付帯状況の with = with + 名詞 + 状態-その2 (まとめ(暗唱例文)
ではいつものように暗誦例文をまとめます。
しっかり覚えましょう。
和訳は、先に「意訳」を書き、念のためその次に「直訳」も書いてあります。
参考にして、英語にして下さい。
1. 彼女は目に涙を浮かべて話した。(意訳)
1. 彼女は涙が目の中にある状態を伴って話した。(直訳)
2. 彼はパイプを口にくわえて入って来た。(意訳)
2. 彼はパイプが口の中にある状態を伴って入って来た。(直訳)
3. 彼女はアルバムを小脇に抱えて歩いていた。(意訳)
3. 彼女はアルバムが脇の下にある状態を伴って歩いていた。(直訳)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. She spoke with tears in her eyes.
2. He came in with his pipe in his mouth.
3. She was walking with an album under her arm.
4. 口に食べ物を一杯入れたまま話をするのは不作法だ。(意訳)
4. 口が一杯である状態を伴って話をするのは不作法だ。(直訳)
5. 私は窓を開けて[開けたまま]寝た。(意訳)
5. 私は窓が開いている状態を伴って寝た。(直訳)
6. 彼は服を全部濡らして[びしょぬれになって]帰って来た。(意訳)
6. 彼は服が全部濡れている状態を伴って帰って来た。(直訳)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. It is rude to speak with your mouth full.
5. I slept with the windows open.
6. He came back with all his clothes wet.
7. 私は明かりを点けたまま(にして)出かけた。(意訳)
7. 私は明かりが点いている状態を伴って出かけた。(直訳)
8. 私は靴を脱いで歩いた。(意訳)
8. 私は、靴が(体から)離れている[脱げている]状態を伴って、歩いた。(直訳)
9. 夫が留守で[留守なので]私はとても寂しい。(意訳)
9. 夫が留守の状態を伴って私はとても寂しい。(直訳)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7. I went out with the lights on.
8. I walked with my shoes off.
9. I'm very lonely with my husband away.
9. = With my husband away, I'm very lonely.
10. 彼女は髪を風になびかせながら私の方へ走って来た。(意訳)
10. 彼女は髪が風になびいている状態を伴って私の方へ走って来た。(直訳)
11. 彼は目を輝かせながらその絵を見ていた。(意訳)
11. 彼は目が輝いている状態を伴ってその絵を見ていた。(直訳)
12. 彼はテレビを見ていて、そのそばで妻が編み物をしていた。(意訳)
12. 妻がそばで編み物をしている状態を伴って彼はテレビを見ていた。(直訳)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10. She ran toward me with her hair flowing in the wind.
11. He was watching the painting with his eyes shining.
12. He was watching TV, with his wife knitting beside him.
13. 彼は足を組んで座っていた。(意訳)
13. 彼は足が組まれた状態を伴って座っていた。(直訳)
14. 彼女は窓を閉めて寝た。(意訳)
14. 彼女は窓が閉められた状態を伴って寝た。(直訳)
15. 彼はその絵に目をくぎ付けにして[をじっと見つめて]立っていた。(意訳)
15. 彼は目がその絵に固定された状態を伴って立っていた。(直訳)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13. He was sitting with his legs crossed.
14. She slept with the windows closed.
15. He was standing with his eyes fixed on the picture.
16. 目に涙を浮かべた女の子を見なさい。
17. 服が全部ずぶ濡れの男の子は私の弟です。
18. 風に髪をなびかせている女の子は誰ですか。
19. あなたは足を組んだ男の人を知っていますか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16. Look at the girl with tears in her eyes.
17. The boy with all his clothes wet is my little brother.
18. Who is that girl with her hair flowing in the air?
19. Do you know the man with his legs crossed.
お疲れ様でした。(^-^)
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Fri.
学校では教えてくれない英語 - damn と fucK と 祈願文  
学校では教えてくれない英語 - damn と fucK と 祈願文
以前、「学校では教えてくれない英語 - hell と fucK」と題した文に、次のように書いたのを覚えていますか?
⇒ 参考ページ
hell や fuck のような単語を、four-letter word [4文字語] と呼びます。
「そのような下品な汚い英語は、外国人の私達は覚えなくてもよいのでは?」
という意見もあります。
もっともな意見だと思いますが、自分は使わなくても知っておくことは大切です。
その英語がたとえ少し[かなり]下品な英語であっても、知っていなければ相手がどういう気持ちで何を言っているのか理解できないからです。
普段そのような表現を使わない人が突然使ったら、「ああこの人は今怒っている[興奮している]んだな」とか、
今までは自分に対してそのような表現を使ったことがなかったのに、最近使い始めたのは、「親しくなり始めた兆しかな」とか、
普段からそのような表現を連発しているから、「この人はそういう環境に育ったのか住んでいるのだな」とか、
という判断が出来るようになることも必要だと思います。
というわけで、たまには、「学校では教えてくれない英語」と題して、学校や語学学校では教えてくれない英語も紹介していこうと思います。
という訳で、今回は damn と fuck です。
私がよく洋画を見始めたのは 1970代になってからの事ですが、その頃耳で丸暗記した台詞に、
「ダミッ!」 「ガッダミッ!」 「ダミュ!」 「ガッダミュ!」 というのがありました。
字幕から類推すると、
「ダミッ!、ガッダミッ!」は、行為とか状況を罵倒して、「くそっ!、ちくしょう!、しまった!」という意味で
「ダミュ!、ガッダミュ!」は、相手を罵倒して、「この馬鹿野郎!」という意味であることはすぐにわかりました。
これらの表現のつづりがわかったのは、大学生になってからのことです。
(God) Damn it !
(God) Damn you !
受験生の時学習した英文法に次のようなものがありました。
簡潔にまとめると、
[祈願文]
主語 + 動詞の原形!
又は
May + 主語 + 動詞の原形!
主語が~しますように!
補足説明をすると、祈願文の「原形」は「仮定法現在形」と呼ばれているもので、「現在・未来の不確実な事を仮定する場合」に使います。
主語 + 動詞の原形!は古い英語で、現在では決まり切った慣用表現しか使われていません。
God bless you ! → 神があなたを祝福しますように!
この表現は、くしゃみをした人に対してよく使うので、皆さんよくご存じですね。
God [神] は恐れ多いので、省略されて単に Bless you ! ということも多いです。
May + 主語 + 動詞の原形!のほうは、決まり文句以外でも比較的自由に使えます。
May God be with you ! → 神があなたと共におられますように!
を真似して作った、映画スターウォーズの
May the Force be with you ! → フォース[宇宙の力]があなたと共におられますように → フォースと共にあらんことを!
は有名ですね、
さて、この文法で解釈すると、
damn ~ : ~を呪[のろう という意味ですから
(God) Damn it ! → 神がそれを呪いますように!
(God) Damn you ! → 神があなたを呪いますように。
God[神]がよく省略されるのは、上記の Bless you ! と同じです。
(God) Damn it ! の it[それ] は、「自分や相手や仲間のした行為」「周囲の状況・事情」を表しています。
翻訳すると、
(God) Damn it ! → くそっ!、ちくしょう!、しまった!
(God) Damn you ! → この馬鹿野郎!
になります。
言葉というものは、下品さを減らす方向に向かう場合と、さらに下品さを増してインパクトを強める方向に向かう場合とがあります。
前者は、
Darn it ! や Darn you ! / Dang it ! や Dang you ! です。
damn を darn や dang に換えて、下品さを減らしています。
後者は、
Screw it ! や Screw you !
さらに意味が強くなり、、
Fuck it ! や Fuck you ! になります。
screw と fuck の原義は自分で辞書で調べてください。m(__)m
screw や fuck の場合は、恐れ多いので常に God は省略されます。
見た目は「命令文」ですが、元は「祈願文」です。
これらの表現は、物事や相手を罵倒する時だけに使われるとは限りません。
親しい男の友人同士だと、
例えば、相手にべた誉[ぼ]めされ、大いに照れて思わず、
Fuck you !
この野郎!(誉めすぎだよ。照れるじゃないか。)
と叫ぶこともありますし、
彼女へのプロポーズに成功した友達にに、
Fuck you !
この野郎!(よかったな!)
と言って祝福することもありますから、本国人同士や映画の中の会話で、この手の表現が聞こえてきたら、よーく使っている状況を考えてみましょう。
この fuck という単語は下品な単語ですが、 かなり使われていて、いろいろな用法があり、奥が深いです。(・・?
この単語の用法を知らないと、映画の英語も理解できません。
という訳で、また暇がある時に fuck の用法を解説することにします。
では、May the Force be with you ! (^.^)/~~~
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Sun.
to 不定詞 [to + V(動詞の原形)] の用法-導入 
to 不定詞 [to + V(動詞の原形)] の用法-導入
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
[まず始めに-導入]
「中学英語・ちょっと復習」で、「to 不定詞 = to + V[動詞の原形] の用法」の基礎を解説しました。
「中学生の時習った英語、全部忘れちゃったよ。(;´▽`A``」という入門・初級者向けの解説でしたから、学習範囲は中学+高校1年の1学期位までですが、高校生・一般の人向けに一切手抜きなしで詳しく解説したつもりです。
「to 不定詞 = to + V の用法」が既にある程度理解できている人は、このページから読み始めてもらっても結構です、
そうでない人は、次のページを全部復習して来てください。
⇒ 中学英語・ちょっと復習-to V [to不定詞] の用法 全9回
中・上級者向けに最初から書き直すのはもったいないので、できるだけ「中学英語・ちょっと復習」に加筆する方向で、「to 不定詞 = to + V[動詞の原形] の用法」を詳細に解説したいと思います。
便宜上、「中学英語・ちょっと復習」からコピー&ペーストしてある部分も多いかと思われますが、復習だと思って再読してください。m(__)m
「~を読んで来てください」とか「~を復習して来てください」とか「~を覚えて来てください」とか指示を出しますから、できるだけそれに従って学習して下さい。
「中学英語・ちょっと復習」は、今読み直すと少し不備がありますので、この機会に訂正します。
最後まで付き合っていただければ、「to 不定詞 = to + V[動詞の原形] の用法」が必ずわかるようになります。
ではまず最初に、次のページに目を通して、to 不定詞 = to + V」の基本イメージを確認しておきましょう。
⇒ To 不定詞 [to V] の用法 その1-導入 (中学英語・ちょっと復習)
to V の基本イメージ → Vすることに向かって、Vすることに到達して
この基本イメージから様々な用法へ分化していきます。
まず最初は、 be to V の用法 からです。
「いきなり、 be to V の用法 から解説するの?」と思う人も多いかと思われます。(^-^)
be動詞 の後ろに to V が続いた非常にシンプルな用法ですが、シンプルがゆえに to V の基本イメージがよくわかります。
では、始めましょう。
次のページに進んでください。
次回-to 不定詞 [to + V] の用法ーbe to V の用法 その1
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
《質問》
to 不定詞 という文法用語の意味を教えてください。
「中学英語・ちょっと復習」では、説明がありませんので…
《答え》
昔、私は次のように教えられました。
「to + 動詞の原形は、場合によって名詞や形容詞や副詞の働きをするので、品詞が定まっていないから不定詞と言うんだよ。」
この説明で、「なるほど!」と納得していましたが、実は間違いでした。 (;´▽`A``
不定詞は、Wikipedia[ウィキペディア]では次のように定義されています。
「不定詞(ふていし)とは、動詞を起源とする、名詞、形容詞、副詞など他の品詞の働きをする準動詞の一種。活用せずに主語の人称、単数、複数などに「限定」されないことから不定詞という。現代の多くの言語で動詞の辞書の見出しの語形として使われる。」
「… (?_?) 」 なんか、抽象的で何を言っているかよくわかりませんね。((+_+))
例えば be動詞の現在形は I とくれば am、We とくれば are、He とくれば is と定まっていますね。
一般動詞の現在形、例えば want も、主語が3人称単数であれば wants それ以外は want と定まっています。
I want to be a singer.
He wants to be a singer.
では、
want は主語に応じて want と wants が定まっています。
ところが、to の後は主語が I でも He でも、同じ be が使われていますね。
主語が違ってもその主語に応じた形に定まっていないので、不定詞というのです。
上記のWikipedia[ウィキペディア]の定義に、「動詞の辞書の見出しの語形」とありましたが、これは結局「動詞の原形」のことです。
ですから、手短に言えば、不定詞=動詞の原形 to 不定詞= to 動詞の原形 と言えます。
ちなみに、参考書類に、「原形不定詞」という用語が出てきたら、それは 「to 不定詞」と区別するために用意された用語で、原形不定詞=不定詞=原形のことです。
その上、「to 不定詞」を、都合上 to を省略して単に「不定詞」と呼ぶからさらに混乱するのです。
[まとめ]
不定詞=動詞の原形(本来の意味)
to不定詞=to + 動詞の原形(便宜上、略してよく単に不定詞と呼ぶ)
原形不定詞=動詞の原形(to不定詞と区別するための用語、実は原形不定詞=不定詞=原形
実戦的には 「to + 動詞の原形」「動詞の原形」と覚えておくだけで十分と言えます。
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
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Thu.
to 不定詞 [to V] の用法-形容詞的(名詞限定)用法 
to 不定詞 [to V] の用法-形容詞的(名詞限定)用法
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
「形容詞的用法とはどんな用法でしょうか?」
形容詞の用法は2つあります。
1. 名詞を修飾する → 名詞限定用法
1. an easy book (簡単な本)
1. quiet children (静かな子供たち)
1. an open door (開いているドア)
2. 主語または目的語の補語になる[説明をする] → 叙述用法
2. This book is easy. この本は簡単です。
2. The chldren kept quiet. その子供たちはずっと静かにしていた。
2. I kept the door open. 私はそのドアを開けておいた。
前回まで学習してきた be to V の用法は、to V が be動詞の補語になっていますから、1種の叙述用法と言えます。
特に、1. 予定 2. 義務 3. 可能 の3つの用法は非常に重要です。
というのは、これから学習する「名詞限定用法」にもこの3つの用法の意味がが含まれているからです。
「to V の形容詞的(名詞限定)用法」は「中学英語・ちょっと復習」ですでに学習しました。
「中学英語」とはいえ、高校生・一般の人向けにかなり詳細に解説したつもりです。
では、次のページに行って学習して来て下さい。
読むだけではなく、必ず例文も覚えてください。
⇒ 中学英語・ちょっと復習-to V (to不定詞) の用法-形容詞的(名詞限定)用法
次に、「to V の形容詞的(名詞限定)用法」のちょっとハイレベルな用法の補足説明をします。
具体的には、
● 修飾する名詞が to V に含まれる前置詞の意味上の目的語の場合
● to V が、修飾する名詞の内容を説明している場合 (同格)
● 「名詞限定用法」に見えて実は「形容詞限定用法」の場合
を詳しく補足解説しますから、次のページで学習して来てください。
⇒ to V (to 不定詞) の形容詞的[名詞限定]用法(中学英語・ちょっと復習の続編)
上記の2つのページを学習して例文をインプットすれば、to V の形容詞的名詞限定用法の基本はマスターできています。
後は「習うより慣れろ」という格言通り、実際の英語で体にしみこませていくだけです。
次回は「疑問詞 to V の用法」を扱いますが、これにも be to V の用法が含まれています。
次回-to 不定詞 [to V] の用法-疑問詞 to V / whether to V の用法-導入
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
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to 不定詞 [to V] の用法-疑問詞 to V / whether to V の用法-導入
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
「疑問詞 to V の用法」は中学3年で学習する用法です。
まず、次のページに行って中学程度の簡単な用法を学習して来てください。
⇒ 中学英語・ちょっと復習-疑問詞+to V を復習して来る。
復習できましたか?
中学の学習内容だと、基本的な考え方は理解できるものの、疑問詞が what と how と when と where ぐらいしか出てこないので全く不十分です。
次のページでいろいろな疑問詞 to V を学習しましょう。
⇒ 疑問詞 to V その1
⇒ 疑問詞 to V その2
疑問詞がない場合もあります。
その場合は、接続詞の whether [ウェザー]を使って
whether to V1 or (to) V2
whether to V (or not)
という形式になります。
次のページに飛んで、学習しましょう。
⇒ whether to V
もうすでに過去にアップしたものばかりだったので、リンクを誘導する形の解説になってしまいました。
市販の参考書や辞書よりも相当詳しく解説したつもりです。
例文も覚えれば必ず役に立つはずです。
頑張って学習してください。 m(__)m
次回-to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-導入
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
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Fri.
to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-導入 
to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-導入
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
「to 不定詞 [to V] の副詞的用法とはどんな用法なのですか?」
↓
「副詞の働きをする to V [動詞の原形] ののことです。」
↓
「では、副詞って何ですか?」
↓
「それはですねぇ … 副詞とは … (;´Д`)」
(ここで詳細な副詞の用法を説明し始めるのは場違いなので、不定詞 [to V] の副詞的用法を理解するのに必要な最低限の副詞の用法だけ説明します。)
「副詞は動詞・形容詞・文全体を修飾することができます。」
↓
「修飾するってどういう意味ですか?」
↓
「言葉で説明すると堂々巡りになりそうなので、入門程度の簡単な例で示しましょう。」
He came early.
彼は早く来た。
He studied English hard.
彼は一生懸命英語を勉強した。
「早く来た」の「早く」、「一生懸命英語を勉強した」の「一生懸命」は、それぞれ動詞の「来た」「勉強した」を後ろから修飾する副詞です。。
He is very young.
彼はとても若い。
He is young enough.
彼は十分若い。
「とても若い」の「とても」、「十分若い」の「十分」は、それぞれ形容詞の「若い」を修飾する副詞です。。
(very は前から、enough [イナフ] は後ろから young を修飾しています。)
Luckily, I passed the exam.
幸運にも、私はその試験に合格した。
luckily [ラキリー] (幸運にも) は、後の文の前置きになっています。つまり、文を修飾する副詞です。。
これらの副詞 early ・ hard ・ very ・ enough ・ luckily と同じように、動詞・形容詞・文を修飾する to 不定詞 [to V] は副詞的用法です。
次ページから一つずつ詳しく解説していきますが、副詞的用法の to 不定詞 [to V] を全体的に概観してみましょう。
1. 目的
I went to Austria to study music.
私は音楽を勉強するためにオーストリアへ行った。
to study music (音楽を勉強するために) が、動詞句の went to Austria (オーストリアへ行った) を修飾しています。
2. 感情の原因
I am glad to hear the news.
私はその知らせを聞いてうれしい。
to hear the news (その知らせを聞いて) が、形容詞の glad (うれしい) を修飾しています。
3. 形容詞限定
This book is easy to read.
この本は読むには[読むのが]簡単です。
to read (読むには) が、形容詞の easy (簡単) を修飾しています。
4. 判断の根拠
You were foolish to do such a thing.
そんなことをするなんて[するとは]君はバカだった。
to do such a thing (そんなことをするなんて) が、形容詞の foolish (ばかな、愚かな) を修飾しています。
5. 結果
He grew up to be a great musician.
彼は偉大な音楽家になるべくして[なる運命で]成長した。
→ 彼は成長して偉大な音楽家になった。
to be a great musician (偉大な音楽家になるべくして) が、動詞句の grew up (成長した) を修飾しています。
6. 条件
To hear him sing a song, you would take him for a girl.
take O for ~ : (間違えて) Oを~だと思う
彼が歌を歌うのを聞いたら、君は彼を女の子だと思うでしょう。
to hear him sing a song が、you would take him for a girl という文の条件になっています。
すなわち文を修飾しています。
6. 慣用表現
To be honest with you, I don't like it.
あなたに対して正直になれば[→ 正直に言えば]、私はそれは好きじゃない。
to be honest with you (正直に言えば) が、I don't like it という文を修飾しています。
上記のように、to 不定詞 [to V] が 動詞(句)・形容詞・文 を修飾する用法を、副詞的用法と言います。
では、次回から一つ一つ詳しく解説していきます。
次回-to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-目的
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
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Mon.
to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-目的  
to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-目的
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
まず最初に、次のページを読んで来てください。
⇒ to V (to不定詞) の用法 その2-副詞的用法 (中学英語・ちょっと復習)
上記のページを読めば、「副詞的用法-目的」は比較的簡単に理解できると思います。
今回は中・上級・一般向けに詳説します。
まずこの用法の基本イメージは、
目的の基本イメージ ⇒ Vすることに向かって(~する)
「Vすることに向かって」が動詞の「~する」を修飾していますから、副詞相当語句です。
それを文脈に応じて和訳すると、
副詞的用法-目的
Vするため(に)
Vするよう(に)
Vしに
のようになります。
例文を挙げます。
1. I am studying very hard to pass the exam for Todai.
2. I got up early to catch the first train.
3. Ken came to see me this morning.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 私は東大の試験に合格するために[するように]一生懸命勉強しています。
2. 私は始発電車に間に合うように早く起きた。
3. 今朝、ケンが私に会いに来た。
文頭に出ることもあります、
4. To pass the exam for Todai, I am studying very hard.
4. 東大の試験に合格するため(に)、私は一生懸命勉強しています。
何をするために(目的)を問う疑問文は、why か what for を使います。
5. Why are you studying so hard?
5. = What are you studying so hard for?
5. To pass the exam for Todai.
5. なぜ[何のために]あなたはそんなに一生懸命勉強しているのですか。
5. 東大の試験に合格するためです。
他の用法と区別して、はっきりと目的を表すためには、to の直前に in order か so as を置きます。
(in order は、[イノーダー]と読みます。)
in order to V = so as to V : Vするために、Vするように
という風に、慣用句として覚えてしまう方がいいかもしれません。
ちなみに、使用頻度は、in order to V > so as to V です。
6. I am studying very hard in order to pass the exam for Todai.
6. = I am studying very hard so as to pass the exam for Todai.
6. 私は東大の試験に合格するために[合格するように]一生懸命勉強しています。
消極的目的(否定の目的)
Vしないように
to 不定詞 [to V] の否定は、基本的に to の前に not か never を置けばいいのですが、
I am studying very hard not to fail the exam for Todai.
fail an exam [フェイル] : 試験に落ちる
私は東大の試験に落ちないように一生懸命勉強しています。
のような、not to V の形は、目的を表す場合は特殊な場合を除いてめったに使われません。
その代わりに、
in order not to V = so as not to V : Vしないように
を覚えておきましょう。
7. I am studying very hard in order not to fail the exam for Todai.
7. = I am studying very hard so as not to fail the exam for Todai.
7. 私は東大の試験に落ちないようにとても一生懸命勉強している。
上記の「特殊な場合を除いて」とは、下記のような場合です。
例文ごと覚えておいてください。
8. Be careful not to break it.
6. = Take care not to break it.
6. それを割らない[壊さない]ように注意しなさい。
be careful not to V : Vしないように注意する
take care not to V : Vしないように注意する
という風に、慣用句として覚えておくのが実用的でしょう。
通例、to V の動作主 = to V の意味上の主語 を明示したい場合は、to V の前に 「for + 意味上の主語」を加えます。
We are doing all we can for my son to pass the exam for Todai.
息子が東大の試験に合格するよう(に)私たちはできることを全てしています。
ところが、上記のような英語は非常にまれです。
しかし、 in order を加えた
in order for A to V : AがVするように
は使われています。(ちょっと文語的ですが)
9. We are doing all we can in order for my son to pass the exam for Todai.
息子が東大の試験に合格するように私たちはできることを全てしています。
so as to に for A を加えた、so as for A to V は使われませんので注意してください。
さらに、in order for A to V に not を加えて
We are doing all we can in order for my son not to fail the exam for Todai.
息子が東大の試験に落ちないように私たちはできることを全てしています。
も、文法的には可能ですが、実際には使われていません。
文の主語と目的句の意味上の主語が違う場合は、次の表現を使うほうがいいと思います。
so (that) S will[can] V : SがVするように[Vできるように]
so (that) S will not[won't] V : SがVしないように
We are doing all we can so (that) my son will[can] pass the exam for Todai.
息子が東大の試験に合格する[できる]ように私たちはできることを全てしています。
We are doing all we can so (that) my son won't fail the exam for Todai.
息子が東大の試験に落ちないように私たちはできることを全てしています。
⇒ so that … / in order that … (作成予定、しばらくお待ちください)
では、暗唱例文です。
1. 私は東大の試験に合格するために[するように]一生懸命勉強しています。
2. 私は始発電車に間に合うように早く起きた。
3. 今朝、ケンが私に会いに来た。
4. 東大の試験に合格するため(に)、私は一生懸命勉強しています。(目的句を文頭に置いて)
5. なぜ[何のために]あなたはそんなに一生懸命勉強しているのですか。(2文)
5. 東大の試験に合格するためです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. I am studying very hard to pass the exam for Todai.
2. I got up early to catch the first train.
3. Ken came to see me this morning.
4. To pass the exam for Todai, I am studying very hard.
5. Why are you studying so hard?
5. = What are you studying so hard for?
5. To pass the exam for Todai.
6. 私は東大の試験に合格するために[合格するように]一生懸命勉強しています。
6.(はっきり目的だとわかる文に / 2文)
7. 私は東大の試験に落ちないようにとても一生懸命勉強している。(2文)
8. それを割らないように注意しなさい。(2文)
9. 息子が東大の試験に合格するように私たちはできることを全てしています。 (2文)
10. 息子が東大の試験に落ちないように私たちはできることを全てしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6. I am studying very hard in order to pass the exam for Todai.
6. = I am studying very hard so as to pass the exam for Todai.
7. I am studying very hard in order not to fail the exam for Todai.
7. = I am studying very hard so as not to fail the exam for Todai.
8. Be careful not to break it.
8. = Take care not to break it.
9. We are doing all we can in order for my son to pass the exam for Todai.
9. = We are doing all we can so (that) my son will[can] pass the exam for Todai.
10. We are doing all we can so (that) my son won't fail the exam for Todai.
お疲れ様でした。 m(__)m
次回-to 不定詞 [to V] の用法-副詞的用法-感情の原因
⇒ to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次
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