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if を使った未来の条件文-その1 (If + S + 現在形-説明)

if を使った条件文 - 導入 - 目次



まず、次の会話文を見てみましょう。

A : Will Ken come to the meeting tomorrow?
A : ケンは明日の会議に来るでしょうか?
B : I'm not sure. Maybe he will. Maybe he won't.
B : わからない。来るかもしれないし、来ないかもしれないし。
A : Well, if he comes, can you tell him to give me a call?
A : じゃあ、もし彼が来たら、私に電話するように言ってくれますか?
A : I'm not sure. : 私は確信がない。 → よくわからない。
A : maybe [イビ] : 多分 (… かもしれない)
A : give 人 a call = give 人 a (tele)phone call : 人に電話する



もう1つ会話文を見てください。

A : Will Ken come to the meeting tomorrow?
A : ケンは明日の会議に来るでしょうか?
B : He probably will.. He said he was coming.
B : おそらく来ると思うよ。来ると言ってたから。
A : Good!If he comes, can you tell him to give me a call?
A : よかった!もし彼が来たら、私に電話するように言ってくれますか?
A : probably [バブリ] : おそらく、十中八九[じっちゅうはっく]
A : He said he was coming. : 進行形で 「確定した近未来」 を表現できる。



「ケンが来る・来ない」 は、未来の話なのに、「もし彼が来たら」「来たら」現在形comes になっていますね。

前者の会話「彼が来る」 確率5割くらいで、後者の会話では約8~9割といったところでしょうか?

「もし~すれば[したら]」「もし~なら[だったら]」「~する」 確率が高い場合、具体的に言えば、確率およそ5割以上の場合、「現在形」 を使って仮定します。



わかりやすいように公式を作ると、

If + S + V[現在形]、 未来志向の文
(条件節)        (主節 = 帰結節)

未来志向の文
  
S + V[現在形]
S + will / can / may / 等 + V[原形]
命令文
依頼文
勧誘文
など

(確率およそ5割以上で)
(条件節) もし S が V すれば / したら / なら / だったら
(主節 = 帰結節) S は V する、V するだろう、できる、かもしれない、してもよい、等Vしなさい / Vしてくれませんか / V しませんか[しましょう]など

主節 = 帰結節 には would / could / might使えますが、練習の順番の都合で後回しにします

もちろん、主節 = 帰結節先行させて、後に 条件節置くこともできます。



今から、この公式に従って、文を作る練習をしますが、実はこの 「未来を仮定する条件節」 は、すでに中学2年生で学習済みなのをご存知でしたか?

次の英文は、現在中学2年生が使っている英語の教科書 (NEW CROWN) の Lesson 2英文です。

If it's clear, let's play baseball.
もし晴れたら、野球をしましょう。
If it rains, let's go to a movie.
もし雨が降ったら、映画を見に行きましょう。

これらの文は、未来のことを話していますが、現在形israins を使って未来のことを仮定していますね。。

中学2年生この時点では、まだ willbe going to学習していないので、自然と現在形で未来のことを仮定できるようになる、という仕組みになっています。

改訂前旧版教科書では、will を学習した後に、次の英文が載せられていました。

If it's clear, we will play softball.
もし晴れたら、ソフトボールをしましょう。
If it rains, we will play table tennis in the gym.
もし雨が降ったら、体育館で卓球をしましょう。
We will VLet's V
gym [] = gymnasium [ジムイジアム] : 体育館

明らかに、現在の教科書のほうが巧妙(?)にできています(^-^)



前置きが長くなりました。 m(__)m

練習次回にします。



次回-if を使った未来の条件文-その2 (If + S + 現在形-練習)

if を使った条件文 - 導入 - 目次



2018/06/02 16:37 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: 学校・教育

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if を使った未来の条件文-その2 (If + S + 現在形-練習)

if を使った仮定を表す文 - 導入 - 目次



では、前回の続きです。

練習に入る前に、もう一度 公式まとめておきます。



確率5割以上未来に関する仮定条件節主節[帰結節] (節 = 文)

If + S + V[現在形]、 未来志向の文
(条件節)         (主節 = 帰結節)

未来志向の文
  
S + V[現在形]
S + will / can / may / 等 + V[原形]
命令文
依頼文
勧誘文
など

(確率およそ5割以上で)
(条件節) もし S が V すれば / したら / なら / だったら
(主節 = 帰結節) S は V する、V するだろう、できる、かもしれない、してもよい、等Vしなさい / Vしてくれませんか / V しませんか[しましょう]、など

主節 = 帰結節 には would / could / might使えますが、練習の順番の都合で後回しにします

もちろん、主節 = 帰結節先行させて、後に 条件節置くこともできます。



いきなり、「日本語を英語にしなさい。」 では、荷が重いでしょうから、いくつか例文を暗誦していただきます。

文脈付き例文を挙げますが、覚えるところは太線部分だけでも結構です。

[暗誦例文 1]
1. I'm not sure if Ken will come to the meeting tomorrow or not.
1. If he comes, can you tell him to give me a call?
1. My number is xxxxxxx.
1. I'm not sure if … (or not). = I'm not sure whether … (or not). : … であるかどうかわからない[← 確信がない]
2. It's about the plan for tomorrow.
2. Let's play catch in the park if it's clear or cloudy.
2. But if it rains, we'll play video games at home.

2. play catch : キャッチボールをする
2. play a video game [ヴィディオゥ] : テレビゲームをする
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. ケンが明日の会議に来るかどうかわかりません。
1. もしケンが来たら、私に電話するように言ってくれますか。
1. 私の番号は xxxxxxxx です。
2. 明日の計画のことだけど。
2. もし晴れか曇りなら公園でキャッチボールをしよう。
2. でも、もし雨が降ったら、家でテレビゲームをしよう。

[暗誦例文 2]
3. Are you interested in baseball?
3. If you join us, we can form a team.
4. I have a favor to ask of you.
4. I'll appreciate it if you can help me with my math homework..
4. a favor to ask of you [フェイヴァ] : 君にお願いしたいこと
4. appreciate O [アプリーシエイト] : Oをありがたく思う、Oのことを感謝する
5. I may be late for the last bus.
5. Call me if you're late. I'll pick you up.
5. be late for ~ : ~に遅れる
5. pick 人 up / pick up 人 : 車で人を迎えに行く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3. 君、野球に興味ある?
3. もし君が僕らに加わってくれたら、チームを結成できるんだ。
4. 君にお願いがあるんだ。
4. もし数学の宿題を手伝ってもらえたらありがたいんだけど。
5. 最終バスに乗り遅れるかもしれません。
5. もし乗り遅れたら電話して。 迎えに行くから。

[暗誦例文 3]
6. I'm afraid Ken can't come tomorrow.
6. What! If he doesn't come, I('ll) have to take his place.
6. I'm afraid … : 残念ながら … だと思う
6. take A's place / taka the place of A : A の代わりをする
7. The weather forecast says it will snow next Sunday.
7. Oh, no. If it snows, the trip may be put off.
7. weather forecast [ウェフォーキャスト] : 天気予報
7. put O off / put off O : O を延期する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6. 残念だけど、ケンは明日来れないと思う。
6. 何ですって! もし彼が来なければ、私が彼の代わりをしなければいけない(だろう)
7. 天気予報で今度の日曜は雪になると言ってたよ。
7. あーあ、(T_T) もし雪が降ったら、旅行は延期されるかもね。

[暗誦例文 4]
08. You're going to the party, aren't you?
08. If you see Ken, tell him to come and visit us sometime.
09. Is it all right if I stay here tonight?
09. Be my guest!
09. if … : (この場合は) もし … しても
09. Be my guest : どうぞどうぞ。いいですとも。(快諾[かいだく]の返事)
10. You want a new bike? I'll tell you what.
10. If you get a hundred on the next math test, I'll buy you one.
10. I('ll) tell you what. : ねえ、私にいい考えがある、こうしたらどうでしょう?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
08. 君、パーティーに行くんでしょ?
08. もしケンに会ったら、いつかうちに遊びに来るように言っておいてくれる。
09. 今夜ここに泊ってもいいですか?
09. いいですよ!
10. 新しい自転車が欲しいだって? じゃあ、こうしよう。
10. もし次の数学のテストで100点を取ったら買ってあげるよ。

[暗誦例文 5]
11. How about going to the new shopping mall this afternoon?
11. Well, I'm busy with my homework now..
11. If I have finished it by noon, I'll go[come] with you.
11. How about Ving? : Vしてはどうでしょう?
11. be busy with ~ : ~で忙しい
11. I'll go[come] with you. : 相手と一緒に行く時は、同行者の相手に敬意を払って come も使えます。
12. Hasn't Ken come yet?
12. If he hasn't arrived by 10 a.m, we'd better give him a call.
11. we'd better V = we had better V : Vしたほうがよい、Vすべきだ、Vしなければいけない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11. 今日の午後、新しいショッピングモールにに行かない?
11. う~ん、今は宿題で忙しいんだ。
11. もし昼までにそれを終えたら、一緒に行くよ。
12. ケンがまだ来ていない?
12. もし彼が午前10時までに到着しなければ、彼に電話しないといけない。

未来の時点でのあり得そうな完了動作仮定する場合には、現在完了形 を使います。

If I will have finished it by noon (×) や If he will not have arrived by 10 p.m. (×) としないように気を付けましょう。

この英文だと、「正午までに終えると予測されたら」とか、「10時までに到着しないと予測されたら」という、推量の will の意味が入った変な意味の英文になってしまいます。(;''∀'')



現在形で未来のことを仮定するのに慣れましたか?

では、現在(完了)形で未来のことを仮定する条件節だけを練習してみましょう。

次の日本語を英語で表現してください。

1. もし明日雨が降ったら
2. もし明日雨が降らなければ
3. もし明日晴れたら
4. もしケンが明日の会議に来たら
5. もし君が僕達に加わったら
6. もし君が私の宿題を手伝うことができたら[手伝ってくれたら]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. if it rains tomorrow
2. if it doesn't rain tomorrow
3. if it is clear tomorrow
4. if Ken comes to the meetimg tomorrow
5. if you join us
6. if you can help me with my math homework

7. もし私が最終バスに乗り遅れたら
8. もし君がパーティーでケンに会ったら
9. もし私が今晩ここに泊ったら[泊っても]
10. もしお前が次の数学のテストで100点を取ったら
11. もし(私が)お昼までに宿題を終えたら
12. もしケンが午前10時までに到着しなければ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7. if I am late for the last bus
8. if you see Ken at the party
9. If I stay here tonight
10. If you get a hundred on the next math test
11. if I have finished my homework by noon
12. if Ken hasn't arrived by 10 p.m.



さて、これで 「可能性が5割以上ある未来の行為を仮定する現在形を使った条件節」基本練習は終わりました

さらに、補足しておきたい文法的説明と、覚えてもらいたい応用練習がありますが、それは次回にします。

文法が嫌いな人は、文法的補足説明は飛ばしてもらっても構いませんだ、応用練習だけはやっておきましょう



次回-if を使った未来の条件文-その3 (文法的補足説明-マニア向け)

if を使った条件文 - 導入 - 目次

2018/06/05 23:59 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: 学校・教育

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if を使った未来の条件文-その3 (文法的補足説明-マニア向け)

if を使った条件文 - 導入 - 目次



では、前回の続きです。

今回の記事は 文法マニア 向けです。 (^-^;

入門・初級者は、適当に読み飛ばして一番最後の 「応用練習」 の部分だけやってもらっても結構です。

文法的補足説明をいくつかして、その中から覚えておいたほうがよいものをピックアップして応用練習をします。

最初に公約した通り、手抜きなしで全力投球で解説します。

説明がくどくなるかもしれませんが、我慢してくださいね。m(__)m



《文法的補足説明 (1)-未来志向の文とは?》

主節 = 帰結節「未来志向の文」 とは、未来形の文ではありません

そもそも英語には 「未来形」 というものは存在しません

次の一連の英文を検証してみましょう。

1. If it rains tomorrow, he may not come.
2. If it rains tomorrow, he will not come.
3. If it rains tomorrow, I will not go.
4. If it rains tomorrow, don't go.
5. If it rains tomorrow, I don't want to go.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. もし明日雨が降ったら彼は来ないかもしれない。(と今推量している)
2. もし明日雨が降ったら彼は(きっと)来ないだろう。(と今推量している)
3. もし明日雨が降ったら私は行きませんよ。(と今意思表示をしている)
4. もし明日雨が降ったら行ったらダメだよ。(と明日の行動を今指示している)
5. もし明日雨が降ったら私は行きたくないな。(と今願望を述べている)

条件節 = if 節内rains と、主節 = 帰結節内come / go / to go は、未来の行為を表していますが、may現時点での推量will現時点での推量または意思命令文未来の行動に対する現時点での指示want現時点での願望を表しています。

要するに、話の内容は未来のことでも、文全体の 「時」 は 「現在」 ということになります。



《文法的補足説明 (2)-代用仮定(叙想)法現在形》

古い英語では、現在・未来の可能性の高い行為を仮定する場合は、仮定法(叙想法)現在形 = 「皆さんが知っている原形と同じ形」 を使っていました。
(現在未来両方です。今回未来だけを扱っています。)

それが時代の流れと共に、「直説法(叙実法)現在形」 = 「皆さんが使っている普通の現在形」 に取って代わられました

if it be clear tomorrowif it is clear tomorow
if he come tomorrowif he comes tomorrow

ですから、可能性の高い現在・未来の行為を仮定する場合に使う 「現在形」 は、いわば 代用仮定法(叙想法)現在形 と言ってもいいものなのです。
(今回は、未来の可能性の高い仮定に使う場合を練習しましたが、現在の可能性の高い仮定後で練習します。)



この 「仮定法(叙想法)現在形」 = 「皆さんが知っている原形と同じ形」 は、if と共にに使う用法は廃れてしまいました

現在でもこの 「仮定法(叙想法)現在形」 が if と共に使われている慣用表現が一部生き残っています。

If that be the case = if that is the case
もしそれが事実なら、もしそういうことであれば
if need be = if (it is) necessary
もし必要なら

などがそうです。

一般動詞ではなく、be 動詞しか生き残っていないようです。

余裕があれば、覚えておきましょう。



この 「仮定法(叙想法)現在形」 = 「皆さんが知っている原形と同じ形」 は、if と一緒に使うことは廃れてしまいましたが、現代英語でも、ある特定の文型では、ごく普通に使われています。(大学入試頻出

それについては後で説明 + 練習します



《文法的補足説明 (3)-if 節中で will は使えるか?》

私が教えているある高校生が持っている学校の副教材には、

when if などに導かれた 「時」 や 「条件」 を表す副詞節中では、未来のことでも現在形を用いる (未来完了のことでも現在完了を用いる)

と書かれており、例題として、

You can come and see me anytime if you (   ) free tomorrow.
もし明日暇なら、いつでも私に会いに来ていいよ。
1. will   2. are   3. were   4. will be

が載せられていて、正解2. are となっています。

このルール自体は間違っていませんが、まるで 「時」 や 「条件」 を表す副詞節中では will は使ってはいけないような錯覚を与えてしまいます

別の生徒が使っている参考書には、上記のルールに加えて「意思を表す will は if 節中でも使える。」但し書きがしてありました。

これも、まるで 「時」 や 「条件」 を表す副詞節中では、推測を表す will は使ってはいけないような錯覚を与えてしまいます



「もし未来に~すれば = もし未来の時点である行為をすれば」 という意味を表したい場合は、代用仮定法(叙想法)現在形 = 普通の現在形 を使います。

しかし、will に含まれている次のような意味条件節 = if 節加味したければ、

1. もし未来に~するようなら = 未来の時点である行為をすると推測されるのなら、
2. もし未来に~する気があるなら = もし未来の時点である行為をする意思があるのなら、
3. もしどうしても~するというのなら = もし未来の時点である行為をすると固く決意しているのなら、

if + will は十分可能です。

私は、普段は、できるだけ覚えやすいように、オリジナルの例文を作っているのですが(ネイティブではないので間違いがあるかもしれません ^_^;)、「本当かいな?嘘くさいな」 と思われてはいやなので、今回は信用できる辞書や参考書の例文を拝借して証拠を示すことにします。



[未来の予測・推測]
1. a. If you will be alone at Christmas, let us know. (ジーニアス第5版)
1. a. = If you can predict [know] that you will be alone at Christmas, ….
1. a. predict that … [プリディクト] : … だと予測する
1. a. もしクリスマスにひとりぼっちになりそうなら、私達にそのことを知らせてください。
1. a. もしクリスマスにひとりぼっちになると予測できるならその時点で私達に知らせてください。
1. b. I'll do it if it will save Risa. (ウィズダム第3版)
1. b. = I'll do it if it will lead to saving Lisa.
1. b. lead to ~ [リー] : ~(という結果)へとつながる
1. b. もしそれがリサを救うということになるのなら、私はやります。
1. b. もし私がそれをすることが結果的にリサを救うことにつながると予測されるのなら、私はそれをします。

この場合、a. の用法は、まれなので、あまりお勧めしませんbe going to V (V しそうだ)find out (わかる、知る) を使って、

If you find out (that) you'll [you're gong to] be alone at Christmas, let us know.
もしクリスマスに一人になりそうなら[なりそうだとわかったら]私達に連絡してください。

の方が、意味が明瞭でいいと思います。

b. の用法重要なので、最後に練習します。



[未来の意思・依頼]
2. a. If he will help me, I'll be able to finish it. (ウィズダム第3版)
2. a. 彼が手伝ってくれるのなら、それを仕上げることができるでしょう。
2. a. もし彼が私を手伝ってくれる意思があるのなら、私はそれを仕上げることができるでしょう。
2. b. If you'll excuse me, I have to get back to work. (ジーニアス第5版)
2. b. 申し訳ありませんが仕事にもどらないといけないのですが。
2. b. (もしあなたが退出[中座]する私を許してくださる意思があるのなら(失礼させていただきます)、仕事に戻らないといけないので。

If you'll exuse me. に関しては、過去に書いた記事があるので、それも参考にしてください。

If you'll excuse me.

この用法も重要なので、最後に練習します。



[強固な意志]
3. a. If you will eat so much, you can't complain if you get fat. (英文法解説-江川泰一郎著)
3. a. complain [カムプイン] : 文句・不平を言う
3. a. どうしてもそんなに食べるのなら、太っても文句は言えないよ。
3. b. If he won't cooperate, we'll have to take more drastic measures. (同上)
3. b. cooperate [コゥパレイト] : 協力する
3. b. take a measure [ジャ] : 手段を講ずる、対策を取る
3. b. drastic [スティク] : 思い切った、徹底的な
3. b. 彼がどうしても協力しないのなら、もっと思い切った手を打つ必要がある。



さて、最初の文法問題に戻ります。

この問題の和訳、「もし明日暇なら、いつでも私に会いに来ていいよ。」 では、正解2. are しかありませんが、もし和訳が付いていなければ、

Call me if you (   ) free tomorrow.
1. will   2. are   3. were   4. will be

は、正解文脈によって、2. are4. will be選べます

「もし明日暇なら電話してね。= 明日暇になって時点で電話してね。」
解釈すれば、正解2. are

「もし明日暇になるようなら電話してね。= 明日暇になると予測した時点で電話してね。」
解釈すれば、正解4. will be

になります。

もっとも、先ほどもお薦めしたように、この用法の will は避けて

Call me if you find out (that) you'll [you're going to] be free tomorow.
明日暇になりそうなら[そうだと分かったら]電話してね。

言うほうがいいと思います。



まだまだ書きたいことがたくさんありますので、この続きは次回にします。(^-^)



次回-if を使った未来の条件文-その4 (if 節中での will V / be going to V / be Ving-マニア向け)

if を使った条件文 - 導入 - 目次



2018/06/09 15:14 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: 学校・教育

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if を使った未来の条件文-その4 (if 節中での will V / be going to V / be Ving-マニア向け)

if を使った条件文 - 導入 - 目次



では、前回の続きです。

《文法的補足説明 (4)-if 節中での be going to V / be Ving》

まず、次の過去の記事に目を通して来て下さい

中学英語・ちょっと復習-will と be going to の違い

中学英語・ちょっと復習-未来の表現

《文法的補足説明 (1)》 でも書きましたが、英語に「未来形」というものはありません

上記の過去の記事で取り扱った

will V (今決めた意思・単なる推量)
be going to V (前もって決めていた意思・根拠のある推量)
be Ving (確定した近未来)

未来のことに言及していますが、すべて 一種の 「現在形」 です。

ということは、if と組み合わせて使うことができるということです。



次の文を比較検証してみましょう。

1. a. I'll call you if I'm late.
1. b. I'll call you if I'll be late.
1. c. I'll call you if I'm going to be late.

a.英文は、「もし遅れたら電話します。」 つまり 「遅れた時点で電話します。」 というのが文字通りの意味です。
ただし、実際には、マナー上、遅れた時点ではなくその前に電話するのが常識です。
ということは、人によって解釈が異なるということです。
遅れた時点で電話してくるのか、遅れる前に事前に電話してくるのかあいまいです。

b.英文は、「もし遅れると予測された時点で電話します。」 という意味で、「もし遅れるようなら電話します。」 と訳せます。
will「単なる推量」意味になっています。
文字通りに解釈すると、「遅れそうな予感がしたら」 という意味で、これもあいまいですね。

ジーニアス英和辞典第4版にこの英文が載せられていましたが、第5版では次の例文に差し替えられました。

If you will be alone at Christmas, let us know.
let 人 know : 人に知らせる
もしクリスマスにひとりぼっちになりそうなら、私達にそのことを知らせてください。

英語が母語の人でも、この will の用法を認める人と認めない人がいるようです。
次のリンク先で、この表現をめぐって熱い議論 (;^ω^) が交わされています。
参考にしてください。

If I will be late, I will call you.

c.英文は、「もし遅れる方向に向かっていたら電話します。」 で、「もし遅れそうなら電話します。」 と訳せます。
be going to V は、「根拠のある推測」 を表せますから、例えば、「車で事故を起こした」 とか 「人身事故で電車が止まっている」 とかいう理由で、「遅れそう」 という場合に使えます。
will よりも、こちらのほうが意味が明瞭です。

b.英文意味が似ていますが、こちらの英文のほうが英語が母語の人の間の認容度が高いようです

私のお勧めの発信用英語は、be going to Vfind out (わかる) を加えた、

I'll call you if I find out(that) I'm going to be late.
遅れそうなことが分かったら電話します。

です。

意味がはっきりしていて、絶対に誤解されません。



さらに次の条件節 = if 節を比較検討してみましょう。

1. if he comes tomorrow
2. if he will come tomorrow
3. if he is going to come tomorrow
4. if he is coming tomorrow



1. if he comes tomorrow

これは、代用仮定法[叙想法]現在形が使われているのですから、「彼が明日来たら」 という意味ですね。

[例文]
I hate the ground he walks on. If he comes, I'll leave.
hate the ground 人 walk(s) on : 人が歩く地面も嫌いだ = 人が大嫌いだ
私、彼がが歩く地面もいや。もし彼が来たら、私帰るわよ!
(彼が来た時点で帰る)

ここまで嫌われたくないものですね。 (;゚Д゚)



2. if he will come tomorrow

will意味によって2種類に解釈できます。

will弱く読んで 「未来の単なる推量」 に解釈すれば、「彼が明日来ると予測されるなら = 彼が明日来るようなら」 という意味になります。

先ほどの will be alonewill be latewill弱く読んでも be がはっきり聞こえますが、この場合 will を弱く発音すると、1. if he comes と聞き間違いかねません

使わない方がいいでしょう。

[例文]
I don't like him. If he'll come, call me. I'll cancel the attendence.
私、彼のこと好きじゃないの。もし彼が来るようなら電話して。出席をキャンセルするから。

[お勧め発信用英語]
If you find out he's going to come, call me.
彼が来るとわかったら電話して。



will強く読んで 「未来の意思」 に解釈すれば、「彼が明日来てくれる意思を持っているのなら = 彼が来てくれるのなら」、または、「彼が明日来るという強い意志を持っているのなら = 彼が明日どうしても来るというのなら」 という意味になります。

[例文]
He is a very funny guy. If he will come, I'll bet the party will be a lot of fun.
I'll bet = I'm sure : (お金を賭けてもいいくらい)確信している
彼はとても面白い人なのよ。彼が来てくれたらパーティーはきっと楽しくなるわ。
I don't want him to come. If he will come, I'll cancel the attendence.
彼には来てもらいたくないわ。もし彼がどうしても来るというのなら、出席をキャンセルするわ。

この 「意思」 を表す will 、特に前者「依頼」 を表す用法if とよく一緒に使われますから、後で練習します。



3. if he is going to come tomorrow

これも文脈によって2種類に解釈できます。

「未来の推量」 に解釈すれば、「(何か根拠があって)彼が明日来ると予測されるなら = 彼が明日来そうなら」 という意味になります。

[例文]
I like him a lot. If he's going to come, let me know. I'll go, too.
let 人 know : 人の知らせる
私、彼大好き。もし彼が来そうなら知らせて。私も行くから。

同じ 「未来の推量」 でも、will と違って going to の部分がはっきり聞こえますから(「ナ」 と聞こえます)、こちらの方が聞き取りやすいです
(だから、こちらの方がネイティブブの人の認容度が高いのかもしれません。)

次の 「前もって決めた意思」 とのどちらに解釈するかは文脈によるので、「未来の推量」 の方を言いたい場合は次の英語の方がいいでしょう。

[お勧め発信用英語]
If you find out he's going to come, let me know.
もし彼が来そうなことがわかったら知らせて。



「前もって決めていた意思」 に解釈すれば、「彼が明日来るつもり[予定]ならば」 という意味になります。

[例文]
If he is going to come, I'd like to attend the party, too. I want to meet him.
もし彼が来る予定なら私もそのパーティーに出席したいわ。彼に会ってみたいの。

be going toif の組み合わせも、後で少し練習しましょう。

4. if he is coming tomorrow

これは 「確定した近未来」 ですから、「もし彼が来ることが確定しているのであれば = もし彼が来るんだったら」 という意味になります。

[例文]
He is such a nice guy. If he's coming, I definitely want to go, too.
definitely [ファナトリ] : 絶対に
彼はとてもいい人よ。彼が来るんだったら私も絶対に行きたいわ。

be going to Vbe Vingif組み合わせて使う価値がありそうですね。後で練習しましょう。



《ちょっとプラス》

次の2つの英文を、比較検討してみましょう。

1. If the concert starts [has startd] before we arrive, we (will) have to wait until the intermission.
1. intermission = break [インタ-ション] : (劇場などの) 休憩
2. If the concert starts at six in the evening, then we've got to hurry.
2. 've got to V = have got to V = have to V : V しなくちゃいけない

1. は、たくさん練習した、「代用仮定法[叙想法]現在形」 を使った、可能性の高い未来の仮定です。

[訳] もしコンサートが私達が着く前に始まったら[始まってしまったら]、私達は休憩時間まで待たなければいけない(だろう)。

2. の英文は、

中学英語・ちょっと復習-未来の表現

で説明した、予定表等で決まっている事柄を述べる 「現在形」 で、未来の仮定をしているわけではなく、単に予定を述べているだけで、「もし~する予定なら」 という意味になります

[訳] もしコンサートが夕方の6時に始まるの[予定]なら、私達は急がなくちゃいけない。

もう1つ類例を挙げておきます。

(予定表を見ながら)
If we leave for Tokyo at six in the morning, we've got to get up early.
= If we're leaving for Tokyo at six in the morning, we've got to get up early.
もし朝6時に東京に出発するの[予定]なら、早起きしなくちゃいけない。



次回-if を使った未来の条件文-その5 (文法的補足説明からの発信用英語の練習)

if を使った条件文 - 導入 - 目次


2018/06/11 08:21 [edit]

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if を使った未来の条件文-その5 (文法的補足説明からの発信用英語の練習)

if を使った条件文 - 導入 - 目次



では、《文法的補足説明 1 ~ 4》 の中から、覚えておいて損にならない発信用英語を選びますから、例文を覚えて使えるようになりましょう。



まず最初に、もし S が V する予定なら という意味を伝える英文を練習します。

中学程度の 「予定」 を表す表現は、次の3つでした。

1. be going to V = Vするつもりだ [V する予定だ]
1. (前もって決めていたまだ不確実な予定)
2. be Ving = V する (予定だ)
2. (確定した近未来の予定)
3. 現在形 = V する (予定だ)
3. (時刻表・予定表に基づいた予定)

中学英語・ちょっと復習-will と be going to の違い

中学英語・ちょっと復習-未来の表現

これらの予定を表す表現は、よく if と共に使われます

例文で覚えてしまいましょう



1. If you're going to study in America in the future, you have to study English much harder.
2. If you're going to play with Emi, be careful. She's quite a tomboy.
2. tomboy [ムボイ] : おてんば娘
2. quite a ~ [イト] : すごい~、大変な~
3. If we're going to catch the last bus, we'd better run.
3. 'd better V = had beter V : Vしたほうがいい、Vしなければいけない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. もし将来アメリカに留学するつもりなら、(今よりも)ずっと一生懸命英語を勉強しなくちゃね。
2. もしエミと一緒に遊ぶつもりなら、ご用心。 彼女はすごいおてんばだから。
3. もし最終バスに乗るつもりなら、走った方がいい。

4. If you're doing nothing tomorrow, how about going to a movie with me?
4. How about Ving? : V するのはどうでしょう? → V しませんか?
5. If Ken is coming to the party, I won't go.
6. If we're leaving at five in the morning, we'd better go to bed now.
= (予定表を見ながら) If we leave at five in the morning, we'd better go to bed now.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. もし明日何もする予定がないのなら、私と一緒に映画を見に行かない?
5. もしケンがパーティーに来るんだったら、私は行きませんよ。
6. もし朝5時に出発する予定なら、もう寝た方がいいかも。

7. Let's take a taxi. 
7. If the concert starts at six, we've got to hurry.
7. 've got to V = have got to V = have to V
8. I want to watch the sunrise. The paper says the sun rises at 5 tomorrow.
8. If so {= If the sun rises at 5 tomorrow], we('ll) need to get up at 4.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7. タクシーに乗りましょう。
7. もしコンサートが6時に始まるのなら、急がなくちゃいけない。
8. 日の出が見たいんです。新聞には、明日は5時に太陽が昇ると書いてあります。
8. もしそうなら[= もし明日太陽が5時に昇る予定ならば]、4時に起きる必要がありますね。



これらは、代用仮定法[叙想法]現在形を使った 「未来に V すれば」 という意味ではなくて、「現時点で未来に V する予定ならば」 という意味ですから、本当は、後で練習する予定の 「if を使った現在の条件文の練習」 の範囲に入るのですが、ここで先に扱いました。



予定を表す表現は、中学程度のこれら3つ以外にもたくさんあります

例えば 1. の英文の 「もし将来アメリカに留学するつもりなら」 の意を表したければ、

if you want to study in America in the future
if you intend to study in America in the future
if you plan to study in America in the future
if you're planning to study in America in the future
if you're planning on studying in America in the future
if you expect to study in America in the future
if you are to study in America in the future

intend to V = plan to V = be planning to V (口語) = be planning on Ving (口語) = expect to V = be to V : Vするつもりだ

なども使えます。

え、そんなにたくさん覚えられない?

ここに挙げたのは全て高校の学習範囲の表現ばかりですから、頑張って覚えましょう。 (^-^)



次にif S will V の中から、よく使われているものを選んで練習しましょう。

Will you wait here (for) a moment?
wait (for) a moment : 少しの時間待つ
ここで待つ意思はありますか?
→ ここで少し待っていただけませんか?

この will意思を表す用法から発展して依頼の意を表しています。

この will if 節内で使うと、

9. a. If you will wait here (for) a moment, I'll go and get my boss.
9. a. go and get 人 : 人を呼んで[連れて]来る
9. b. Wait here (for) a moment if you will.
9. b. = Wait here (for) a moment if you please.
9. c. If you will wait here (for) a moment, please.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9. a. もし少しここでお待ちいただけるのでしたら、上司を呼んで参ります。
9. b. よろしければ[← お待ちいただける意思があるのなら]、少しここでお待ちください。
9. c. 少しここでお待ちください。

この用法では、通例 will に強勢を置きます。

b. のように if you will を後置したり、c. のように if 節 だけで使うこともあります。

もう数例覚えましょう。

10. I'll appreciate it if you will give me a hand.
10. appreciate O [アプリーシエイト] : O[物事]に感謝する
10. give 人 a hand : 人に手を貸す
11. Tell me more about your plan if you will.
12. If you will excuse me [us].
10. c. excuse 人 [イクスキュー] : (退出[中座]する)人を許す
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10. お手伝いしていただけたら感謝します[ありがたいのですが]。
11. よろしければあなたの計画についてもっとお話しください。
12. 失礼させていただきます。
10. ← もしあなたが退出[中座]する私を許してくださる意思があるのなら(失礼させていただきます)

依頼を表す助動詞は、 will 以外にも can / could / would があり、これらも if と組み合わせて使えますが、仮定法[叙想法]過去形 の知識がないと説明が理解できないので、後述します。お待ちください。



推量を表す willif との組み合わせは、次の定型表現を覚えておくと便利です。

S1 will V1 if it will V2.
= If it will V2, S1 will V1.
もし それ[= S1 が V1 すること]が(結果的に) V2 すると予測されるなら、S1 は V1 する(だろう)
V2 することになるなら、S1 は V1 する(だろう)

これじゃよくわかりませんか?例文で理解しましょう。

13. You want me to give up smoking?
11. All right, honey. I'll quit smoking if it wlll make you happy.
11. honey [] : 男性から女性への呼びかけ
11. quit Ving [クィ] = give up Ving : Vするのをやめる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11. 僕にタバコをやめて欲しいって?
11. わかったよ。 君を幸せにすることになるなら、タバコをやめるよ。

「僕がタバコをやめることが君を幸せにすることに結果的につながるであろうなら、僕はタバコをやめるよ。」という意味です。

もう数例覚えましょう。

14. Could you come back later?
12. If it will be convenient for you, I'll return later.
12. be convenient for 人 [カンヴィーニアント] : 人に都合がいい
15. The radio is too loud to concentrate on my study !
13. I'll turn it down if it will help you study.
13. loud [ウド] : 音が大きい
13. concentrate on ~ [ンセントレイト] : ~に集中する
13. turn O down / turn down O : O の音量を下げる
13. help O (to) V : OがVするのに役立つ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14. 後でもう一度来てもらえますか?
12. もしそれがあなたに都合がいいのなら、後で戻って来ます。
15. ラジオの音がうるさすぎて勉強に集中できない!
13. 君が勉強するのに役立つのなら、音量を下げよう。

主節 = 帰結節省略して、if it will V2 だけでも使えます

妻 : Our kids say they want you to give up smoking.
妻 : kid [] = child
妻 : タバコをやめて欲しいと子供たちが言ってるわよ。
夫 : All right, honey. If it will make my family happy.
夫 : わかったよ。 それで家族が幸せになるんだったら。



前回、「遅れそうな場合は電話します。」 の意を伝える表現を4つ紹介しました。

右に行くほど明瞭度が上がりました

if I'm late < if I will be late < if I am going to be late < if I find out (that) I am going to be late

一番意味の誤解がない4つ目の表現だけを練習しましょう。

if I [you] find out (that) S is / am /are going to V
もし私[あなた]が S が V しそうなことがわかったら

16. I'll call you if I find out I'm going to be late.
17. If you find out you're going to be alone at Christmas, let us know.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16. もし遅れそうなことが分かったら[遅れそうなら]電話します。
17. もしクリスマスに一人ぼっちになりそうなことがわかったら[なりそうなら]、私達に知らせてください。



今回は、《文法的補足説明 1 ~ 4》 の中から、こちらから英語を発信する場合有用な表現だけを練習しました。

次回は、「もし万一 S が V したら」 という、可能性の低い仮定を扱います。



次回-if を使った未来の条件文-その6 (可能性の低い条件文「もし万一~したら」)

if を使った条件文 - 導入 - 目次


2018/06/13 09:33 [edit]

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if を使った未来の条件文-その6 (可能性の低い条件文「もし万一~したら」)

if を使った条件文 - 導入 - 目次



皆さんは、次のような表現を知っていますか?

happen to V = たまたま[偶然] V する
by some [any] chance = 何かの偶然で
ever = (いつかはわからないけど)いつか
should V = 当然 V してもおかしくないはずだ

これらの表現を例文で示してみましょう

Do you happen to know about Mr Suzuki?
あなたはたまたま[偶然]鈴木さんについて知っていますが?
→ もしかしてあなたは鈴木さんについて知っていますが?
Are you Mr Suzuki by any chance?
あなたは何かの偶然で 鈴木 さんですか?
→ ひょっとしてあなたは鈴木さんですか?
Do you ever see Mr Suzuki these days?
いつかはわからないけど、最近鈴木さんに会うことはありますか?
→ 最近鈴木さんに会うことはありますか?
Mr Suzuki should come here today.
鈴木んは当然今日ここに来るはずだ[べき]だ。



これらの表現if合体させると、

if S happen(s) to V
→ たまたま[偶然に]、もし万一S が V するようなことがあれば
if S V(s) by any chance = if by any chance S V(s)
→ 何かの偶然で、もし万一S が V するようなことがあれば
if S ever S V(s)
→ いつかはわからないけど、もし万一 S が V したら
if S should V
→ 状況からして V する確率は低そうだが、当然 V してもおかしくないはずだから、もし万一 S が V したら

というように、起こる確率がかなり低い 条件節 = if 節 を作ることができます。



1. a. I haven't seen Mr Suzuki for such a long time.
1. a. If you happen to see him somewhere in the town, please say hello to him.
1. b. If by any chance you see him somewhere in the town, please say hello to him.
2. c. = If you see him somewhere in the town by any chance, please say hello to him.
3. c. If you ever see him somewhere in the town, please say hello to him.
4. d. If you should see him somewhere in the town, please say hello to him.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2. a. もうずいぶん長い間鈴木さんに会っていません。
1. a. (たまたま[偶然に]) もし万一町のどこかで彼に会うようなことがあれば、彼によろしくお伝えください。
2. b. (何かの偶然で) もし万一町のどこかで彼に会うようなことがあれば、彼によろしくお伝えください。
3. c. (いつかはわからないが) もし万一町のどこかで彼に会うようなことがあれば、彼によろしくお伝えください。
4. d. (あなたが彼に会う確率は低そうだが、同じ町に住んでいてどこかで会ってもおかしくないはずだから)
4. d. もし万一町のどこかで彼に会うようなことがあれば、彼によろしくお伝えください。

これらの表現を一発で覚える例文を紹介します。

I haven't seen Mr Suzuki for such a long time.
If you should ever happen to see him by any chance, please say hello to him.
鈴木さんにはもうずいぶん長い間お会いしていません。。
(あなたが彼に会う確率は低そうだが、同じ町に住んでいてどこかで会ってもおかしくないはずだから) もし万一たまたま何かの偶然でいつか彼に会うようなことがあれば、彼によろしくお伝えください。

もう強引にすべてを盛り込んじゃいました。 (;・∀・)

でも、Google で "If you should ever happen to" を検索すると、結構な数がヒットしますので、あながち強引とまではいかないかもしれません。 (^^)

ever時に関係した意味なので、使用には少し制限がかかりますが、happen to Vby any chanceshouldほぼ入れ換え可能です。

ちなみに、私のお勧めの発信用英語if S happen(s) to V です

和訳「万一」 ばかりでなく場合に応じて、

もしたまたま[偶然] V したら
いつかVしたら
ひょっとしてVするようなことがあれば

も使ってもいいと思います。



では、いくつか例文を覚えましょう

2. If you happen to need any help, just give me a call.
3. = If by any chance you need any help, just give me a call.
3. = If you ever need any help, just give me a call.
3. = If you should need any help, just give me a call.
3. もし万一何か助けが必要になったら、電話してちょうだい。

さらにもう1例

5. You've lost your car key?!
3. If I happen to find it, I'll let you know.
5. = If I find it by any chance, I'll let you know.
5. = If I ever find it, I'll let you know.
5. = If I should find it, I'll let you know.
5. 車の鍵を失くしたって?
5. もし偶然それを見つけたら、知らせてあげます。

「未来の条件文」 だけでなく、次で扱う予定の 「現在の条件文」 でも使えます

4. If you happen to be interested in music, why not join our band?
4. = If by any chance you are interested in music, why not join our band?
4. = If you are ever interesteed in music, why not join our band?
4. = If you should be interested in music, why not join our band?
4. Why not V? = Why don't you V : Vしてはどうでしょう? Vしませんか?
4. もしひょっとして音楽に興味があるんだったら、私達のバンドに入りませんか?



should しか紹介していない受験参考書多いですが、should文語ですから、英文を書く時に使うのは結構ですけど、話す時に使うのはちょっとまずいので、happen to V / by any chance / ever覚えておきましょう



では最後に、私のお勧めの発信用英語 If S happen(s) to V復習して終わりにしましょう

1. もし万一町のどこかで彼に会うようなことがあれば、彼によろしくお伝えください。
2. もしひょっとして[万一]何か助けが必要になったら、電話してちょうだい。
3. もし偶然君の失くした車の鍵を見つけたら、知らせてあげます。
4. もしひょっとして音楽に興味があるんだったら、私達のバンドに入りませんか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. If you happen to see him somewhere in the town, please say hello to him.
2. If you happen to need any help, just give me a call.
3. If I happen to find your lost car key, I'll let you know.
4. If you happen to be interested in music, why not join our band?



《ちょっとプラス》

if S should V文語です。

しかし、大学受験では定番の問題材料になっています。

実用英語でも、書かれた英語では時々見かけます

という訳で、次の文法法則も覚えておきましょう。

if S should Vif を省略し、shouldS を倒置することができる。

should S V = if S should V (もし万一 S が V したら)

Should you have further questions, don't hesitate to ask.
= If you should have further questions, don't hesitate to ask.
further [ファーザー] : さらに詳しい
don't hesitate to V [ザテイト] : Vすることをためらわない → 遠慮なくVする
万一さらにご質問がありましたら、遠慮なくお尋ねください。

否定文の場合は、倒置形だけが可能です。

Should he not be there, I will be disappointed.
= (×) If he should not be there, I will be disappointed.
= If he does not happen to be there, I will be disappointed.
be disappointed [ディサインティド] : がっかりさせられる → がっかりする
ひょっとして彼がそこにいなければ、がっかりだな。



次回-if を使った未来の条件文-その7 (過去形を使った未来の条件文)

if を使った条件文 - 導入 - 目次



2018/06/18 05:10 [edit]

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to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法-導入 + 目次

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次



S be to V

前回、to V の基本イメージを紹介しました。

to V の基本イメージ
Vすることに向かって
Vすることに到達して

S (主語) と、この to Vbe 動詞連結すると、

S be to V (be = is /am /are/was/were)
SはVすることに向かっている
SはVすることに到達している

になります。

この S be to V の基本イメージから、次に紹介する5つの用法に分かれます。

さらに、S be to V形がそっくりな別の用法2つありますから、合計7つS be to V を判別しなければいけません

最初は判別が難しいですけど、例文を覚えて慣れれば、必ず判別できるようになります

ただし、意味がはっきりしない非常にあいまいな用法なので、受信用英語にとどめておく方が良いかと思われます。
(7 「主語の内容説明」別です。意味もはっきりしていて一番良く使われていますから、これは発信用英語としてマスターしておく必要があります。)

発信英語用言い換え表現も添えておきますので、そちらも是非マスターしてください。 (^-^)

[目次]

S be to V の用法

1. 予定

2. 運命

3. 義務

4. 可能

5. 意図・目的

6. 主語の用途・目的 (副詞的用法の目的)

7. 主語の内容説明 (名詞的用法)

8. 隠れた be to V を捜そう!



次回-to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (1)-予定

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次



2018/06/20 16:10 [edit]

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to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (1)-予定

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

S be to V の用法-導入 + 目次



S be to V

(1) [予定]
(1) SはVすることになっている SはVする予定である

(1) = be scheduled to V [ジュールド]

この用法は基本イメージから簡単に理解できますね。

SはVすることに向かっている
SはVすることになっている
SはVする予定だ



未来の語句を伴って、公式の予定を述べる場合が多いようです。

The President is to visit Japan next year.
= The President is schelduled to visit Japan next year.
大統領は来年日本を訪問することになっている[訪問する予定だ]。

新聞の見出し[headline]の場合President to visit Japan (大統領、日本訪問予定) のように、 Thebe を省略します。

「大統領、日本訪問の方向へ」 というイメージですね。



もう1例追加します。

We are to meet at 9 a.m.
= We are scheduled to meet at 9.p.m.
私達は午前9時に集合することになっています[集合予定です]。

「予定」 と言っても、主語の意思による予定ではなく、国家間の取り決めやクラブのコーチの集合時間指定のように、主語以外の第三者によって決められた予定を表す場合が多いようです。

したがって、次のような個人的な予定の例文が時々辞書に載せられていますが、使わない方がよいかもしれません。

We are to get married next year.
私達は来年結婚することになっています。

何か、私達の意思を離れて、勝手に結婚話が進んでいるようなイメージを受けます。

これは、

We are going to get married next year. ()
私達は来年結婚するつもり[予定]です。
(一応の予定。変更の可能性あり。)
We are getting married next Sunday. ()
私達は次の日曜に結婚します。
(確定した近未来。)

などを使った方が無難でしょう。

中学英語・ちょっと復習-未来の表現



「予定」の用法は過去でも使えます。

was[were] to V
Vすることになっていた
Vする予定だった

We were to get married the next year.
= We were going to get married the next year.
私達は翌年結婚することになっていて[予定だった]。

この場合、本当に結婚したかどうかは不明ですが、結婚しなかったことを暗に意味している場合が多いです。
(was[were] going to V も、同じように実現しなかったことを暗示します。)

We were to get married the next year, but we broke up after all.
= We were going to get married the next year, but we broke up after all.
break up : 別れる
after all : (期待に反して) 結局
私達は翌年結婚することになっていたが、結局別れてしまった。

実現しなかったことをはっきり言いたい場合は、 to完了不定詞[to have Vpp]を置いて

was[were] to have Vpp
Ⅴすることになっていたのだが …
Ⅴする予定だったのだが …

を使います。

We were to have got(ten) married the next year.
私達は翌年結婚することになっていたのだが。
= We were to get married the next year, but we didn't.
= We were going to get married the next year, but we didn't.



[暗誦例文]

1. a. 大統領は来年日本を訪問することになっている[訪問する予定だ]。
1. b. 大統領、日本訪問予定 (新聞の見出し)
2. 私達は午前9時に集合することになっています[集合予定です]。
3. 私達は来年結婚することになっています[予定です]。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. a. The President is to visit Japan next year.
1. a. = The President is schelduled to visit Japan next year.
1. b. President to visit Japan
2. We are to meet at 9 a.m.
2. = We are scheduled to meet at 9.p.m.
3. We are to get married next year.
3. = We are going to get married next year.

4. a. 私達は翌年結婚することになっていたが、結局別れてしまった。
4. b. 私達は翌年結婚することになっていたのだが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. a. We were to get married the next year, but we broke up after all.
4. a. = We were going to get married the next year, but we broke up after all.
4. b. We were to have got(ten) married the next year.
4. b. = We were to get married the next year, but we didn't.
4. b. = We were going to get married the next year, but we didn't.



次回-to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (2)-運命

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次



2018/06/20 16:30 [edit]

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to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (2)-運命

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

S be to V の用法-導入 + 目次



S be to V

(2) [運命]
(4) SはVする運命である

(2) = be destined to V [スティンド]

[イメージ]
SはVすることに向かっている
SはVする運命である



「予定」人生の予定 に変わると、運命 を表していると解釈できます。

I felt we were to get married someday.
= I felt we were destined to get married someday.
私達はいつかは結婚する運命なんだ[することになるんだろうな]と私は感じた。

いわば運命の神の意志左右されるわけですね。



否定的運命の場合は、「Vする方向に向いていなかった」 というイメージで、「Vしない運命だった」 と訳します。

He was never to see his homeland again.
= He was destined never to see his homeland again.
彼は二度と再び故郷を見ない運命だった。

彼は再び故郷を見ることに決して到達しなかった。」とというイメージでとらえれば、

彼は二度と故郷を見ることが出来なかった。」と後で解説する 「可能」 にも訳せます。

あいまいに、

彼は二度と故郷を見ることはなかった。」と訳すこともできます。

ただの be + to V なのですから、こういう複数解釈もありだと思います。



さらにもう一例追加します。

Then he received a phone call that was to change his life.
= Then he received a phone call that was destined to change his life.
= Then he received a phone call that would change his life.
その時、彼は彼の人生を変えることになる(運命の)電話を受けた。



[暗誦例文]

1. 私達はいつかは結婚する運命なんだと[することになるんだろうな]私は感じた。
2. 彼は二度と再び故郷を見ない運命だった[見ることはなかった]。
3. その時、彼は彼の人生を変えることになる(運命の)電話を受けた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. I felt we were to get married someday.
1. = I felt we were destined to get married someday.
2. He was never to see his homeland again.
2. = He was destined never to see his homeland again.
3. Then he received a phone call that was to change his life.
3. = Then he received a phone call that was destined to change his life.
3. = Then he received a phone call that would change his life.



次回-to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (3)-義務

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次



2018/06/21 15:54 [edit]

category: 高校英語・基礎

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to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (3)-義務

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

S be to V の用法-導入 + 目次



S be to V

(3) [義務]
(3) SはVしなければいけないことになっている
(3) = be supposed to V (supposed toed を発音しないで [ウスタ] と発音する)
(3) SはVすべきだ
(3) = should V
(3) SはVしなければいけない
(3) = must V

言い換え表現be supposed to V は、口語英語では非常によく使われる表現ですので、ぜひ覚えておいてください

be supposed to V の用法

これも基本イメージから簡単に理解できます。

SはVすることに向かっている
SはVしなければいけないことになっている
SはVすべきだ
SはVしなければいけない



主語you にして まずは 1 例

You are to come by 9 o’clock.
= You are supposed to come by 9 o'clock.
あなたは9時までにここに来なければならない(ことになっている)。

もし主語He なら、予定義務紛らわしくなります。

He is to come by 9 o’clock.
= He is supposed to come by 9 o'clock.
彼は9時までにここに来ることになっている。(予定
彼は9時までにここに来なければならない(ことになっている)。(義務

どちらの意味になるかは文脈によります
これは言い換え表現の be supposed to V同じです。

主語を変えてさらにもう2例

I am to report this to the police.
= I must report this to the police.
これを警察に通報しなければ。

All staff are to wear uniforms.
= All staff must wear uniforms.
スタッフは全員制服を着用のこと。

話し手「Vしなければいけない」義務を押し付けているのではなく、何かの決まり習慣道徳のような第三者の意思によって 「Vしなければいけないことになっている」間接的に主張しているようなイメージがあります



否定文の場合は Vしてはいけない(ことになっている [禁止] になります。

You are not to smoke in this room.
= You are not supposed to smoke in this room.
= You must not smoke in this room.
この部屋では煙草を吸ってはいけない(ことになっている)。



疑問詞付き疑問文でもよく使われます。

There's no money left. What are we to do now?
= What should we do?
お金が全く残っていない。 どうしたらいいだろう?

When am I to start?
= When should I start?
いつ出発するべきでしょうか.。



物事主語の場合は、受身be to be Vpp というになることが多いです。

His early death is to be regretted.
= His early death should be regretted.
= His early death is regrettable.
regret O [リグ] : Oを残念に思う、Oを遺憾に思う
regrettable [リグタブル] : 残念な、遺憾な
彼の早すぎる死は残念に思われるべきだ。
→ 彼の早すぎる死は残念である。

All books are to be returned by Friday.
= All books must be returned by Friday.
全ての本は金曜までに返却されたし[されなければならない]。

This medicine is not to be taken by mouth.
= This medicine must not be taken by mouth.
take medicine [ダスン] : 薬を服用する、薬を飲む
この薬は口で服用されては[飲用しては]いけない。

薬の使用説明書には 主語be 動詞省略して、

Not to be taken by mouth.
飲用不可[← 口からの飲用禁止]
To be taken three times a day after meals.
meal [ミー] : 食事
食後1日3回服用[← 服用されるべし]

のような文がよく書かれています。



[暗誦例文]

1. あなたは9時までにここに来なければならない(ことになっている)。
2. 私は警察にこれを通報しなければいけない。
3. スタッフは全員制服を着用しなければいけない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. You are to come by 9 o’clock.
1. = You are supposed to come by 9 o'clock.
2. I am to report this to the police.
2. = I must report this to the police.
3. All staff are to wear uniforms.
3. = All staff must wear uniforms.


4. この部屋では煙草を吸ってはいけない(ことになっている)。
5. お金が全く残っていない。 どうしたらいいだろう?
6. いつ出発するべきでしょうか.。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. You are not to smoke in this room.
4. = You are not supposed to smoke in this room.
4. = You must not smoke in this room.
5. There's no money left. What are we to do now?
1. = What should we do?
6. When am I to start?
2. = When should I start?


7. 彼の早すぎる死は残念に思われるべきだ。
7. → 彼の早すぎる死は残念である。
8. 全ての本は金曜までに返却されたし[されなければならない]。
9. a. この薬は口で服用されては[飲用しては]いけない。
9. b. 飲用不可 [← 口からの飲用禁止]
10. 食後1日3回服用 [← 服用されるべし]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7. His early death is to be regretted.
7. = His early death should be regretted.
7. = His early death is regrettable.
8. All books are to be returned by Friday.
8. = All books must be returned by Friday.
9. a This medicine is not to be taken by mouth.
9. a. = This medcine must not be taken by mouth.
9. b. Not to be taken by mouth.
10. To be taken three times a day after meals.



次回-to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (4)-可能

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

2018/06/22 11:13 [edit]

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to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (4)-可能

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

S be to V の用法-導入 + 目次



S be to V

(4) [可能]
(4) Vすることができる
(4) = can V

この用法のイメージ「方向」 ではなく 「到達」 ですね。

Vすることに到達しているVすることができる

と考えればよいでしょう。



次のように知覚動詞の受身で使われていれば、 「可能」 の用法の可能性が高いです。

be to be seen / heard / found / etc
= can be seen /heard/ found / etc

Many different kinds of fish(es) are to be seen in this aquarium.
= Many different kinds of fish(es) can be seen in this aquarium.
= You can see many different kinds of fish(es) in this aquarium.
aquarium [アクウェリアム] : 水族館
この水族館では多くの様々な種類の魚を見ることができる[← 見られることができる]。

特に、否定文 + 知覚動詞の受身 は、まず間違いなく 「可能」 の用法です。

be not to be seen / heard / found / etc
= cannot be seen / heard / found / etc

Nothing was to be heard except the sound of the waves.
= Nothing could be heard except the sound of the waves.
= I could hear nothing except the sound of the waves.
= I couldn't hear anything except the sound of the waves.
except ~ [イクプト] : ~を除いて
波の音を除いて何も聞こえなかった[← 聞かれることができなかった]。

My car was not to be found anywhere.
= My car could not be found anywhere.
= I couldn't find my car anywhere.
not ~ anywhere = nowhere : どこにも~ない
私の車はどこにも見つからなかった[← 見つけられることができなかった]。

nowhere を使って次のようにも言えます。

My car was nowhere to be found.

否定語後置した

My car was to be found nowhere. (△)

は避けましょう。
否定語が後ろすぎて、不自然です。



辞書参考書類は、知覚動詞の受身の例文しか挙げていないことが多いようですが、知覚動詞以外受身でも使われます。

The fact is not to be denied.
= The fact cannot be denied.
deny O [ディ] : Oを否定する
その事実は否定できない[← 否定されることができない]。



疑問詞付き疑問文例を2つ挙げます。

How are we to solve this problem?
= How can we solve this problem?
我々はどうすればてこの問題を解決できるだろうか?
Where am I to find a job?
= Where can I find a job?
どこで仕事を見つけることができるだろうか?

疑問詞付き疑問文の場合、前回「義務」 の用法との境目がはっきりしません

How are we to solve this problem?
= How should we solve this problem?
我々はどうやってこの問題を解決すべきだろうか?
Where am I to find a job?
= Where should I find a job?
どこで仕事を見つけたらよいのだろうか?

まあ、もともと同じ S be to V なのですから、あいまいなのも仕方ありませんね。



次の英文はある検定教科書に載っていた、今は亡きアップル社のスティーブ・ジョブ氏のスピーチの一部です。
(すい臓がんを宣告されて)
I was told that I was to live (for) only three months or so.
= I was told that I could live (for) only three months or so.
私はたったの3か月かそこらしか生きられないと告げられた。

これは微妙に 「運命」入り混じった 「可能」 ですね。

ちなみに、本当の原文は、

The doctors told me that I should expect to live no longer than three to six months.
no lomger than ~ : ~の長さしかない
医者たちは私は3か月から6か月しか生きる見込みはないだろうと言った。

です。



条件文[if 節] で使われることもあります。

If my watch is to be believed, we have only three minutes left.
= If my watch can be believed, we have only threee minutes left
= If my watch is correct, we have only three minutes left.
have O left : Oが残っている [← Oが残されている状態を持っている]
correct [クト] : 正しい、正確な
もし私の時計が信用できる[← 信じられることができる]のなら、我々にはたったの3分しか残されていない。
→ もし私の時計が正しければ、我々にはあと3分しか残っていない。



では、暗誦例文です。

1. この水族館では多くの様々な種類の魚を見ることができる[← 見られることができる]。
2. 波の音を除いて何も聞こえなかった[← 聞かれることができなかった]。
3. 私の車はどこにも見つからなかった[← 見つけられることができなかった]。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. Many different kinds of fish(es) are to be seen in this aquarium.
1. = Many different kinds of fish(es) can be seen in this aquarium.
1. = You can see many different kinds of fish(es) in this aquarium.
2. Nothing was to be heard except the sound of the waves.
2. = Nothing could be heard except the sound of the waves.
2. = I could hear nothing except the sound of the waves.
2. = I couldn't hear anything except the sound of the waves.

3. My car was not to be found anywhere.
3. = My car was nowhere to be found.
3. = My car could not be found anywhere.
3. = I couldn't find my car anywhere.

4. その事実は否定できない[← 否定されることができない]。
5. 我々はどうすればてこの問題を解決できるだろうか?
6. どこで仕事を見つけることができるだろうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. The fact is not to be denied.
4. = The fact cannot be denied.
5. How are we to solve this problem?
5. = How can we solve this problem?
6. Where am I to find a job?
6. = Where can I find a job?

7. 私はたったの3か月かそこらしか生きられないと告げられた。
8. もし私の時計が信用できる[← 信じられることができる]のなら、我々にはたったの3分しか残されていない。
8. → もし私の時計が正しければ、我々にはあと3分しか残っていない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7. I was told that I was to live (for) only three months or so.
7. = I was told that I could live (for) only three months or so.
8. If my watch is to be believed, we have only three minutes left.
8. = If my watch can be believed, we have only threee minutes left
8. = If my watch is correct, we have only three minutes left.



次回-to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (5)-意図・目的

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

2018/06/24 17:18 [edit]

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to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (5)-意図・目的

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

S be to V の用法-導入 + 目次



S be to V

(5) [意図・目的] (条件節 = if 節 内で使う)

(5) If S be to V
(5) もしSがVするつもりなら / もしSがVしたければ / Vするためには
(5) = if S is[am][are] going to V / if S want(s) to V / in order to V



まず次の英文の意味を考えてみましょう

We are to get there by lunch time.

私達は昼食の時間までにそこに着くことになっている。(予定
私達は昼食の時間までにそこに着かなければいけないことになっている。(義務

のどちらかですね。

しかも、前述したように、私達本人の意思ではなく、第三者の意思を感じさせる予定・義務です。

これを if の中に入れます。

If we are to get there by lunch time, we had better hurry.
had better V : Vしたほうがいい、Vしなければいけない

(第三者の意思によって)私達は昼食の時間までにそこに着かないといけないことになっているもしそうするつもりならば[したければ] [そうするためには]、私達は急がないといけない

[和訳] もし昼食の時間までにそこに着くつもりなら[着きたいのなら][着くためには]、私達は急がないといけない。

「義務」 を意味する S be to V が、if 節 = 条件節 の中で使われると、結果的に 「意図・目的」 を表します

= If we are going to [want to] get there by lunch time, we had better hurry.
= In order to get there by lunch time, we had better hurry.

この場合、主節 = 帰結節 は、「~する必要がある」 という意味合いの文になります



まとめ直すと、

If S1 is[am][are] to V1, S1 must V2.
If S1 is[am][are] to V1, S1 have[has] to V2.
If S1 is[am][are] to V1, S1 should V2.
If S1 is[am][are] to V1, S1 had better V2.
If S1 is[am][are] to V1, S1 need(s) to V2.
If S1 is[am][are] to V1, it is necessary to V2.
If S1 is[am][are] to V,1

S1が(第三者の意思で)Vしなければいけないことになっていて、もしそうするつもりなら[もしそうしたければ][そうするためには]、S1はV2しなければいけない[V2すべきだ][V2したほうがいい][V2する必要がある][等]



ただし誤解のないように言っておきますが、主節 = 帰結節 が、「~する必要がある」 という意味合いの文である場合は「意図・目的」を表しますが、そうでない場合は、条件節 = if 節内S be to V が、必ずしも 「意図・目的」 を表すとは限りません
このことは、後で解説します。



では、昔、私が受験生時代に覚えた例を1つ挙げます。 (古すぎるかも (;''∀'') )

If you are to succeed in the future, you must try harder.
= If you are going to [want to] succeed in the future, you must try harder.
= In order to succeed in the future, you must try harder.
もし将来成功するつもりなら[成功したければ]、君はもっと一生懸命努力しなければいけない。
将来成功するためには、君はもっと一生懸命努力しなければいけない。

これも 「誰か第三者の意向・希望で君は将来成功しなければいけないことになっている → もしそうするつもりがあれば[もしそうしたければ][そうするためには]、もっと一生懸命努力しなければいけない。」 というイメージです。



さらにもう1例

It is necessary to learn how to speak Japanese if you are to live in Japan.
= It is necessary to learn how to speak Japanese if you are going to [want to] live in Japan.
= It is necessary to learn how to speak Japanese in order to live in Japan.
もし日本に住むつもりならば[住みたければ]、日本語の話し方を学ぶ必要がある。
日本に住むためには、日本語の話し方を学ぶ必要がある。

イメージは、「誰か第三者の意思であなたは日本に住まなければならないことになっているが、もしそうするつもりならば[もしそうしたければ]そうするためには]、日本語の話し方を学ぶ必要がある。」 です。



物事が主語の場合も、「義務」 を表す S be to V が、if 節 の中で使われて結果的に 「意図・目的」 を表すようになったと考えられます。

(ミツバチは温室栽培の花粉媒介に使われているが、近年そのミツバチが激減しているという状況を受けて)
If bees are to be saved, we must stop using toxic chemicals.
bee = honey bee [ニィビー] : ミツバチ
toxic [クスィク] : 有毒な、有害な
chamicals [ミカルズ] : 化学物質、化学薬品 (ここでは農薬を指している)
ミツバチが救われるためには、有毒な農薬を使用するのをやめなければならない。
→ ミツバチを救うためには、有毒な農薬を使用するのをやめなければならない。
→ もしミツバチを救うつもりならば[救いたければ]、有毒な農薬を使用するのをやめなければいけない。
= In order for bees to be saved, we must stop using toxic chemicals.
= in order for A to V : AがVするためには
= In order to save bees, we must stop using toxic chemicals.
= If we are going to [want to] save bees, we must stop using toxic chemicals.

イメージは、「ミツバチは救われねばならない(ことになっている)が、そうされるためには[そうするためには][もしそうするつもりならば][もしそうしたければ]、有毒な農薬を使用するのをやめなければいけない。」 です。



物事が主語の例もう一つ挙げます。

If food is to be served hot after cooking, it should be kept above 60 ℃.
= In order for food to be served hot after cooking, it should be kept above 60 ℃.
= In order to serve food hot after cooking, you should keep it above 60 ℃.
= If you are going to [want to] serve food hot after cooking, you should keep it above 60 ℃.
serve food [サー] : 食べ物を(テーブルに)出す
above ~ [] : ~より上に
60 ℃sixty degrees [ディグリー] Celcius [ルスィアス]
もし料理した後食べ物が温かい状態で出されるためには、60 ℃ より高い温度に保たれるべきだ。
→ もし料理した後食べ物を温かい状態で出すためには、60 ℃ より高い温度に保つべきだ。
→ もし料理した後食べ物を暖かい状態で出すつもりなら[出したければ]、60 ℃ より高い温度に保つべきだ。

これもイメージ、「食べ物は料理した後温かい状態で出されなけばならない(ことになっている)が、そうされるためには[そうするためには][もしそうするつもりならば][もしそうしたければ]、60 ℃ より高い温度に保つべきだ。」 です。



さて、最初に、主節 = 帰結節 が、「~する必要がある」 という意味合いの文である場合は「意図・目的」を表しますが、そうでない場合は、条件節 = if 節内S be to V が、必ず 「意図・目的」 を表すとは限りません と述べたのを覚えていますか?

前回「可能」用法の最後の例文を、再掲載します。

If my watch is to be believed, we have only three minutes left.
= If my watch can be believed, we have only threee minutes left
= If my watch is correct, we have only three minutes left.
have O left : Oが残っている [← Oが残されている状態を持っている]
correct [クト] : 正しい、正確な
もし私の時計が信用できる[← 信じられることができる]のなら、我々にはたったの3分しか残されていない。
→ もし私の時計が正しければ、我々にはあと3分しか残っていない。

「可能」もう1つ挙げます。

If my memory is to be trusted, the story is as follows.
= If my memory can be trusted, the story is as follows.
= If my memory is correct, the story is as follows.
trust O [スト] : Oを信用する
as follows [ファロウズ] : 次の通りで
もし私の記憶が信用できるのなら[← 信用されることができるのなら]、話は次の通りです。
→ もし私の記憶が正しければ、話は次の通りです。



if S be to V次のような意味で使われることがあります。

If S is[am][are] to V, ・・・.
もしSがVする[しなければならない]ようなことになれば[なっても]、・・・

If you are to give one piece of advice to yourself, what will it be?
one piece of adviceadvice は数えられない名詞なので piece を使って数える
もし自分に1つ助言をするとしたら、それは何でしょう?

イメージ「もし自分に1つ助言をしなければならないことになったら、それは何でしょう?」

(死を宣告されるとか、戦争などでいつ死んでもおかしくない状況で)
Even if I am to die, somebody will remember me.
たとえ私が死ぬようなことになっても、誰かが私のことを覚えていてくれるだろう。

イメージ「私はいつ死んでもおかしくないが、たとえそうなることになっても、誰かが私のことを覚えていてくれるだろう。」

この用法から、後で紹介する予定のIf S were [was] to V (もし仮にSがVしたとしたら) 」 という用法に発展していきます。

If you were to give one piece of advice to yourself, what would it be?
もし仮に自分に1つ助言をするとしたら、それは何でしょう?

arewere / willwould にすると、かなり遠回しな表現に変わります。そしてこちらのほうが圧倒的によく使われます

この表現は重要なので、後で練習することにしましょう。

If S were [was] to V



では恒例の暗誦例文ですが、数が多かったので、選んで覚えていただきましょう。

[意図・目的]
1 もし昼食の時間までにそこに着くつもりなら[もし着きたいのなら][着くためには]、私達は急がないといけない。
2. もし日本に住むつもりならば[もし住みたければ][住むためには]、日本語の話し方を学ぶ必要がある。
3. ミツバチが救われるためには[ミツバチを救うためには][もしミツバチを救うつもりならば / 救いたければ]、有毒な農薬を使用するのをやめなければならない。
3. 有毒な農薬toxic chemicals [クスィクミカルズ]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. If we are to get there by lunch time, we had better hurry.
1. = If we are going to [want to] get there by lunch time, we had better hurry.
1. = In order to get there by lunch time, we had better hurry.
2. It is necessary to learn how to speak Japanese if you are to live in Japan.
2. = It is necessary to learn how to speak Japanese if you are going to [want to] to live in Japan.
2. = It is necessary to learn how to speak Japanese in order to live in Japan.
3. If bees are to be saved, we must stop using toxic chemicals.
3. = In order for bees to be saved, we must stop using toxic chemicals.
3. = In order to save bees, we must stop using toxic chemicals.
3. = If we are going to [want to] to save bees, we must stop using toxic chemicals.

[それ以外]
4. もし私の記憶が信用できるのなら[← 信用されることができるのなら]、話は次の通りです。
4. → もし私の記憶が正しければ、話は次の通りです。
4. 次の通りas follows
5. もし自分に1つ助言をするとしたら、それは何でしょう?
6. たとえ私が死ぬようなことになっても、誰かが私のことを覚えていてくれるだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. If my memory is to be trusted, the story is as follows.
4. = If my memory can be trusted, the story is as follows.
4. = If my memory is correct, the story is as follows.
5. If you are to give one piece of advice to yourself, what will it be?
6. Even if I am to die, somebody will remember me.

お疲れ様でした。 (^-^)

次回は、S be to V見た目はそっくりだが、全く別の用法を解説します。



次回-to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (5)-主語の用途・目的

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

2018/06/28 22:00 [edit]

category: 高校英語・基礎

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to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (6)-主語の用途・目的

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

S be to V の用法-導入 + 目次



S be to V

(5) [主語の用途・目的]

S is[are] to V.
SはVするためのものである。



まず次の英文を見てみましょう。

I usually take this medicine to make me feel relaxed.
私はたいてい気分を落ち着かせるためにこの薬を飲んでいます。

The letter was written to announce the death of Mr. Suzuki.
announce O [ウンス] : (公式に) Oを発表する、告知する
その手紙は鈴木氏の死亡を告知するために書かれた。

to make me feel relaxed (気分を落ち着かせるために)、to announce the death of Mr. Suzuki (鈴木氏の死亡を告知するために) はどちらも to 不定詞副詞的用法目的を表しているのはわかりますね。

to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-目的



その目的を表す副詞的用法to Vbe直後直接置かれたのが今回の用法で、to VS用途・目的を表しています

This medicine is to make me feel relaxed.
この薬は私の気分を落ち着かせるためのものだ。
The letter was to announce the death of Mr. Suzuki.
その手紙は鈴木氏の死亡を告知するためのものであった。



次の2文を比較すると、違いがよくわかります

This medicine is to be taken three times a day.
この薬は1日に3回飲ま(れ)なければならない。(S be to V「義務」)
This medicene is to make me feel relaxed.
この薬は私の気分を落ち着かせるためのものだ。 (疑似 S be to V「主語の用途・目的」)



主語一般的な用途・目的を表す場合は、for Ving のほうが好まれ一時的な特定の用途・目的を表す場合は to V のほうが好まれる傾向性がある、ということを最後に補足しておきます。

This medicine is for treating lung cancer.
lung cancer [ングキャンサ] : 肺癌
この薬は肺癌を治療するためのものだ[肺癌治療用だ]。
This medicine is to make me feel relaxed.
この薬は私の気分を落ち着かせるためのものだ。



[暗誦例文]

1. この薬は私の気分を落ち着かせるためのものだ。
2. その手紙は鈴木氏の死亡を告知するためのものであった。
3. a. この薬は1日に3回飲ま(れ)なければならない。
3. b. この薬は私の気分を落ち着かせるためのものだ。。
4. a. この薬は肺癌を治療するためのものだ。
4. b. この薬は私の気分を落ち着かせるためのものだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. This medicine is to make me feel relaxed.
2. The letter was to announce the death of Mr. Suzuki.
3. a. This medicine is to be taken three times a day.
3. b. This medicine is to make me feel relaxed.
4. a. This medicine is for treating lung cancer.
4. b. This medicine is to make me feel relaxed.



次回-to 不定詞 [to V] の用法-S be to V の用法 (6)-主語の内容説明

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次


2018/06/30 11:07 [edit]

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