高校英語・基礎-動詞の文型-基本5文型の問題点-付け足し補語(擬似補語・準補語)その1

次の英文を、下線部に注意して点検してみましょう。

1. a) She looks very young.
1. b) She married very young.
2. They all arrived safe.
3. Some children came running.
4. The old man stood surrounded by his grandchildren.
4. stood = was standing
5. The pond froze solid. freeze-froze-frozen : 凍る solid : 固い、固体の
6. We parted friends.
7. He returned to his homeland a different man.
8. Ken left his office tired out. exhausted イグースティド : 疲れ果てた

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1. a) She looks very young.
1. b) She married very young.
1. a) 彼女はとても若く見える。
1. b) 彼女はずいぶん若い時に結婚した。

She looks very young. は、 Shevery young なので look不完全自動詞young主格補語、文型は SVC です。
当然、 very young を消すと文が成立しません。
一方、She married very young.Shevery young なので young主格補語の要件を満たしています。
ところが、 very young を消して She married だけにしても文が成立するので、marry完全自動詞です。
つまり、文型は SV なのに が余分に付いて、SV(+C) になっています。
このように、完全自動詞の後に補足的に付いている補語を「擬似補語」とか「準補語」と呼びます。
完全自動詞の後に余分に付いているので、私は「付け足し(主格)補語」と呼んでいます。
このような文型は基本5文型に分類できません

上の例文は 8. を除いて全て「完全自動詞+付け足し(主格)補語」=SV(+C)です。
+C の部分には「形容詞」「現在分詞」「過去分詞」「名詞」が入ります。
Cの状態でVする」と解釈すればうまくいく場合が多いです。
例えば、1. の英文は、「とても若い状態で結婚した」という意味です。

2. They all arrived safe.
2. 彼らは全員無事な状態で到着した → 無事に到着した。

3. Some children came running.
3. 何人かの子供が走っている状態でやって来た → 走って来た。

4. The old man stood surrounded by his grandchildren.
4. そのおじいさんは孫たちに囲まれた状態で立っていた → 孫たちに囲まれて立っていた。

5. The pond froze solid.
5. その池は凍ってかちこちになった → かちこちに凍った。

この場合は「Cの状態でVする」ではなくて、「VしてCの状態になる」と言う意味です。

6. We parted friends.
6. 私達は友達の状態で別れた → 友達として別れた。

7. He returned to his homeland a different man.
7. 彼は別人の状態で祖国に戻った → 別人となって祖国に戻った。

8. Ken left his office exhausted. exhausted イグースティド : 疲れ果てた
8. ケンは疲れ果た状態でオフィスを出た → 疲れ果ててオフィスを出た。

8.SVO主格補語が付け足されたもので、いわば SVO(+C) です。
O=Cではなくて、S=Cだから要注意です。

和訳だけ列挙しますから、上の英文を覚えてテストしてください。

1. 彼女はずいぶん若い時に結婚した。
2. 彼らは全員無事に到着した。
3. 子供達が何人か走って来た。
4. そのおじいさんは孫たちに囲まれて立っていた。
5. その池はかちこちに凍った。
6. 私達は友達として別れた。
7. 彼は別人となって祖国に戻った。
8. ケンは疲れ果ててオフィスを出た。

《質問コーナー》

2. に関して質問します。
「無事に到着した」だから、 形容詞の safe ではなくて、 副詞の safely を使ったらダメですか?

《答え》

They all arrived safe.
They all arrived safely.
どちらも使われています。
英語を母語とする人でもこの2つは交換可能と考えている人が多いようです。
解釈は2つあります。
一つは「この safesafelyly が無くなったもので、両方とも副詞である」という考え方です。
Drive safe(ly). (安全に運転しなさい → 安全運転しよう) とか、walk slow(ly) (ゆっくり歩く) などはまさにその通りです。
でも、arrive safe and sound (安全で無傷な状態で到着する → 無事到着する) は arrive safely and soundly とは言いませんし、arrive exhausted イグースティド (疲れ果てて到着する) も arrive exhaustedly とは言いません。
本来は、 arrive safe無事な状態で到着しただと言う意味なのに対し、arrive safely安全な方法・様子で到着したという意味だと思います。
しかしブログの題名とかメールの件名に「arrived home safely 無事帰宅・無事帰郷」とよく書かれているのを見ると、英語が母語の人たちも両方とも「無事に到着した」という意味で使っているとしか思えません・・・((+_+))
ちなみに、 6.7.名詞が付け足し(主格)補語の場合は、as friends (友達として) as a different man (別人として) の as省略されていると解釈することもできます。


続き-基本5文型の問題点-付け足し補語(擬似補語・準補語)その2
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2014/12/26 09:49 [edit]

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