Sun.
どの分野の英語も同じ その7 
Jack : So, if you'll excuse me.
So はわかりますね。「だから」「そういうわけで」という意味ですね。
if you'll excuse me はジーニアス英和辞典で excuse を引き、成句の所を見れば一発で「この辺で失礼します」という意味だとわかります。
しかし、これを台詞(せりふ)で丸暗記してしまうと、全く応用が利きません。「if の中でなぜ will が使われているのか?」、「excuse の意味は何?」の2点をちょっと考えてみましょう。
高校1年生の文法の授業の現在時制の所で次のように習います。
時と条件を表す副詞節中では、意味が未来でも現在形を使う。
もし明日雨が降ったら私は行きません。
(正) I won't go if it rains tomorrow.
(誤) I won't go if it will rain tomorrow.
この規則で次の日本語を英語にすると、
もし君がが一緒に行くんだったら、喜んで行きます。
I will be glad to go if you go with me.
これはもちろん正しい英語ですが、「もし...する気[意思]があるなら」「もし...してくださるなら」という意味にしたい時は、if の中に意思をあらわす will を使います。
もし君が一緒に行ってくれるんだったら、喜んで行きます。
I will be glad to go if you will go with me.
さらにていねいにしたい時は、will を先ほど出てきた would に交換して、
もしあなたが一緒に行ってくださるのなら、喜んで行かせていただきます。
I would be glad to go if you would go with me.
次の例文はとある受験参考書の例文です。
I would appreciate it if you would help me.
もしあなたが私を手伝う意思があるなら、私はそれに感謝するでしょう。
→ 手伝ってもらえたらありがたいんですけど。
というわけで、if you'll excuse me. の will は、この意思を表す will です。
次に excuse を点検してみましょう。
Excuse me. という表現は、中学の教科書にも出てくる非常にポピュラーな表現ですが、「すみません」とか「ごめんなさい」と丸暗記していませんか?
改めて、辞書を引いてみると、「人を許す」という意味だとわかります。
ということは、Excuse me. は「私を許しなさい」という命令文になりますね。
excuse には「退出[中座]する人を許す」という意味もあるので、例えば食事中に席を立ちたい時は Excuse me.(中座する私を許してください → ちょっと失礼します。) と言えます。
疑問文にして Can [Will, Could, Would] you excuse me?(中座する私を許してくださいませんか → ちょっと失礼してもよろしいですか。)と言えばていねいになります。
また、受け身にして Can [Could, May] I be excused?(中座する私は許されてもよろしいいでしょうか → ちょっと失礼してもよろしいですか。)とも言えます。
学生が授業中にトイレに行きたい時も May I be excused? と言います。
というわけで、
If you'll excuse me.
もしあなたが退出[中座]する私を許してくださる意思があるのなら(失礼させていただきます)
→ ではこの辺で失礼しよう
暗記しましょう。
If you'll excuse me, I have to get back to work.
そろそろ失礼します。仕事に戻らないといけないので。
次回に続く
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So はわかりますね。「だから」「そういうわけで」という意味ですね。
if you'll excuse me はジーニアス英和辞典で excuse を引き、成句の所を見れば一発で「この辺で失礼します」という意味だとわかります。
しかし、これを台詞(せりふ)で丸暗記してしまうと、全く応用が利きません。「if の中でなぜ will が使われているのか?」、「excuse の意味は何?」の2点をちょっと考えてみましょう。
高校1年生の文法の授業の現在時制の所で次のように習います。
時と条件を表す副詞節中では、意味が未来でも現在形を使う。
もし明日雨が降ったら私は行きません。
(正) I won't go if it rains tomorrow.
(誤) I won't go if it will rain tomorrow.
この規則で次の日本語を英語にすると、
もし君がが一緒に行くんだったら、喜んで行きます。
I will be glad to go if you go with me.
これはもちろん正しい英語ですが、「もし...する気[意思]があるなら」「もし...してくださるなら」という意味にしたい時は、if の中に意思をあらわす will を使います。
もし君が一緒に行ってくれるんだったら、喜んで行きます。
I will be glad to go if you will go with me.
さらにていねいにしたい時は、will を先ほど出てきた would に交換して、
もしあなたが一緒に行ってくださるのなら、喜んで行かせていただきます。
I would be glad to go if you would go with me.
次の例文はとある受験参考書の例文です。
I would appreciate it if you would help me.
もしあなたが私を手伝う意思があるなら、私はそれに感謝するでしょう。
→ 手伝ってもらえたらありがたいんですけど。
というわけで、if you'll excuse me. の will は、この意思を表す will です。
次に excuse を点検してみましょう。
Excuse me. という表現は、中学の教科書にも出てくる非常にポピュラーな表現ですが、「すみません」とか「ごめんなさい」と丸暗記していませんか?
改めて、辞書を引いてみると、「人を許す」という意味だとわかります。
ということは、Excuse me. は「私を許しなさい」という命令文になりますね。
excuse には「退出[中座]する人を許す」という意味もあるので、例えば食事中に席を立ちたい時は Excuse me.(中座する私を許してください → ちょっと失礼します。) と言えます。
疑問文にして Can [Will, Could, Would] you excuse me?(中座する私を許してくださいませんか → ちょっと失礼してもよろしいですか。)と言えばていねいになります。
また、受け身にして Can [Could, May] I be excused?(中座する私は許されてもよろしいいでしょうか → ちょっと失礼してもよろしいですか。)とも言えます。
学生が授業中にトイレに行きたい時も May I be excused? と言います。
というわけで、
If you'll excuse me.
もしあなたが退出[中座]する私を許してくださる意思があるのなら(失礼させていただきます)
→ ではこの辺で失礼しよう
暗記しましょう。
If you'll excuse me, I have to get back to work.
そろそろ失礼します。仕事に戻らないといけないので。
次回に続く
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