高校英語・基礎-動詞の文型-基本5文型の問題点-S+V+O+as C と S+V+O+to be C の文型 その1
まず次の英語を見てください。
1. We consider him a genius.
2. We consider him to be a genius.
3. We consider him as a genius.
この3つの英文は全て、
「私達は彼を天才だとみなしている。」
という意味です。
一つずつ文型を考えてみましょう。
1. は him = a genius で、a genius は目的格補語、動詞は不完全他動詞で、典型的な S+V+O+C の文型です。
2. は him = to be a genius とみなせば、1. と同じように S+V+O+C と解釈できますが、基本5文型の考え方では、OとCをbe動詞で結合して文が成立しなければなりません。
1. は He is a genius. で文が成立しますが、
2. は He is to be a genius. となり文が成立しません。
結局 2. は基本5文型では分類し難いと言うことになります。
でも to be の中に be があるので、それを考慮して拡大解釈すれば、 1. と同じで He is a genius. が成立していると考えることもできます。
実用的には、
consider O (to be) C : OをCだとみなす (Cは形容詞・名詞・分詞)
と覚えておけばいいと思います。
つまり、 consider O to be C の文型が先で、それの to be が省略されたものが consider O C だと考えるわけです。
覚えておいた方がいい類例を挙げると、
think O (to be) C : OをCだと思う、考える
suppose O (to be) C : OをCだと思う、考える
believe O (to be) C : OをCだと信じる
find O (to be) C : OがCだとわかる、OをCだと思う
などがあります。
例文も挙げておきますから覚えましょう。
4. I think him (to be) very clever. (形容詞)
5. Many people supposed him (to be) innocent. (形容詞)
6. I believe him (to be) honest. (形容詞)
7. I found this book (to be) very interesting. (現在分詞出身の形容詞)
8. He thinks himself (to be) respected by everybody. (過去分詞)
9. I found the door (to be) locked. (過去分詞)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. 私は彼をとても利口だと思っている[考えている]。
5. 多くの人は彼を無罪だと思った[考えた]。
6. 私は彼を正直だと信じている。
7. 私はこの本はとてもおもしろいと分かった[思った]。
8. かれは自分が皆に尊敬されていると思っている。
9. 私はそのドアにカギがかけられている[かかっている]のがわかった。
to be が省略された文型の方がよく使われているようです。
これらの動詞は that節 を目的語に取る、
consider (that) … : … だとみなす、考える
think (that) … : … だと思う、考える
suppose (that) … : … だと思う、考える
believe (that) … : … だと信じる
find (that) … : … だとわかる、知る、思う
という文型もあります。
一応、基本5文型では S+V+O になりますが、単にOではなくて具体的に上記のように that … を付けて覚えておかなければ実用にならないでしょうね。
上記の例文を that節 の例文に書き換えてみましょう。
10. We consider (that) he is a genius.
11. I think (that) he is very clever.
12. Many people supposed (that) he was innocent.
13. I believe (that) he is honest.
14. I found (that) this book was very interesting.
15. He thinks (that) he is respected by everybody.
16. I found (that) the door was locked.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10. 私達は彼は天才だとみなしている。
11. 私は彼はとても利口だと思う。
12. 多くの人々は彼は無罪だと思った。
13. 私は彼は正直だと信じている。
14. 私はこの本はとてもおもしろいとわかった[思った]。
15. 彼は自分が皆に尊敬されていると思っている。
16. 私はそのドアはかぎが掛かっているとわかった[掛かっていることを知った]。
口語英語では、この that節 の文型が一番よく使われています。
解説が長くなったので、3. の We consider him as a genius. は次回に説明します。
次回-S+V+O+as C の文型
まず次の英語を見てください。
1. We consider him a genius.
2. We consider him to be a genius.
3. We consider him as a genius.
この3つの英文は全て、
「私達は彼を天才だとみなしている。」
という意味です。
一つずつ文型を考えてみましょう。
1. は him = a genius で、a genius は目的格補語、動詞は不完全他動詞で、典型的な S+V+O+C の文型です。
2. は him = to be a genius とみなせば、1. と同じように S+V+O+C と解釈できますが、基本5文型の考え方では、OとCをbe動詞で結合して文が成立しなければなりません。
1. は He is a genius. で文が成立しますが、
2. は He is to be a genius. となり文が成立しません。
結局 2. は基本5文型では分類し難いと言うことになります。
でも to be の中に be があるので、それを考慮して拡大解釈すれば、 1. と同じで He is a genius. が成立していると考えることもできます。
実用的には、
consider O (to be) C : OをCだとみなす (Cは形容詞・名詞・分詞)
と覚えておけばいいと思います。
つまり、 consider O to be C の文型が先で、それの to be が省略されたものが consider O C だと考えるわけです。
覚えておいた方がいい類例を挙げると、
think O (to be) C : OをCだと思う、考える
suppose O (to be) C : OをCだと思う、考える
believe O (to be) C : OをCだと信じる
find O (to be) C : OがCだとわかる、OをCだと思う
などがあります。
例文も挙げておきますから覚えましょう。
4. I think him (to be) very clever. (形容詞)
5. Many people supposed him (to be) innocent. (形容詞)
6. I believe him (to be) honest. (形容詞)
7. I found this book (to be) very interesting. (現在分詞出身の形容詞)
8. He thinks himself (to be) respected by everybody. (過去分詞)
9. I found the door (to be) locked. (過去分詞)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. 私は彼をとても利口だと思っている[考えている]。
5. 多くの人は彼を無罪だと思った[考えた]。
6. 私は彼を正直だと信じている。
7. 私はこの本はとてもおもしろいと分かった[思った]。
8. かれは自分が皆に尊敬されていると思っている。
9. 私はそのドアにカギがかけられている[かかっている]のがわかった。
to be が省略された文型の方がよく使われているようです。
これらの動詞は that節 を目的語に取る、
consider (that) … : … だとみなす、考える
think (that) … : … だと思う、考える
suppose (that) … : … だと思う、考える
believe (that) … : … だと信じる
find (that) … : … だとわかる、知る、思う
という文型もあります。
一応、基本5文型では S+V+O になりますが、単にOではなくて具体的に上記のように that … を付けて覚えておかなければ実用にならないでしょうね。
上記の例文を that節 の例文に書き換えてみましょう。
10. We consider (that) he is a genius.
11. I think (that) he is very clever.
12. Many people supposed (that) he was innocent.
13. I believe (that) he is honest.
14. I found (that) this book was very interesting.
15. He thinks (that) he is respected by everybody.
16. I found (that) the door was locked.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10. 私達は彼は天才だとみなしている。
11. 私は彼はとても利口だと思う。
12. 多くの人々は彼は無罪だと思った。
13. 私は彼は正直だと信じている。
14. 私はこの本はとてもおもしろいとわかった[思った]。
15. 彼は自分が皆に尊敬されていると思っている。
16. 私はそのドアはかぎが掛かっているとわかった[掛かっていることを知った]。
口語英語では、この that節 の文型が一番よく使われています。
解説が長くなったので、3. の We consider him as a genius. は次回に説明します。
次回-S+V+O+as C の文型
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