います。
I have been in Yokohama for 2 months before.
(私は以前2ヶ月横浜にいたことがある。)
I was in Yokohama for 2 months before.
(私は以前2ヶ月横浜にいた。)
冒頭のジーニアスの I have lived … の例文もこれと同様で、経験の場合はbefore を追加するか、過去形を使うほうが誤解がなくていいと思います。
He has lived in London for two years before.
(彼は以前2年間ロンドンに住んでいたことがある。)
He lived in London for two years before.
(彼は以前2年間ロンドンに住んでいた。)
7. The subject has been fully studied.
「その問題は十分研究された[されている]。」と訳せば、(完了・結果)
「その問題は十分研究されてきた。」と訳せば、(継続)
これも 5. と同じで、どちらも言っている意味は同じだと思います。
最後にもう一度、
have[has] Vpp(過去分詞) = Vし(てしまっ)た[=完了した]状態を現在持っている
という基本のイメージを忘れないようにしましょう。
「完了・結果」「経験」「継続」というのは、あくまで和訳=翻訳です。
できるだけ和訳しないで英語のままイメージをつかめるようになったら、あなたの英語も本物です。
中学英語の復習としては、かなりハイレベルでした。
(でも例文は中学英語の範囲内です。)
お疲れ様でした。m(__)m
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