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高校英語・基礎-動詞の文型-基本5文型の問題点-消せない副詞相当語句(M)の続き 
高校英語・基礎-動詞の文型-基本5文型の問題点-消せない副詞相当語句(M)の続き
前回、副詞相当語句(M)も文意を成立させるのに必要だから消せない場合がある、と説明しました。
具体的な例を3つしか挙げなかったので、今回は実用になるようにもう少し練習してみましょう。
Mが消せない場合があるのは第1文型と第2文型と第3文型で、通常第4文型と第5文型のMは消せます。
文型をまとめ直すと
1. SV(M) 又は SVM
2. SVC(M) 又は SVCM
3. SVO(M) 又は SVOM
4. SVOO(M)
5. SVOC(M)
結局123文型が二つに分かれるので8文型に増えました。
問題はMが残る文型の場合、動詞の用法をまとめる時、単にMと言う表記では実用にならない場合が多いということです。
具体的な例を見てみましょう。
1. Ken spoke fast.
2. Ken spoke about Japanese food.
3. Ken talked with[to] Junko.
4. I am glad now.
5. I am fond of soccer.
6. I am proud of you.
7. Ken eats breakfast every morning.
8. Ken reminds me of my little brother.
9. I can't stop him from going.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. Ken spoke fast.
1. ケンは早く話した。
この fast =M は消せますから動詞の文型は「SV(M)」で、動詞の用法のまとめは単に speak : 話す でおしまいです。
2. Ken spoke about Japanese food.
2. ケンは日本食について話した。
この場合の about Japanese food =M は消し難いので動詞の文型は「SVM」です。
でも動詞の用法のまとめ方が問題です。
speak M という表記では speak の使い方がわからないのです。
結局、speak about ~ : ~について話す とまとめないと実用的とは言えません。。
3. Ken talked with[to] Junko.
3. ケンは順子と話をした。
これも同じです。
文型は「SVM」でMを残しても talk M ではまとめになりません。
これも、talk with[to] ~ : ~と話す と具体的に覚えるしかなさそうです。
4. I am glad now.
4. 私は今うれしい。
now =M は消せますからこれは簡単です。
文型は「SVC(M)」で、動詞の用法はただの be C : Cである です。
5. I am fond of soccer.
5. 私はサッカーが好きです。
of soccer =M は消すと文意が通らないので消せません。
文型は「SVCM」ですが、これも be fond of ~ : ~が好きである とまとめないと実用になりません。
もうこれは動詞の用法と言うより形容詞の用法をまとめていることになります。
6. I am proud of you.
6. 私は君が自慢だ[君を誇りに思う]。
これも 5. と全く同じで、文型は「SVCM」とわかっても、 be proud of ~ : ~が自慢だ、~を誇りに思う と具体的にまとめないと実用にはなりません。
7. Ken eats breakfast every morning.
7. ケンは毎朝朝食を食べる。
この every morning =Mは消せますから、これは「SVO(M)」で、eat O : Oを食べる と普通にまとめることができます。
8. Ken reminds me of my little brother.
8. ケンは私に弟を思い出させる。
この of my little brother =Mは消せません。文型は「SVOM」で、動詞の用法は具体的に remind O of ~ : Oに~を思い出させる 又はもっと具体的に remind 人 of ~ : 人に~を思い出させる とまとめると実用になります。
remind O M ではまとめになりません。
9. I can't stop him from going.
9. 私はケンが行くのを止めることができません。
from going =Mも消し難いので文型は「SVOM」、まとめは stop O M ではなくて、具体的に stop O from Ving : OがVするのを止める[妨げる] とまとめましょう。
今まで検証してきたことでわかったことは、
1. Mが消せない場合がある。
2. その場合はMの内容を具体的に示して動詞の用法をまとめる。
3. SVCMの場合は動詞の用法と言うより、形容詞=Cの用法になる。
結局のところ、慣用句(熟語)として覚えたほうが得策かもしれません。
最終的には、同じような型のMをグループ分けして、重要な動詞・形容詞の文型[用法]をまとめます。
かなり大量のまとめになると思いますが、それを覚えないと実戦では役に立ちません。
文型を分類できるだけでは辞書を引く手助けにはなりますが、よく出てくる基本的な動詞・形容詞の文型(用法)を覚えていなければ英文は理解できませんから。
がんばってもらいましょう。 (^.^)
次回-基本5文型の問題点 その2 (疑似補語・準補語)
前回、副詞相当語句(M)も文意を成立させるのに必要だから消せない場合がある、と説明しました。
具体的な例を3つしか挙げなかったので、今回は実用になるようにもう少し練習してみましょう。
Mが消せない場合があるのは第1文型と第2文型と第3文型で、通常第4文型と第5文型のMは消せます。
文型をまとめ直すと
1. SV(M) 又は SVM
2. SVC(M) 又は SVCM
3. SVO(M) 又は SVOM
4. SVOO(M)
5. SVOC(M)
結局123文型が二つに分かれるので8文型に増えました。
問題はMが残る文型の場合、動詞の用法をまとめる時、単にMと言う表記では実用にならない場合が多いということです。
具体的な例を見てみましょう。
1. Ken spoke fast.
2. Ken spoke about Japanese food.
3. Ken talked with[to] Junko.
4. I am glad now.
5. I am fond of soccer.
6. I am proud of you.
7. Ken eats breakfast every morning.
8. Ken reminds me of my little brother.
9. I can't stop him from going.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. Ken spoke fast.
1. ケンは早く話した。
この fast =M は消せますから動詞の文型は「SV(M)」で、動詞の用法のまとめは単に speak : 話す でおしまいです。
2. Ken spoke about Japanese food.
2. ケンは日本食について話した。
この場合の about Japanese food =M は消し難いので動詞の文型は「SVM」です。
でも動詞の用法のまとめ方が問題です。
speak M という表記では speak の使い方がわからないのです。
結局、speak about ~ : ~について話す とまとめないと実用的とは言えません。。
3. Ken talked with[to] Junko.
3. ケンは順子と話をした。
これも同じです。
文型は「SVM」でMを残しても talk M ではまとめになりません。
これも、talk with[to] ~ : ~と話す と具体的に覚えるしかなさそうです。
4. I am glad now.
4. 私は今うれしい。
now =M は消せますからこれは簡単です。
文型は「SVC(M)」で、動詞の用法はただの be C : Cである です。
5. I am fond of soccer.
5. 私はサッカーが好きです。
of soccer =M は消すと文意が通らないので消せません。
文型は「SVCM」ですが、これも be fond of ~ : ~が好きである とまとめないと実用になりません。
もうこれは動詞の用法と言うより形容詞の用法をまとめていることになります。
6. I am proud of you.
6. 私は君が自慢だ[君を誇りに思う]。
これも 5. と全く同じで、文型は「SVCM」とわかっても、 be proud of ~ : ~が自慢だ、~を誇りに思う と具体的にまとめないと実用にはなりません。
7. Ken eats breakfast every morning.
7. ケンは毎朝朝食を食べる。
この every morning =Mは消せますから、これは「SVO(M)」で、eat O : Oを食べる と普通にまとめることができます。
8. Ken reminds me of my little brother.
8. ケンは私に弟を思い出させる。
この of my little brother =Mは消せません。文型は「SVOM」で、動詞の用法は具体的に remind O of ~ : Oに~を思い出させる 又はもっと具体的に remind 人 of ~ : 人に~を思い出させる とまとめると実用になります。
remind O M ではまとめになりません。
9. I can't stop him from going.
9. 私はケンが行くのを止めることができません。
from going =Mも消し難いので文型は「SVOM」、まとめは stop O M ではなくて、具体的に stop O from Ving : OがVするのを止める[妨げる] とまとめましょう。
今まで検証してきたことでわかったことは、
1. Mが消せない場合がある。
2. その場合はMの内容を具体的に示して動詞の用法をまとめる。
3. SVCMの場合は動詞の用法と言うより、形容詞=Cの用法になる。
結局のところ、慣用句(熟語)として覚えたほうが得策かもしれません。
最終的には、同じような型のMをグループ分けして、重要な動詞・形容詞の文型[用法]をまとめます。
かなり大量のまとめになると思いますが、それを覚えないと実戦では役に立ちません。
文型を分類できるだけでは辞書を引く手助けにはなりますが、よく出てくる基本的な動詞・形容詞の文型(用法)を覚えていなければ英文は理解できませんから。
がんばってもらいましょう。 (^.^)
次回-基本5文型の問題点 その2 (疑似補語・準補語)
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