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動名詞の用法その14-慣用表現-(13) go Ving 
動名詞の用法その14-慣用表現-(13) go Ving
明けましておめでとうございます。 (^-^)
長い間ブログを更新できなくて申し訳ありませんでした。 m(__)m
どうも、高校受験と大学受験が片付くまでは、ずっと時間貧乏が続きそうです。( ノД`)
何とか時間を見つけて少しずつでも書き込み続けますので、時々はのぞきに来てもらえれば嬉しいです。
⇒ 動名詞 [Ving] の用法-総合目次
go Ving
Vしに行く
[例文]
1. I went shopping at a department store last Sunday.
2. We are planning to go swimming in the river next Sunday.
be planning to V [プラニング] = be going to V : Vするつもりだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 私はこの前の日曜日にデパートに買い物に行きました。
2. 私達は今度の日曜日に川に泳ぎに行くつもりです。
go shopping (買い物に行く) や go swimming (泳ぎに行く) は、中学校の学習範囲ですので、「今さら?」と思われるかもしれませんが、今回は高校生・一般向けに少し詳細に扱いたいと思います。
go Ving の生成過程には2説あるようです。
1. 元は go a [= on} Ving という形であったが、 a [= on} が省略された。
2. 元は go for Ving であったが、 for が省略された。
これらの説通りならば、go Ving の Ving は前置詞の目的語で動名詞ということになります。
しかし、現代英語では a [= on} や for が付くことはなく、go Ving という形でしか使われないので、Ving は動名詞か現在分詞かあいまいで、現在分詞に分類する参考書も多いようです。
いずれにせよ、動名詞か現在分詞かという議論は不毛で、go Ving (Vしに行く) という慣用表現として覚えておくだけで十分です。
go Ving の V には、通例、スポーツ・娯楽・活動などを表す動詞が使われます。
go swimming (泳ぎに行く)
go fishing (釣りに行く)
go skiing (スキーに行く)
go skating (スケートに行く)
go snowboarding (スノーボードに行く)
go dancing (ダンスに行く)
go hunting (狩りに行く)
go cycling (サイクリングに行く)
go walking (ウォーキングに行く)
go jogging (ジョギングに行く)
go running (ランニングに行く)
go hiking (ハイキングに行く)
go picnicking (ピクニックに行く)
go shopping (買い物に行く)
go drinking (飲みに行く)
go climbing (山登りに行く)
go sailing (セーリング=ヨットに乗りに行く)
go camping (キャンプに行く)
Vingの目的語をVingの前に置いた 名詞 + Ving も使われています。
climb a mountain (山に登る) → mountain(-)climbing
hunt (for) a job (仕事を探す) → job(-)hunting
see the sights (観光名所を見物する) → sightseeing
go mountain(-)climbing (山登りに行く)
go job(-)hunting (仕事探しに行く)
go sightseeing (観光に行く、観光する)
[用法上の注意点]
I went to a department store.
(私はデパートへ行きました。)
+
shiopping (買い物)
↓
I went shopping to a department store. (?×)
(私はデパートへ買い物に行きました。)
という風に考えがちですが、慣用的ではありません。
(通じること通じますが・・・ (;゚Д゚))
I went.
(私は行きました。)
+
shop(ping) at a department store
(デパートで買い物をすること → デパートでの買い物)
↓
I went shopping at a department store. (〇)
(私はデパートでの買い物に[→ デパートに買い物にに行きました。)
と言うほうが慣用的です。
同じく、
We are planning to go swimming to the river. (?×)
より、
We are planning to go swimming in the river. (〇)
私達は川に泳ぎに行くつもりです。
のほうが慣用的で普通の表現です。
結局、
go Ving at [in] [on] ~
~にVしに行く
と覚えておけば実戦的です。
どの前置詞を使うかはケースバイケースです。
go fishing in a river
川に釣りに行く
(普通は多少とも川の中に入って釣りをするから)
(川を単に釣りをする場所ととらえれば at a river も可)
go fishing at a pond
池に釣りに行く
(池という場所で釣りをするから)
go fishing at a lake
湖に釣りに行く
(単に釣りをする場所ととらえる場合)
(湖にボートを浮かべて釣りをする場合は on a lake、多少とも水の中に入るのなら in a lake)
go skating on a lake.
湖にスケートをしに行く
(氷上で滑るイメージを思い浮かべれば on a lake、スケートをする場所扱いすれば at a lake)
go skating at an indoor ice rink
屋内スケート場にスケートをしに行く
(普通は公共施設扱いして at a rink、表面を滑るのををイメージすれば on a rink)
go swimming at a pool
プールに泳ぎに行く
(pool は公共施設なので、in ではなくて at が普通、ただし個人所有のプールならば in も可)
go swimming at a beach
ビーチに泳ぎに行く
(beach は at が普通)
※ 例はすべて a ~ で書いていますが、もちろん、話し手と聞き手の両方が了解しているいつもの場所であれば the ~ になることは言うまでもありません。
一応、経験から私なりの見解を述べましたが、この前置詞の選択は難しいですね。
《質問》
英会話で、思わず、
I went to a department store.
と言ってしまった場合は、どうフォローすればよろしいでしょうか?
《答え》
書く場合はともかく、話す場合はそういうことはよくありますね。(^-^)
そういう場合は、言い直すと見苦しいので、
I went to a department store to shop.
私は買い物をするためにデパートへ行きました。
のように、 to V (Vするために) を付け加えましょう。
この場合、 shop は 「買い物をする」 という意味の自動詞で、 to V は不定詞の副詞的用法の目的になります。
もちろん、do shopping (買い物をする) を使って、
I went to a department store to do some shopping.
私は買い物をするためにデパートへ行きました。
でも結構です。(shopping に some を付けると、自然な英語になります。)
I went to a department store for shopping. (??)
という英語も考えられますが、不自然な英語と考えられていますので、避けたほうが無難です。
これは、 to V (Vするために) は、一時的な個人的目的を表すのに適しているのに対して、 for Ving (Vするために) は、恒常的な一般的目的を表すのに適しているからだと思います。
I went to a department store to shop.
買い物をするため[しに]にデパートへ行った。(一時的個人的目的)
This bag is useful for shopping.
このバッグは買い物をするために[するのに]役に立つ。(恒常的一般的目的)
例文をいくつか追加しておきます。
We are planning to go swimming in the river next Sunday.
= We are planning to go to the river to swim next Sunday.
私達は今度の日曜日に川に泳ぎに行くつもりです。
Why don't we go fishing at the pond tomorrrow.
= Why don't we go to the pond to fish tomorrow.
Why don't we … ? = Shall we … ? : Vしませんか?
明日池に釣りに行きませんか?
《ちょっとプラス》
go Ving 以外にも、go for a 動作名詞 や go on a 動作名詞 も 「Vしに行く」 という意味で使われることがあります。
例えば、「近くの公園へピクニックに行った。」 は次のように言い表せます。
We went picnicking at(in) the nearby park.
= We went on a picnic at(in) the nearby park.
= We went for a picnic at(in) the nearby park.
私達は近くの公園にピクニックに行った。
「ピクニックに行く」 は、go picnicking / go on a picnic / go for a picnic のどれでも使えますが、いつでも3通りの用法がすべて使えるわけではありません。
例えば、 go fishing は go for a fish / go on a fish とは言いません。
go swimming は go for a swim と言えますが、 go on a swim は標準的ではありません。
go on a trip (旅行に行く) は、go for a trip とは言えますが、 go tripping とは言いません。
一方、 go travel(l)ing (旅行に行く) とは言えますが、go on a travel / go for a travel とは言いません。
go hiking (ハイキングに行く) は、 go on a hike / go for a hike とも言えます。
結局、一つ一つ個別に覚えることになります。( ノД`)
日々、がんばりましょう。(^-^)
《さらにプラス》
go Ving には、さらに次のような意味もありますから、上で紹介してきた go Ving (Vしに行く) と混同しないようにしましょう。
go Ving
Vしながら行く
We went running to the river.
私達は川まで走って行った。[← 走りながら行った]
The butterfly went flying from flower to flower.
butterfly [バタフライ] : チョウ
そのチョウは花から花へと飛んで行った。[← 飛びながら行った]
上で、
I went shopping at (to ×) a department store.
と説明しましたが、to を使うと、「私は買い物をしながらデパートまで行った。」 と解釈されかねません。(~_~;)
以前に書いた 「前置詞 + Ving [動名詞] 」 を読み直すと、かなり中途半端な説明で終わっていました。(~_~;)
この際、加筆訂正をしたいと思います。
(再アップします。)
そのため、次の項目に進むのが少し遅れます。m(__)m
申し訳ありません。m(__)m
次回-動名詞の用法その14-動作的動名詞と名詞的動名詞
⇒ 動名詞 [Ving] の用法-総合目次
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