Sat.

疑問詞 to V その2   


疑問詞 to V その2

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次



疑問詞 to V その1 を復習して来る。



まず最初に、前回の解説の補足説明をさせて頂きます。
前回の解説の最後に次のように書きました。

中学英語・基礎疑問詞 to V で、最後に、くどいですが、「VするかではなくてVすべきか[Vしたらいいか]」という意味なので要注意!と書きましたが、これはあくまで入門レベルの解説ですので、わざと「義務」に限定して説明したでけです。悪しからず。 m(__)m

なぜ義務の意味を強調したのか誤解があるといけないので補足説明させて頂きます。

生徒と私の次の会話を読んでください。



T: I don't know where to go. はどう意味だろうか?

S: 「私はどこに行くかわからない。」という意味だと思います。

T: う~ん、ちょっと違うね。to go の不定詞の部分に「~すべき」という意味が隠れていて、「私はどこに行くべきかわからない。」又はもう少し口語的に「私はどこに行ったらいいかわからない。」と訳すのが普通で、I don't know where I should go. と書き換えることができるんだよ。

S: 「どこに行くか」でも似たようなものだと思うのですが・・・ (-_-) (不服そう=納得していない)

T: じゃあ、この例文を訳してごらん。Ken told me where to go.

S: えーと、「ケンは私にどこに行くか言った。」です。

T: 行くのは誰?

S: ケン…だと思います。

T: そこが間違っているんだよ。「ケンは私にどこに行くか言った。」と訳すと、ケンが自分の行き先を私に教えていることになるから、Ken told me where he was going. という英語に相当するんだよ。

S: それじゃだめなんですか?

T: Ken told me where to go.Ken told me where I should go. と同じで、「ケンは私にどこに行きべきか言った。」とか「ケンは私にどこに行けばいいか教えてくれた。」という意味で、行くのは「私」なんだよ。

S: ということは、立場が反対になって、I told Ken where to go. は、I told Ken where he should go. と書き換えでき、「私はケンにどこに行くべきか教えた。」という意味で、行くのは「ケン」なんですね?

T: その通り!ようやくわかってきたね。




という風に、入門・初級者がよく勘違いするので、故意に「義務」の意味を強調しただけです。

さて、本題に戻ります

疑問詞 to V は、元々間接疑問文疑問詞 主 be to V主 be の省略されたものだと前回解説しました。

間接疑問文=疑問詞節=wh節」は「疑問文が大きな名詞になったもの名詞節」でした。

ということは、疑問詞 to V も同じ「大きな名詞」ということになります。

ただし、主語と動詞が欠けているので文法用語としては「名詞節」ではなくて「名詞句」になります。

でも、訳し方も同じですし、文中での使われ方も同じなので、実質的には「間接疑問文」と同じことです



では、例文をできるだけたくさんインプットして、体で覚えてしまいましょう
(「義務」以外に解釈できる場合は「予定」「可能」と明記します)

1. I don't know what to say.
2. Have you decided what to do next Sunday?
3. Do you know what foods to eat to lose weight?
4. It is difficult to decide who to go with.
5. The question is which car to buy.
6. I wonder which (one) of these cars to buy.
6. wonder [ンダー] : ~かしら[だろうか]と(疑問に)思う

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 私は何というべきか[言ったらいいのか]わからない。
2. あなたは今度の日曜日に何をするか決めましたか。(予定
3. 体重を減らすためにはどんな食べ物を食べるべきか[食べたらいいか]知っていますか。
4. 誰と一緒に行くか[行くべきか][行けばいいか]を決めるのは難しい。
5. 問題はどの[どちらの]車を買うか[買うべきか][買えばいいか]だ。
6. これらの車のどれを[どちらを]買うべきだろうか[買えばいいのかしら]。


7. The problem is how to stop thier fight.
8. Please show me how to boil eggs.
9. I wondered how many eggs to buy.
10. Will you tell me how much (money) to pay.
11. We are now talking about where to go next Sunday.
12. Tell me where to put this vase.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7. 問題は彼らの喧嘩をどうやって止める(べき)か[どうやったら止めれるか]だ。(義務・可能
8. 卵のゆで方を見せてください[教えてください]。
9. 私はいくつ卵を買えばいいのかしらと思った。
10. いくら払えばいいか教えてくれますか。
11. 今度の日曜にどこに行くか今話し合っているところです。(予定
12. どこにこの花瓶を置いたらいいか言って[教えて]ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

13. When to take action is important.
14. take action : 行動を取る → 行動を起こす
14. I asked my father what time to get up the next morning.
15. Please tell me how long to boil eggs.
16. I wonder how many times to repeat it.
17. I wonder whose car to borrow.
18. I have no idea (of) how far to go.
18. have no idea : 全く分からない、見当もつかない
18. how far : どれくらい遠くまで(距離) / どの程度まで
19. Please tell me what kind of fruits to eat.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

13. いつ行動を起こす(べき)かが重要だ。(予定・義務)
14. 私は父に翌朝何時に起きたらいいか尋ねた。
15. 卵をどれくらいの時間ゆでたらいいのか教えてください。
16. 何回それを繰り返せばいいのだろうか。
17. 誰の車を借りたらいいのかしら。
18. 私はどこまで行けばいいのか[やったらいいのか]さっぱりわからない。
19. どんな種類の果物を食べたらいいのか教えてください。

全部覚えれましたか?
お疲れ様でした。 (^-^)


次回-whether to V

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次


2015/05/16 17:08 [edit]

category: 高校英語・基礎

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Mon.

whether to V  


whether to V

to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次



疑問詞 to V その1・その2 を復習して来て下さい。

間接疑問文 その3 (whether) も復習して来てください。



疑問詞がない間接疑問文whether [(ホ)ウェザー]という単語を使いましたね。
今回も疑問詞がない場合は、whether を使います。

whether to V1 or (to) V2
1すべきかV2すべきか

whether to V (or not)whether (or ot) to V
VすべきかVするべきでないか →
Vすべきかどうか

or not の位置は本来は whether to V or not ですが、前置して whether or not toV となることもあります。
もっとも、 or not省略することもできます。



1. I can't decide whether to go or (to) stay.
1. 私は行くべきかとどまるべきか決めることができない。
2. I can't decide whether to go (or not).
2. = I can't decide whether (or not) to go.
2. 私は行くべきかどうか決めることができない。

whether to V 疑問詞 to V と同様に to の前に 主語 be動詞(I am) が省略されています
つまり、be to V の「義務」の意味を含んでいます

1. I can't decide whether I am to go or I am (to) stay.
2. I can't decide whether I am to go (or not).
2. = I can't decide whether (or not) I am to go.

念のために should を使って書き換えると、

1. I can't decide whether I should go or stay.
2. I can't decide whether I should go (or not).
2. = I can't decide whether (or not) I should go.

選択肢が2つある場合、まれに whether が2回使われていることがあります。

1. I can't decide whether to go or whether to stay.



もう少し例文を追加します。

3. I didn't know whether to laugh or (to) cry.
2. 私は笑うべきか泣くべきか[笑ったらいいのか泣いたらいいのか]わからなかった。
4. The question was whether to receive the money (or not).
3. = The question was whether (or not) to receive the money.
3. 問題はそのお金を受け取るべきかどうかであった。
5. I'm not sure (of/about) whether to go today or (to go) tomorrow. 
5. I'm not sure : 確信がない → よくわからない
4. 私は今日行くべきか明日行くべきかよくわからない。
of [about] は通例省略されます。



では、5つとも例文を覚えましょう

1. 私は行くべきかとどまるべきか決めることができない。
2. 私は行くべきかどうか決めることができない。
3. 私は笑うべきか泣くべきか[笑ったらいいのか泣いたらいいのか]わからなかった。
4. 問題はそのお金を受け取るべきかどうかであった。
5. 私は今日行くべきか明日行くべきかよくわからない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. I can't decide whether to go or (to) stay.
2. I can't decide whether to go (or not).
2. = I can't decide whether (or not) to go.
3. I didn't know whether to laugh or (to) cry.
4. The question was whether to receive the money (or not).
3. = The question was whether (or not) to receive the money.
5. I'm not sure whether to go today or (to go) tomorrow.


お疲れ様でした。 m(__)m



to 不定詞 [to + V] の用法-総合目次

2015/05/18 10:28 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-whether の用法 その1 (副詞節)

whether (ホ)ウェザー には副詞節」としての用法名詞節」としての用法の二つがあります。

副詞節 → 節(=主語と動詞を備えた文)が副詞の働きをしているもの。言わば「大きな副詞

名詞節 → 節(=主語と動詞を備えた文)が名詞の働きをしているもの。言わば「大きな名詞


whether … or (whether) ~…しようが~しようが…あろうと~であろうと (副詞節)

whether … or not…しようがしまいが…であろうとなかろうと (副詞節)

1. I won't go whether it is sunny or whether it is rainy.
  主節       副詞節 / 従属節
1. 晴れだろうが雨だろうが、私は行きません。

I won't go主節(この英文の中心の文)で、 whether it is sunny or whether it is rainy主節を副詞的に修飾する従属節になっています。

副詞節主節より先行させて、

1. Whether it is sunny or whether it is rainy, I won't go.
      副詞節 / 従属節          主節

としても構いません。
ただしその場合はコンマで区切り、読む時もちょっと rainy語尾を上げポーズも入れましょう

同じ語句の繰り返しを避けて、

1. I won't go whether it is sunny or rainy.
1. = Whether it is sunny or rainy, I won't go.

としても構いません。
この文が一番よく使われる形だと思います

さらに、主語とbe動詞をセットで省略して、

1. I won't go whether sunny or rainy.
1. = Whether sunny or rainy, I won't go.

としても構いません。

全部まとめて列挙します
(○) を先に覚えて、後は書き換えができるだけでもかまいません

1. 晴れだろうが雨だろうが、私は行きません。
1. I won't go whether it is sunny or whether it is rainy.
1. = Whether it is sunny or whether it is rainy, I won't go.
1. I won't go whether it is sunny or rainy. (○)
1. = Whether it is sunny or rainy, I won't go. (○)
1. I won't go whether sunny or rainy.
1.= Whether sunny or rainy, I won't go.


選択肢が一つしかない場合は、or ~ の後のnot に換えwhether … or not にします。

2. I won't go whether it is sunny or not.
2. = Wheher it is sunny or not, I won't go.
2. 晴れであろうとなかろうと、私は行きません。

whether の後の文[]が長い場合は、whether or not … のように倒置して、

2. I won't go whether or not it is sunny.
2. = Whether or not it is sunny, I won't go.

注意! 副詞節の場合は or not省略できません。次回に学習する名詞節の場合は省略できます

としても構いません。

こちらも全部列挙します

2. 晴れであろうとなかろうと、私は行きません。
2. I won't go whether it is sunny or not. (○)
2. = Wheher it is sunny or not, I won't go. (○)
2. I won't go whether or not it is sunny.
2. = Whether or not it is sunny, I won't go.


もう少し例文を追加しましょう。

3. 彼は勉強していようと遊んでいようと[勉強していても遊んでいても]いつも真剣だ。
3. He is always intense whether he is studying or whether he is playing. intense インンス真剣な、熱心な、集中した
3. = Whether he is studying or whether he is playing, he is always intense.
3. He is always intense whether he is studying or playing. (○)
3. = Whether he is studying or playing, he is always intense. (○)
3. He is always intense whether studying or playing.
3. = Whether studying or playing, he is always intense.

4. あなたは、それを好きであろうとなかろうと[好むと好まざるとにかかわらず]、それをしなければならない。
4. You must do it whether you like it or not. (○)
4. = Whether you like it or not, you must do it. (○)
4. You must do it whether or not you like it.
4. = Whether or not you like it, you must do it.


では、最後に次の日本語を上記の英語に戻せるようにして次回に進みましょう。
最初は(○)だけ覚えて、その後でそれ以外のバージョンも言えるようにしてください。

1. 晴れだろうが雨だろうが、私は行きません。
2. 晴れであろうとなかろうと、私は行きません。
3. 彼は勉強していようと遊んでいようと[勉強していても遊んでいても]いつも真剣だ。
4. あなたは、それを好きであろうとなかろうと[好むと好まざるとにかかわらず]、それをしなければならない。


お疲れ様でした。 m(__)m


次回-whether の用法 その2 (名詞節)


2015/05/20 16:04 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: School

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高校英語・基礎-whether の用法 その2 (名詞節)

whether の用法 その1 (副詞節) を復習して来る。

前回は副詞節としての whether の用法でした。
今回は名詞節としての whether の用法です。

前回、名詞節とはどういうものなのか簡単に説明しました。
もう一度復習しましょう。

名詞節 → 節(=主語と動詞を備えた文)が名詞の働きをしているもの。言わば「大きな名詞

whether … or (whether) ~…するか~するか (名詞節)

whether … or not…するかしないか → …するかどうか (名詞節)

まずはそれぞれ1例を挙げます

1. We don't know whether we should go or whether we should stay.
      動詞        目的語(名詞節)
1. 私達は行くべきかとどまるべきかわからない。

whether we should go or whether we should stay (行くべきかとどまるべきか) が大きな名詞になっていて know目的語になっていますね。

whether we should は2回繰り返すとくどいので省略して、

1. We don't know whether we should go or stay. (○)

とするほうが普通の英語です。
さんはこちらのほうの英語を使うようにしてください

選択肢が一つしかない場合or ~not に換え、 whether … or not にします。

2. We don't know whether we should go or not.
2. 私達は行くべきか行くべきでないか[→ 行くべきかどうか]わからない。

whether … or not の部分が長い場合は倒置して whether or not … でも構いません。

2, We don't know whether or not we should go.

さらに or not も省略して、

2. We don't know whether we should go.

としても構いません。

覚えやすいように整理しましょう

1. 私達は行きべきかとどまるべきかわからない。
2. 私達は行くべきかどうかわからない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. We don't know whether we should go or (whether we should) stay.
2. We don't know whether we should go (or not).
2. = We don't know whether (or not) we should go.

名詞節としての whether は、動詞の目的語として使われる場合が一番多いですが、それ以外に、主語主格補語前置詞の目的語としても使われます。

名詞節としての whether一種の間接疑問文ですから、次のページを必ず復習して来てください

高校英語・基礎-間接疑問文 その4 を見に行く。

復習して理解できましたか。
1. 2. も含めて例文を挙げますから全部覚えてください
たくさんあるように見えても同じような例文ばかりです。
whether「文中での位置=働き」に注意して覚えましょう

1. We don't know whether we should go or (whether we should) stay. (動詞の目的語)
2. We don't know whether we should go (or not). (動詞の目的語)
2. = We don't know whether (or not) we should go.
3. Whether the rumor is true (or not) is doubtful. (主語)
3. = Whether (or not) the rumor is true is doubtful.
4. It is doubtful whether the rumor is true (or not). (仮主語+真主語)
4. = It is doubtful whether (or not) the rumor is true.
5. The question is whether we should go or (whether we should) stay. (主格補語)
6. I think it doubtful whether the rumor is true (or not). (仮目的語+真目的語)
6. = I think it doubtful whether (or not) the rumor is true.
8. = I think (that) it is doubtful whether the rumor is true (or not). (仮主語+真主語で)
8. = I think (that) it is doubtful whether (or not) the rumor is true.
7. I'm interested in whether Ken will come (or not). (前置詞の目的語)
7. = I'm interested in whether (or not) Ken will come.
8. We have the question (of) whether we should go or (whether we should) stay. (同格の前置詞 of の目的語で、省略可能)
9. I'm not sure (of/about) whether Ken will come (or not). (形容詞の後の前置詞の目的語で、ほぼ常に省略)
9. = I'm not sure (of/about) whether (or not) Ken will come.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 私達は行くべきかとどまるべきかわからない。
2. 私達は行くべきか行くべきでないか[→ 行くべきかどうか]わからない。
3. そのうわさが本当かどうかは疑わしい。
4. そのうわさが本当かどうかは疑わしい。(仮主語で)
5. 問題は私達が行きべきかとどまるべきかだ。
6. 私はそのうわさが本当かどうかは疑わしいと思う。(仮目的語で、又は仮主語で)
7. 私はケンが来るかどうかに興味がある。
8. 私達は行くべきかとどまるべきかという問題を抱えている。
9. 彼が来るかどうかよくわからない[← 確信がない]。

上記の例文のうち、 2. の「動詞の目的語9. の「形容詞の後の前置詞の目的語で前置詞が常に省略の場合は、
口語英語では、whether … (or not) の代わりに if … (or not)よく使われます
if の場合or not はたいてい省略されます
whether or not … と違って、 if or not … は使われません。

2. We don't know if we should go (or not).
2. 私達は行くべきかどうかわからない。
9. I'm not sure if Ken will come (or not).
9. 私はケンが来るかどうかよくわからない[← 確信がない]。

上記の例文にプラスして if の例文も覚えておきましょう
会話では本当によく使われています
ちなみに、次のページにも説明と例文がありますから、参考にしてください

高校英語・基礎-間接疑問文 その3 を見に行く。


《質問》

1. の「動詞の目的語」の場合は、 if で代用できないのですか

《答え》

一応、if も可能なようです

参考ページ 1(If: reporting questions の項目を見てください)
参考ページ 2 (二つ目の例文)

ですが、選択肢が二つ以上ある場合は whether のほうが好まれます
(参考ページ 2 の上から4つ目の説明にもそう書いてあります)

We don't know whether we should go or (whether we should) stay. (○)
We don't know if we should go or (if we should) stay. (△)

学校英語では if … or (if) ~ は使わない方が無難でしょう。


whetherすぐ後に不定詞を従える whether to V という用法もあります。
これについては、次のページを参考にしてください

高校英語・基礎-whether to V を見に行く。


お疲れ様! (^-^)


2015/05/22 18:13 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-even ifeven though

一部の受験参考書に、even if …even though … (たとえ…でも) と書かれています。
私も高校時代にそう教えられました。
でもこれはかなり乱暴な説明です。

元になる if …though … の意味が違うのですから、even if …even though … も当然違います

if … → もし…だったら[したら] (仮定)
though … → …だけれども、…だが (譲歩)

譲歩 : 「一歩譲って…という事実は認めるけれども」という意味の文法用語

これらに even ~ (~でさえ、~ですら、~でも) を加えると、

even if …もし…だったら[したら]と仮定しよう、それでも → たとえ…(だと)しても (仮定)

even though ……だけれども、それでも → たとえ…でも (譲歩)

という意味になります。
もう少しわかりやすくまとめると、

even if ……するか[であるか]どうかわからないが、たとえ…(だと)しても (仮定)

even though ……であるのは[…したのは]事実であると認めるけれども、たとえ…でも (譲歩)



では、次の英文の場合、even ifeven though のどちらを使えばよいでしょうか

1. I will go (    ) it rains.
1. = (    ) it rains, I will go.
2. I will go (    ) it is raining.
2. = (    ) it is raining, I will go.

1. は、「雨が降るかどうか確信はないが、たとえ雨が降っても私は行きます。」だから、
I will go even if it rains.
= Even if it rains, I will go.

2. は、「実際に今雨が降っているけれども、たとえ雨が降っていても私は行きます。」だから
I will go even though it is raining.
= Even though it is raining, I will go.



「たとえ…でも」という和訳だと頭が混乱するという人は、「たとえ」という訳を捨てて元の ifthough の訳を使って

1. もし雨が降っても(それでも)私は行きます。
2. 雨が降っているけれども(それでも)私は行きます。

と訳したほうがわかりやすいかもしれませんね。

even if …もし…しても[であっても](それでも)

even though ……だけれども(それでも)

このように覚えておけば混乱することはないでしょう



では、次の場合はどうでしょう?

3. たとえ疲れていても君は宿題をしなければいけない。

この場合は、日本語の解釈によって=文脈に応じて、どちらも使えます

「君が疲れているかどうかわからないけど、もし[たとえ]疲れていても」と解釈すれば、
You must do your homework even if you are tired.
= Even if you are tired, you must do your homework.

「君が疲れているのはわかっているが、たとえ疲れていても」と解釈すれば、
You must do your homework even though you are tired.
= Even though you are tired, you must do your homework.

このように、文脈は違うが両方使える場合があるので、even if …even though … というような乱暴な説明が生まれたのでしょう。

主語you ではなくて I だと、自分のことはわかっている事実なのでeven though しか使えません

I must do my homework even though I am tired.
= Even though I am tired, I must do my homework.
たとえ疲れていても[疲れてはいるけど]、私は宿題をしなければいけない。

ただし、英語を話す時はいわば瞬間英作で考える時間がほとんどありません
本国人でも、話す英語では両者の使い分けはかなり怪しいのですから。

話す時 → 間違いを恐れずどんどん話す
書く時 → できるだけ慎重に書く

という方針で行きましょう。



では、最初に挙げた2つの例文を、和訳無しで暗唱して、その後に説明もできるようにしましょう

1. I will go even if it rains.
1. = Even if it rains, I will go.
2. I will go even though it is raining.
2. = Even though it is raining, I will go.

[説明]
1. 雨が降るかどうかはっきりわからないが、もし雨が降ったとしても私は行きます。(仮定)
2. 今雨が降っているのはわかっているけれども、それでも私は行きます。(譲歩)

[和訳例]
1. もし雨が降っても(それでも)私は行きます。/ たとえ雨が降っても私は行きます。
2. 雨が降っているけれども(それでも)私は行きます。/ たとえ雨が降っていても私は行きます。



お疲れ様でした。 (^-^)


2015/05/25 10:14 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-help の文型 その2


中学英語・ちょっと復習-help の文型 その1 を復習して来る。


help を使った次の文型は、頻繁に出てきます
必ずマスターしましょう。

help O to V = help O V

1. OがVするのを助ける、手伝う
2.
OがVするのに役立つ

後半は「to 原形」でも「原形」でもどちらでも構いません
人が主語の時は 1. の意味物事が主語の時は 2. の意味が普通です。
※ 大学入試のような論説文では、 2. の意味の方が頻出します。

1. My son helped me to wash my car.
1. = My son helped me wash my car.
2. This dictionary will help you to study English.
2. = This dictionary will help you study English.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 私の息子は私が車を洗うのを手伝ってくれた。
2. この辞書は君(達)が英語を勉強するのに役立つでしょう。

O はよく省略されます。

help to V = help V

1. Vするのを助ける、手伝う
2.
Vするのに役立つ

1. My son helped to wash my car.
1. = My son helped wash my car.
2. This dictionary will help to study English.
2. = This dictionary will help study English.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 私の息子は車を洗うのを手伝ってくれた。
2. この辞書は英語を勉強するのに役立つでしょう。

最後の例文は will help study English のように、動詞の原形が2つ連続していて違和感を感じるでしょうが、ごく普通の英語です

では最後に例文をまとめますから覚えましょう

1. a. 私の息子は私が車を洗うのを手伝ってくれた。
1. b. 私の息子は車を洗うのを手伝ってくれた。
2. a. この辞書は君(達)が英語を勉強するのに役立つでしょう。
2. b. この辞書は英語を勉強するのに役立つでしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. a. My son helped me to wash my car.
1. a. = My son helped me wash my car.
1. b. My son helped to wash my car.
1. b.= My son helped wash my car.
2. a. This dictionary will help you to study English.
2. a. = This dictionary will help you study English.
2. b. This dictionary will help to study English.
2. b. = This dictionary will help study English.


お疲れ様。 (^.^)


2015/06/08 06:03 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-知覚動詞の文型 その1(入門・初級向け)

今回は入門・初級向け知覚動詞の文型を簡単に説明します。

知覚動詞とは人間の感覚を表す動詞のことですから、感覚動詞と呼ばれることもあります。

see look at watch hear listen to feel smell などがそうです。

知覚動詞の文型を see を代表にしてまとめると、

see O V[原形] : OがVするのを見る[が見える]

see O Ving[現在分詞] : OがVしているのを見る[が見える]

see O Vpp[過去分詞] :
OがVされるのを見る[が見える]

例文を1つづつ挙げます。

1. I saw the teacher scold Ken. scold O [スウルド] : Oを叱る
2. I saw the teacher scolding Ken.
3. I saw Ken scolded by the teacher.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 私は先生がケンを叱るのを見た。
2. 私は先生がケンを叱っているのを見た。
3. 私はケンが先生に叱られるのを見た。

3.Vpp[過去分詞]ですから「受け身」の意味になります。
1.V[原形]は、「動作の最初から終わりまでを見た
2.Ving[現在分詞]は、「ちらっと一部を見た
と解釈するのが一般的です。
次のような場合は 1. と 2. の違いは微妙です。です。

I saw Ken go into her room.
私はケンが彼女の部屋に入って行くのを見た。
I saw Ken going into her room.
私はケンが彼女の部屋に入ろうとしているのを見た。

部屋に入るのは短時間ですから、どちらを使っても「動作の最初から終わりまでを見た」ことになりますね。

もう3例追加します。

4. I was watching the sun come up.
5. I smell something burning. burn [ーン] : 焦げる、燃える
6. I heard my name called.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4. 私は太陽が上がって来るのを見ていた。
5. (私は)何かが焦げている匂いがする。
6. 私は自分の名前が呼ばれるのが聞こえた。

1. ~ 6. の例文を覚えてしまいましょう。
和訳だけ並べておきますから、英語に戻せるように練習しましょう

1. 私は先生がケンを叱るのを見た。
2. 私は先生がケンを叱っているのを見た。
3. 私はケンが先生に叱られるのを見た。
4. 私は太陽が上がって来るのを見ていた。
5. (私は)何かが焦げている匂いがする。
6. 私は自分の名前が呼ばれるのが聞こえた。

高校英語・応用で、もっと詳しくこの文型を解説します


次回-高校英語・応用-知覚動詞の文型 その2(中・上級向け) 作成中


2015/06/20 09:59 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-spend の文型 その1 (入門・初級)

spend 時・金 on ~~に時・金を費やす、使う

spend 時・金 VingVするのに時・金を費やす、使う
spend 時・金 Ving
Vして時間を過ごす



入門・初心者上記のまとめを覚えてけほぼ間に合います

例文を覚えましょう。

1. We spent a lot of money on the party.
2. I spent three years on this book.
3. We spent a lot of money preparing for the party.
3. prepare for ~ [プリア] : ~の準備[用意]する
4. I spent three years writing this book.
5. I spent the afternoon reading a book.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 私達はそのパーティーにたくさんのお金を使いました。
2. 私はこの本に3年間費やしました。
3. 私達はそのパーティーの準備をするのにたくさんのお金を使いました。
4 .私はこの本を書くのに3年費やしました。
5. 私はその(日の)午後を本を読んで過ごしました。


次回-spend の文型 その2 (中・上級)



2015/06/24 10:02 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-spend の文型 その2 (中・上級)

 spend の文型 その1 (入門・初級) を復習して来る

spend の文型 その1 (入門・初級)では、 spend のよく出てくる文型だけを紹介しました。

今回はもう少し詳しく解説します。

spend+時・金・労力+on/in/for ~
~に時・金・労力を費やす、使う

入門・初級より前置詞の数が増えましたね。

on ~費やす対象を、
in ~費やす過程を、
for ~費やす目的を、
表します。

費やす対象を表すon が一番多く使われています

動作を表す名詞の場合は、費やす過程を表す in が好まれるようです。
[例] He has spent many years in his studies.
[例] 彼は自分の研究に長い年月を費やしてきた。

また、for ~ は、「~のために」と訳しても構わないと思います。

1. We spent a lot of money on[in/for] the party.
2. I spent three years on[in/for] this book.
3. I spent all my energy on[in/for] the work.
3. energy [ナジー] : エネルギー、精力
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 私達はそのパーティーに[のために]たくさんのお金を使った。
2. 私はこの本に[のために]3年間費やした。
3. 私はその仕事に[のために]全精力を費やした。



Ving[動名詞]の場合は、前置詞(on/in/for)は省略されるのが普通ですが、残っている場合もあるので中・上級者は覚えておきましょう。
残っている場合は in が一番多いと思われます。

spend+時・金・労力+(in/on/for) Ving
Vするのに時・金・労力を費やす、使う

4. We spent a lot of money (in/on/for) preparing for the party.
4. prepare for ~ [プリペア] : ~の準備[用意]をする
5. I spent three years (in/on/for) writing this book.
6. I spent all my energy (in/on/for) finishing the work.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. 私達はパーティーの準備をするのに[するために]たくさんのお金を使った。
5. 私はこの本を書くのに[書くために]3年費やした。
6. 私はその仕事を終えるのに[終えるために]全精力を使った。

Vするために時・金・労力を使う」場合は、to V [不定詞]は使えませんfor Ving を使いましょう。

(○) 私はこの本を書くために3年を費やした。
() I spent three years for writing this book.
(×) I spent three years to write this book.



「Vして[しながら]時を過ごす」と解釈できる場合は、Ving が動名詞ではなく現在分詞(進行中の意味)に感じられます

この意味の場合、前置詞は常に省略されるのが基本です。

spend+時+Ving
Vして[Vしながら]時を過ごす

7. I spent the afternoon reading a book.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7. 私はその日の午後を本を読んで[読みながら]過ごした。



「浪費する、無駄にする」という意味の waste [ウェイスト] という動詞も同じような文型で使われます

waste+金・時・労力+on/in ~
~に金・時・労力を浪費する

waste+金・時・労力+(in/on) Ving
Vするのに[Vして]金・時・労力を浪費する

for ~ は使われません。

8. Don't waste your money on/in gambling.
8. gambling [ギャムブリング] : ギャンブル、賭博
9. I wasted my time (in/on) reading this boring book.
9. boring [ボーリン(グ)] : 退屈な、おもしろくない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8. ギャンブル[賭博]にお金を浪費してはいけない。
9. 私はこの退屈な本を読んで時間を無駄にした。



ところで、こちらから英語を発信する場合は、入門・初級用の文型

spend 時・金・労力 on ~
~に時・金・労力を費やす、使う

spend 時・金・労力 Ving
Vするのに時・金・労力を費やす、使う
Vして時間を過ごす

使えば間違いありません

では、最後に例文を暗誦しましょう
まず入門・初級用の文型で確実に英語を言えるようにします。(発信用)
その後で受信英語用に、中・上級用の文型も付け加えるようにしましょう。

1. 私達はそのパーティーに[のために]たくさんのお金を使いました。
2. 私はこの本に[のために]3年間費やした。
3. 私はその仕事に[のために]全精力を費やした。
4. 私達はパーティーの準備をするのに[するために]たくさんのお金を使った。
5. 私はこの本を書くのに[書くために]3年費やした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. We spent a lot of money on the party.
1. = We spent a lot of money on/in/for the party.
2. I spent three years on this book.
2. = I spent three years on/in/for this book.
3. I spent all my energy on the work.
3. = I spent all my energy on/in/for the work.
4. We spent a lot of money preparing for the party.
4. = We spent a lot of money (in/on/for) preparing for the party.
5. I spent three years writing this book.
5. = I spent three years (in/on/for) writing this book.

6. 私はその仕事を終えるのに[終えるために]全精力を使った。
7. 私はその日の午後を本を読んで過ごした。
8. ギャンブル[賭博]にお金を浪費してはいけない。
9. 私はこの退屈な本を読んで時間を無駄にした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6. I spent all my energy finishing the work.
6. = I spent all my energy (in/on/for) finishing the work.
7. I spent the afternoon reading a book.
8. Don't waste your money on gambling.
8. = Don't waste your money on/in gambling.
9. I wasted my time reading this boring book.
9. = I wasted my time (in/on) reading this boring book.


お疲れ様でした。 (^-^)




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2015/06/25 11:19 [edit]

category: 高校英語・基礎

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Sun.

高校英語・基礎-名詞 of Ving   

高校英語・基礎-名詞 of Ving (名詞の内容説明[同格]の of Ving)


名詞 of VingVする(という)名詞

of Ving名詞の内容を説明しています

正式にはには「同格の of」と呼ばれているものですが、「内容説明の of Ving」と覚えておいて方が実戦的です。

1. the idea of having a surprise party
2. the custom of taking off shoes at the entrance
2. custom [スタム] : 習慣
2. take O off / take off O : Oを脱ぐ
2. entrance [ントランス] : 入り口、玄関
3. the joy of learning English
3. joy [ジョイ] : 楽しさ、喜び
4. a good chance of being elected (as) mayor
4. a good chance : 十分な見込み[可能性]
4. elect O (as) C [イクト] : OをCに選ぶ
4. mayor [イア] : 市長
4. be elected (as) mayor : 市長に選ばれる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. びっくり[不意打ち]パーティーをする(という)考え[アイデア]
2. 玄関[入り口]で靴を脱ぐ(という)習慣
3. 英語を学ぶ楽しさ[喜び]
4. 市長に選ばれる十分な見込み[可能性]

上の英語は、まだ大きな名詞[名詞句]で完全な文になっていません。
前後に語句を追加して完全な文にしてみましょう

1. Who came up with the idea of having a surprise party?
1. come up with ~ : ~を思いつく
2. The custom of taking off shoes at the entrance might seem strange to visitors from overseas.
2. might seem (to be) C : Cであるように思われるかもしれない
2. visitors from overseas [オウヴァスィーズ] : 海外からの訪問者
3. You don't know the joy of learning English yet.
4. He has a good chance of being elected (as) mayor.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 誰がびっくり[不意打ち]パーティーをするという考え[アイデア]を思いついたんですか。
2. 玄関[入口」で靴を脱ぐという習慣は海外から来た人々には奇妙に思えるかもしれない。
3. 君はまだ英語を学ぶ楽しさを知らないんです。
4. 彼は市長に選ばれる十分な見込み[可能性]がある。

では、例文を覚えてしまいましょう。

次のページも参考にしてください。

名詞 that … (同格[内容説明]の that)

名詞 to V (to V が名詞の内容を説明している場合[同格])


2015/06/28 09:10 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-理由の接続詞 その2 becausesince

中学英語・ちょっと復習で、becauseso の復習をしました。
今回はその続きです。

中学英語・ちょっと復習-理由の接続詞 その1 because と so を復習して来る。



まず最初に、次の文法用語を覚えてください

旧情報話し手[書き手]と聞き手[読み手]の双方がもうすでに知っている情報
新情報聞き手[読み手]が知らない=聞き手[読み手]に伝えたい新しい情報

この用語は、いろいろな文法の説明で使われますから、必ず覚えておいてください
次のページにも、旧情報・新情報の説明が載っています

「~がある・いる」という文と「旧情報」と「新情報」



because聞き手[読み手]が知らない情報=新情報である理由を述べる場合に使われます。

I was late for school(,) because I missed my usual bus.
私は学校に遅刻しました、なぜならいつものバスに乗り遅れたからです。
私が学校に遅刻したのはいつものバスに乗り遅れたからです。
いつものバスに乗り遅れたので学校に遅刻したんです。

学校に遅刻した理由「いつものバスに乗り遅れたから[ので]」は、聞き手[読み手]にとっては未知の情報=新情報なわけです。



一方、話し手[書き手]と聞き手[読み手]の双方がもうすでに了承している情報=旧情報の理由を述べる場合には、 since が好まれます

Since we've missed the last bus, we just have to take a taxi home.
最終バスに乗り遅れてしまったから[ので]、タクシーに乗って帰るしかない。

「最終バスに乗り遅れた」のはもうすでにわかっている旧情報で、「タクシーに乗って帰らなければならない」というのが聞き手に伝えたい情報=新情報なわけです。

[注意]
~して以来[から] という意味の since ~ と混同しないようにしましょう。
こちらは主に文末に置かれます。
I have played soccer since I was ten.
僕は10歳の時からずっとサッカーをやってます。
参考ページ



英語では、旧情報 → 新情報 という流れが自然です

だから、新情報の because ~ は文末に、旧情報の since ~ は文頭に置く方が自然です
(もちろん絶対ではありませんbecause ~ が文頭に、 since ~ が文末に置かれている場合もあります。)

because ~新情報の理由-通例文末
since ~旧情報の理由-通例
文頭

I was late for school(,) because I missed my usual bus.
私は学校に遅れた → いつものバスに乗り遅れたから[ので]

Since we've missed the last bus, we just have to take a taxi home.
私達は最終バスに乗り遅れてしまったから[ので] → タクシーに乗って帰るしかない



では、上記の例文にもう1例づつ付け加えますから、全部暗記しましょう
(○)の付いた英文だけ覚えて、(△)の方は理解できるだけでも構いません

1. I was late for school(,) because I missed my usual bus. (○)
1. = Because I missed my usual bus, I was late for school. (△)
2. I didn't go to the party(,) because I was very busy. (○)
2. = Because I was very busy, I didn't go to the party. (△)
3. Since we've missed the last bus, we just have to take a taxi home. (○)
3. = We just have to take a taxi home(,) since we've missed the last bus. (△)
4. Since you're tired, you should go to bed now. (○)
4. You should go to bed now(,) since you're tired. (△)
4. should V : ~したほうがよい、~すべきだ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 私は学校に遅刻しました、なぜならいつものバスに乗り遅れたからです。
1. 私が学校に遅刻したのはいつものバスに乗り遅れたからです。
1. いつものバスに乗り遅れたので学校に遅刻したんです。
2. 私はそのパーティーには行きませんでした、なぜならとても忙しかったからです。
2. 私がそのパーティーに行かなかったのは忙しかったからです。
2. 私はいつものバスに乗り遅れたので[遅れたたから]学校に遅刻したのです。
3. 私達は最終バスに乗り遅れてしまったから[ので]、タクシーに乗って帰るしかない。
4. 君は疲れているのだからもう寝た方がいいよ。



ちなみに、上の例文はすべて so (だから[それで]) を使って書き換えることができます
英語の自然な流れ旧情報新情報 ですから、so の場合左の理由旧情報右の結果新情報になります。

1. I missed the usual bus, so I was late for school.
2. I was very tired, so I didn't go to the party.
3. We've missed the last bus, so we just have to take a taxi home.
4. You're tired, so you should go to bed now.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 私はいつものバスに乗り遅れました、だから[それで]学校に遅刻したんです。
2. 私はとても疲れていました、だから[それで]パーティーに行かなかったんです。
3. 私達は最終バスに乗り遅れてしまった、だからクシーに乗って帰るしかない。
4. 君は疲れている、だからもう寝た方がいい。

お疲れ様でした。 m(__)m



次回-理由の接続詞 その3 as と for


2015/07/02 10:28 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-理由の接続詞 その3 asfor

まず下記のページを復習して来てください。

中学英語・ちょっと復習-理由の接続詞 その1 because と so

高校英語・基礎-理由の接続詞 その2 because と since



接続詞 as はたくさんの意味があって、入門・初級者には相当手ごわい相手です。
出てくるたびに違う意味なので最初は戸惑います。

接続詞 as は別ページで詳説しますが、とりあえずざっと意味を並べてみます。

1. …する時、…しながら、…するにつれて (時)
2. …するように、…する通りに、…であるのと同様に (様態)
3. …なので、…だから (理由)

たくさんありますね… (・。・;
今回は理由に絞って説明します



前回まで学習したように、

未知の[新情報]の理由を述べる場合は通例 because を使い、
既知の[旧情報]の理由を述べる場合は通例 since を使います。

assince と同じように、既知の[旧情報]の理由を述べる場合、又はそれほど重要でない理由を述べる場合に使われます。
上を見ればわかるように、as にはたくさんの意味があってあいまいなので、becausesince ほどは使われません
自分の方から英語を発信する場合は、becausesinceso を覚えておけば十分ですが、英語を受信する場合は全ての場合を想定しておかなければいけませんから、as の例文も一応覚えておきましょう

assince と同様に、文頭に置かれる方が普通です。

1. As it was getting dark, we went home. (○)
1. = We went home(,) as it was getting dark. (△)
2. As I was late, I took a taxi.. (○)
2. = I took a taxi(,) as I was late. (△)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 暗くなってきたので、私達は家に帰った。
2. 遅くなった[遅れた]ので、私はタクシーに乗った。

Because で始まる文100%理由に解釈でき、Since で始まる文も、たまにある「…して以来」という意味をのぞいてほぼ理由に解釈できますが、As で始まる文はとてもあいまいです。

たとえば 1.As it was getting dark は、「暗くなってきた時」とか「暗くなってくるにつれて」とか複数の解釈ができるので、後に続く文を見る[聞く]まではっきり決められないのです。

という訳で、こちらから英語を発信する時は 理由の as は使わない方が無難かもしれません。



後付け専用理由の接続詞, for というがあります。

先行する節(文)の後に付け足して付加的な理由を示します
かなり改まった感じがするので、会話ではあまり使われません
こちらから発信する場合は、, because を使えば事足ります

because の例文を見てくる。

…, for ~…だ、というのは~だからだ

3. I was late for school, for I missed my usual bus.
3. For I missed my usual bus, I was late for school. (×)
4. I didn't go to the party, for I was very busy.
4. For I was very busy, I didn't go to the party. (×)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3. 私は学校に遅刻しました、というのはいつものバスに乗り遅れたからです。
4. 私はそのパーティーに行きませんでした、というのはとても忙しかったからです。


たったの4例です。
例文を覚えましょう

1. 暗くなってきたので、私達は家に帰った。
2. 遅くなった[遅れた]ので、私はタクシーに乗った。
3. 私は学校に遅刻しました、というのはいつものバスに乗り遅れたからです。
4. 私はそのパーティーに行きませんでした、というのはとても忙しかったからです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. As it was getting dark, we went home. (○)
1. = We went home(,) as it was getting dark. (△)
2. As I was late, I took a taxi.. (○)
2. = I took a taxi(,) as I was late. (△)
3. I was late for school, for I missed my usual bus.
3. For I missed my usual bus, I was late for school. (×)
4. I didn't go to the party, for I was very busy.
4. For I was very busy, I didn't go to the party. (×)


お疲れ様でした。 (^-^)


次回-because のさまざまな用法 (作成予定)


2015/07/03 10:55 [edit]

category: 高校英語・基礎

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Tue.

関係代名詞-what  


高校英語・基礎-関係代名詞-what


関係代名詞 what を学習する前に、疑問詞の what を復習しておきましょう。

まずは直接疑問文から始めましょう。

a. What do you want now?
b. What do you want to do now?
c. What happened after that?
d. What surprised you (the) most when you first came to Japan?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

a. あなたは今何が欲しいですか。
b. あなたは今何がしたいですか。
c. その後何が起こったのですか。
d. あなたが日本に初めて来た時、何が一番あなたを驚かせましたか。

次は間接疑問文です。
(間接疑問文が何か分からない人はこちらをどうぞ 参考ページ)

a. I know what you want now.
b. Tell me what you want to do now.
c. Do you know what happened after that?
d. Tell me what surprised you (the) most when you first came to Japan.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

a. 私はあなたが今何をしたいかわかっています。
b. あなたが今何をしたいか教えてください。
c. その後何が起こったか知っていますか。
d. あなたが日本に初めて来た時、何が一番あなたを驚かせたか教えてください。



a I know what you want now.
「私はあなたが今何をしたいかわかっています。」
と和訳しましたが、
「私はあなたが今欲しいものを知っています。」
と和訳しても、伝わる内容は同じですね

では、次の文はどうでしょう。

a. Is this what you want now?

「これがあなたが今何が欲しいかですか。」
??? 意味はわかりますが変な日本語ですね。
「これはがあなたがが今欲しいものですか。」
こっちの訳だと納得できます。

もう1例見てみましょう

c. I'll never forget what happened after that.

「私はその後何が起こったかを決して忘れないだろう。」
??? やはりちょっと変ですね。
「私はその後起こったことを決して忘れないだろう。」
こちらの訳だとしっくりきます。

元は同じ what なのですが、このように「もの」や「こと」と訳す what文法上は「疑問詞」ではなく「関係代名詞」として扱います

■ 関係代名詞 what


what + S + V(他動詞)SがVするもの[こと] (目的格)
what + V Vするもの[こと] (主格)



what + S + V(他動詞)what + V 大きな名詞名詞節ですから、主語 / 補語 / 動詞の目的語 / 前置詞の目的語になることができます。

a. で例を挙げます
(便宜上、youI に換えている例文もあります。)

What I want now is money. (主語)
私が今欲しいものはお金です。
This is what I want now. (補語)
これが私が今欲しいものです。
Choose what you want now. (動詞の目的語)
あなたが一番欲しいものを選びなさい。
Can you tell me about what you want now. (前置詞の目的語)
あなたが今欲しいものについて話してくれませんか。

最後の例文は、
あなたが今何が欲しいかについて話してくれませんか。」
と訳してもそれほどおかしくありませんから、疑問詞what関係代名詞what は元は同じということがよくわかります。

b.d. の関係代名詞の例文も作っておきましょう

What you want to do now is surfing, isn't it?
君が今したいことはサーフィンですよね。
What surprised me (the) most when I first came to Japan was that people here were[are] very kind.
私が日本に初めて来た時私を最も驚かせたことは、ここの人々がとても親切なことでした。
機械的に時制の一致をすれば were になりますが、「親切なこと」が今も変わっていないことをはっきり伝えたい場合は、時制の一致をしないで意図的に現在形の are を使います。



これまでに挙げた例文を並べますから、暗記してしまいましょう

1. a. 私が今欲しいものはお金です。
1. b. これが私が今欲しいものです。
1. c. あなたが今欲しいものを選びなさい。
1. d. あなたが今欲しいものについて話してくれませんか。
2. 君が今したいことはサーフィンですよね。
3. 私はその後起こったことを決して忘れないだろう。
4. 私が日本に初めて来た時私を最も驚かせたことは、ここの人々がとても親切なことでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. a. What I want now is money.
1. b. This is what I want now.
1. c. Choose what you want now.
1. d. Can you tell me about what you want now.
2. What you want to do now is surfing, isn't it?
3. I'll never forget what happened after that.
4. What surprised me (the) most when I first came to Japan was that people here were[are] very kind.


お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係代名詞 what を使った慣用表現



2015/07/28 10:09 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-前置詞付き関係代名詞 その1

これから解説する「前置詞付き関係代名詞」が、「目的格の関係代名詞」の1種です。
「目的格の関係代名詞」はまだよく理解できていない人は、次のページで復習して来てください

関係(代名)詞 その5-who(m) (目的格) の解説

関係(代名)詞 その6-who(m) (目的格) の練習

関係(代名)詞 その9-which (目的格) の解説

関係(代名)詞 その10-which (目的格) の練習

関係(代名)詞 その11-that の解説



まず最初に次の2文を見てください

1. a. We discussed the problem yesterday.
1. b. We talked about the problem yesterday.

二つともほぼ同じ意味ですね。

[和訳] 私達は昨日その問題について話し合った。

discuss [ディスス] は「(完全)他動詞」で前置詞は不要です。
discuss O : Oについて話し合う

talk(完全)自動詞なので、前置詞が必要です。
talk about ~ : ~について話し合う

参考ページ(間違えやすい完全自動詞と完全他動詞)

次の日本語を関係代名詞を使って英語にしてみましょう

[和訳] これが私達が昨日話し合った問題です。

まず「discuss O : Oについて話し合う」を使います。

1. This is the problem which we discussed yesterday.
2. This is the problem that we discussed yesterday.
3. This is the problem we discussed yesterday.

以前学習した通り、which を使った文と、that を使った文と、関係代名詞を省略した文の3つの文が作れます。

次に「talk about ~ : ~について話し合う」を使います。

1. This is the porblem which we talked about yesterday.
2. This is the porblem that we talked about yesterday.
3. This is the porblem we talked about yesterday.

ここまでは discuss と同じです。
talk の場合は、 前置詞の about が後ろに残る形になります

この 前置詞 about は、関係代名詞 which の前に置くこともできます

4. This is the problem about which we talked yesterday.

前置詞 about を関係代名詞の前に置く場合は、that は使えませんので注意しましょう

This is the problem about that we talked yesterday. (×)



今度は先行詞がの場合を検証してみましょう。

The doctors are discussing the patient.
The doctors are talking about the patient.
patient [イシェント] : 患者
医者達はその患者について話し合っている。

これを元にして、「医者達が話し合っている患者は今危険な状態にある。」を英語にしてみましょう。

まず discuss を使います。

1. The patient whom the doctors are discussing is in danger now.
2. The patient who the doctors are discussing is in danger now.
3. The patient that the doctors are discussing is in danger now.
4. The patient the doctors are discussing is in danger now.

の4文が可能です。

次に talk about を使います。

1. The patient whom the doctors are talking about is in danger now.
2. The patient who the doctors are talking about is in danger now.
3. The patient that the doctors are talking about is in danger now.
4. The patient the doctors are talking about is in danger now.

先ほどと同じように about を関係代名詞の前に置いて

5. The patient about whom the doctors are talking is in danger now.

も可能です。

前置詞 about を関係代名詞の前に置く場合は、whothat は使えませんので注意しましょう

The patient about who the doctors are talking is in danger now. (×)
The patient about that the doctors are talking is in danger now. (×)



ここまで解説した talk about を使った例文を覚えましょう
とりあえず、すべての例文を覚えてください

1. これが私達が昨日話し合った問題です。
2. 医者達が話し合っている患者は今危険な状態にある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. a. This is the porblem which we talked about yesterday.
1. b. This is the porblem that we talked about yesterday.
1. c. This is the porblem we talked about yesterday.
1. d. This is the problem about which we talked yesterday.
1. e. This is the problem about that we talked yesterday. (×)
2. a. The patient whom the doctors are talking about is in danger now.
2. b. The patient who the doctors are talking about is in danger now.
2. c. The patient that the doctors are talking about is in danger now.
2. d. The patient the doctors are talking about is in danger now.
2. e. The patient about whom the doctors are talking is in danger now.
2. g. The patient about who the doctors are talking is in danger now. (×)
2. g. The patient about that the doctors are talking is in danger now. (×)

全部覚えれましたか?
今覚えた英語は、口語・文語・よく使われる英語・あまり使われない英語、いろいろと混じっていますが、読む英語はどれが出て来るかわからないので、とりあえずすべて覚えて頂きました

次回はもう少し踏み込んだ詳しい解説をしようと思います。


前置詞付き関係代名詞 その2

前置詞付き関係代名詞 その3


2015/08/17 09:58 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-前置詞付き関係代名詞 その2

前回の復習から始めましょう。
次の日本語を「talk about ~ : ~について話す」を使って英語にして下さい

1. これが私達が昨日話し合った問題です。(4文)
2. 医者達が話し合っている患者は今危険な状態にある。(5文)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. a. This is the porblem which we talked about yesterday.
1. b. This is the porblem that we talked about yesterday.
1. c. This is the porblem we talked about yesterday.
1. d. This is the problem about which we talked yesterday.
1. e. This is the problem about that we talked yesterday. (×)
2. a. The patient whom the doctors are talking about is in danger now.
2. b. The patient who the doctors are talking about is in danger now.
2. c. The patient that the doctors are talking about is in danger now.
2. d. The patient the doctors are talking about is in danger now.
2. e. The patient about whom the doctors are talking is in danger now.
2. g. The patient about who the doctors are talking is in danger now. (×)
2. g. The patient about that the doctors are talking is in danger now. (×)

指示した数の英文が作れましたか?
読む英語はどれが出てくるかわからないので、全ての形式を覚えておきましょう
まだよく理解できていない場合は、もう一度前回の解説を復習して来てください

高校英語・基礎-前置詞付き関係代名詞 その1



では、こちらから英語を発信する場合は、どの形式を使えばよいのでしょうか?

上記の例文の場合、前置詞 about を後置して、関係代名詞を省略した文がお勧めです

1. c. This is the porblem we talked about yesterday.
2. d. The patient the doctors are talking about is in danger now.

類例を挙げます

3. You are the only person I can depend on.
4. depend on ~ : ~に頼る。
4. The house I live in is very small.
5. This is the book I've been looking for.
6. Who is the man you were talking to[with]?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3. 君は私が頼ることができる唯一の人だ。
4. 私が住んでいる家はとても小さい。
5. これは私がずっと探していた本だ。
6. 君が話をしていた男の人は誰ですか。

1. ~ 6. の、talk about ~ / depend on ~ / live in ~ / look for ~ / talk to[with] ~ は、前置詞が動詞と密接に関係しているので、動詞とセットにして後置するのが普通です。



この「前置詞を後置する」方針で、前置詞を含む関係代名詞の英文をすべて表現できればいいのですが、前置詞を後置できない=前置詞を関係代名詞の前に置くしかない場合があるのです。
ではどのような場合に前置詞を後置できない=前置詞を関係代名詞の前に置くしかないのでしょうか?

次の前置詞を含んだ英文を検証してみましょう

A. I can depend on this person..
A. 私はこの人を頼りにすることができます。
B. a. We live in this house..
B. a. 私達はこの家に住んでいます。
B. b. I've been looking for this book.
B. b. 私はずっとこの本を探していたんです。
B. c. You were talking to[with] a man.
B. c. あなたは男の人と話をしていました。
C. a. You came here with a beautiful girl.
C. a. あなたは美しい女の子と一緒にここに来ました。
C. b. I cut the meat with a sharp knife.
C. b. 私は鋭利なナイフで肉を切った。
D. You mustn't do it in this case.
D. この場合それをしてはいけない。



A. I can depend on this person..
A. 私はこの人を頼りにすることができます。

A.前置詞 on決定権を握っているのは depend でしょうか、それとも前置詞の後の名詞=前置詞の目的語this person しょうか?
depend とくれば on[upon] しかありませんから、決定権はほぼ100% depend が握っていますね。

この場合は、当然 depend の後ろに on を残しておくのが妥当です



B. a. We live in this house..
B. a. 私達はこの家に住んでいます。
B. b. I've been looking for this book.
B. b. 私はずっとこの本を探していたんです。
B. c. You were talking to[with] a man.

B. a.in はどうでしょうか?
live とくれば 普通は in ですね。
でも、 housetown でなく、 island(島) やplanet(惑星) ならば on を使う可能性もありますから、決定権は live が 70%、this house が30%ぐらいになるのでしょうか?

B. b. も、 look at ~ / look for ~ / look to ~ / look into ~ など複数候補がありますから、for の決定権は look が70%、 this book が30%くらいでしょう。

B. c. も、 talk about ~ / talk of ~ / talk with ~ / talk to ~ など複数候補がありますから、 with の決定権は talk が70%、 a man が30%ぐらいでしょう。

このように、前置詞の決定権を握っているのが動詞 前置詞の後の名詞=前置詞の目的語の場合、前置詞の目的語が先行詞になって前に出ても、そのまま後ろに残すのが普通です
これは口語だけでなく文語でもこの傾向性が高いと思われます

間に名詞を挟んだ take part in ~ : ~に参加する / keep in touch with ~ : ~と連絡を保つ なども、前置詞 in / with の決定権が take part / keep in touch なので、、前置詞の目的語が先行詞になって前に出ても、そのまま後ろに残すのが普通です。

7. The race I took part in was a lot of fun.
8. I have an old friend I always keep in touch with.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7. 私が参加したレースはとても面白かった。
8. 私には常に連絡を保っている古い友人がいる。



C. a. You came here with a beautiful girl.
C. a. あなたは美しい女の子と一緒にここに来ました。
C. b. I cut the meat with a sharp knife.
C. b. 私は鋭利なナイフで肉を切った。

C. a.C. b.with はどうでしょうか?
came herewithcut the meatwith直接つながっていません

前置詞の決定権は came herea beautiful girl / cut the meata sharp knife で、前置詞の目的語のほうが多く握っていると思われます

けれども came here with とくれば cut the meat with とくれば 道具 とくるかもしれない、という予想はたつので、完全に無関係というわけではありません

したがって、これらの場合も、前置詞の目的語が先行詞になって前へ移動しても、口語ではそのまま後に残すことができます
ただし、前置詞の目的語との関係性の方が強いので、文語では先行詞に引かれて関係代名詞の前に出やすいのも事実です。

09. The girl you came here with was beautiful. (口語)
09. The girl with whom you came here was beautiful. (文語)
10. The knife I cut the meat with was very sharp. (口語)
10. The knife with which I cut the meat was very sharp. (文語)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

09. あなたが一緒に来た女の子は美しかった。
10. 私が肉を切ったナイフはとても鋭利だった。



不定詞で後ろから名詞を修飾する「形容詞的用法-名詞限定用法」でも同じような、不定詞の最後に前置詞が残る形式があるので、復習しておきましょう

中学英語・ちょっと復習-to V [to不定詞] の 形容詞的用法-名詞限定用法

高校英語・応用-to V [to不定詞] の 形容詞的用法-名詞限定用法 (続・中学英語)



D. You mustn't do it in this case.
D. この場合それをしてはいけない。

D.in はどうでしょうか。
in の決定権を握っているのは case であって、 do it ではありません

決定権を100%握っているこの case が先行詞になると、前置詞 incase に引かれて100%関係代名詞の前に出ます

There is a case in which you mustn't do it.
それをしてはいけない場合がある。

口語英語でも

There is a case you mustn't do it in. (×)

のように、後置することはできないので注意しましょう。



「必ず前置詞を関係代名詞の前に置くケース」は次回にもう少し詳しく解説します。

今回は、「前置詞を後置して関係代名詞を省略する」最もポピュラーな形式を覚えてしまいましょう。

1. これが私達が昨日話し合った問題です。
2. 医者達が話し合っている患者は今危険な状態にある。
3. 私が住んでいる家はとても小さい。
4. 君は私が頼ることができる唯一の人だ。
5. これは私がずっと探していた本だ。
6. 君が話をしていた男の人は誰ですか。
7. 私が参加したレースはとても面白かった。
8. 私には常に連絡を保っている古い友人がいる。
9. あなたが一緒に来た女の子は美しかった。
10. 私が肉を切ったナイフはとても鋭利だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.This is the porblem we talked about yesterday.
2.The patient the doctors are talking about is in danger now.
3. You are the only person I can depend on.
4. The house I live in is very small.
5. This is the book I've been looking for.
6. Who is the man you were talking with?
7. The race I took part in was a lot of fun.
8. I have an old friend I always keep in touch with.
9. The girl you came here with was beautiful.
10. The knife I cut the meat with was very sharp.

全部覚えましたか?

お疲れ様でした。 (^-^)


次回-前置詞付き関係代名詞 その3


2015/08/25 09:05 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-前置詞付き関係代名詞 その3

まず前2回の復習をしてください

前置詞付き関係代名詞 その1

前置詞付き関係代名詞 その2



関係代名詞の前に必ず前置詞を置く場合

次の例文を検証してみましょう。

1. You must not do it in this case.
1. あなたはこの場合それをしてはいけない。
2. He solved the math problem with ease.
2. with ease = easily
2. 彼は簡単にその数学の問題を解いた。
3. He reads books with[at] great speed.
3. 彼はすごい速さで本を読む。
4. I can use my English ability in this job.
4. 私はこの仕事で自分の英語の能力を使うことができる。
5. There is no war in this world.
7. この世界には戦争がない。



上記の英文の意味を考えれば、前置詞の決定権を握っているのは、前置詞の後の名詞=前置詞の目的語であることがすぐわかりますね。
決定権を握っているのが前置詞の目的語なのですから、その前置詞の目的語が先行詞になって前方へ移動すると、当然それに引かれて関係代名詞の前に移動します

1. There is a case in which you must not do it.
2. I was surprised at the ease with which he solved the math problem.
3. The speed with[at] which he reads books is surprising.
4. I want to get a job in which I can use my English ability.
5. Imagine a world in which there is no war.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. それをしてはいけない場合がある。
2. 私は彼がその数学の問題を解いた簡単さに驚いた。
2. → 私は彼が簡単にその問題を解いたことに驚いた。
3. 彼が本を読む速度は驚くほどだ。
4. 私は自分の英語の能力を使える職を得たい。
5. 戦争がない世界を想像してごらん。。

1. There is a case you must not do it in. (×)
2. I was surprised at the ease he solved the math problem with. (×)
3. The speed he reads books with[at] is surprising. (×)
4. I want to get a job I can use my English ability in. (×)
5. Imagine a world there is no war in. (×)

のように、前置詞を後に残しておくことはできません



2.3. のように、

with 抽象名詞 = 副詞 抽象名詞が先行詞になると、必ず前置詞が関係代名詞の前に付くので、特に注意しましょう

with ease [ーズ] = easily : 簡単に
with speed = speedily [スーディリ] : 早く
with fluency [フーエンスィ] = fluently [フーエントリ] : 流暢[りゅうちょう]に
with diligence [ディリジェンス] = diligently [ディリジェントリ] : 勤勉に
with accuracy [キュラスィ] = accurately [キュラトリ] : 正確に
with rapidity [ラディティ] = rapidly [ピドリ] : 急速に

[例文]
a. The fluency with which he speaks French surprises us.
b. The diligence with which he works surprises us.
c. The accuracy with which he calculates surprises us. [ルキュレイト]
d. The rapidity with which he reads books surprises us.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

a. 彼がフランス語を話す流暢さは私達を驚かせる。
b. 彼が働く勤勉さは私達を驚かせる。
c. 彼が計算する正確さは私達を驚かせる。
d. 彼が本を読む速さは私達を驚かせる。

少し難しいですけど、余裕があれば覚えておきましょう
大学入試・各種資格試験にもよく出題されています



1.5. は、この後に学習する関係副詞の where も使えます。

1. There is a case where you mustn't do it.
5. Imagine a world where three is no war.

関係副詞 where (作成予定)



今回は、少なくとも 1. ~ 5. の例文だけは覚えましょう

覚えれましたか?
お疲れ様でした。 m(__)m


次回-高校英語・基礎-関係副詞 where その1


2015/08/26 18:58 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-関係副詞 where その1


これから学ぶ「関係副詞」は前回学習した「前置詞付き関係代名詞」と密接に関係しています
まずは復習をしてください

前置詞付き関係代名詞 その1

前置詞付き関係代名詞 その2

前置詞付き関係代名詞 その3



まずは、準備体操 その1

次の英文の(  )内に、場所を表す適当な前置詞を入れて、和訳してみましょう

1. I went (   ) the town last week.
2. I stayed (   ) the hotel.
3. I was born (   ) the town.
4. I always sit (   ) that chair.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. to 私は先週その町へ行きました。
2. at 私はそのホテルに泊まりました。
3. in 私はその町で生まれました。
4. on 私はいつもあの椅子に座ります。



準備体操 その2

上記の英文を、場所を表す副詞の典型=there を使って書き換えてみましょう

1. I went there last week.
1. 私は先週そこへ行きました。
2. I stayed there.
2. 私はそこに泊まりました。
3. I was born there.
3. 私はそこで生まれました。
4. I always sit there.
4. 私はいつもあの椅子に座ります。

there という副詞は、 to / at / in / on の意味をすでに含んでいます
したがって、 to / at / in / on は不要です

参考ページ-場所を表す副詞



準備体操 その3

今度は、準備体操 その1の英文を、疑問副詞の where を使って、場所を尋ねる疑問分を作ってみましょう

1. Where did you go last week?
1. あなたは昨日どこへ行きましたか。
2. Where did you stay?
2. あなたはどこに泊まったのですか。
3. Where were you born?
3. あなたはどこで生まれたのですか。
4. Where do you always sit?
4. あなたはいつもどこに座るのですか。

疑問副詞 where も、 there と同じく、前置詞 to / at / in / on の意味を含んでいるので、これらは不要です



準備体操 その4

次に、準備体操 その1の英文をベースにした関係代名詞の例文を挙げます。
検証して、和訳してみましょう

1. The town (which / that) I went to last week was very beautiful. (  )は省略可
1. = The town to which I went was very beautiful.
2. The hotel (which / that) I stayed at was vedry comfortable. (  )は省略可
2. = The hotel at which I stayed was very comfortable.
3. This is the town (which / that) I was born in. (  )は省略可
3. = This is the town in which I was born.
4. That's the chair (which / that) I always sit on.
4. = That's the chair on which I always sit.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前置詞があるのですから、当然前回学習した「前置詞付き関係代名詞」になります

1. 私が先週行った町はとても美しかった。
2. 私が泊まったホテルはとても快適だった。
3. これは[ここは]私が生まれた町です。
4. あれは私がいつも座る椅子です。




やっと、本番です

準備体操 その2 その3 を見ればわかるように、場所を表す副詞を使えば to / at / in / on は不要です
では、関係詞にも場所を表す副詞はあるのでしょうか

あります!

場所を表す関係副詞 = where

where を使って、準備体操 その4 の例文を書き換えると次のようになります

1. The town where I went last week was very beautiful.
1. where = to which
2. The hotel where I stayed was very comfortable.
2. where = at which
3. This is the town where I was born.
3. where = in which
4. That's the chair where I always sit.
4. where = on which

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 私が先週行った町はとても美しかった。
2. 私が泊まったホテルはとても快適だった。
3. これは[ここは]私が生まれた町です。
4. あれは私がいつも座る椅子です。

where = to which / at which / in which / on which ですから, to / at / in / on は不要です




慣れるために、もう少し例文を追加します

5. The park where we always play baseball is very large.
5. where = in which
6. This is the point where the two rivers meet.
6. where = at which
7. This is the first restaurant where I took my wife.
7. where = to which
8. The house where we once lived was very small.
8. where = in which

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5. 私たちがいつも野球をしている公園はとても広い。
6. これ[ここ]がそれら二つの川が合流している地点です。
7. これ[ここ]は私が妻を連れていった初めてのレストランです。
8. 私たちが以前住んでいた家はとても狭かった。



こちらから英語を発信する場合[アウトプット用]のお勧めは、

口語でも文語でも使える where を使うのが一番よいと思います。

口語英語では、関係代名詞を省略して前置詞を後に残すのもお勧めです。

関係代名詞を省略しないで前置詞を後に残すのはお勧めしません
前置詞+関係代名詞もお勧めしません

お勧めの二つの形式を使って、暗記用のまとめを作ります

1. 私が先週行った町はとても美しかった。
2. 私が泊まったホテルはとても快適だった。
3. これは[ここは]私が生まれた町です。
4. あれは私がいつも座る椅子です。
5. 私たちがいつも野球をしている公園はとても広い。
6. これ[ここ]がそれら二つの川が合流している地点です。
7. これ[ここ]は私が妻を連れていった初めてのレストランです。
8. 私たちが以前住んでいた家はとても狭かった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. The town where I went last week was very beautiful.
1. = The town I went to last week was very beautiful.
2. The hotel where I stayed was very comfortable.
2. = The hotel I stayed at was very comfortable.
3. This is the town where I was born.
3. = This is the town I was born in.
4. That's the chair where I always sit.
4. = That's the chair I always sit on.
5. The park where we always play baseball is very large.
5. = The park we always play baseball in is very large.
6. This is the point where the two rivers meet.
6. = This is the point the two rivers meet at.
7. This is the first restaurant where I took my wife.
7. = This is the first restaurant I took my wife to.
8. The house where we once lived was very small.
8. = The house we once lived in was very small.




《注意しましょう!》

先行詞が「場所を表す語句」なら必ず where を使うのではありません

where は、 to which / in which / at which / on which の代わりに使える便利な関係副詞なのです。

元々、to / at / in / on が不要な場合は当然関係代名詞を使わなければいけません

例えば、

I love this town very much.
私はこの町がとても好きです。
My father built this hotel.
私の父がこのホテルを建てました。

は、前置詞は必要ありませんね
これらを元にして関係詞の英文を作ると、

This is the town (which / that) I like very much. (  )は省略可
これは私がとても好きな町です。
The hotel (which / that) my father built is very beautiful. (  )は省略可
私の父が建てたホテルはとても美しい。

決して、

This is the town where I like very much. (×)
The hotel where my father built is very beautiful. (×)

などと言ってはいけません。




《質問》

あれは私が訪れた博物館です。

英訳すると、次のどちらになるでしょうか

1. That's the museum where I visited.
2. That's the museum (which / that) I visited.

《答え》

学校英語では、

2. That's the museum (which / that) I visited. (  )は省略可

が、正しいとされています

理由は、上記の 《注意しましょう!》 に書いてあるように

I visited the museum.
私は博物館を訪れた。

visit は他動詞で、前置詞が必要ないからです。

ただし、英語が母語でも国語にむとんちゃくな人とか、英語は得意だが母語でない人は、結構この表現を使っているようですね。

I visited there.
私はそこを訪れました。
(この場合の there は、副詞でなく、臨時に代名詞になっていると考えられます)
Where did you visit?
あなたはどこを訪れたのですか。
(この場合も where は、疑問副詞でなく、臨時に疑問代名詞になっていると考えられます)

正しい英語とされているので、この影響もあるかもしれません




お疲れ様でした。 m(__)m

次回は、先行詞が場所を表す語句ではないが、where を使う場合を紹介します
(case / situation / point / position など)


[関係副詞-目次]

関係副詞 where その1

関係副詞 where その2

関係副詞 when その1

関係副詞 when その2

関係副詞 why

関係副詞 how


2015/08/28 09:36 [edit]

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高校英語・基礎-関係副詞 where その2

関係副詞 where その1 を復習して来る



「前置詞付き関係代名詞 その3」の一番最後に、先行詞が case の場合は、 in which の代わりに where も使うことができる、と解説したのを覚えていますか?

前置詞付き関係代名詞 その3 を見て来る

case (場合)、point (点)、situation [シチュイション](状況・状態)、position (立場・地位)、などが先行詞に来る場合は、比喩的な場所を表す語句だと解釈してwhere を使うことができます

例文を挙げますから、覚えましょう

1. There is a case where you mustn't do it.
1. where = in which
2. That's the point where you're wrong.
2. where = at which / on which
3. This is a situation where I can't do anything.
3. where = in which
4. I'm not in a position where I can help you.
4. where = in which

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. それをしてはいけない場合がある。
2. それ[そこ]が君が間違っている点だ。
3. これは私が何もすることができない状況だ。
4. 私はあなたを助けることができる立場[地位]でない。



先行詞が場所を表す典型的な語句、すなわち the place (場所・所) である場合、 the place を省略することができます。
言い換えれば、where の中に誰でも予測可能な先行詞の意味を吸収できるということです。

This is the place where we always play baseball.
これ[ここ]は私達がいつも野球をする場所です。

the place を省略=吸収して、

5. This is where we always play baseball.

ということができます。

the place だけでなく、上記の例文の 2.the point もよく省略されます。
ただし、和訳が「」から「ところ」に変わります。

6. That's where you're wrong.
6. そこが君が間違っているところです。

参考として、
You're wrong there.
(君はそこがまちがっている。)
Where am I wrong?
(私のどこが間違っていますか。)
も覚えておきましょう。

もう少し類例を追加しておきましょう

7. I remember where I first met you.
8. I can't see you from where I stand.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7. 私は初めてあなたに会った場所をおぼえています。
8. 私が立っている所からは君が見えない。

先行詞なしの where だけですから、疑問詞の where とまぎらわしいですね

where + S V → 1. どこで[へ][に]SがVするか (間接疑問文=疑問詞節)
where + S V → 2. SがVする所[場所] (関係副詞の先行詞の種略)=吸収

9. a. I asked him where he lived?
9. b. Tell me where he lives.
9. c. That's where he lives.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

9. a. 私は彼にどこに住んでいるか訪ねた。(疑問詞)
9. b. 彼がどこに住んでいるか教えてください。(疑問詞)
9. b. 彼が住んでいる所を教えてください。(関係副詞)
9. c. あれ[あそこ]は彼が住んでいる所です。(関係副詞)

9. の b. が、疑問詞関係副詞あいまいですね。
でも、どちらに解釈しても相手に伝わる情報は同じです



では暗記用の例文集をまとめておきます

1. それをしてはいけない場合がある。
2. それ[そこ]が君が間違っている点だ。
3. これは私が何もすることができない状況だ。
4. 私はあなたを助けることができる立場[地位]でない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. There is a case where you mustn't do it.
1. where = in which
2. That's the point where you're wrong.
2. where = at which / on which
3. This is a situation where I can't do anything.
3. where = in which
4. I'm not in a position where I can help you.
4. where = in which

5. これ[ここ]は私達がいつも野球をする場所です。
6. そこが君が間違っているところです。
7. 私は初めてあなたに会った場所をおぼえています。
8. 私が立っている所からは君が見えない。
9. a. 私は彼にどこに住んでいるか訪ねた。(疑問詞)
9. b. 彼がどこに住んでいるか教えてください。(疑問詞)
9. b. 彼が住んでいる所を教えてください。(関係副詞)
9. c. あれ[あそこ]は彼が住んでいる所です。(関係副詞)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5. This is where we always play baseball.
6. That's where you're wrong.
7. I remember where I first met you.
8. I can't see you from where I stand.
9. a. I asked him where he lived?
9. b. Tell me where he lives.
9. b. Tell me where he lives.
9. c. That's where he lives.




お疲れ様でした。 m(__)m


[関係副詞-目次]

関係副詞 where その1

関係副詞 where その2

関係副詞 when その1

関係副詞 when その2

関係副詞 why

関係副詞 how


2015/09/01 06:28 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-関係副詞 when その1

まず最初に、基本的な「時の前置詞」を復習してみましょう

1. He arrived (  ) that time.
1. 私はその時到着した。
2. (  ) that moment, an idea came to me..
2. その瞬間、ある考えが私の頭に浮かんだ。
3. She got married (  ) the age of 16.
3. 彼女は16歳で結婚した。
4. I'll be busy (  ) this day..
3. 私はこの日は忙しいだろう。
5. I was born (  ) a cold morning.
5. 私はある寒い朝に生まれた。
6. (  ) what month were you born? (  ) April.
7. 何月生まれですか。 4月です。
7. You can waer this shirt (  ) all seasons.
8. このシャツはオールシーズン[季節を問わず]着れます。
8. The Second World War ended (  ) the year of 1945.
8. 第2次世界大戦は1945年に終わった。
9. We are living (  ) the age of technology.
6. 我々は科学技術の時代に生きている。
10. You might be able to travel to the moon (  ) the 22nd century.
10. 22世紀には月へ旅行することができるかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. at (時刻)
2. at (瞬間・時点)
3. at (年齢)
4. on (日付)
5. on (朝/午前)
6. in (月)
7. in (季節)
8. in (年)
9. in (時代)
10. in (世紀)

点を表す時刻・時点・瞬間などは at ~ を使います。
年齢は長い人生の中のなので at を使います。
日付・曜日・朝・午後・晩・夜など、比較的短い時間には接触を表す on ~ を使います。
(ただし、「in the morning : 午前(中)」のように~中」の意味を表したい場合は、in も使います)
月・季節・年・世紀・時代など長期にわたる時間in ~ を使います。

これらの時を表す語句を先行詞にして、関係代名詞の例文を作ってみます。

1. The time at which he arrived was very late.
2. The morning on which I was born was very cold.
3. 1945 is the year in which The Second World War ended.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 彼が到着した時間はとても遅かった。
2. 私が生まれた朝はとても寒かった。
3. 1945年は第2次世界大戦が終わった年です。

ご覧のように、関係代名詞を使えば1.時刻を表す前置詞 at が、2.に付く前置詞 on が、3.に付く前置詞 in が必要です。

場所を表す前置詞と違い、前置詞を後に残す次のような英文は非常にまれです

1. The time (which / that) he arrived at was very late. (?)
2. The morning (which / that) I was born on was very cold. (?)
3. 1945 is the year (which / that) The Second World War ended in. (?)

参考ページ (場所を表す前置詞の場合)



これらの場合も、時を表す関係副詞 = when を使うと、場所を表す関係副詞 = where と同じように、前置詞が不要になります。

1. The time when he arrived was very late.
2. The morning when I was born was very cold.
3. 1945 is the year when The Second World War ended.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 彼が到着した時間はとても遅かった。
2. 私が生まれた朝はとても寒かった。
3. 1945年は第2次世界大戦が終わった年です。

3つだけでは物足りないので、さらに例文を追加します

4. The age when she got married is sixteen.
4. when = at which
5. Spring is the season when flowers are beautiful.
5. when = in which
6. Monday is the day when I'm busiest.
6. when = on which
7. The time will soon come when your dream will come true.
7. when のみ可能

7. の例文は、先行詞と関係詞が離れていることに注意しましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4. 彼女が結婚した年齢は17歳です。
5. 春は花が美しい季節です。
6. 月曜日は私が一番忙しい日です。
7. 君の夢が実現する時がやがて来るでしょう。




こちらから英語を発信する場合[アウトプット用]のお勧めは、when を使う英文です

at / on / in which は文語でちょっと堅苦しいので、お勧めしません

上記の7つ例文をしっかり暗記してしまいましょう

次回は、when の代用となる that と、when の省略を学習します。


お疲れ様でした。 (^-^)


[関係副詞-目次]

関係副詞 where その1

関係副詞 where その2

関係副詞 when その1

関係副詞 when その2

関係副詞 why

関係副詞 how



2015/09/04 16:17 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: School

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高校英語・基礎-関係副詞 when その2

関係副詞 when その1 を復習して来る



関係副詞 whenthat で代用することがあります

1. The time that he arrived was very late.
2. The morning that I was born was very cold.
3. 1945 is the year that the Second World War ended.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 彼が到着した時間はとても遅かった。
2. 私が生まれた朝はとても寒かった。
3. 1945年は第2次世界大戦が終わった年です。



関係副詞 when 及び代用の that は省略されることもあります

1. The time he arrived was very late.
2. The morning I was born was very cold.
3. 1945 is the year the Second World War ended.

「関係副詞 when 及び代用の that の省略」は、よく見聞きします。
しっかり覚えておきましょう。

ただし、

The time will soon come when your dream will come true.
君の夢が実現する時がやがて来るでしょう。

のように、先行詞と関係詞が離れている場合は、省略することはできないので注意しましょう。



また、次のような慣用表現は関係副詞の省略が標準です。

4. Dinner will be ready by the time you come back.
5. The moment he saw me, he ran away.
6. (The) Next time I go to Kyoto, I'll visit Kinkakuji.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4. 君が帰って来るまでには夕食の用意は出来ているだろう。
5. 彼は私を見た瞬間逃げた。
6. 今度[次回]京都に行く時は、金閣寺を訪れます。

5.6. の例文は、

5. (At) The moment he saw me, he ran away.
6. (At) (The) Next time I go to Kyoto, I'll visit Kinkakuji.

のように、at が省略されて、the moment / (the) next time が接続詞のように使われています
これらのような慣用表現は、また別項目として解説します

⇒ 参考ページ (接続詞句) 作成予定

ごくたまに、省略された関係副詞が残っていることがありますが、その場合、when ではなく that が使われているようです。

4. Dinner will be ready by the time that you come back.



《質問》

関係副詞 where は、that で代用したり、省略したりすることはできないのですか?

《答え》

関係副詞 where の場合は、that で代用したり省略することはまれです。

that で代用したり省略したりする場合は、関係代名詞の代用・省略と考えて、次のように前置詞を後に残すのが標準です。

This is the town that I was born in. (○)
This is the town I was born in. (○)
This is the town I was born. (?)
ここは私が生まれた町です。

where を省略して、前置詞を付けない英文は通じることは通じますが、非標準とされていますのでお勧めしません

ただし、先行詞が place (場所・所) の場合のみ、なぜか前置詞なしでも省略されることが多いようです
多分、place は典型的な先行詞ですので、前置詞 in / on / at /toplace に吸収されているのでしょう。

This is the place I was born. (○)
ここは私が生まれた所です。

結局、「関係副詞 where その1」でお勧めしたように、関係代名詞を省略して前置詞を後に残すか、関係副詞の where を使うのが無難です。

関連ページを見に行く



関係副詞 where の場合と同様に、先行詞が時を表す典型的な語句、すなわち the time (時・時間)である場合、the time を省略することができます。
言い換えれば、when の中に誰でも予測可能な先行詞の意味を吸収できるということです


7. Spring is when flowers are beautiful.
8. Monday is when I'm busiest.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7. 春は花が美しい時です。
8. 月曜日は私がいちばん忙しい時です。

where の時と同じように、先行詞が省略された when は、間接疑問文[疑問詞節]の when と混同しやすくなります

9.
a. Ask him when he is busiest.
b. I know when he is busiest.
c. Monday is when he is busiest.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

9.
a. 彼にいつが一番忙しいか尋ねなさい。(疑問詞)
b. 私はいつ彼が一番忙しいか知っています。(疑問詞)
b. 私は彼が一番忙しい時を知っています。(関係副詞)
c. 月曜日は彼が一番忙しい時です。(関係副詞)

b. が、疑問詞か関係副詞かあいまいですね。
でも、どちらに解釈しても相手に伝わる情報は同じです。



では、最後に例文を覚えてしまいましょう
where と違い、when は代用の that や省略も覚えましょう。
前置詞+関係代名詞 (at which / on which / in which) はあまり使われないので、理解しておくだけで結構です。

1. 彼が到着した時間はとても遅かった。
2. 私が生まれた朝はとても寒かった。
3. 1945年は第2次世界大戦が終わった年です。
4. 君が帰って来るまでには夕食の用意は出来ているだろう。
5. 彼は私を見た瞬間逃げた。
6. 今度[次回]京都に行く時は、金閣寺を訪れます。
7. 春は花が美しい時です。
8. 月曜日は私がいちばん忙しい時です。
9. a. 彼にいつが一番忙しいか尋ねなさい。(疑問詞)
9. b. 私はいつ彼が一番忙しいか知っています。(疑問詞)
9. b. 私は彼が一番忙しい時を知っています。(関係副詞)
9. c. 月曜日は彼が一番忙しい時です。(関係副詞)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. The time when he arrived was very late.
1. = The time that he arrived was very late.
1. = The time he arrived was very late.
2. The morning when I was born was very cold.
2. = The morning that I was born was very cold.
2. = The morning I was born was very cold.
3. 1945 is the year when the Second World War ended.
3. = 1945 is the year that the Second World War ended.
3. = 1945 is the year the Second World War ended.
4. Dinner will be ready by the time you come back.
5. The moment he saw me, he ran away.
6. (The) Next time I go to Kyoto, I'll visit Kinkakuji.
7. Spring is when flowers are beautiful.
8. Monday is when I'm busiest.
9. a. Ask him when he is busiest.
9. b. I know when he is busiest.
9. b. I know when he is busiest.
9. c. Monday is when he is busiest.


お疲れ様でした。 (^-^)


[関係副詞-目次]

関係副詞 where その1

関係副詞 where その2

関係副詞 when その1

関係副詞 when その2

関係副詞 why

関係副詞 how



2015/09/08 06:29 [edit]

category: 高校英語・基礎

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Fri.

高校英語・基礎-関係副詞 why   


高校英語・基礎-関係副詞 why

[問] 次の英文の(  )内に適当な前置詞を入れて、和訳してみましょう。

1. I was very tired. (  ) this reason, I didn't go out.
2. My father gave up drinking (  ) health reasons.

[答]

1. For : 私はとても疲れていました。このような理由で[このような訳で][だから]外出しなかったんです。
2. for : 私の父は健康上の理由でお酒をやめました。

ご覧のように、reason (理由) に付く前置詞は for です
この reason を先行詞にして関係代名詞の英文を作ると、当然 for が残った英文になります

1. I was very tired. This is the reason for which I didn't go out.
1. 私はとても疲れていました。これが私が外出しなかった理由です。
→ このような理由で[このような訳で][だから]外出しなかったんです。
2. Do you know the reason for which my father gave up drinking?
2. 君は私の父がお酒をやめた理由を知っていますか。

ちなみに、場所を表す場合と違い、前置詞を後に残す文はまれです。

This is the reason (which / that) I didn't go out for. (?)
Do you know the reason (which / that) my father gave up drinking for? (?)

参考ページ (場所を表す前置詞の場合)

この for which の代わりに、関係副詞 why を使うことができます

1. I was very tired. This is the reason why I didn't go out.
1. 私はとても疲れていました。これが私が外出しなかった理由です。
→ このような理由で[このような訳で][だから]外出しなかったんです。
2. Do you know the reason why my father gave up drinking?
2. 君は私の父がお酒をやめた理由を知っていますか。

why = for which ですから、for が不要で便利ですね。

ちなみに、for which を実際に使うのはまれですから、説明・理解用にとどめておいてください。(暗記する必要なし)

[参考]

疑問詞の場合も同じような考え方になります

For what reason did you do it?
どのような理由でそのようなことをしたのですか。
Why did you do it?
なぜそのようなことをしたのですか。



もう少し 関係副詞の why を使った例文を追加しましょう

3. There are two reasons why I don't like it.
4. Tell me the true reason why you were late.
5. The reason why I didn't go out is that I was very tired.
5. = The reason why I didn't go out is because I was very tired. (口語)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3. 私がそれを好きでない理由が2つあります。
4. 君が遅刻した本当の理由を言いなさい。
5. 私が外出しなかった理由は、とても疲れていたからです。



関係副詞の why は、that で代用することができます

1. I was very tired. This is the reason that I didn't go out.
2. Do you know the reason that my father gave up drinking?
3. There are two reasons that I don't like it.
4. Tell me the true reason that you were late.
5. The reason that I didn't go out is that [because] I was very tired.



関係副詞の why と代用の that は省略することができます

1. I was very tired. This is the reason I didn't go out.
2. Do you know the reason my father gave up drinking?
3. There are two reasons I don't like it.
4. Tell me the true reason you were late.
5. The reason I didn't go out is that [because] I was very tired.



先行詞が the reason の場合、省略して why だけにすることができます
whythe reason が吸収されたと考えることもできます。

1. I was very tired. This is why I didn't go out.
2. Do you know why my father gave up drinking?
5. Why I didn't go out is that [because] I was very tired.

この場合、疑問詞の why を使った間接疑問文[疑問詞節]と混同しやすいですね。

6. a. Ask him why he was late.
6. b. Do you know why he was late?
6. c. He overslept. That's why he was late.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

6. a. 彼になぜ遅刻したのかたずねなさい。(疑問詞)
6. b. 君はなぜ彼が遅刻したのか知っていますか。(疑問詞)
6. b. 君は彼が遅刻した理由を知っていますか。(関係副詞)
6. c. 彼は寝過したんです。それが彼が遅刻した理由です。(関係副詞)
6. c. → だから彼は遅刻したんです。

b. が、疑問詞か関係副詞かあいまいですね。
でも、どちらに解釈しても相手に伝わる情報は同じです。



関係代名詞の that や、同格[内容説明]の that と混同しないようにしましょう

He didn't come for the reason (that) I don't know.彼は私が知らない理由で来ませんでした。

この場合、the reasonknow の意味上の目的語ですから、目的格の関係代名詞です。

He didn't come for the reason (that) he was tired.
彼は疲れているという理由で来なかった。

この場合は、he was tiredthe reason の内容ですから、同格[内容説明]の that です

参考ページ(同格[内容説明]の that と 関係代名詞の that)

次の例文と比較すると、違いがよくわかります。

The reason (why / that) he didn't come is that[because] he was tired.
彼が来なかった理由は疲れていたからだ。




では最後に、暗唱例文を挙げますか、覚えてしまいましょう

1. 私はとても疲れていました。これが私が外出しなかった理由です。
→ このような理由で[このような訳で][だから]外出しなかったんです。
2. 君は私の父がお酒をやめた理由を知っていますか。
3. 私がそれを好きでない理由が2つあります。
4. 君が遅刻した本当の理由を言いなさい。
5. 私が外出しなかった理由は、とても疲れていたからです。
6. a. 彼になぜ遅刻したのかたずねなさい。(疑問詞)
6. b. 君はなぜ彼が遅刻したのか知っていますか。(疑問詞)
6. b. 君は彼が遅刻した理由を知っていますか。(関係副詞)
6. c. 彼は寝過したんです。それが彼が遅刻した理由です。(関係副詞)
6. c. → だから彼は遅刻したんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. I was very tired. This is the reason why I didn't go out.
1. I was very tired. This is the reason that I didn't go out.
1. I was very tired. This is the reason I didn't go out.
1. I was very tired. This is why I didn't go out.
2. Do you know the reason why my father gave up drinking?
2. Do you know the reason that my father gave up drinking?
2. Do you know the reason my father gave up drinking?
2. Do you know why my father gave up drinking?
3. There are two reasons why I don't like it.
3. There are two reasons that I don't like it.
3. There are two reasons I don't like it.
4. Tell me the true reason why you were late.
4. Tell me the true reason that you were late.
4. Tell me the true reason you were late.
5. The reason why I didn't go out is that [because] I was very tired.
5. The reason that I didn't go out is that [because] I was very tired.
5. The reason I didn't go out is that [because] I was very tired.
5. Why I didn't go out is that [because] I was very tired.
6. a. Ask him why he was late.
6. b. Do you know why he was late?
6. b. Do you know why he was late?
6. c. He overslept. That's why he was late.

[おまけ]
余裕があれば覚えましょう。

1. 彼は私が知らない理由で来ませんでした。
2. 彼は疲れているという理由で来なかった。
3. どのような理由でそのようなことをしたのですか。
4. なぜそのようなことをしたのですか。

1. He didn't come for the reason (that) I don't know.
2. He didn't come for the reason (that) he was tired.
3. For what reason did you do it?
4. Why did you do it?



お疲れ様でした。 (^-^)



[関係副詞-目次]

関係副詞 where その1

関係副詞 where その2

関係副詞 when その1

関係副詞 when その2

関係副詞 why

関係副詞 how



2015/09/11 10:47 [edit]

category: 高校英語・基礎

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Tue.

高校英語・基礎-関係副詞 how   


高校英語・基礎-関係副詞 how

[問] 次の英文の(  )内に適当な前置詞を入れて、和訳してみましょう。

1. It was made (  ) a special way.
2. He speaks (  ) a strange way.
3. (  ) this way, I came to know him.
3. come to know ~ : ~と知り合いになる

way方法 / 様子[ようす] / 風[ふう] / 有様[ありさま] / 状態 / 次第[しだい] / 経緯[いきさつ]

[答]
1. in それは特別な方法で作られた。
2. in 彼は変な風に[様子で]話す[→ 変な話し方をする]。
3. in このような経緯で[このようにして]、私は彼と知り合った。

way に付く前置詞は in です

ということは、先行詞に way を使って関係代名詞の文を作ると、in が残る英文になりますね。

1. Do you know the way in which it was made?
2. I don't like the way in which he speaks.
3. This is the way in which I came to know him.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. あなたはそれが作られた方法を知っていますか。
2. 私は彼が話す様子[→ 彼の話し方]が好きではない。
3. これは私が彼と知り合いになった経緯です。
3. → このようにして私は彼と知り合いました。

場所を表す前置詞と違い、in を後に残す次のような用法はまれです。

1. Do you know the way (which / that) it was made in? (?)
2. I don't like the way (which / that) he speaks in. (?)
3. This is the way (which / that) I came to know him in. (?)

参考ページ (場所を表す前置詞の場合)



上記の in which の代わりをする関係副詞は how です

in whichhow に換えると次のような英文になります。

1. Do you know the way how it was made? (?)
2. I don't like the way how he speaks. (?)
3. This is the way how I came to know him. (?)

ところが、どういう訳かこのような the wayhow を組み合わせた英文は現代英語ではまれなのです。

現在使われている形式は次の4種類です

in which を使う。 (文語)
how の代用の that を使う
how を省略する
先行詞の the way を省略して how だけを使う。(= how の中に the way の意味を吸収する)

全形式の例文をまとめてみましょう

1. あなたはそれが作られた方法を知っていますか。
2. 私は彼が話す様子[→ 彼の話し方]が好きではない。
3. これは私が彼と知り合いになった経緯です。
3. → このようにして私は彼と知り合いました。

1. Do you know the way in which it was made? (△)
1. Do you know the way how it was made? (?)
1. Do you know the way that it was made? (○)
1. Do you know the way it was made? (◎)
1. Do you know how it was made? (◎)
2. I don't like the way in which he speaks. (△)
2. I don't like the way how he speaks. (?)
2. I don't like the way that he speaks. (○)
2. I don't like the way he speaks. (◎)
2. I don't like how he speaks. (◎)
3. This is the way in which I came to know him. (△)
3. This is the way how I came to know him. (?)
3. This is the way that I came to know him. (○)
3. This is the way I came to know him. (◎)
3. This is how I came to know him. (◎)



先行詞の the way を省略[吸収]して how だけを使う場合は、疑問詞の how と同じ形ですから紛らわしいことがあります

4. a. Ask him how he solved the problem.
4. b. Tell me how he solved the problem.
4. c. This is how he solved the problem.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4. a. 彼にどうやってその問題を解いたのか[解決したのか]尋ねなさい。 (疑問詞)
4. b. 彼がにどうやってその問題を解いたのか[解決したのか]教えてください。 (疑問詞)
4. b. 彼がその問題を解いた[解決した]方法を教えてください。 (関係副詞)
4. c. これが彼がその問題を解いた[解決した]方法です。 (関係副詞)
4. c. → このようにして彼はその問題を解いた[解決した]のです。

b. が、疑問詞か関係副詞かあいまいですね。
でも、どちらに解釈しても相手に伝わる情報は同じです。



ちなみに、way は関係詞以外に、to不定詞[= to V] や of Ving でも修飾できます

5. There are a lot of ways to solve the problem.
5. There are a lot of ways of solving the problem.
5. その問題を解く[解決する]方法はたくさんある。

これをあえて関係詞を使うと、

5. There are a lot of ways in which you[we] can solve the problem.
5. There are a lot of ways that you[we] can solve the problem.
5. There are a lot of ways you[we] can solve the problem.

となります。

先行詞が the way でないので、当然 the way の意味を吸収した how は使えません



暗記すべき例文をまとめます

1. あなたはそれが作られた方法を知っていますか。 (4つ)
2. 私は彼が話す様子[→ 彼の話し方]が好きではない。 (4つ)
3. これは私が彼と知り合いになった経緯です。 (4つ)
3. → このようにして私は彼と知り合いました。
4. a. 彼にどうやってその問題を解いたのか[解決したのか]尋ねなさい。 (疑問詞)
4. b. 彼がにどうやってその問題を解いたのか[解決したのか]教えてください。 (疑問詞)
4. b. 彼がその問題を解いた[解決した]方法を教えてください。 (関係副詞)
4. c. これが彼がその問題を解いた[解決した]方法です。 (関係副詞)
4. c. → このようにして彼はその問題を解いた[解決した]のです。
5. その問題を解く[解決する]方法はたくさんある。 (5つ)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. Do you know the way in which it was made? (△)
1. Do you know the way that it was made? (○)
1. Do you know the way it was made? (◎)
1. Do you know how it was made? (◎)
2. I don't like the way in which he speaks. (△)
2. I don't like the way that he speaks. (○)
2. I don't like the way he speaks. (◎)
2. I don't like how he speaks. (◎)
3. This is the way in which I came to know him. (△)
3. This is the way that I came to know him. (○)
3. This is the way I came to know him. (◎)
3. This is how I came to know him. (◎)
4. a. Ask him how he solved the problem.
4. b. Tell me how he solved the problem.
4. b. Tell me how he solved the problem.
4. c. This is how he solved the problem.
5. There are a lot of ways to solve the problem.
5. There are a lot of ways of solving the problem.
5. There are a lot of ways in which you[we] can solve the problem.
5. There are a lot of ways that you[we] can solve the problem.
5. There are a lot of ways you[we] can solve the problem.


お疲れ様でした。 (^-^)



次回-高校英語・基礎-先行詞のない関係詞と疑問詞


[関係副詞-目次]

関係副詞 where その1

関係副詞 where その2

関係副詞 when その1

関係副詞 when その2

関係副詞 why

関係副詞 how


2015/09/15 06:26 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-先行詞のない関係詞と疑問詞

先行詞のない[=先行詞の意味を吸収した]関係詞疑問詞は見た目が全く同じです

見た目が全く同じということは、意味内容も非常に似ているということです。

そのような関係詞・疑問詞は次の5つです。

what / where / when / why / how

関係詞のそれぞれの項目で、疑問詞と紛らわしいことを指摘し、例文も挙げて来ました。
ここでは実戦的にまとめて全部紹介しましょう

本題に入る前に、「間接疑問文」がわかっていないと解説が理解できないので、よくわからない人は復習して来てください

間接疑問文を復習して来る




解説に入る前に、最初に言っておきたいことがあります

文法的には疑問詞と関係詞に分類できますが、和訳を介せず英語のまま理解すると、私にはどちらも同じもののような感じがします

why を例にとって説明しましょう

間接疑問文の why …なぜ…するか
関係副詞の why ……する理由 = the reason why …

関係副詞の why を復習して来る

1. Why was he so angry? (直接疑問文)
1. なぜ彼はそんなに怒っていたのですか。

2. Ask him why he was so angry (間接疑問文)
2. 彼になぜそんなに怒っていたのか尋ねなさい。

3. I don't konw why he was so angry. (間接疑問文 / 関係副詞)
3. 私は彼がなぜそんなに怒っていたのかわかりません。
3. 私は彼がそんなに怒っていた理由がわかりません。

4. This is why he was so angry. (関係副詞)
4. これが彼がそんなに怒っていた理由です。
4. → このような理由で彼はそんなに怒っていたのです。

間接疑問文関係副詞を使った文見た目は全く同じですね。

4.This is why he was so angry.疑問詞に解釈して、「これがなぜ彼が怒っていたかです。(?)」と訳すと、和訳としては確かにヒドイですけど、意味はちゃんとわかります

私の感覚では、英文を読んだり聞いたりしている時に「先行詞のない関係詞=疑問詞」に出会った場合、疑問詞の意味で解釈した方が英語本来の意味に近いような気がします

このことを、what で検証してみましょう



関係代名詞の what は高校1年生で学習します。

関係代名詞-what を復習して来る

what は、「こと」「もの」という意味の先行詞を含んだ関係代名詞なので、次のようにまとめられます。

what + S + V(他動詞)SがVするもの[こと] (目的格)
what + V …Vするもの[こと] (主格)

次の例文を和訳してみましょう

1. What I want now is money.

これは簡単ですね。

→ 私が今欲しいものはお金です。

2. What happened next was surprising.

これも簡単です。

→ 次に起こったことは驚くべきことだった。

3. Ken is not what he was 20 years ago.
3. → ケンは彼が20年前であったものではない。(???)

意味がわからない日本語になってしまいました。

通常、この英文は、

ケンは20年前のケンではない

と訳します。

この what は、参考書や辞書類では、慣用表現扱いしている場合が多いです。

what S is現在のS
what S was ~ ago~前のS
what S used to be
昔のS

これらを慣用表現として丸暗記してしまうのもいいですけど、もう一度本来の意味を考えてみましょう

ここでもう一度疑問詞に戻ります

実は、what は物・事だけでなく、「」にも使えるのです。

what / どんなもの[こと] / 何をする人 / どんな人

What is he? / He is a policeman.
彼は何をしている人[← 何者]ですか。 / 彼は警察官です。
What is he like? / He is a very kind man.
彼はどのような人ですか[← 何に似ていますか / 何のようですか]。 / 彼はとても親切な人です。

ここで、 3 の例文を疑問文に戻してみましょう

What was Ken 20 years ago?
ケンは20年前はどんな人だったのですか。

I don't know what Ken was 20 years ago.
私はケンが20年前はどんな人だったか知りません。

私は20年前のケンを知りません。

Ken is not what he was 20 years ago.
ケンは20年前のケンではない。

このように、関係詞の和訳だけ見るとわかりにくかった英語本来の意味が、疑問詞に戻してみると感覚的にわかるようになります

関係代名詞 what (「こと・もの」と訳せない場合) 作成中

what の直接疑問文・間接疑問文・関係代名詞の例文を連続して挙げておきます


1. What does Ken want now?
2. Ask Ken what he wants now.
3. I don't know what Ken wants now.
4. This is what Ken wants now.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. ケンは何を欲しがっているのですか。 (直接疑問文)
2. ケンに何を欲しいのか尋ねなさい。 (間接疑問文)
3. 私はケンが今何を欲しがっているのか知りません。 (間接疑問文)
3. 私はケンが今欲しがている物を知りません。 (関係代名詞)
4. これがケンが今欲しがっている物です。 (関係代名詞)



次は where です

間接疑問文の where …どこで[へ][に]…するか
関係副詞の where ……する所・場所 =
the place where …

関係副詞 where を復習して来る

1. Where did Ken meet her?
2. Ask Ken where he met her.
3. I don't know where Ken met her.
4. This is where Ken met her.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. ケンはどこで彼女と出会ったのですか。 (直接疑問文)
2. ケンにどこで彼女と出会ったのか尋ねなさい。 (間接疑問文)
3. 私はケンがどこで彼女と出会ったのか知りません。 (間接疑問文)
3. 私はケンが彼女と出会った場所を知りません。 (関係副詞)
4. ここはケンが彼女と出会った場所です。(関係副詞)



次は when です

間接疑問文の when …いつ…するか
関係副詞の when ……する時 =
the time when …

関係副詞 when を復習して来る

1. When did Ken meet her?
2. Ask Ken when he met her.
3. I don't know when Ken met her.
4. Today is when Ken met her.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. ケンはいつ彼女と出会ったのですか。 (直接疑問文)
2. ケンにいつ彼女と出会ったのか尋ねなさい。 (間接疑問文)
3. 私はケンがいつ彼女と出会ったのか知りません。 (間接疑問文)
3. 私はケンが彼女と出会った時を知りません。 (関係副詞)
4. 今日ははケンが彼女と出会った時[日]です。(関係副詞)



最後に how です

間接疑問文の how …どうやって[どのように(して)]…するか
関係副詞の how ……する方法・様[さま]・様子[ようす]・経緯[いきさつ]・次第[しだい] =
(the way) how …
the way how …the way は常に省略します。反対に the way が先行詞になると how が常に省略されます。

関係副詞 how を復習してくる

1. How did Ken solve the problem?
2. Ask Ken how he solved the problem.
3. I don't know how Ken solved the problem.
4. This is how Ken solved the problem.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. ケンはどうやってその問題を解いたのですか。 (直接疑問文)
2. ケンにどうやってその問題を解いたのか尋ねなさい。 (間接疑問文)
3. 私はケンがどうやってその問題を解いたのか知りません。 (間接疑問文)
3. 私はケンがその問題を解いた方法を知りません。 (関係副詞)
4. これがケンがその問題を解いた方法です。(関係副詞)
4. → このようにしてケンはその問題を解いたのです。



では、暗記すべき例文をまとめますので、覚えてください

1. a. 彼になぜそんなに怒っていたのか尋ねなさい。 (間接疑問文)
1. b. 私は彼がなぜそんなに怒っていたのかわかりません。 (間接疑問文)
1. b. 私は彼がそんなに怒っていた理由がわかりません。 (関係副詞)
1. c. これが彼がそんなに怒っていた理由です。 (関係副詞)
1. c. → このような理由で彼はそんなに怒っていたのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. a. Ask him why he was so angry
1. b. I don't konw why he was so angry.
1. c. This is why he was so angry.


2. a. ケンに何を欲しいのか尋ねなさい。 (間接疑問文)
2. b. 私はケンが今何を欲しがっているのか知りません。 (間接疑問文)
2. b. 私はケンが今欲しがている物を知りません。 (関係代名詞)
2. c. これがケンが今欲しがっている物です。 (関係代名詞)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2. a. Ask Ken what he wants now.
2. b. I don't know what Ken wants now.
2. c. This is what Ken wants now.


3. a. ケンにどこで彼女と出会ったのか尋ねなさい。 (間接疑問文)
3. b. 私はケンがどこで彼女と出会ったのか知りません。 (間接疑問文)
3. b. 私はケンが彼女と出会った場所を知りません。 (関係副詞)
3. c. ここがケンが彼女と出会った場所です。(関係副詞)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3. a. Ask Ken where he met her.
3. b. I don't know where Ken met her.
3. c. This is where Ken met her.


4. a. ケンにいつ彼女と出会ったのか尋ねなさい。 (間接疑問文)
4. b. 私はケンがいつ彼女と出会ったのか知りません。 (間接疑問文)
4. b. 私はケンが彼女と出会った時を知りません。 (関係副詞)
4. c. 今日ははケンが彼女と出会った時です。(関係副詞)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4. a. Ask Ken when he met her.
4. b. I don't know when Ken met her.
4. c. Today is when Ken met her.


5. a. ケンにどうやってその問題を解いたのか尋ねなさい。 (間接疑問文)
5. b. 私はケンがどうやってその問題を解いたのか知りません。 (間接疑問文)
5. b. 私はケンがその問題を解いた方法を知りません。 (関係副詞)
5. c. これがケンがその問題を解いた方法です。(関係副詞)
5. c. → このようにしてケンはその問題を解いたのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5. a. Ask Ken how he solved the problem.
5. b. I don't know how Ken solved the problem.
5. c. This is how Ken solved the problem.



お疲れ様でした。 (^-^)



次回-高校英語・基礎-関係代名詞 whose ~ = ~ of which その1



2015/09/18 16:23 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-関係代名詞 whose ~ = the ~ of which その3

前々回は、中1レベルの所有格の代名詞[形容詞]の総復習

前回は、先行詞が「人・動物」の場合の所有格の関係代名詞[形容詞] whose ~ の学習

をしました。

今回は、先行詞が「無生物[事・物]」の場合の所有格の関係代名詞[形容詞] whose ~ = the ~ of which を学習します



前回の4つの例文は、先行詞が「・動物」でした。

先行詞が「無生物[物・事]」の場合はどうなるのでしょう?

上記の中学の所有格の復習の 17. 18. 19. 20. をもう一度見てください

17 . 18.of を使い、19. 20.所有格の代名詞[代形容詞]を使っていますね。

ではそのことを念頭に置いて、次に2文を1文にしてみましょう


5. a. Do you see the mountain?Its top is covered with snow.
5. b. Do you see the mountain?The top of the mountain is covered with snow.
3. b. あなたはその山が見えますか 。+ それの[その山の]頂上は雪でおおわれています。

5. a の場合は、Its topwhose top に換え、先行詞 the mountain を後ろから限定[修飾]します

Do you see the mountain whose top is covered with snow?
(あなたは)頂上が雪でおおわれたが見えますか。

先行詞が無生物[事・物]でも whose ~ は使えるのです
でも、無生物[事・物]が先行詞の場合whose ではいかにも人っぽくて違和感があります
そこで 5. b の登場です。

5. b. の場合the top of the mountain を(実際にはあまり使われませんが頭の中で仮に) the top of it にまず換えます
次に、the top of itthe top of which に換えて、先行詞 the mountain を後ろから限定[修飾]します

Do you see the mountain the top of which is covered with snow?
(あなたは)頂上が雪でおおわれたが見えますか。


文の流れは次のようになります。

あなたはその山が見えますか → どの山かというと → それの頂上は雪でおおわれています

whose top / the top of whichis covered …主語になっているので、この例文は比較的簡単です。

結局、

先行詞が無生物[物・事]の場合は、whose ~the ~ of which の両方が使えることになります


6. a. This book has a lot of words. + I don't know their meanings.
6. b. This book has a lot of words.I don't know the meanings of the words.
6. b. この本にはたくさんの単語がある。 + 私はそれらの[それらの単語の]意味がわからない。


6. a. は、their meaningswhose meanings に換え、それを先行詞 words の直後に移動、その後ろに I don't know を置きます

This book has a lot of words whose meanings I don't know.
この本には(私が)意味を知らない単語がたくさんある。

6. b. は、the meanings of the words、(実際にはあまり使われませんが頭の中で仮に) the meanings of them に換え、それをさらに the meanings of which に換え、先行詞の words の後ろに移動させます
その後に残りの I don't know を置きます

This book has a lot of words the meanings of which I don't know.
この本には(私が)意味を知らない単語がたくさんある。

文の流れは次のようになります。

この本にはたくさんの単語がある → どんな単語かと言えば → それらの意味を → 私は知らない

whose meanings / the meanings of whichI don't knowknow の目的語になっているので、かなり難しいですね。



どうですか?
頭が混乱して来ましたか?
次に進む前にここまでの例文を覚えてしまいましょう

5. a. (あなたは)頂上が雪でおおわれた山が見えますか。
5. b. 同上
6. a. この本には(私が)意味を知らない単語がたくさんある。
6. b. 同上

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5. a. Do you see the mountain whose top is covered with snow?
5. b. Do you see the mountain the top of which is covered with snow?
6. a. This book has a lot of words whose meanings I don't know.
6. b. This book has a lot of words the meanings of which I don't know.



覚えれましたか?
実は 5. b.6. b. はさらに変形された形があるのです。

5. b. Do you see the mountain the top of which is covered with snow?

は、the topof which を切り離し、the topis の前に移動させて、

5. c. Do you see the mountain of which the top is covered with snow.

という文も可能です。

6. b. This book has a lot of words the meanings of which I don't know.

も同様に the meaningsof which を切り離します。
the meanings は本来 know の目的語なので、本来の位置に戻して、

6. c. This book has a lot of words of which I don't know the meanings.

という文も可能です。

さらに of whichof も後ろに回した

6. d. This book has a lot of words which I don't know the meanings of.

も可能で、この場合は which の代用である that も使えます。

6. e. This book has a lot of words that I don't know the meanings of.

さらに whichthat も省略した

6. f. This book has a lot of words I don't know the meanings of.

も可能で、口語英語では多用されます

6. d.6. e.6. f. は所有格というよりは目的格の関係代名詞になります。



全ての形式の例文をまとめます

5. a. (あなたは)頂上が雪でおおわれた山が見えますか。
5. b. 同上
5. c. 同上
6. a. この本には(私が)意味を知らない単語がたくさんある。
6. b. 同上
6. c. 同上
6. d. 同上
6. e. 同上
6. f. 同上

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5. a. Do you see the mountain whose top is covered with snow?
5. b. Do you see the mountain the top of which is covered with snow?
5. c. Do you see the mountain of which the top is covered with snow?
6. a. This book has a lot of words whose meanings I don't know.
6. b. This book has a lot of words the meanings of which I don't know.
6. c. This book has a lot of words of which I don't know the meanings.
6. d. This book has a lot of words which I don't know the meanings of.
6. e. This book has a lot of words that I don't know the meanings of.
6. f. This book has a lot of words I don't know the meanings of.

基本の例文は 5. a. 5. b. と 6. a. 6. b. ですが、他の例文も出てくる可能性があるので、この際、徹底的に解説しておきました。
全部覚えたあなたはもう完璧です。


では、お疲れ様でした。 (^-^)



次回-高校英語・基礎-関係詞の限定[制限]用法と非限定[制限]用法



2015/10/05 08:05 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-動詞の文型-make O V / let O V / have O V (入門・初級)

make O V / let O V / have O V は、「OにVさせる」という和訳だけ見ればとてもよく似ています

ここでは、入門・初級向けにこの3つの文型の違いを学習します

中・上級者向けの個々の文型の詳細な説明と例文は別に扱います。

make O V (中・上級) 作成予定
let O V (中・上級) 作成予定
have O V (中・上級) 作成予定



make O V : Oに[を]Vさせる

通例、強制的に何かをさせる場合に使います。
(場合によって、強制的とまではいかない場合もあります。)

1. I made my son clean his dirty room.
1. dirty [ーティ] : 汚い
1. 私は息子に彼の汚い部屋を掃除させた。

だけでなくよく物事も主語に来ます。

2. What made you do such a thing?
2. 何があなたにそのようなことをさせたのですか。
→ どうしてあなたはそのようなことをしたのですか。



let O V : Oに[を]Vさせる、Vさせてやる、Vさせてくれる

許可・放任を表します。
したいことを許してさせる、又はしてはいけない事を放任してさせる場合に使います。

3. I let my son use my car.
3. 私は息子に私の車を使わせた[使わせてやった]。

4. Don't let your dog run around here.
4. あなたの犬をここで走り回らせてはいけません。



have O V : Oに[を]Vさせる、Vしてもらう

軽い使役・依頼を表します。
させて[してもらって]当然の相手に何かをさせる[してもらう]場合に使います。
例えば、上司が部下に仕事をさせたり、チップを払ってホテルのボーイさんに荷物を運んでもらったりする時に使います。

5. Have that bellboy carry your baggage to your room.
5. bellboy [ルボイ] : (ホテルの)ボーイ
5. baggage [ゲジ] : 手荷物
5. あのボーイに手荷物を部屋まで運ばせなさい[運んでもらいなさい]。

6. He had his secretary copy the papers.
6. secretary [クレタリ] : 秘書
6. 彼は秘書に書類をコピーさせた[してもらった]。



次の3例の違いがわかりますか
わかれば、入門・初級免許皆伝です。 (^.^)

a. I made him go.
b. I let him go.
c. I had him go.

a. は、行くのを嫌がっている彼を無理やり行かせた
b. は、行きたがっている彼を行かせた
c. は、行かせて[行ってもらって]当然の彼を行かせた[行ってもらった]

という意味になります。



《質問》

学校で、 have O V = get O to V だと教わりましたが、本当ですか?
少し違うような気がするのですが・・・

《答え》

和訳すればどちらも「OにVさせる、Vしてもらう」で全く同じですが、使う状況がかなり違うと思います

get O to V : (説得などして)OにVさせる、Vしてもらう

例えば、危険な山に登ろうとしている人をやめるように説得したが、

I couldn't get him to give up climbing the mountain.
私は彼にその山に登るのをあきらめさせることができなかった。

ダンスが下手だからパーティーに行くのを嫌がっていた人を説得して、

I got him to go to the party with me.
私は彼に一緒にパーティーに行ってもらった。

のように使います。

もっとも、 have O V = get O to V と書いてある辞書もあるので断言は避けますが、通常は上記のように使い分けるのがよろしいかと思います。

have O V と get O to V (作成予定)



では、例文を暗唱しましょう

1. 私は息子に彼の汚い部屋を掃除させた。
2. 何があなたにそのようなことをさせたのですか。
→ どうしてあなたはそのようなことをしたのですか。
3. 私は息子に私の車を使わせた[使わせてやった]。
4. あなたの犬をここで走り回らせてはいけません。
5. あのボーイに手荷物を部屋まで運ばせなさい[運んでもらいなさい]。
6. 彼は秘書に書類をコピーさせた[してもらった]。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. I made my son clean his dirty room.
2. What made you do such a thing?
3. I let my son use my car.
4. Don't let your dog run around here.
5. Have that bellboy carry your baggage to your room.
6. He had his secretary copy the papers.


では、お疲れ様でした。 (^-^)


2015/10/13 11:19 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-関係詞の限定[制限]用法非限定[制限]用法


中学英語・ちょっと復習-関係(代名)詞 その1-学習目的」で、関係代名詞は、「後ろから名詞を修飾する用法」だと説明しました。

これまで学習してきた関係詞はすべてこの「後ろから名詞を修飾する用法」でした。

この「後ろから名詞を修飾する用法」を「限定[制限]用法」と呼びます。



限定[制限]用法とは、複数の物・事・人の中から、何か条件を設定して特定の物・事・人(先行詞)に限定[制限]する用法です。

1. He has two children who are teachers.
1. 彼には教師をしている子供が二人いる。
彼は、複数いる子供のうち、教師をしているという条件を満たす子供が二人いる

2. The teacher who is the oldest in my school passed away yesterday.
2. pass away : 亡くなる (die の婉曲語)
2. 私の学校で一番年上の教師が昨日亡くなった。
複数の教師のうち、私の学校で一番年上という条件を満たした教師が昨日亡くなった。



一方、非限定[制限]用法とは、先行詞を限定[制限]するのではなく、先行詞の補足説明をする用法です
通例、関係詞の前に、コンマが置かれます

3. He has two children, who are teachers.
彼には子供が二人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、その二人[who]は教師をしている。
3. 彼には子供が二人いて[いるが]、その子供達[who]は教師をしている。

4. Mr. Suzuki, who is the oldest teacher in my school, passed away yesterday.
鈴木先生は、(誰のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、彼[who]は私の学校で一番年上の教師なのですが、昨日亡くなりました。
4. 鈴木先生は、私の学校で一番年上の教師ですが、昨日亡くなりました。

非限定[制限]用法追加で補足説明をする用法だと理解しておけばいいでしょう。



非限定[制限]用法はさらに次の二つに分類されることがあります

3. のように、一旦英文が完結して、その後に補足説明が置かれる用法を、「継続用法」とか「連続用法」とか「連結用法」と呼びます。

4. のように、文中の語(通例、主語)の後に補足説明が置かれる用法を、「挿入用法」と呼びます。

参考書によって使われている文法用語が違うので、自分の持っている参考書がどの用語を使っているか確認しておきましょう。

このサイトでは、「非限定用法継続用法 / 挿入用法 」という用語を使うことにします。
覚えておいてください。



今回は、「非限定用法-継続用法 / 挿入用法」の導入説明です。

非限定用法-継続用法 / 挿入用法」に使われる関係詞

who / who(m) / which / whose / where / when6つです。

that は使えません
whyhow には非限定用法はありません

(that も、コンマなしなら「非限定用法」と類似した用法がありますが、混乱するのでここでは取り扱いません。後に別項目として取り上げます。)

次回から、順を追って非限定用法の例文を挙げていきます

今回は、限定用法と非限定用法の違いを理解することに集中してください。



では、例文を覚えて限定用法と非限定用法の違いをマスターしましょう


1. 彼には教師をしている子供が二人いる。 (限定用法)
2. 私の学校で一番年上の教師が昨日亡くなった。 (限定用法)
3. 彼には子供が二人いて[いるが]、その子供達は教師をしている。 (非限定用法-継続用法)
4. 鈴木先生は、私の学校で一番年上の教師ですが、昨日亡くなりました。 (非限定用法-挿入用法)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. He has two children who are teachers.
2. The teacher who is the oldest in my school passed away yesterday.
3. He has two children, who are teachers.
4. Mr. Suzuki, who is the oldest teacher in my school, passed away yesterday.



《質問》

4. Mr. Suzuki, who is the oldest teacher in my school, passed away yesterday.
4. 鈴木先生は、私の学校で一番年上の教師ですが、昨日亡くなりました。
を、
私の学校で一番年上の教師の鈴木先生が昨日亡くなった。」
のように、後ろから訳したらダメですか?

《答え》

私の学校に、鈴木という名前の教師が一人しかいない場合は、その和訳でも結構です

でも、鈴木という名前の教師が複数いる場合は誤解を生むので、後で追加的に訳す方が無難です。

鈴木という名前の教師が複数いて、「私の学校で一番年上の教師の鈴木先生」と限定したい場合は、次のように the を付けて、コンマなしに続けます

The Mr. Suzuki who is the oldest teacher in my school passed away yesterady.
(複数いる鈴木先生のうち)私の学校で一番年上の教師の鈴木先生が昨日亡くなった。





では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-、who (主格)


[関係詞の非限定用法-目次]

関係詞の非限定用法-who (主格)

関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)

関係詞の非限定用法-which (主格)

関係詞の非限定用法-which (目的格)

関係詞の非限定用法-句・節・文を受ける whcih (主格・目的格)

関係詞の非限定用法-whose ~ / the ~ of which (所有格)

関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その1

関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その2

関係詞の非限定用法-前置詞 + 関係代名詞

関係詞の非限定用法-where

関係詞の非限定用法-when


2015/10/15 09:58 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-関係詞の非限定用法-who (主格)

まず最初に、次の項目は理解できているか確認しましょう?

who (主格.) の限定用法

忘れている人はこちらを参考にしてください。

関係(代名)詞 その3-who (主格) の解説

関係(代名)詞 その4-who (主格) の練習

限定用法非限定用法の違い+継続用法挿入用法

よくわからない人は前回の復習をして来てください。

関係詞の限定用法と非限定用法



まず、who (主格) を使って、非限定用法継続用法 / 挿入用法 の様々なパターンを例文付きで紹介します

今回で、非限定用法のイメージを完全にマスターしてしまいましょう
そうすれば、他の関係詞の非限定用法も同じように簡単に理解できます。



継続用法

1. a. I have a son, who is a teacher.
 → 私には息子が一人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼[who]は教師をしています。
1. a. 私には息子が一人いて[いるが]、その息子[彼]は教師をしています。
1. b. I have a daughter, who is a teacher.
 → 私には娘が一人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼女[who]は教師をしています。
1. b. 私には娘が一人いて[いるが]、その娘[彼女]は教師をしています。
1. c. I have two children, who are teachers.
 → 私には子供が二人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼ら・彼女ら[who]は教師をしています。
1. c. 私には子供が二人いて[いるが]、その子供達[彼ら・彼女ら]は教師をしています。


和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取ればいいと思います

これらの例文を、中学程度の英文で書き換えてみましょう。

1. a. I have a son, and he is a teacher.
1. b. I have a daughter, and she is a teacher.
1. c. I have two children, and they are teachers.

前の文と後の文を継続させるためには、接続詞が必要ですから、and でつなぎます
次に、関係代名詞の who を中Ⅰで習った人称代名詞の he / she / they に戻します。

和訳は、通常は「… してとか… でくらいで結構ですが、… だがと訳しても構いません。
ちなみに、このは、単に文と文をつなぐ順接の「であって、「しかし」の意味の逆接の「」ではありません



前の文と後の文をつなぐ接続詞は、and 以外の場合もあります

2. I had a son, who was killed in the war.
私には息子が一人いた、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼[who]は戦争で殺された[死んだ]。
2. 私には息子が一人いたが、(彼は)戦争で殺された[死んだ]。
2. 私には息子が一人いたけれども、(彼は)戦争で殺された[死んだ]。
I had a son, but he was killed in the war.

この例文の「が」は、逆接の「が」です。

3. I helped my mother, who looked very busy.
私は母を手伝った、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼女[who]はとても忙しそうだった。
3. 私は母を手伝ったが、それは母[彼女]がとても忙しそうだったからだ。
I helped my mother, because she looked very busy.

コンマ+ who だけで、接続詞がないのですから、元々あいまいな表現です。
ですから、順接とも逆接とも解釈できるあいまいな「… だが、」という和訳が一番適しているように思われます。

2.3. の例文も、和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取ればいいと思います
いちいち、これは順接だから and だとか、逆接だから but だとか、理由だから because だとか考えていたら、時間がかかりますからね。
上記の書き換えは、参考のため記しただけです。



挿入用法

4. Mr. Suzuki, who works for a travel agency, can speak ten languages.
4. travel agency [トヴル イジェンスィ : 旅行代理店
鈴木さんは、(誰のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、彼[who]は」旅行代理店に勤めているのですが、10ヶ国語を話すことができます。
4. 鈴木さんは、旅行代理店に勤めていますが、10ヶ国語を話すことができます。
4. 旅行代理店に勤めている鈴木さんは10ヶ国語を話すことができます。

挿入用法の場合も、あいまいな「…だが、」と言う和訳が一番多く使われます
又、鈴木さんが複数いるのではなくて、どの鈴木さんかはっきり分かっている場合は、後ろから訳しても構いません

5. Mr. Suzuki, who is 80 years old, jogs every morning.
5. jog [ジョグ] : ジョギングをする
鈴木さんは、(誰のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、彼[who]は80歳なのだが、毎朝ジョギングをしている。
5. 鈴木さんは、80歳だが、毎朝ジョギングをしている。
5. 鈴木さんは、80歳だけれども、毎朝ジョギングをしている。
5. 80歳になる鈴木さんは、毎朝ジョギングをしている。

6. Mr. Suzuki, who was born and brought up in London, speaks English very fluently.
6. be brought up : 育てられる → 育つ fluently [フーエントリ] : 流暢[りゅうちょう]に
鈴木さんは、(誰のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、彼[who]はロンドンで生まれ育ったのだが、とても流暢に英語を話す。
6. 鈴木さんは、ロンドンで生まれ育ったのだが、とても流暢に英語を話す。
6. 鈴木さんは、ロンドンで生まれ育ったので、とても流暢に英語を話す。
6. ロンドンで生まれ育った鈴木さんは、とても流暢に英語を話す。

挿入用法も、和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取ればいいと思います

挿入用法の場合も、継続用法と同じく、… だが、」が万能の和訳です。
けれども、譲歩とか理由に解釈できる場合は、… だけれどもとか、… なのでと訳してもいいでしょう。

挿入用法は継続用法と違って、接続詞で書き換えできないことが多いですが、
5.6. の例文は、

= Mr. Suzuki, though he is 80 years old, jogs every morning.
= Mr. Suzuki, as he was born and brought up in london, speaks English very fluently.

と書き換えることができます。
参考にしてください。



では、例文をまとめましょう
和訳は便宜上、… だが」を採用しておきます。

1. a. 私には息子が一人いるが、その息子[彼]は教師をしています。
1. b. 私には娘が一人いるが、その娘[彼女]は教師をしています。
1. c. 私には子供が二人いるが、その子供達[彼ら・彼女ら]は教師をしています。
2. 私には息子が一人いたが、(彼は)戦争で殺された[死んだ]。
3. 私は母を手伝ったが、それは母[彼女]がとても忙しそうだったからだ。
4. 鈴木さんは、旅行代理店に勤めていますが、10ヶ国語を話すことができます。
5. 鈴木さんは、80歳だが、毎朝ジョギングをしている。
6. 鈴木さんは、ロンドンで生まれ育ったのだが、とても流暢に英語を話す。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. a. I have a son, who is a teacher.
1. b. I have a daughter, who is a teacher.
1. c. I have two children, who are teachers.
2. I had a son, who was killed in the war.
3. I helped my mother, who looked very busy.
4. Mr. Suzuki, who works for a travel agency, can speak ten languages.
5. Mr. Suzuki, who is 80 years old, jogs every morning.
6. Mr. Suzuki, who was born and brought up in London, speaks English very fluently.


では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)

2015/10/17 17:04 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)

まず最初に、次の項目は理解できているか確認しましょう?

who(m) (目的格.) の限定用法

忘れている人はこちらを参考にしてください。

関係(代名)詞 その5-who(m) (目的格) の解説

関係(代名)詞 その6-who(m) (目的格) の練習

限定用法非限定用法の違い+継続用法挿入用法

よくわからない人は前回の復習をして来てください。

関係詞の限定用法非限定用法

関係詞の非限定用法-who (主格)



前回は、who (主格) を使って、非限定用法継続用法 / 挿入用法 の様々なパターンを例文付きで紹介しました

who の非限定用法必ずマスターしてから、次に進むようにして下さい



継続用法

1. a. I have a son, who(m) I love very much.
 → 私には息子が一人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、私は彼[who(m)]をとても愛しています。
1. a. 私には息子が一人いて[いるが]、私はその息子[彼]をとても愛しています。
1. b. I have a daughter, who(m) I love very much.
 → 私には娘が一人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、私は彼女[who(m)]をとても愛しています。
1. b. 私には娘が一人いて[いるが]、私はその娘[彼女]をとても愛しています。
1. c. I have two children, who(m) I love very much.
 → 私には子供が二人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、私は彼ら・彼女ら[who(m)]をとても愛しています。
1. c. 私には子供が二人いて[いるが]、私はその子供達[彼ら・彼女ら]をとても愛しています。

口語英語では、whom より who の方が好まれます

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう

これらの例文を、中学程度の英文で書き換えてみましょう。

前の文と後の文を継続させるためには、接続詞が必要ですから、and でつなぎます
次に、目的格の関係代名詞 who(m) を中Ⅰで習った目的格の人称代名詞 him / her / them に戻します。

1. a. I have a son, and I love him very much.
1. b. I have a daughter, and I love her very much.
1. c. I have two children, and I love them very much.



前の文と後の文をつなぐ接続詞は、and 以外の場合もあります

2. I have a son, who(m) I haven't seen for many years.
私には息子が一人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、私は長年彼[who(m)]に会っていない。。
2. 私には息子が一人いるが、私は長年その息子[[彼]に会っていない。
2. 私には息子が一人いるけれども、私は長年その息子[[彼]に会っていない。
I have a son, but I haven't seen him for 10 years.

3. I want to help Ken, who(m) I like very much.
私はケンを助けたい(と思っている)、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、私は彼[who(m)]が大好きだ。
3. 私はケンを助けたい(と思っている)が、それは私が彼を大好きだからだ。
I want to help Ken, because I like him very much.



挿入用法

4. Mr. Suzuki, who(m) I have known for many years, can speak ten languages.
鈴木さんは、(誰のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、私は彼[who(m)]とは長年の知り合いなのだが、10ヶ国語を話すことができます。
4. 鈴木さんは、私は彼とは長年の知り合いだが、10ヶ国語を話すことができます。
4. (私が)長年の知り合いの鈴木さんは10ヶ国語を話すことができます。

5. Mr. Suzuki, who(m) I haven't seen for many years, is one of my best friends.
鈴木さんは、(誰のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、私は彼[who(m)]と長年会っていないが、親友の一人です。
5. 鈴木さんは、私は彼と長年会っていないが、親友の一人です。
5. 鈴木さんは、私は彼と長年会っていないけれども、親友の一人です。
5. (私が)長年会っていない鈴木さんは、私の親友の一人です。
= Mr. Suzuki, though I haven't seen him for many years, is one of my best friends.



who(m) が、前置詞の目的語

前置詞を前置する場合は、 whom しか使えません

前置詞を後置する場合は、whom でも who でも構いませんが、口語英語では、 who を使います

6. Mr. Suzuki, with whom I worked for many years, is retiring tomorrow.
6. = Mr. Suzuki, who(m) I worked with for many years, is retiring tomorrow.
6. retire [リイア] : 退職する
→ 鈴木さんは、(誰のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、私は彼[who(m)]と長年一緒に働いているのですが、 明日退職します。
6. 鈴木さんは、私は彼と長年一緒に働いていますが、 明日退職します。
6. 私が長年一緒に働いている鈴木さんが、明日退職します。


7. I really went to thank my parents, on whom I depend for my school expenses.
7. = I really went to thank my parents, who(m) I depend on for my school expenses.
7. depend on 人 for ~ : ~を人に頼る
7. school expenses [イクスンスィズ] : 学費
私は本当に両親に感謝したいと思っている、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、私は彼らに[who(m)]学費を頼っている。
7. 私は本当に両親に感謝したいと思っているが、それは両親に[彼らに]学費を頼っているからだ。
7. 私は、学費を頼っている両親に本当に感謝したい。
= I really want to thank my parents, because I depend on them for my school expenses.



では、例文をまとめましょう
和訳は便宜上、… だが」を採用しておきます。

1. a. 私には息子が一人いるが、私はその息子[彼]をとても愛しています。
1. b. 私には娘が一人いるが、私はその娘[彼女]をとても愛しています。
1. c. 私には子供が二人いるが、私はその子供達[彼ら・彼女ら]をとても愛しています。
2. 私には息子が一人いるが、私は長年その息子[[彼]に会っていない。
3. 私はケンを助けたい(と思っている)が、それは私が彼を大好きだからだ。
4. 鈴木さんは、私は彼とは長年の知り合いだが、10ヶ国語を話すことができます。
5. 鈴木さんは、私は彼と長年会っていないが、親友の一人です。
6. 鈴木さんは、私は彼と長年一緒に働いていますが、 明日退職します。
7. 私は本当に両親に感謝したいと思っているが、それは両親に[彼らに]学費を頼っているからだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. a. I have a son, who(m) I love very much.
1. b. I have a daughter, who(m) I love very much.
1. c. I have two children, who(m) I love very much.
2. I have a son, who(m) I haven't seen for many years.
3. I want to help Ken, who(m) I like very much.
4. Mr. Suzuki, who(m) I have known for many years, can speak ten languages.
5. Mr. Suzuki, who(m) I haven't seen for many years, is one of my best friends.
6. Mr. Suzuki, with whom I worked for many years, is retiring tomorrow.
6. = Mr. Suzuki, who(m) I worked with for many years, is retiring tomorrow.
7. I really went to thank my parents, on whom I depend for my school expenses.
7. = I really went to thank my parents, who(m) I depend on for my school expenses.


では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-whcih (主格)


2015/10/19 05:56 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-関係詞の非限定用法-which (主格)

まず最初に、次の項目は理解できているか確認しましょう?

which (主格.) の限定用法

忘れている人はこちらを参考にしてください。

関係(代名)詞 その7-which (主格) の解説

関係(代名)詞 その8-which (主格) の練習

限定用法非限定用法の違い+継続用法挿入用法

よくわからない人はこれまでの復習をして来てください。

関係詞の限定用法非限定用法 重要!

関係詞の非限定用法-who (主格) 重要!

関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)



継続用法

1. a. I have a car, which is made in Germany.
 → 私は車を1台持っている、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、それ[which)]はドイツ製だ。
1. a. 私は車を1台持っていて[いるが]、それはドイツ製だ。
1. b. I have two cars, which are both made in Germany.
 → 私は車を2台持っている、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、それら[which]は両方ドイツ製だ。
1. b. 私は車を2台持っていて[いるが]、それらは両方ドイツ製だ。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう

これらの例文を、中学程度の英文で書き換えてみましょう。

前の文と後の文を継続させるためには、接続詞が必要ですから、and でつなぎます
次に、主格の関係代名詞 which を中Ⅰで習った目的格の代名詞 it / they に戻します。

1. a. I have a car, and it is made in Germany
1. b. I have two cars, and they are both made in Germany.

[注]
コンマを付けない限定用法にすると

I have a car which is made in Germany.
私はドイツ製の車を1台持っている。
I have two cars which are made in Germany.
私はドイツ製の車を2台持っている。

ドイツ製以外の車も所有していることになります



前の文と後の文をつなぐ接続詞は、and 以外の場合もあります

2. I bought a new car, which was a lemon.
2. lemon : 欠陥車
私は新車を買った、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、それ[which]は欠陥車だった。
2. 私は新車を買ったが、それは欠陥車だった。
= I bought a new car, but it was a lemon.

3. Our family has three cars, which are necessary for living in the country.
我が家には3台車がある、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、それら[which]は田舎で暮らすのに必要だ。
3. 我が家には3台車があるが、それはそれらが田舎で暮らすのに必要だからだ。
= Our family has three cars, because they are necessary for living in the country.



挿入用法

4. This car, which is made in America, eats a lot of gas.
4. gas [ギャス] = gasoline [ギャソリーン] : ガソリン
この車は、(どんな車かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、それは[which]はアメリカ製ですが、ガソリンを大量に食い[消費し]ます。
4. この車はアメリカ製で(すが)、ガソリンを大量に食い[消費し]ます。
4. アメリカ製のこの車は、ガソリンを大量に食い[消費し]ます。
接続詞では書き換えできません。

5. My father's car, which is very small, eats a lot of gas.
父の車は、((どんな車かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、とても小さいが、ガソリンを大量に食い[消費し]ます。
5. 父の車は、とても小さいが[けれども]、ガソリンを大量に食い[消費し]ます。
5. とても小さい父の車は、ガソリンを大量に食い[消費し]ます。
= My father's car, though it is very small, eats a lot of gas.

6. These compact cars, which eat very little gas, are very economical and eco-friendly.
6. compact car [ムパクト] : 小型車
6. economiical [エコミカル] : 経済的な
6. eco-friendly ][コ-フンドリ] : 環境に優しい
これらの小型車は、(どの車のことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、ガソリンをほとんど食わ[消費し]ないのだが、とても経済的で環境に優しい。
5. これらの小型車は、ガソリンをほとんど食わ[消費し]なくて、とても経済的で環境に優しい。
5. これらの小型車は、ガソリンをほとんど食わ[消費し]ないので、とても経済的で環境に優しい。
5. ガソリンをほとんど食わ[消費し]ないこれらの小型車は、とても経済的で環境に優しい。
= These compact cars, as they eat very little gas, are very economical and eco-friendly.



では、例文をまとめましょう

1. a. 私は車を1台持っていて[いるが]、それはドイツ製だ。
1. b. 私は車を2台持っていて[いるが]、それらは両方ドイツ製だ。
2. 私は新車を買ったが、それは欠陥車だった。
3. 我が家には3台車があるが、それはそれらが田舎で暮らすのに必要だからだ。
4. この車はアメリカ製で(すが)、ガソリンを大量に食い[消費し]ます。
5. 父の車は、とても小さいが[けれども]、ガソリンを大量に食い[消費し]ます。
6. これらの小型車は、ガソリンをほとんど食わ[消費し]なくて[ないので]、とても経済的で環境に優しい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. a. I have a car, which is made in Germany.
1. b. I have two cars, which are both made in Germany.
2. I bought a new car, which was a lemon.
2. lemon : 欠陥車
3. Our family has three cars, which are necessary for living in the country.
4. This car, which is made in America, eats a lot of gas.
5. My father's car, which is very small, eats a lot of gas.
6. These compact cars, which eat very little gas, are very economical and eco-friendly.
6. compact car [ムパクト] : 小型車
6. economiical [エコミカル] : 経済的な
6. eco-friendly ][コ-フンドリ] : 環境に優しい



では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-、whcih (目的格)


2015/10/22 17:13 [edit]

category: 高校英語・基礎

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高校英語・基礎-関係詞の非限定用法-which (目的格)

まず最初に、次の項目は理解できているか確認しましょう?

which (目的格) の限定用法

忘れている人はこちらを参考にしてください。

関係(代名)詞 その9-which (目的格) の解説

関係(代名)詞 その10-which (目的格) の練習

限定用法非限定用法の違い+継続用法挿入用法

よくわからない人はこれまでの復習をして来てください。

関係詞の限定用法非限定用法 重要!

関係詞の非限定用法-who (主格) 重要!

関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)

関係詞の非限定用法-which (主格)



継続用法

1. a. I have a car, which my father gave to me.
 → 私は車を1台持っている、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、父がそれ[which)]を私にくれた。
[訳] 私は車を1台持っているが、父がそれを私にくれたんです。
1. b. I have two cars, which my father gave to me.
 → 私は車を2台持っている、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、父がそれら[which)]を私にくれた。
[訳] 私は車を2台持っているが、父がそれらを私にくれたんです。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう

これらの例文を、中学程度の英文で書き換えてみましょう。

前の文と後の文を継続させるためには、接続詞が必要ですから、and でつなぎます
次に、主格の関係代名詞 which を中Ⅰで習った目的格の代名詞 it / them に戻します。

1. a. I have a car, and my father gave it to me.
1. b. I have two cars, and my father gave them to me.

[注]
コンマを付けない限定用法にすると

I have a car (which/that)) my father gave to me.
私は父がくれた車を1台持っている。
I have two cars (which/that) my father gave to me.
私は父がくれた車を2台持っている。

限定用法だと、父がくれた車以外も所有している感じがします。



書き換えをする場合、前の文と後の文をつなぐ接続詞は、and 以外の場合もあります

2. I bought a new car, which my wife doesn't like.
私は新車を買った、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、妻はそれ[which]が気にいっていない。
[訳] 私は新車を買ったが、妻はそれが気に入っていない。
= I bought a new car, but my wife doesn't like it.

3. Our family has three cars, which we need for living in the country.
我が家には3台車がある、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、私達は田舎で暮らすのにそれら[which]は必要だ。
[訳] 我が家には3台車があるが、それは私達が田舎で暮らすのにそれらが必要だからだ。
= Our family has three cars, because we need them for living in the country.



挿入用法

4. This used car, which I bought last year、is very economical.
4. economical [エコミカル] : 経済的な
この中古車は、(どんな車かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、私は去年それ[which]を買ったのですが、とても経済的です。
[訳] この中古車は、去年私が買ったものですが、とても経済的です。
[訳] 去年買ったこの中古車は、とても経済的です。
この場合、接続詞では書き換えできません

5. My father's car, which he bought only last month, is a lemon.
4. lemon;: 欠陥車
父の車は、(どんな車かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、父はそれ[which]をつい先月買ったばかりなのだが、欠陥車だ。
[訳] 父の車は、つい先月買ったばかりだが、欠陥車だ。
[訳] つい先月買ったばかりの父の車は欠陥車だ。
= My father's car, though he bought it only last month, is a lemon..

6. This car, which I find very economical, may be suitable for my wife.
5. suitable [シュータブル] : 適している
この車は、(どんな車かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、私はとてもそれ[which]を経済的だとわかる[思う]のだが、私の妻に適しているかもしれない。
[訳] この車は、私はとても経済的だと思うのだが[思うので]、私の妻に適しているかもしれない。
[訳] 私がとても経済的だと思うこの車は、私の妻に適しているかもしれない。
= This car, as I found it very economical, may be suitable for my wife.



which が前置詞の目的語

前置詞を which の前に前置する場合と、後置する場合の両方がありますが、後置する方が口語的です。

7. My new car, for which I paid 3 million yen, was a lemon.
7. = My new car, which I paid 3 million yen for, was a lemon.
7. pay 金 for ~ : ~に金を払う
私の新車は、(どんな車かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、私はそれ[which]に300万円支払ったのだが、欠陥車だった。
[訳] 私の新車は、300万円支払ったのだが[のに]、欠陥車だった。
[訳] 300万円支払った私の新車は、欠陥車だった。
= My new car, though I paid 300 million yen for it, was a lemon.

8. She had a knife with her by chance, with which she cut the apple.
8. = She had a knife with her by chance, which she cut the apple with.
8. has O with her : Oを身に付けている、Oを携帯している
8. by chance : 偶然、たまたま
8. with 道具 : 道具で、道具を使って
彼女は偶然ナイフを持っていた、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、それ[which]を使ってそのリンゴを切った。
[訳] 彼女は偶然ナイフを持っていて[いたのだが]、それで[を使って]そのリンゴを切った。
= She had a knife with her by chance, and she cut the apple with it.




では、例文をまとめましょう


1. a. 私は車を1台持っているが、父がそれを私にくれたんです。
1. b. 私は車を2台持っているが、父がそれらを私にくれたんです。
2. 私は新車を買ったが、妻はそれが気に入っていない。
3. 我が家には3台車があるが、それは私達が田舎で暮らすのにそれらが必要だからだ。
4. この中古車は、去年私が買ったものですが、とても経済的です。
5. 父の車は、つい先月買ったばかりだが、欠陥車だ。
6. この車は、私はとても経済的だと思うのだが[思うので]、私の妻に適しているかもしれない。
7. 私の新車は、300万円支払ったのだが[のに]、欠陥車だった。
8. 彼女は偶然ナイフを持っていて[いたのだが]、それで[を使って]そのリンゴを切った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. a. I have a car, which my father gave to me.
1. b. I have two cars, which my father gave to me.
2. I bought a new car, which my wife doesn't like.
3. Our family has three cars, which we need for living in the country.
4. This used car, which I bought last year、is very economical.
5. My father's car, which he bought only last month, is a lemon.
6. This car, which I find very economical, may be suitable for my wife.
7. My new car, for which I paid 3 million yen, was a lemon.
7. = My new car, which I paid 3 million yen for, was a lemon.
8. She had a knife with her by chance, with which she cut the apple.
8. = She had a knife with her by chance, which she cut the apple with.



では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-句・節・文を受ける whcih (主格・目的格)


2015/10/24 11:19 [edit]

category: 高校英語・基礎

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関係詞の非限定用法-句・節・文を受ける whcih (主格・目的格)

まず最初に、次の項目は理解できているか確認しましょう?

限定用法非限定用法の違い+継続用法挿入用法

よくわからない人はこれまでの復習をして来てください。

関係詞の限定用法非限定用法 重要!

関係詞の非限定用法-who (主格) 重要!

関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)

関係詞の非限定用法-which (主格)

関係詞の非限定用法-which (目的格)



継続用法

1. I said nothing, which made him angry.
 → 私は何も言わなかった、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、そのこと[which]が彼を怒らせた。
[訳] 私は何も言わなかったが、そのことが彼を怒らせた。

この場合、which の先行詞I said nothing文全体です。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう

これらの例文を、中学程度の英文で書き換えてみましょう。

前の文と後の文を継続させるためには、接続詞が必要ですから、and でつなぎます
次に、主格の関係代名詞 which を中Ⅰで習った主格の代名詞 it に戻します。

= I said nothing , and it made him angry.



2. He said (that) he had gone[went] there, which was a lie.
彼はそこへ行ったと言った、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、それ[which]は嘘だった。
[訳] 彼はそこへ行ったと言ったが、それは嘘だった。
= He said (that) he had gone [went] there, but it was a lie.

この場合は、which の先行詞は、 that he had gone[went] therethat 節になります。

[注]
文法的に厳密な英文は、時制の一致を適用して
He says (that) he went there.
彼はそこへ行ったと言っています。
He said (that) he had gone there.
彼はそこへ行ったと言った。
のように、went therehad gone there にすべきでしょうが、
誤解のない場合は、
He said (that) he went there.
でも構いません。



3. I tried to solve the problem, which I found impossible.
私はその問題を解こうとした、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、それ[which]は不可能だとわかった。
[訳] 私はその問題を解こうとしたが、それは不可能だとわかった。
= I tried to solve the problem, but I found it imposible.

この場合は、which の先行詞は、 to solve the problem不定詞句になります
ちなみに、この which は、目的格です



4. She talks too much. Which is why I don't like her very much.
彼女はしゃべりすぎる。(そしてさらに補足説明を付け加えると)、それが私があまり彼女が好きでない理由だ。
[訳] 彼女はしゃべりすぎる。それが私があまり彼女が好きでない理由だ。
= She talks too much. It is why I don't like her very much.

コンマではなしに、ピリオドで一度完全に文を終わらせてから、その文を which で受けて新たな文にすることもあります



挿入用法

5. Reading many books. which may seems to be a good habit, can sometimes be a bad habit.
→ たくさん本を読むことは、(どんなことかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、よい習慣のように思われるかもしれませんが、時に悪習になることもあります。
[訳] たくさん本を読むことは、よい習慣のように思われるかもしれませんが、時に悪習になることもあります。
= Reading many books, though it may seem to be a good habit, can sometimes be a bad habit.

この場合、 which の先行詞は、動名詞reading many books です。



では、例文をまとめましょう


1. 私は何も言わなかったが、そのことが彼を怒らせた。
2. 彼はそこへ行ったと言ったが、それは嘘だった。
3. 私はその問題を解こうとしたが、それは不可能だとわかった。
4. 彼女はしゃべりすぎる。それが私があまり彼女が好きでない理由だ。
5. たくさん本を読むことは、よい習慣のように思われるかもしれませんが、時に悪習になることもあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. I said nothing, which made him angry.
2. He said (that) he had gone[went] there, which was a lie.
3. I tried to solve the problem, which I found impossible.
4. She talks too much. Which is why I don't like her very much.
5. Reading many books. which may seems to be a good habit, can sometimes be a bad habit.


では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-whose ~ / the ~ of which (所有格)


2015/10/25 09:37 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: School

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関係詞の非限定用法-whose ~ / the ~ of which (所有格)

まず最初に、次の項目は理解できているか確認しましょう?

限定用法所有格の関係代名詞

関係詞の限定用法-whose ~ = the ~ of which その1

関係詞の限定用法-whose ~ = the ~ of which その2

関係詞の限定用法-whose ~ = the ~ of which その3

限定用法非限定用法の違い+継続用法挿入用法

よくわからない人はこれまでの復習をして来てください。

関係詞の限定用法非限定用法 重要!

関係詞の非限定用法-who (主格) 重要!

関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)

関係詞の非限定用法-which (主格)

関係詞の非限定用法-which (目的格)

関係詞の非限定用法-句・節・文を受ける whcih (主格・目的格)



継続用法

1. I have an uncle in Kobe, whose wife is very beautiful.
 → 私には神戸におじ一人がいる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼の奥さん[whose wife]はとてもきれいだ。
[訳] 私には神戸におじが一人いて[いるが]、彼の奥さんはとてもきれいだ。

2. I have two uncles in Kobe, whose wives I have never met before.
 → 私には神戸におじが二人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、私は彼らの奥さん[whose wives]に今までに一度も会ったことがない。
[訳] 私には神戸におじが二人いるが、私は彼らの奥さんに今までに一度も会ったことがない。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう

これらの例文を、中学程度の英文で書き換えてみましょう。

前の文と後の文を継続させるためには、接続詞が必要ですから、andbut でつなぎます
次に、所有格の関係代名詞 whose ~ を中Ⅰで習った所有格の代名詞 his ~ / her ~ / its ~ / their ~ に戻します。

1. = I have an uncle, and his wife is very beautiful.
2. = I have two uncles in Kobe, but I have never met their wives before.

ちなみに、コンマなしの限定用法にすると、

1. I have an uncle in Kobe whose wife is very beautiful.
1. 私には奥さんがとてもきれいなおじが一人神戸にいます。
2. I have two uncles in Kobe whose wives I have never met before.
2. 私には今までに一度も奥さんに会ったことがないおじが二人神戸にいます。

限定用法だと、さらに別のおじが神戸にいることを暗示します。



挿入用法

3. Mt Fuji, whose top was covered with snow, was very beautiful.
富士山は、(どんな山かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、その頂上[whose top]は雪におおわれていて[いたが]、とても美しかった。
[訳] 富士山は、その頂上は雪におおわれていて[いたが]、とても美しかった。
[訳] 頂上が雪でおおわれた富士山はとても美しかった。

4. Mt.Fuji, whose top we could see from there, was very beautiful.
富士山は、(どんな山かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、私達はそこからその頂上[whose top]を見ることができたが、とても美しかった。
[訳] 富士山は、私達はそこからその頂上を見ることができたが、とても美しかった。
[訳] (私達が)そこから頂上を見ることができた富士山は、とても美しかった。

先行詞が人でない場合whose ~the ~ of which両方が使えることは以前に学習しましたね。

関係詞の限定用法-whose ~ = the~ of which その3

非限定用法でも同じように両方使えます

3. Mt Fuji, the top of which was covered with snow, was very beautiful. (○)
3. = Mt Fuji, of which the top was covered with snow, was very beautiful. (まれ)

4. Mt.Fuji, the top of which we could see from there, was very beautiful. (○)
4. = Mt.Fuji, of which we could see the top from there, was very beautiful. (まれ)
4. = Mt.Fuji, which we could see the top of from there, was very beautiful. (口語的)



ところで、富士山の景色が複数あって、

ここから頂上が見える富士山が一番美しい。

という意味の英語はどう言えばいいのでしょうか?
Mt Fujithe を付けてコンマなしの限定用法で、

The Mt Fuji whose top we can see from here is the most beautiful.
= The Mt Fuji the top of which we can see from here is the most beautiful.
= The Mt Fuji of which we can see the top from here is the most beautiful.
= The Mt Fuji which we can see the top of from here is the most beautiful.
= The Mt Fuji that we can see the top of from here is the most beautiful.
= The Mt Fuji we can see the top of from here is the most beautiful.

限定用法の場合、the top ofsee の目的語の位置に移動させると、代用の that 使ったり、省略したりすることもできます。
これらは口語英語で使われます。

ちなみに、受け身[受動態]を使って、次のようにも言えます。

The Mt Fuji whose top can be seen from here is the most beautiful.
= The Mt Fuji the top of which can be seen from here is the most beautiful.
= The Mt Fuji of which the top can be seen from here is the most beautiful.

単に、「ここから見える富士山が一番美しい。」なら、過去分詞で直接修飾して、

The Mt. Fujji seen from here is the most beautiful.

とすればいいでしょう。



では、例文をまとめましょう

1. 私には神戸におじが一人いて[いるが]、彼の奥さんはとてもきれいだ。
2. 私には神戸におじが二人いるが、私は彼らの奥さんに今までに一度も会ったことがない。
3. 富士山は、その頂上は雪におおわれていて[いたが]、とても美しかった。
4. 富士山は、私達はそこからその頂上を見ることができたが、とても美しかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. I have an uncle in Kobe, whose wife is very beautiful.
2. I have two uncles in Kobe, whose wives I have never met before.
3. Mt Fuji, whose top was covered with snow, was very beautiful.
3. = Mt Fuji, the top of which was covered with snow, was very beautiful.
3. = Mt Fuji, of which the top was covered with snow, was very beautiful.
4. Mt.Fuji, whose top we could see from there, was very beautiful.
4. = Mt.Fuji, the top of which we could see from there, was very beautiful.
4. = Mt.Fuji, of which we could see the top from there, was very beautiful.
4. = Mt.Fuji, which we could see the top of from there, was very beautiful.


では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom


2015/10/30 18:04 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: School

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関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その1

準備運動

本題の関係詞に入る前に準備運動をしましょう

まず次の英文を見てみましょう

1. I have two sons, and both of them are doctors.
2. I have two sons, and I love both of them.
3. I have two sons, and one of them is a yakuza.
4. I have two sons, and neither of them live(s) in Japan.
4. neither of ~ = not + either of ~ : ~のどちらも[両方とも] … ない
5. I have two sons, but I love neither of them.
5. (= I have two sons, but I don't love either of them.)
6. I have two sons, and I have to choose either of them as my successor.
6. successor [サクセサ] : 後継者

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 私には息子が二人いて[いますが]、彼らの両方が医者です。
2. 私には息子が二人いて[いますが]、彼らの両方を愛しています。
3. 私には息子が二人いて[いますが]、彼らの一人はヤクザです。
4. 私には息子が二人いますが、彼らのどちらも日本に住んでいません。
[注] neither以前は単数扱いでしたが、最近は複数扱いをすることが多くなっています。また、主語の場合noteither に分解して、 either of them don't[doesn't] live にするいことはできません。
5. 私には息子が二人いますが、彼らのどちらも愛していません。
[注] neither目的語の場合は、noteither分解することが可能で、そちらの方が口語的です。
6. 私には息子が二人いて[いますが]、彼らのどちらかを後継者として選ばなければいけません。



07. I have three cars, and all of them are red.
08. I have three cars, and I love all of them.
09. I have three cars, but my wife likes none of them.
09. (= I have three cars, but my wife doesn't like any of them.)
09. none of ~ = not + any of ~ : ~の誰も[どれも、何も] … ない
10. I have three cars, but none of them are new.
11. I have a lot of bags, and some of them are made in Italy.
12. I have a lot of bags, but half of them are made in China.
13. I have a lot of bags, and I bought many of them in Italy.
14. I have a lot of bags, and I made most of them myself.
15. I have a lot of dolls, and each of them has its own name.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

07. 私は車を3台持っていて[いますが]、それらの全てが赤色です。
08. 私は車を3台持っていて[いますが]、それら全部が大好きです。
09. 私は車を3台持っていますが、妻はそれらのどれも好きではありません。
10, 私は車を3台持っていますが、それらのどれも新しくありません。
[注] none of ~ は、主語に使う場合は not + any分解して、 any of them are not new とすることはできません。また、none of ~が複数名詞の場合は、none複数扱いするのが普通です。
11. 私はたくさんバッグを持っていて[いますが]、それらのいくつかはイタリア製です。
12. 私はたくさんバッグを持っていますが、それらの半分は中国製です。
13. 私はたくさんバッグを持っていて[いますが]、それらの多くをイタリアで買いました。
14. 私はたくさんバッグを持っていて[いますが]、それらのほとんどを自分で作りました。
15. 私はたくさん人形を持っていて[いますが]、そ(れら)のそれぞれが自分の名前を持っています。



16. I got an apple, but part of it was rotten.
16. rotten [トゥン] : 腐っている
17. He has a lot of money, but much of it was given by his father.
18. I bought an interesting book, and I have already read most of it.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

16. 私はリンゴを1つもらったが、その一部は腐っていた。
17. 彼はたくさんお金を持っているが、それらの多くは父親に与えられたものだ。
18. 私は面白い本を買って[買ったが]、もうそのほとんどを読んでしまった。



1. / 3. / 4. / 7. / 10. / 11. / 12. / 15. / 16. / 17. 太字部分文の主語になっています。

一方、 2. / 5. / 6. / 8. / 9. /13. / 14. / 18.太字部分動詞の目的語になっていることに注意しましょう。



復習できましたか

単に訳せるだけではダメですよ。
英語も暗記してください。

特に neithernone が難しいと思うので、しっかり練習してください。


お疲れ様 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その2


2015/11/01 18:34 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: School

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関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その2


限定用法非限定用法の違い+継続用法挿入用法

よくわからない人はこれまでの復習をして来てください。

関係詞の限定用法非限定用法 重要!

関係詞の非限定用法-who (主格) 重要!

関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)

関係詞の非限定用法-which (主格)

関係詞の非限定用法-which (目的格)

関係詞の非限定用法-句・節・文を受ける whcih (主格・目的格)

関係詞の非限定用法-whose ~ / the ~ of which (所有格)

関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その1



前回の「準備運動」は終わりましたか?。
「準備運動」が出来ていないと、今回の学習内容は理解できません。
まだの人は復習して来てください。

関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その1

まず最初に、前回の「準備運動」で練習した、 ~ of them~ of whom~ of which に、 ~ of it~ of which に換えます。

both of themboth of whom[which]
one of themone of whom[which]
eiither of themeither of whom[which]
neither of themneither of whom[which]
all of themall of whom[which]
some of themsome of whom[which]
many of themmany of whom[which]
most of themmost of whom[which]
half of themhalf of whom[which]
any of themany of whom[which]
none of themnone of whom[which]
each of themeach of whom[which]
part of itpart of which
much of itmuch of which
most of itmost of which

それを継続用法挿入用法で、追加補足説明用に使います。



継続用法

1. I have two sons, both of whom are doctors.
 → 私には息子が2人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、彼らの両方が医者だ。
[訳] 私には息子が二人いて[いますが]、彼らの両方が医者です。

2. I have two sons, both of whom I love.
 → 私には息子が2人いる、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、私は彼らの両方を愛している。
[訳] 私には息子が二人いて[いるが]、彼らの両方を愛している。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう

1.both of whom主語
2.both of whomlove目的語

になっていることに注意してください。



挿入用法

3. My three cars, all of which are red, are very beautiful.
私の3台の車は、(どんな車かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、それらの全てが赤色で[だが]、とても美しい。
[訳] 私の3台の車は、それらの全てが赤色で[だが]、とても美しい。
[訳] 全て赤色の私の3台の車はとても美しい。

4. My three cars, all of which I like very much, are very beautiful.
私の3台の車は、(どんな車かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、私はそれらの全てがとても気に入っていて[いるのだが]、とても美しい。
[訳] 私の3台の車は、(私は)それらの全てがとても気に入っていて[いるのだが]、とても美しい。
[訳] 全てがとても気に入っている私の3台の車はとても美しい。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう

3.all of which主語
4.all of whichlike目的語

になっていることに注意してください。



both of whomall of which の例文で、継続用法挿入用法の概略は理解できたと思います。

さらにもっと理解を深めるために例文を追加します。

5. I have two sons, one of whom is a yakuza.
6. My two sons, neither of whom live in Japan now, are both doctors.
7. I have two sons, neither of whom I love.
8. I have two sons, either of whom I have to choose as my successor.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5. 私には息子が2人いるが、その1人はやくざをしている。
6. 私の2人の息子は、どちらも今日本に住んでいないが、両方とも医者だ。
7. 私には息子が2人いるが、私はそのどちらも愛していない。
8. 私には息子が2人いて[いるが]、私はそのどちらかを後継者として選ばなければいけません。
either of whomchoose の目的語。



09. I have three cars, none of which my wife likes.
10. My three cars, none of which are new, runs very well.
11. My bags, some of which are made in Italy, are all very expensive.
12. I have a lot of bags, most of which I made myself.
13. My dolls, each of which has its own name, are all cute.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

09. 私は車を3台持っているが、私の妻はそれらのどれも気に入っていない。
10. 私の3台の車は、どれも新しくないが、とてもよく走ります。
11. 私のバッグは、そのいくつか[一部]はイタリア製ですが、すべてとても高価です。
12. 私はたくさんカバンを持っていて[いますが]、それらのほとんどを自分で作りました。
13. 私の人形達は、それぞれが名前を持っていますが、すべてかわいいです。




14. I got an apple, part of which was rotten.
15. He has a lot of money, much of which was given by his father.
16. This book, most of which I have already read, is very interesting.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

14. 私はリンゴを一つもらったが、その一部は腐っていた。
15. 彼はたくさんお金を持っているが、その多くは父親に与えられたものです。
16. この本は、もうそのほとんど読んでしまいましたが、とても面白いです。

これくらい練習すれば大丈夫ですね。



では、例文をまとめます
この用法は文語なので読めるだけいいと思っている方もいると思いますが、例文を覚えていなければ、読み取りも聞き取りも素早くできません。
ということですから、がんばって覚えてしまいましょう

1. 私には息子が二人いて[いますが]、彼らの両方が医者です。
2. 私には息子が二人いて[いますが]、彼らの両方を愛しています。
3. 私の3台の車は、それらの全てが赤色で[だが]、とても美しい。
4. 私の3台の車は、(私は)それらの全てをとても気に入っていて[いるのだが]、とても美しい。
5. 私には息子が2人いるが、その1人はやくざをしている。
6. 私の2人の息子は、どちらも今日本に住んでいないが、両方とも医者だ。
7. 私には息子が2人いるが、私はそのどちらも愛していない。
8. 私には息子が2人いて[いるが]、私はそのどちらかを後継者として選ばなければいけません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. I have two sons, both of whom are doctors.
2. I have two sons, both of whom I love.
3. My three cars, all of which are red, are very beautiful.
4. My three cars, all of which I like very much, are very beautiful.
5. I have two sons, one of whom is a yakuza.
6. My two sons, neither of whom live in Japan now, are both doctors.
7. I have two sons, neither of whom I love.
8. I have two sons, either of whom I have to choose as my successor.



09. 私は車を3台持っているが、私の妻はそれらのどれも気に入っていない。
10. 私の3台の車は、どれも新しくないが、とてもよく走ります。
11. 私のバッグは、そのいくつか[一部]はイタリア製ですが、すべてとても高価です。
12. 私はたくさんカバンを持っていて[いますが]、それらのほとんどを自分で作りました。
13. 私の人形達は、それぞれが名前を持っていますが、すべてかわいいです。
14. 私はリンゴを一つもらったが、その一部は腐っていた。
15. 彼はたくさんお金を持っているが、その多くは父親に与えられたものです。
16. この本は、もうそのほとんど読んでしまいましたが、とても面白いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

09. I have three cars, none of which my wife likes..
10. My three cars, none of which are new, runs very well.
11. My bags, some of which are made in Italy, are all very expensive.
12. I have a lot of bags, most of which I made myself.
13. My dolls, each of which has its own name, are all cute.
14. I got an apple, part of which was rotten.
15. He has a lot of money, much of which was given by his father.
16. This book, most of which I have already read, is very interesting.



では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-前置詞 + which / whom


2015/11/04 10:32 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: School

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関係詞の非限定用法-前置詞 + 関係代名詞


限定用法非限定用法の違い+継続用法挿入用法

よくわからない人はこれまでの復習をして来てください

関係詞の限定用法非限定用法 重要!

関係詞の非限定用法-who (主格) 重要!

関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)

関係詞の非限定用法-which (主格)

関係詞の非限定用法-which (目的格)

関係詞の非限定用法-句・節・文を受ける whcih (主格・目的格)

関係詞の非限定用法-whose ~ / the ~ of which (所有格)

関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その1

関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その2

さらに準備運動として次のページも復習して来てください

前置詞付き関係代名詞 その1

前置詞付き関係代名詞 その2

前置詞付き関係代名詞 その3



継続用法

1. I spent my summer vacation in Okinawa, during which (time) I enjoyed diving.
 → 私は夏休みを沖縄で過ごした、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、その(期間の)間、私はダイビングを楽しんだ。
[訳] 私は夏休みを沖縄で過ごして(したが)、その(期間の)間、ダイビングを楽しんだ。

during which time のように timewhich に付いている場合は、文法的には「関係形容詞」と呼ばれます。

2. You have told me about your plan, as to which I have some questions to ask.
2. as to ~ = about ~ : ~に関して、~について
 → 君は私に君の計画について話してくれた、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、それに関して私は尋ねたい質問がいくつかある。
[訳] 君は私に君の計画について話してくれたが、それに関して、私は尋ねたい質問がいくつかある。

3. Mr Suzuki says he is a school teacher, except which I know nothing.
鈴木さんは学校の教師だと言っています、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、それ以外、私は何もしりません。
[訳] 鈴木さんは学校の教師だと言っていますが、それ以外、私は何も知りません。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう



挿入用法

4. My summer vacation, during which (time) I enjoyed diving, was great !
私の夏休みは、(どんな休みかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、その(期間)の間私はダイビングを楽しんだのだが、とてもすばらしかった。
[訳] 私の夏休みは、その間私はダイビングを楽しんで[だのだが]、とてもすばらしかった。
[訳] ダイビングを楽しんだ私の夏休みはとてもすばらしかった。

5. Your plan, as to which I have some questions to ask, sounds great.
君のプランは、(どんなプランかわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、それに関して私は尋ねたい質問がいくつかあるのだが、とてもよさそうに聞こえる。
[訳] 君のプランは、それに関して尋ねたい質問はいくつかあるが、とてもよさそうに聞こえる。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう



上記の例文の場合、前置詞(句)を後置した次のような英文は不可です。

1. I spent my summer vacation in Okinawa, which (time) I enjoyed diving during. (×)
2. You have told me about your plan, which I have some questions to ask as to. (×)
3. Mr Suzuki says he is a school teacher, which I know nothing except. (×)

2. の例文は、as to ではなく about だったら、

2. You have told me about your plan, which I have some questions to ask about. ()

のように、about後置しても構いません



では、例文をまとめます
この用法は文語なので読めるだけいいと思っている方もいると思いますが、例文を覚えていなければ、読み取りも聞き取りも素早くできません。
ということですから、がんばって覚えてしまいましょう

1. 私は夏休みを沖縄で過ごして(たが)、その(期間の)間、ダイビングを楽しんだ。
2. 君は私に君の計画について話してくれたが、それに関して、私は尋ねたい質問がいくつかある。
3. 鈴木さんは学校の教師だと言っていますが、それ以外、私は何も知りません。
4. 私の夏休みは、その間私はダイビングを楽しんで[だのだが]、とてもすばらしかった。
5. 君のプランは、それに関して尋ねたい質問はいくつかあるが、とてもよさそうに聞こえる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. I spent my summer vacation in Okinawa, during which (time) I enjoyed diving.
2. You have told me about your plan, as to which I have some questions to ask.
3. Mr Suzuki says he is a school teacher, except which I know nothing..
4. My summer vacation, during which (time) I enjoyed diving, was great !
5. Your plan, as to which I have some questions to ask, sounds great.


では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-where


2015/11/07 09:27 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: School

tb: --   cm: 0

Mon.

関係詞の非限定用法-where  


関係詞の非限定用法-where


限定用法非限定用法の違い+継続用法挿入用法

よくわからない人はこれまでの復習をして来てください

関係詞の限定用法非限定用法 重要!

関係詞の非限定用法-who (主格) 重要!

関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)

関係詞の非限定用法-which (主格)

関係詞の非限定用法-which (目的格)

関係詞の非限定用法-句・節・文を受ける whcih (主格・目的格)

関係詞の非限定用法-whose ~ / the ~ of which (所有格)

関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その1

関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その2

関係詞の非限定用法-前置詞 + 関係代名詞

さらに準備運動として次のページも復習して来てください

関係副詞 where その1

関係副詞 where その2



継続用法

1. I went to kyoto, where I visited Kinkakuji.
 → 私は京都へ行った、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、そこで金閣寺を訪れた。
[訳] 私は京都へ行き、そこで金閣寺を訪れた。

2. I opened the box, where I found an old letter.
 → 私はその箱を開けた、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、そこに[その中に]古い手紙を見つけた。
[訳] 私がその箱を開けると、その中に古い手紙を見つけた。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう

1. 2.接続詞を使って中学程度の英語に書き換えると次のようになります。

1. I went to Kyoto, and I visited Kinkakuji there.

2. I opened the box. and I found an old letter there[=in it].



挿入用法

3. Kyoto, where I used to live, is a wonderful city.
京都は、(どんな所かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、私はそこに昔住んでいたのだが、素晴らしい都市です。
[訳] 京都は、昔私が住んでいた所ですが、素晴らしい都市です。
[訳] 私が昔住んでいた京都は素晴らしい都市です。

4. Yokohama, where I have stayed before, is one of the biggest port cities in Japan.
横浜は、(どんな所かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、私はそこに以前滞在したことがあるが、日本で最大の港湾都市の一つだ。
[訳] 横浜は、私はそこに以前滞在したことがあるが、日本で最大の港湾都市の一つだ[日本でも有数の港湾都市だ]。
[訳] 私が以前滞在したことがある横浜は、日本でも有数の港湾都市です。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう



では、例文をまとめます

1. 私は京都へ行き、そこで金閣寺を訪れた。
2. 私がその箱を開けると、その中に古い手紙を見つけた。
3. 京都は、昔私が住んでいた所ですが、素晴らしい都市です。
4. 横浜は、私はそこに以前滞在したことがあるが、日本で最大の港湾都市の一つだ[日本でも有数の港湾都市だ]。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. I went to kyoto, where I visited Kinkakuji.
2. I opened the box, where I found an old letter.
3. Kyoto, where I used to live, is a wonderful city.
4. Yokohama, where I have stayed before, is one of the biggest port cities in Japan.


では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法-when


2015/11/09 18:03 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: School

tb: --   cm: 0

Thu.

関係詞の非限定用法-when  


関係詞の非限定用法-when


限定用法非限定用法の違い+継続用法挿入用法

よくわからない人はこれまでの復習をして来てください

関係詞の限定用法非限定用法 重要!

関係詞の非限定用法-who (主格) 重要!

関係詞の非限定用法-who(m) (目的格)

関係詞の非限定用法-which (主格)

関係詞の非限定用法-which (目的格)

関係詞の非限定用法-句・節・文を受ける whcih (主格・目的格)

関係詞の非限定用法-whose ~ / the ~ of which (所有格)

関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その1

関係詞の非限定用法-~ of which / ~ of whom その2

関係詞の非限定用法-前置詞 + 関係代名詞

関係詞の非限定用法-where

さらに準備運動として次のページも復習して来てください

関係副詞 when その1

関係副詞 when その2




継続用法

1. We got to the hotel at six, when it began to rain.
 → 私達は6時にホテルに着いた、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、その時雨が降り始めた。
[訳] 私達は6時にホテルに着いた、するとその時雨が降り始めた。

2. World War II ended in 1945, when I was born in Kobe.
 → 第2次世界大戦は1945年に終わった、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、その時[その年に]私は神戸で生まれた。
[訳] 第2次世界大戦は1945年に終わったが、その時[その年に]私は神戸で生まれた。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう



1. and then を使って次のように書き換えることができます。

1. We got to the hotel, and then it began to rain..

2. の例文は and then で書き換えるのはちょっと苦しいですね。
接続詞を使って書き換えると次のようにするしかないでしょう。

2. World War II eneded in 1945, and in the year I was born in Kobe.



時を表す語句が無くても、継続用法の when は使うことができます

3. I was just about to leave home, when the telephone rang.
3. be about to V : まさにVしようとしている、しかけている
 → 私はちょうど家を出ようとしていた、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、その時、電話が鳴った。
[訳] 私はちょうど家を出ようとしていた、するとその時、電話が鳴った。

4. I was taking a bath, when the telephone rang.
 → 私はお風呂に入っていた、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、その時、電話が鳴った。
[訳] 私はお風呂に入っていた、するとその時、電話が鳴った。

5. I had just fallen asleep, when the telephone rang.
5. fall asleep : 眠り込む、眠りに落ちる
 → 私はちょうど眠りに落ちたばかりだった、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、その時、電話が鳴った。
[訳] 私はちょうど眠りに落ちたばかりだった、するとその時、電話が鳴った。

3. 4. 5. の英文は、コンマがないこともよくあります
そのような場合は、次のように訳しても構いません

3. I was just about to leave home when the telephone rang.
3. 私がちょうど家を出ようとしていた時、電話が鳴った。
4. I was taking a bath when the telephone rang.
4. 私がお風呂に入っていた時、電話が鳴った。
5. I had just fallen asleep when the telephone rang.
5. 私がちょうど眠りに落ちた時、電話が鳴った。

《質問》

3. 4. 5. のコンマが無い場合、次のように訳してはいけませんか?

3. 電話が鳴った時、私はちょうど家を出ようとしていた。
4. 電話が鳴った時、私はお風呂に入っていた。
5. 電話が鳴った時、私はちょうど眠りに落ちたばかりだった。

《答え》

when を、関係副詞の非限定用法ではなく、接続詞として解釈すると、そのような和訳になりますね。

ただし、英語の文には、「文末焦点」という原則があり、
「電話が鳴った」ことの方に焦点を当てたい場合は、 the telephone rang後置し、
私が…していた/した」ことのほうに焦点を当てたい場合は、 I was[had] …後置するほうがいいと思います。

よって、あなたの和訳の場合は、

3. When the telephone rang, I was just about to leave home.
4. When the telephone rang, I was taking a bath.
5. When the telephone rang, I had just fallen asleep.

のようにするほうがよいかと思われます。



挿入用法

6. In 1945, when I was born in Kobe, World War II ended.
1945年に、(どんな時かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、その年に私は神戸で生まれたのだが、第2次世界大戦が終わった。
[訳] 1945年に、その年に私は神戸で生まれたのだが、第2次世界大戦が終わった。

7. In 1945, when World War II ended, I was born in Kobe.
1945年に、(どんな時かわからないかもしれないから補足説明を付け加えると)、その年に第2次世界大戦が終わったのだが、私は神戸で生まれた。
[訳] 1945年に、その年に第2次世界大戦が終わったのだが、私は神戸で生まれた。

和訳を考えないで直読直解で英語を読んでいる時は、→ 印のように意味を取りましょう



では、例文をまとめます

1. 私達は6時にホテルに着いた、するとその時雨が降り始めた。
2. 第2次世界大戦は1945年に終わったが、その時[その年に]私は神戸で生まれた。
3. 私はちょうど家を出ようとしていた、するとその時、電話が鳴った。
4. 私はお風呂に入っていた、するとその時、電話が鳴った。
5. 私はちょうど眠りに落ちたばかりだった、するとその時、電話が鳴った。
6. 1945年に、その年に私は神戸で生まれたのだが、第2次世界大戦が終わった。
7. 1945年に、その年に第2次世界大戦が終わったのだが、私は神戸で生まれた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. We got to the hotel at six, when it began to rain.
2. World War II ended in 1945, when I was born in Kobe.
3. I was just about to leave home, when the telephone rang.
4. I was taking a bath, when the telephone rang.
5. I had just fallen asleep, when the telephone rang.
6. In 1945, when I was born in Kobe, World War II ended.
7. In 1945, when World War II ended, I was born in Kobe.


では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-現在分詞・過去分詞による名詞の補足説明用法[非限定用法]


2015/11/12 17:29 [edit]

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Sun.

疑似関係代名詞-than / as   


疑似関係代名詞-than / as

本来は接続詞、又は前置詞である thanas が、関係代名詞のように使われることがあります。

これらを疑似関係代名詞と呼びます。

準備運動として、接続詞・前置詞の thanas の例文を見てみましょう。

1. Mike is taller than I am. (接)
1. マイクは私よりも背が高い。
2. Mike is taller than me. (前)
2. マイクは私よりも背が高い。
3. Math is more difficult than science is. (接)
3. 数学は理科よりも難しい。
4. Math is more difficult than science. (前/接)
4. 数学は理科よりも難しい。
5. Mike is as tall as I am. (接)
5. マイクは私と同じ身長です。
6. Mike is as tall as me. (前)
6. マイクは私と同じ身長です。
7. Mike is not as[so] tall as I am. (接)
7. マイクは私ほど背が高くない。
8. Mike is not as[so] tall as me. (前)
8. マイクは私ほど背が高くない。
否定文の場合は、as の代わりに so も使われます。
9. I have never seen such a tall tree as this. (前)
9. = I have never seen so tall a tree as this. (文語)
9. 私はこのような高い木を見たことがありません。
such+a+形容詞+名詞 = so+形容詞+a+名詞 (文語)
10. This is the same car as mine. (前)
10. これは私のと同じ車です。



では次に、関係代名詞のように使われる thanas の例文を見ていきましょう。

まずは、than からです。

1. There is more money than is needed.
1. 必要とされるより多くの[→ 必要以上の]お金がある。

よく見ると、thanis主語のように使われていますね。
先行詞moneymuch (たくさん) の比較級の more がついたので、本来は主格の関係代名詞which is neeed / that is needed を使うはずが、more に連動して than is needed に代わった、と考えればいいでしょう。

2. There are more people than we need,.
2. 私達が必要とするよりも多くの[必要以上の]人々がいる。

今度は、thanneed の目的語のように使われていますね。
この場合も、先行詞peoplemany (多くの) の比較級の more がついたので、本来は目的格の関係代名詞who(m) we need / that we need を使うはずが、more に連動して than we need になった、と考えればいいでしょう。



先行詞に more が付くと本来の関係代名詞の which / who(m) / that の代わりに than が用いられるのと同様に、

先行詞に as / so / such / the same が付くと、それらに連動して、本来の関係代名詞の which / who(m) / that の代わりに as が使われます

3. I want as much money as is necessary. (主格)
3. 私は必要であるのと同じ位たくさん[→ 必要なだけの]お金が欲しい。
4. I don't have as[so] many books as you have[do]. (目的格)
4. 私は君(が持っている)ほどたくさんの本は持っていない。
5. He is as brave a man as ever lived [as there was]. (主格)
5. 彼はこれまで生きた[存在した]のと同じ位勇敢な男だ。
彼は古今まれな勇敢な男だ。

3. 4. 5. の例文は、先行詞に as / so が付いたので、それらに合わせて which / who(m) / thatas に代わったものです。

4. の最後の do は、have の代わりをする「代動詞」です。

5. は、「a+形容詞+名詞」as+as でくるむと、「as+形容詞+a+名詞+as」のようにa形容詞が入れ替わるので注意しましょう。



6. Choose such friends as interest you. (主格)
6. interest 人 : 人の興味を引く、人に興味を与える
6. あなたの興味を引くような友達を選びなさい。
7. Read such books as you can understand. (目的格)
7. あなたが理解できるような本を読みなさい。

先行詞に such が付いたので、それに合わせて which / who(m) / thatas に代わったものです。
もちろん、先行詞に such が付いていなければ as は使えません

6'. Choose friends who interest you.
6'. = Choose friends that interest you.
6'. あなたの興味を引く友達を選びなさい。
7'. Read books (which) you can understand.
7'. = Read books (that) you can understand.
7'. あなたが理解できる本を読みなさい。

目的格の場合、7. のように such が付いていれば必ず as が必要ですが、7'. のように such が付いていなければ関係代名詞は省略可能です。

ちなみに、suchthat で受けた次のような英文は誤文です。

(×) Choose such friends that interest you.



8. He is the same person as I saw yesterday. (目的格)
8. 彼は私が昨日見たのと同じ人だ。
9. This is the same car as was used in the movie. (主格)
9. これはその映画で使われていたのと同じ車だ。

同一(人)物同種類の(人)物かは文脈によります

the same に連動して 本来の関係代名詞がよく as に代わります
as / so / such と違って、必ず as に代える必要はありません
次の英文は全て可能です

8.
= He is the same person who(m) I saw yesterday.
= He is the same person that I saw yesterday.
= He is the same person I saw yesterday.
9.
= This is the same car which was used in the movie.
= This is the same car that was used in the movie.



では、例文をまとめます

1. 必要(とされる)以上のお金がある。
2. 私達が必要(とする)以上の人々がいる。
3. 私は必要なだけお金が欲しい。
4. 私は君(が持っている)ほどたくさんの本は持っていない。
5. 彼は古今まれな勇敢な男だ。
6. あなたの興味を引くような友達を選びなさい。
7. あなたが理解できるような本を読みなさい。
8. 彼は私が昨日見たのと同じ人だ。
9. これはその映画で使われていたのと同じ車だ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. There is more money than is needed.
2. There are more people than we need..
3. I want as much money as is necessary.
4. I don't have as[so] many books as you have[do]..
5. He is as brave a man as ever lived [as there was].
6. Choose such friends as interest you.
7. Read such books as you can understand.
8. He is the same person as I saw yesterday.
8. = He is the same person who(m) I saw yesterday.
8. = He is the same person that I saw yesterday.
8. = He is the same person I saw yesterday.
9. This is the same car as was used in the movie.
9. = This is the same car which was used in the movie.
9. = This is the same car that was used in the movie.


では、お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係詞の非限定用法の as


2015/11/15 15:01 [edit]

category: 高校英語・基礎

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関係詞の非限定用法の as (疑似関係代名詞)

次の内容が理解できていなければ、今回の学習内容は理解できないので、必ず復習してください

関係詞の非限定用法-句・節・文を受ける whcih (主格・目的格)



まず次の英文を見てみましょう

1. a. He was from Osaka, which I knew from his accent.
1. a. accent [クセント] : 訛[なま]り
彼は大阪出身だった、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、そのことは彼の訛りからわかった。
[訳] 彼は大阪出身だった、そしてそれは彼の訛りからわかった。

この英文はもうわかりますね。
whichHe was from Osaka の文を受けている「非限定用法-継続用法」の関係代名詞ですね。

この英文の which は、実は as に代えることができます

1. b. He was from Osaka, as I knew from his accent.

この as は、関係代名詞の which に、接続詞の as足し算したような語で、文法的には「疑似関係代名詞」に分類されていますが、和訳は、接続詞のように主節より先行して次のように訳します

[和訳]
訛りからわかったことだが彼は大阪出身だった。
訛りからわかったように彼は大阪出身だった。
訛りからわかった通り彼は大阪出身だった。

さらに、as の場合は which と違い、文頭に置くこともでき、そちらの方が普通です。

1. c. As I knew from his accident, he was from Osaka.
1. c. 訛りからわかったことだが、彼は大阪出身だった。
1. c. 訛りからわかったように、彼は大阪出身だった。
1. c. 訛りからわかった通り、彼は大阪出身だった。

主節より先行して文頭に置かれる場合、次のように直読直解しましょう。

(これから述べることは)彼の訛りからわかったことだが、彼は大阪出身だった。



ここまで説明した事をまとめてみましょう

1. a. He was from Osaka, which I knew from his accent.
彼は大阪出身だった、(そしてさらに補足説明を付け加えると)、そのことは彼の訛りからわかった。
[訳] 彼は大阪出身だった、そしてそれは彼の訛りからわかった。

1. b. He was from Osaka, as I knew from his accent.
彼は大阪出身だった、(今言ったことは)彼の訛りからわかったことなのだが。
[訳1] 訛りからわかったことだが、彼は大阪出身だった。
[訳2] 訛りからわかったように、彼は大阪出身だった。
[訳3] 訛りからわかった通り、彼は大阪出身だった。

1. c. As I knew from his accident, he was from Osaka.
(これから述べることは)彼の訛りからわかったことだが、彼は大阪出身だった。
[訳1] 訛りからわかったことだが、彼は大阪出身だった。
[訳2] 訛りからわかったように、彼は大阪出身だった。
[訳3] 訛りからわかった通り、彼は大阪出身だった。

as ~直読直解する場合は、

・・・、(今述べたことは) ~なのだが。
(今から述べること)は~なのだが、・・・。

と言う風に意味を取り、

和訳する場合は、

~だが
~するように
~する通りに


の中から、適当なものを選んで訳しましょう。



as I knew from his accent は、I knew it from his accentknew目的語itas代えて文頭に移動させたものだということはわかりますね。
この as は一応「目的格の関係代名詞」になります。

it was known from his accident主語itas代えた as was known from his accent可能で、その場合は「主格の関係代名詞」になります。

2. a. He was from Osaka, as was known from his accent.
彼は大阪出身だった、(今述べたことは)彼の訛りから知られた[わかった]ことだが。
2. b. As was known from his accent, he was from Osaka.
(今から述べることは)彼の訛りから知られた[わかった]ことだが、彼は大阪出身だった。
[訳1] 訛りからわかったことだが、彼は大阪出身だった。
[訳2] 訛りからわかったように、彼は大阪出身だった。
[訳3] 訛りからわかった通り、彼は大阪出身だった。



中学生でもよく知っている熟語に次のようなものがあります。

as you know : あなた(たち)も知っているように

この as接続詞だと思っている人が多いようですが、実は、この表現も、ここで説明している as なのです。

you know itknow目的語itas に代えて 文頭に移動させたもので、目的格関係代名詞に」なりますj。

3. As you know, he stayed single all his life.
3. stay C : C(の状態)のままでいる
(今から述べることは)あなたも知っていることだが、彼は一生独身のままだった。
[訳] あなたも知っているように[知っての通り][知っていることだが]、彼は一生独身のままだった。

もちろん、主格の関係代名詞もOKですj。

4. As is well known, he stayed single all his life.
(今から述べることは)よく知られていることだが、彼は一生独身のままだった。
[訳] よく知られているように[いる通り][いることだが]、彼は一生独身のままだった。



では類例を挙げます。
大学入試各種資格試験によく出るものは、難しくても全部覚えてしまいましょう
主節は省略して、as ~ の部分のみ列挙します

05. as is often the case with ~
06. as is usual with ~
07. as is expected
08. as might be expected
09. as was expected
10. as might have been expected
11. as it turned out
12. as it happened
13. as is evident from ~
14. as was mentioned before
15. as I mentioned before

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

05. ~にはよくある場合だが → ~にはよくあることだが
06. ~には普通のことだが
07. 予想[期待]されている通り → 予想[期待]通りに
08. 予想[期待]されているかもしれないように→ 予想[期待]通りに
09. 予想[期待]された通りに → 予想[期待]通りに
10. 予想[期待]されたかもしれないように → 予想[期待]通りに
11. 結果的にわかったことだが → 結局
12. 偶然[たまたま]起こったことだが → 偶然[たまたま]
13. ~から明らかなように
14. 前に述べられたように
15. (私が)前に述べたように





では、例文をまとめます
全部覚えましょう

1. a. 彼は大阪出身だった、そしてそれは彼の訛りからわかった。
1. b. 訛りからわかったことだが、彼は大阪出身だった。 (後置)
1. c. 訛りからわかったことだが、彼は大阪出身だった。 (前置)
2. a. 訛りから知られた[わかった]ことだが、彼は大阪出身だった。 (後置)
2. b. 訛りから知られた[わかった]ことだが、彼は大阪出身だった。 (前置)
3. あなたも知っているように、彼は一生独身のままだった。(前置)
4. よく知られているように、彼は一生独身のままだった。(前置)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. a. He was from Osaka, which I knew from his accent.
1. b. He was from Osaka, as I knew from his accent.
1. c. As I knew from his accident, he was from Osaka.
2. a. He was from Osaka, as was known from his accent.
2. b. As was known from his accent, he was from Osaka.
3. As you know, he stayed single all his life.
4. As is well known, he stayed single all his life.


05. ~にはよくある場合だが → ~にはよくあることだが
06. ~には普通のことだが
07. 予想[期待]されている通り → 予想[期待]通りに
08. 予想[期待]されているかもしれないように→ 予想[期待]通りに
09. 予想[期待]された通りに → 予想[期待]通りに
10. 予想[期待]されたかもしれないように → 予想[期待]通りに
11. 結果的にわかったことだが → 結局
12. 偶然[たまたま]起こったことだが → 偶然[たまたま]
13. ~から明らかなように
14. 前に述べられたように
15. (私が)前に述べたように

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

05. as is often the case with ~
06. as is usual with ~
07. as is expected
08. as might be expected
09. as was expected
10. as might have been expected
11. as it turned out
12. as it happened
13. as is evident from ~
14. as was mentioned before
15. as I mentioned before


では、お疲れ様でした。 (^-^)




《質問》

as expected (予想通り) という表現に出会ったことがありますが、この as は文法的には何でしょう?


《答え》

as (is) expectedisas (was) expectedwas省略と考えれば「関係代名詞
as (it is) expectedit isas (it was) expectedit was省略と考えれば「接続詞
だと解釈できます。
どちらに解釈するかは、文法学者に任せて

as expected : 予想通り
as planned : 計画通りに
as scheduled : 予定通りに

as usual : 普段[いつも]通りに

などは慣用表現として覚えておくほうがよろしいかと思われます。


次回-関係代名詞 what を使った慣用表現 その1


2015/11/17 18:51 [edit]

category: 高校英語・基礎

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関係代名詞 what を使った慣用表現 その1

次の内容が理解できていなければ、今回の学習内容は理解できないので、必ず復習してください

高校英語・基礎-関係代名詞-what

次のページも参考になりますので是非復習して来てください

高校英語・基礎-先行詞のない関係詞と疑問詞



上記参考ページの「先行詞のない関係詞と疑問詞」に掲載したものから紹介しましょう。

what S is現在のS

what S was ~ ago~前のS

what S used to be
昔のS

直訳すればそれぞれ「Sが現在あるもの」「Sが~前あったもの」「Sが昔[以前]あったもの」となり、
少し意訳すればそれぞれ「Sが現在ある姿」「Sが~前あった姿」「Sが昔[以前]あった姿」となり、
完全に意訳すれば上記のまとめのようになります。

例文です。

1. My father has made our company what it is today.
1. 私の父が我社を今日のわが社にした。
今日の我社があるのは父のおかげです。
2. Our company is quite different form what it was 10 years ago.
2. 我社は10年前のわが社とは全く違う。
3. Japan is not waht it[she] used to be.
3. 日本は昔の[以前の]日本ではない。

2. 3. は通例悪い状態[姿]に代わってしまったことを示唆します。
「母国」という言葉があるように、時々女性扱いして、sheher で受けることがあります。

高校英語・基礎-先行詞のない関係詞と疑問詞」でも解説したように、whatにも使えます

4. My father made me what I am today.
4. 父が私を今日の私にしてくれた。
私が今日あるのは父のおかげです。
5. Ken is quite different from what he was 10 years ago.
5. ケンは10年前のケンとは全く違う。
6. Ken is not what he used to be.
6. ケンは昔の[以前の]ケンではない。

《質問》

の話をしているのですから、what ではなくて who を使ったらダメなのですか

《答え》

参考書類、特に受験参考書に全く記載がありませんが、 who も使えるのは間違いありません
(受験英語を擁護するわけではありませんが、受験英語の長文に関して言えば、確かに who の用例は少ないです。)

ネットで検索してみると、口語英語ではかなり普通に使われているように見受けられます
特に「人柄」「性格」を意図している時は who の方が好まれているような感じがします。

ネットの辞書「英辞朗」には、

That's who he is.
(それが彼の人柄です。)
He is who he is.
(彼はああいう人間です。)

という例文が載っていますし、

定番の辞書 GENIUS にも、

He is not who he was [used to be].
(彼は以前の彼ではない。)
She is satisfied with who she is.
(彼女は今の自分に満足している。)

という例文が載っていますから、who も使えるのは間違いないと思われます。

ということは、私がその昔(数十年前)に覚えた次の受験英語は、

What matters is not what he has but what he is.
matter : 重要である
(重要なのは彼が持っているもの[→ 彼の財産]ではなく彼の人格[人柄]だ。)

という英語も、

What matters is not what he has but who he is.

とも言えることになります。

実際にネットで検索すると、

The measure of a man is not what he has but who he is.
The value of a man is not what he has but who he is.

measure : 尺度 value : 価値

というような英語が見受けられるので、who を使っても間違いなく相手に意図が伝わると思われます



では今回のまとめです。
暗記しましょう

1. 私の父が我社を今日のわが社にした。
今日の我社があるのは父のおかげです。
2. 我社は10年前のわが社とは全く違う。
3. 日本は昔の[以前の]日本ではない。
4. 父が私を今日の私にしてくれた。
私が今日あるのは父のおかげです。
5. ケンは10年前のケンとは全く違う。
6. ケンは昔の[以前の]ケンではない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. My father has made our company what it is today.
2. Our company is quite different form what it was 10 years ago.
3. Japan is not waht it[she] used to be.
4. My father made me what I am today.
5. Ken is quite different from what he was 10 years ago.
6. Ken is not what he used to be.


では、お疲れ様でした。 (^-^)



次回-関係代名詞 what を使った慣用表現 その2


2015/11/23 06:29 [edit]

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関係代名詞 what を使った慣用表現 その2

次の内容が理解できていなければ、今回の学習内容は理解できないので、必ず復習してください

高校英語・基礎-関係代名詞-what

次のページも参考になりますので是非復習して来てください

高校英語・基礎-先行詞のない関係詞と疑問詞



関係代名詞 what を使った慣用表現 その1

前回の続きです。

what you call ~
what we call ~ → いわゆる~
what is called ~

1. He is what you call "a walking dictionary."
1. = He is what we call "a walking dictionary."
1. = He is what is called "a walking dictionary."
1. 彼はいわゆる「生き字引」だ。
a walking dictionary : 歩く辞書 → 生き字引

これを上記のように丸暗記してしまえばそれなりに使えますが、それだは英語の心はわからないので、本来の意味を説明しておきます

上記の例文の what you callwhat we callyou / we はどちらも話し手も聞き手も含めた世間一般の人々を指しています。
what is called のように受け身にすると、you / we を使わなくてもいいので便利です。
直訳すると次のようになります。

彼は世間一般の人が「生き字引」と呼んでいるものです。
彼は生き字引と呼ばれているものです。
→ 彼はいわゆる生き字引です。

例えば、話し手と聞き手が日本人以外で、「これがいわゆる日本の”おもてなし”というものですか。」という意味を表したい場合にはどうすればいいでしょうか?
日本の世間一般の人々を指す they + in JapanJapanese people を使うか、万能の受け身にして、

2. Is this what they call "omotenashi" in Japan?
3. = Is this what is called "omotenashi" in Japan?
2. = Is this what Japanese people call "omotenashi"?
2. これが日本でおもてなしと呼んでいる[呼ばれている]ものですか。
これがいわゆる日本のおもてなしというものですか。

世間一般の人々ではなく、特定の人を指している場合もよくあります

3. Is this what you call friendship?
3. これが君が友情と呼ぶものですか。
これが君の言う友情というやつですか。(皮肉)

4. This is what I call friendship.
4. これが私が友情と呼ぶものです。
これこそ友情と言うものです。

結局のところ、

what S call ~Sが~と呼んでいるもの
what is called ~
~と呼ばれているもの

という直訳を覚えておく方が賢明かもしれません。(;´▽`A``

そうすれば、次のように変形されても十分理解できます

He is what you might call "a walking dictionary."
彼は世間一般の人が「生き字引」と呼んでいるかもしれないものです。
彼はいわゆる「生き字引」です。
This is what I would call friendship.
これが私だったら友情と呼ぶだろうものです。
これこそ友情と言うものでしょう。

mightwould を入れて、遠回しな表現になっているだけで、上記の 1. 4. の例文と意味はほとんど同じです。



例文をまとめて覚えてしまいましょう

1. 彼はいわゆる「生き字引」だ。(3文)
2. これがいわゆる(日本の)おもてなしというものですか。(3文)
3. これが君の言う友情というやつですか。
4. これこそ友情と言うものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. He is what you call "a walking dictionary."
1. = He is what we call "a walking dictionary."
1. = He is what is called "a walking dictionary."
2. Is this what they call "omotenashi" in Japan?
3. = Is this what is called "omotenashi" in Japan?
2. = Is this what Japanese people call "omotenashi"?
3. Is this what you call friendship?
4. This is what I call friendship.



お疲れ様でした。 (^-^)



関係代名詞 what を使った慣用表現 その3


2015/11/24 21:44 [edit]

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関係代名詞 what を使った慣用表現 その3

次の内容が理解できていなければ、今回の学習内容は理解できないので、必ず復習してください

高校英語・基礎-関係代名詞-what

次のページも参考になりますので是非復習して来てください

高校英語・基礎-先行詞のない関係詞と疑問詞



関係代名詞 what を使った慣用表現 その1

関係代名詞 what を使った慣用表現 その2

前回の続きです。

what S is all about
Sにとって[Sで][Sについて]最も大切なこと
Sの本質


この表現は結構理解しにくいですね。
前置詞 about の目的語が what なので、非常に直訳しにくいです。
疑問詞の what から誘導してみましょう。

What is professional baseball all about?
プロ野球は何についてのすべてなのでしょうか?
(プロ野球とは一体どういうものなのでしょうか?)

Tell me what professional baseball is all about.
プロ野球が何についてのすべてなのか教えてください。
(プロ野球とは一体どういうものなのか教えてください。)

1. Winning is what professional baseball is all about.
1. 勝つことがプロ野球にとって一番大切なこと[すべて]です。

ちょっと苦しい誘導でしたね・・・(-。-;)

類例です

2. Don't you think money is what business is all about?
2. 君はお金が商売で一番大切なもの[商売のすべて]だと思っていませんか。
3. That's what life is all about.
3. それが人生というものです。



what it takes to V
Vするために必要なこと[もの][資質][素質][能力

この慣用表現に使われている take は、次の例文に使われている take と同じで、「~を必要とする」と言う意味の動詞です。。

Sometimes it takes courage to tell the truth.
(時に真実を言うのは勇気が要る。)

itto V を受ける形式[仮]主語で、「Vすることが必要としているもの[こと]直訳になります。

4. She has what it takes to be a good teacher.
4. 彼女は教師である[になる]ことが必要としているもの[資質]を持っている。
彼女はよい教師になる資質を持ち合わせている。

5. That singer has what it takes to be a star.
5. あの歌手はスターである[になる]ことが必要としているもの[素質]を持っている。
あの歌手はスターになる素質がある。



例文を覚えてしまいましょう。

1. 勝つことがプロ野球にとって一番大切なことです。
2. 君はお金が商売で一番大切なもの[商売のすべて]だと思っていませんか。
3. それが人生というものです。
4. 彼女はよい教師になる資質を持ち合わせている。
5. あの歌手はスターになる素質がある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. Winning is what professional baseball is all about.
2. Don't you think money is what business is all about?
3. That's what life is all about.
4. She has what it takes to be a good teacher.
5. That singer has what it takes to be a star.


お疲れ様でした。 (^-^)



関係代名詞 what を使った慣用表現 その4


2015/11/28 19:26 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: School

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関係代名詞 what を使った慣用表現 その4

次の内容が理解できていなければ、今回の学習内容は理解できないので、必ず復習してください

高校英語・基礎-関係代名詞-what

次のページも参考になりますので是非復習して来てください

高校英語・基礎-先行詞のない関係詞と疑問詞



関係代名詞 what を使った慣用表現 その1

関係代名詞 what を使った慣用表現 その2

関係代名詞 what を使った慣用表現 その3

まず次の英文を見てください

She is veery smart.
And what is better is that she is very pretty.


彼女はとても頭が良い。
そして(それより)良いことは、とてもかわいいことだ。
→ そしてさらに良いことには、とてもかわいい。

この英文の場合、what is better文の主語になっています。
言い換えれば、what is better は「名詞節文[節]が名詞の役目をしているもの」です。



では、次の英文はどうでしょう

1. She is very smart, and what is better, (she is) very pretty.
1. 彼女はとても頭が良い、そしてさらに良いことには、とてもかわいい。

こちらの英文の場合、and what is better挿入的に使われていますね。

and what is betterそしてさらに良いことには

この場合、and what is better無くても文は成立します

She is very smart and very pretty.

この and what is better 型の慣用表現をいくつか次に紹介しておきますから、是非覚えてしまいましょう



and what is moreその上、おまけに、さらに

2. He is young, and what is more, (he is) handsome.
2. 彼は若いしそのうえ[おまけに]ハンサムだ。



and what is worseそしてさらに悪いことには

3. It got darker and darker, and what is worse, it began to rain.
3. だんだん暗くなって、さらに悪いことには、雨が降り始めた。



and what is more surprisingそしてさらに驚くべき[驚いた]ことには

4. He said it, and what is more surprising, he actually did it.
4. 彼はそれを[そう]言った、そしてさらに驚いたことには、実際にそれを実行した。



and what is more importantそしてさらに重要なことには

5. Your report must be simple, and what is more important, (it must be) exact.
5. あなたの報告は簡潔でなければならない、そしてさらに大切のは、正確でなければならない。


では、例文をまとめますから覚えてください

1. 彼女はとても頭が良い、そしてさらに良いことには、とてもかわいい。
2. 彼は若いしそのうえ[おまけに]ハンサムだ。
3. だんだん暗くなって、さらに悪いことには、雨が降り始めた。
4. 彼はそれを[そう]言った、そしてさらに驚いたことには、実際にそれを実行した。
5. あなたの報告は簡潔でなければならない、そしてさらに大切のは、正確でなければならない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. She is very smart, and what is better, (she is) very pretty.
2. He is young, and what is more, (he is) handsome.
3. It got darker and darker, and what is worse, it began to rain.
4. He said it, and what is more surprising, he actually did it.
5. Your report must be simple, and what is more important, (it must be) exact.


お疲れ様でした。 (^-^)



関係代名詞 what を使った慣用表現 その5


2015/12/01 18:24 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: School

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関係代名詞 what を使った慣用表現 その5

次の内容が理解できていなければ、今回の学習内容は理解できないので、必ず復習してください

高校英語・基礎-関係代名詞-what

次のページも参考になりますので是非復習して来てください

高校英語・基礎-先行詞のない関係詞と疑問詞



関係代名詞 what を使った慣用表現 その1

関係代名詞 what を使った慣用表現 その2

関係代名詞 what を使った慣用表現 その3

関係代名詞 what を使った慣用表現 その4



A is to B what X is to Y
= A is to B as X is to Y
AとBの関係はXとYの関係と同じだ


「AはBに対して、XがYに対するものである」直訳です。
what X is to YA is の補語になるわけです。

whatas になっていることもあります。
その場合の直訳は、「XがYに対するように、AはBに対している」です。

1. Reading is to the mind what food is to the body.
1. = Reading is to the mind as food is to the body.
1. 読書と精神の関係は食べ物と体の関係と同じである[等しい]。

たまに、前後を入れ替えコンマで区切って

= What food is to the body, reading is to the mind.

となることもあります。



what with A and (what with) B
(原因・理由が)AやらBやらで

通例、この what は関係代名詞とされていますが、どうなんでしょうね?
いろいろ説があるみたいですけど皆さんは丸暗記で結構です

2. What with a cold and (what with) lack of sleep, I wasn't able to study for the exam.
2. 風邪やら睡眠不足やらで、私は試験勉強ができなかった。

方法・手段を列挙したい場合は、withby に代えて What by A and (what by) B とします。
ついでに覚えておきましょう。

3. What by telephone and (what by) email, she kept in touch with him.
3. keep in touch with ~ : ~と連絡を保つ
3. 電話やらメールで、彼女は彼と連絡を保った。



では、例文をまとめますから覚えてください

1. 読書と精神の関係は食べ物と体の関係と同じである[等しい]。
2. 風邪やら睡眠不足やらで、私は試験勉強ができなかった。
3. 電話やらメールで、彼女は彼と連絡を保った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. Reading is to the mind what food is to the body.
1. = Reading is to the mind as food is to the body.
2. What with a cold and (what with) lack of sleep, I wasn't able to study for the exam.
3. What by telephone and (what by) email, she kept in touch with him.


お疲れ様でした。 (^-^)



次回-関係形容詞の what ~


2015/12/02 16:26 [edit]

category: 高校英語・基礎

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Thu.

関係形容詞の what ~  


関係形容詞の what ~

次の内容が理解できていなければ、今回の学習内容は理解できないので、必ず復習してください

高校英語・基礎-関係代名詞-what

次のページも参考になりますので是非復習して来てください

高校英語・基礎-先行詞のない関係詞と疑問詞



まず最初に、次の疑問文を見てみましょう

A. What do you want (the) most now?
A. あなたは今が一番欲しいですか。

B. What sports do you like?
B. あなたは何の[どんな]スポーツが好きですか。

A.what疑問代名詞です。
一方、B.what sportswhat は、名詞sports修飾[形容]しているので、疑問形容詞と言います。



関係詞what も同様で、what 単独で使われている場合は関係代名詞名詞を修飾[形容]している what は、関係形容詞と呼ばれます。

A. I gave him what I had with me.
A. have ~ with me : ~を持ち合わせている
A. 私は彼に持ち合わせていたものを(全部)あげた。

B. I gave him what money I had with me.
B. 私は彼に持ち合わせていたどんなお金もあげた。
→ 私は彼に持ち合わせていたお金を全部あげた。

A.what関係代名詞
B.what関係形容詞です。



B.関係形容詞what の用法をまとめると、

what ~ + (S) V
(少ないながら)(Sが)Vするすべての~
(少ないながら)(Sが)Vするだけの~

には、数えられる名詞数えられない名詞の両方が使えます。

この表現は、「多くはないが」=「少ないながら」というイメージを伴います。

「少ないながら」というイメージをはっきり表面に出して、

what little ~ + (S) V
what few ~s + (S) V


とすることもあります。

形式だけまとめても分かりにくいので、例文で理解して下さい

1. I gave him what (little) money I had with me.
2. I'll give you what (little) information is available now.
2. available [ヴェイラブル] : 入手可能な、利用可能な
3. I lent him what (few) books I had on the subject.
3. on the subject : その主題[テーマ]に関して
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 私は少ないながらも持ち合わせていたお金をすべて彼にあげた。
2. 少ないけど今入手可能な情報を全部君に教えてあげよう。
3. 私は少ないながらもそのテーマ[主題]に関して持っていたすべての本を彼に貸してあげた。

2. の例文は主格ですから、 what (little) information のすぐ後に is available が続いていることに注意してください。

(参) Do what is right. (正しいことをしなさい。)

これらの英文は、次のように書き換えることができます

1. I gave him the little money (that) I had with me.
2. I'll give you the little information that is available now.
3. I lent him the few books (that) I had on the subject.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 私は少ないながらも持ち合わせていたお金をすべて彼にあげた。
2. 少ないけど今入手可能な情報を全部君に教えてあげよう。
3. 私は少ないながらそのテーマ[主題]に関して持っていたすべての本を彼に貸してあげた。

all the little ~all the few ~s という言い方もあるようですが、alllittle / few の相性が悪いのか、用例が少ないので、all は付けない方がよさそうです

また、available という形容詞は、後ろから名詞を直接修飾できるので、

2. I'll give you the little information available now. とも言えます。

または、説明的な英語になりますが、

1. I gave him all the money (that) I had with me, (al)though I didn't have much.
2. I'll give you all the information (that is) available now, (al)though it is a small amount.
3. I lent him all the books (that) I had on the subject, (al)though I didn't have many.
3. (al)though [(オル)] : … だけれども、… だが
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. あまりたくさんは持っていなかったが、私は持ち合わせていたお金を全部彼にあげた。
2. 少しだけど、今入手可能な情報を全部君に教えてあげよう。
3. あまり多くは持っていなかったが、その主題[テーマ]に関して持っていたすべての本を彼に貸してあげた。

のようにも書けます。

お疲れ様でした。 (^-^)


次回-関係副詞か接続詞か?-where / when


2015/12/03 17:28 [edit]

category: 高校英語・基礎

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関係副詞か接続詞か?-where / when

まず最初に、次の英文を見てみましょう

1. Put back the book at the place where you found it.
1. put O back / put back O : Oを(元に)戻す、返す
2. I was taking a bath at the time when you called me.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. その本を見つけた場所に戻しなさい。
2. 君が電話してきた時私は入浴していました。

これらの英文の wherewhen は、それぞれ先行詞the place / the time修飾していますから、明らかに関係副詞ですね。

関係副詞の wherewhen がわからない人は、次のページを復習して来てください

関係副詞 where その1

関係副詞 where その2

関係副詞 when その1

関係副詞 when その2



では、次の英文はどうでしょう

1. Put back the book where you found it.
2. I was taking a bath when you called me.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. その本を見つけた場所に戻しなさい。
2. 君が電話してきた時私は入浴していました。

1. Put back the book (at the place) where you found it.
2. I was taking a bath (at the time) when you called me.

場所・時を表す前置詞 at と、先行詞the place / the time消えてしまいました

消えたというより、関係副詞where / when の中に場所・時を表す前置詞 at と、先行詞the place / the time吸収されたと言ったほうが正しいかもしれません。

これらの where / when は、文法的にはどのように解釈すればよいのでしょうか

たいていの辞書で where / when を引くと、「前置詞+先行詞」が省略されたこの用法は接続詞ということになっています。

when は、中学2年で学習して以来、数多くの例に接してきたはずですから、接続詞に解釈しても誰も異論はないと思います。
when 以下を文頭に持って来て、、

2. When you called me, I was taking a bath.

としても成立するのは言うまでもありません。

一方、where の方は「接続詞」と辞書に書かれていてもちょっと違和感が残ります。
この英文の場合は、where 以下文頭に持って来ることもできません

参考書類を見ると、「前置詞+先行詞が省略された関係副詞と解釈する立場と「接続詞」に解釈する立場の両方があります。
どちらに解釈しても構いませんが、ここでは辞書類に合わせて、便宜上「接続詞」ということにしておきます。。



接続詞when の方は皆さん良く分かっていると思うので、接続詞の where の例文をいくつか追加しましょう

3. Please stay where you are.
3. 今いる所に居なさい。

Please stay (at the place) where you are.

の、at the place の省略されたものです。

又、Please stay there. (そこに居なさい。)
と、文の構造が類似しているのはわかりますね。

therewhere you are が同じ働き(=場所を表す副詞相当語句)をしています。

1.2. の例文もそれぞれ

Put back the book there. (その本をそこに戻しなさい。)
I was taking a bath then. (私はその時入浴していました。)

に類似しています。



4. I'll take you where he lives.
4. 彼が住んでいる所へ連れて行ってあげましょう。

I'll take you (to the place) where he lives.

の、to the place の省略されたものと考えることができます。

この文も又、I'll take you there. (君をそこに連れて行ってあげよう。) と文の構造が似ているのはわかりますね。



5. Where there's smoke, there's fire.
5. = There's fire where there's smoke.
5. 煙がある所には火がある。(英語のことわざ)
火のない所には煙は立たぬ。(日本語のことわざ)


2. 3. 4. の例文は、それぞれ「本を戻す場所」「居る場所」「連れて行く場所」を述べているので、必ず動詞の後に置かなければいけません
「接続詞というには、少し違和感がある。」と書いたのはそのせいです。

でも、5. の例文の where …2.when … と同じように前置することができるので、「接続詞」と言っても全く違和感がありません




では、例文をまとめますから覚えてください

1. その本を見つけた場所に戻しなさい。
2. 君が電話してきた時私は入浴していました。
3. 今いる所に居なさい。
4. 彼が住んでいる所へ連れて行ってあげましょう。
5. 煙がある所には火がある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. Put back the book where you found it.
2. I was taking a bath when you called me.
2. = When you called me, I was taking a bath.
3. Please stay where you are.
4. I'll take you where he lives.
5. Where there's smoke, there's fire.
5. = There's fire where there's smoke.


《補足説明》

厳密に言えば、
1.at the place だけでなく on the place か in the place の省略
3.at the place だけでなく in the place の省略
とも考えることができます。
念のため。(・。・;

また、5.日本語のことわざと同じ発想で、
There's no smoke without fire.
とも言えます。


お疲れ様でした。 (^-^)


次回-複合関係詞-初めに(序文)


2015/12/04 09:13 [edit]

category: 高校英語・基礎

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複合関係詞-初めに(序文) + 目次

英語の参考書を読むと、

複合関係詞(複合関係代名詞・複合関係副詞・複合関係形容詞)

という文法項目の個所に、

whatever / whichever / whoever / who(m)ever / whosevevr /whenever / wherever / however

用法例文が書かれています。

でも、私が市販の参考書類を読んだ限りでは、十分に理解できるだけの量の解説と例文を載せた参考書は見当たりませんでした
これは辞書も同じです
多分、ページ数に限りがあるためにそうなるのでしょう。

このサイトでは、一つ一つ徹底的に解説していきます。

次のような流れで解説します目次

1. whenever S + V

2. wherever S + V

2. wheneverwherever (まとめ+復習)

3. whatever (S) + V

4. whatever ~ (S) + V

5. whichever ~ (S) + Vwhichever (S) + V

6. whoever + Vwho(m)ever S + V

7. whosever ~ (S) + V

8. however の用法 その1

9. however の用法 その2

かなりの量になりますが、解説をよく読んで理解し、例文を全て暗記すれば、複合関係詞がマスターできることを確約します。


しっかり学習しましょう。 (^-^)


次回-whenever (複合関係詞)


2015/12/06 11:09 [edit]

category: 高校英語・基礎

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Fri.

whenever の用法  


whenever の用法

whenever は、文法の参考書では、「複合関係副詞」という、用語を聞いただけでは何のことかよくわからない文法項目として扱われています。
一方、辞書では「疑問副詞」及び「接続詞」ということになっています。

ここでは、「~詞」という文法用語にとらわれずに、whenever原義用法を順を追ってわかりやすく説明していきます。



whenever が付いて whenever になると、元の when の意味を強調します。

例えば、

When should I come?
私はいつ来ればいいのでしょうか。

という疑問文when (いつ)whenever にすると、when の意味が強調されて、

Whenever should I come?
= When ever should I come?
私は一体いつ来ればいいのでしょうか。

という意味になります。

疑問詞の後on earthin the world を置いて強調するのと同じような効果があります。

Whenever [When ever] + 疑問文?
= When on earth [in the world] + 疑問文?
一体いつ …

1. Whenever should I come?
1. = When ever should I come?
1. = When on earth [in the world] should I come?
1. 私は一体いつ来ればいいのでしょうか。



When should I come?
私はいつ来ればいいのでしょうか。

の質問に、

Whenever you like.
いつでもお好きな時に(どうぞ)。

又は簡単に、

Whenever.
いつでも(どうぞ)。

と答えることができます。

2. When should I come. / Whenever (you like).
2. 私はいつ来ればいいのでしょうか。 / いつでも(お好きな時に)どうぞ。

ちなみに、疑問詞の場合のように、 whenever は分かれることはありません
必ず whenever なります。

この「いつでも」と言う意味が whenever のイメージです。

whenever のイメージいつでも

この whenever you like完全な文に組み込むと、

3. You can come whenever you like.
3. いつでもお好きな時に来て結構です。

という風になります。

この用法は辞書では「接続詞」ということになっていますが、

(at) any time (when) S + V
(at) any time (that) S + V
SがVするどんな時でも[いつでも]
→ いつでもSがVする時に

同じ意味・用法になります。

これは実際には通例、前置詞の at と、関係副詞の when または代用の that省略されるので、

any time S + V
SがVするどんな時でも[いつでも]
→ いつでもSがVする時に

となり、
any timeanytime ともつづるので、

まとめると、

whenever S + V
= anytime S + V
= any time S + V
SがVするどんな時でも[いつでも]
いつでもSがVする時に

3. You can come whenever you like.
3. = You can come anytime[any time] you like.
3. いつでもお好きな時に来て結構です。

ということになります。
類例をもう一つ挙げておきます。

4. My cat sleeps whenever he wants to (sleep).
4. = My cat sleeps anytime[any time] he wants to (sleep).
4. 私の猫はいつでも寝たい時に寝る。



次の例文は中2程度の接続詞 when を使った例文です。

When I see this picture, I always remember my grandfather.
= I always remember my grandfather when I see this picture.
私はこの写真を見るといつも祖父を思い出す。

この英文の whenwhenever にして強調すると、wheneveralways の意味を含ませることができます。

Whenever I see this picture, I remember my grandfather.
= I remember my grandfather whenever I see this picture.
私はこの写真を見るといつも祖父を思い出す。

もっとも、理論的には wheneveralways の意味が含まれているので、always は不要なはずですが、

Whenever I see this picture, I always remember my grandfather.
= I always remember my grandfather whenever I see this picture.
私はこの写真を見るといつも祖父を思い出す。

のように、意味が重複した英文も実際にはよく使われています。

口語英語では、この whenever S + V の代わりに、every time S + V / each time S + V がよく使われます。

Every time [Each time] I see this picture, I remember my grandfather.
= I remember my grandfather every time [each time] I see this picture.
私はこの写真を見るといつも祖父を思い出す。

まとめると、

whenever S + V
= every time S + V
= each time S + V
SがVする時はいつも[必ず]
SがVする度[たび]に

5. Whenever I see this picture, I remember my grandfather.
5. = I remember my grandfather whenever I see this picture.
5. = Every time [Each time] I see this picture, I remember my grandfather.
5. = I remember my grandfather every time [each time] I see this picture.
5. 私はこの写真を見るといつも[見る度に]祖父を思い出す。

類例をもう一つ挙げます。

6. Whenever he visits us, he brings something.
6. = He brings something whenever he visits us.
6. = Every time [Each time] he visits us, he brings something.
6. = He brings something every time [each time] he visits us.
6. 彼は私達を訪ねる時はいつも[訪ねる度に]何か持って来る。



whenever S + V には、(たとえ)いつSがVしてもという「譲歩」を表す意味もあります。

Whenever you come, you're welcome.
= You're welcome whenever you come.
(たとえ)いつ来てもあなたは歓迎です。

文語では whenever S + may V のように、may が入っていることもあります。

Whenever you may come, you're welcome.
= You're welcome whenever you may come.
(たとえ)いつ来てもあなたは歓迎です。

口語英語では、whenever S + (may) V の代わりに、 no matter when S + V がよく使われます。
口語英語ですから、通例 may は不要です。

No matter when you come, you're welcome.
= You're welcome no matter when you come.
(たとえ)いつ来てもあなたは歓迎です。

no matter「問題ではない」という意味で、「いつあなたが来るかは問題ではない、あなたはいつも歓迎だ」が直訳になります。

まとめると、

whenever S + (may) V
= no matter when S + V
(たとえ)いつSがVしても

7. Whenever you (may) come, you're welcome.
7. = You're welcome whenever you (may) come.
7. No matter when you come, you're welcome.
7. = You're welcome no matter when you come.
7. (たとえ)いつ来てもあなたは歓迎です。

類例をもう一つ挙げます。

8. Whenever I (may) look at her, she is pretty.
8. = She is pretty whenever I (may) look at her.
8. = No matter when I look at her, she is pretty.
8. = She is pretty no matter when I look at her.
8. いつ見ても彼女はかわいい。

whenever S + (may) V の場合、may が無ければ 上記の 5. 6. の用法にも解釈できる場合があるので、「(たとえ)いつSがVしても」という意味を表したければ、 no matter when S + V使う方が無難でしょう。



最後に、例文をまとめますから、必ず覚えましょう

1. 私は一体いつ来ればいいのでしょうか。
2. 私はいつ来ればいいのでしょうか。
2. いつでも(お好きな時に)どうぞ。
3. いつでもお好きな時に来て結構です。
4. 私の猫はいつでも寝たい時に寝る。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. Whenever should I come?
1. = When ever should I come?
1. = When on earth [in the world] should I come?
2. When should I come.
2. Whenever (you like). = Anytime[Any time] (you like).
3. You can come whenever you like.
3. = You can come anytime[any time] you like.
4. My cat sleeps whenever he wants to.
4. = My cat sleeps anytime[any time] he wants to.

5. 私はこの写真を見るといつも[見る度に]祖父を思い出す。
6. 彼は私達を訪ねる時はいつも[訪ねる度に]何か持って来る。
7. いつ来てもあなたは歓迎です。
8. いつ見ても彼女はかわいい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5. Whenever I see this picture, I remember my grandfather.
5. = I remember my grandfather whenever I see this picture.
5. = Every time [Each time] I see this picture, I remember my grandfather.
5. = I remember my grandfather every time [each time] I see this picture.
6. Whenever he visits us, he brings something.
6. = He brings something whenever he visits us.
6. = Every time [Each time] he visits us, he brings something.
6. = He brings something every time [each time] he visits us.
7. Whenever you (may) come, you're welcome.
7. = You're welcome whenever you (may) come.
7. No matter when you come, you're welcome.
7. = You're welcome no matter when you come.
8. Whenever I (may) look at her, she is pretty.
8. = She is pretty whenever I (may) look at her.
8. = No matter when I look at her, she is pretty.
8. = She is pretty no matter when I look at her.


かなり長い解説になってしまいました。

お疲れ様でした。 (^-^)


複合関係詞-初めに(序文) + 目次

次回-wherever の用法


2015/12/11 11:20 [edit]

category: 高校英語・基礎

thread: 英語・英会話学習 - janre: School

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Wed.

wherever の用法  


wherever の用法

wherever は、文法の参考書では「疑問副詞」及び「複合関係副詞」辞書では「(疑問)副詞」及び「接続詞」ということになっています。

ここでは、「~詞」とい用語にとらわれないで、順を追ってわかりやすく説明していきます。



whenever の場合と同様に、

whenever の用法を復習する

whereever が付くと、元の where の意味を強調します。

例えば、

Where should I sit?
どこに座ればいいのでしょうか。

whereever を付けて、wherever [where ever] にすると、

Wherever[Where ever] should I sit?
一体どこに座ればいいのでしょうか。

となり、
疑問詞 where の後に on earthin the world を置いて強調するのと同じような効果があります。

Wherever[Where ever] …
= Where on earth[in the world] …
一体どこに[へ][で] …

1. Wherever[Where ever] should I sit.
1. = Where on earth[in the world] should I sit?
1. 一体どこに座ればいいのでしょうか。



Where should I sit?
どこに座ればいいのでしょうか。

の質問に、

Wherever you like.
どこでもお好きな所にどうぞ。

又は簡単に、

Wherever.
どこでもどうぞ。

と答えることができます。

2. Where should I sit?
2. Wherever (you like).
2. どこに座ればいいのでしょうか。
2. どこでもお好きな所にどうぞ。

ちなみに、疑問詞の場合のように、 whereever は分かれることはありません
必ず wherever なります。

この「どこでも」と言う意味が wherever のイメージです。

wherever のイメージどこでも

この wherever you like完全な文に組み込むと、

3. You can sit wherever you like.
3. どこでもお好きな所に座って結構です。

という風になります。

wherever S + V は、辞書では「接続詞」ということになっていますが、

(at /to) any place (where) S + V
(at /to) any place (that) S + V
SがVするどんな所に[へ][で]も
→ どこでもSがVする所で[へ][に]

同じ意味・用法になります。

これは実際には通例、前置詞の at / to と、関係副詞の where または代用の that が省略されるので、

any place S + V
SがVするどんな所に[へ][で]も
→ どこでもSがVする所で[へ][に]

any placeanyplace ともつづることができ、さらに anywhere とも言えるので、

すべてまとめると、

wherever S + V
= any place S + V
= anyplace S + V
= anywhere S + V
SがVするどんな所に[へ][で]も
どこでもSがVする所で[へ][に]

3. You can sit wherever you like.
3. = You can sit any place[anyplace] you like.
3. = You can sit anywhere you like.
3. どこでもお好きな所に座って結構です。

類例をもう一つ挙げます。

4. My little brother follows me wherever I go.
4. = My little brother follows me any place[anyplace] I go.
4. = My little brother follows me anywhere I go.
4. 私の弟は私が行くところはどこにでもついて来る。



any place / anyplace / anywhere の類似表現に

every place / everyplace / everywhere という表現があります。

any ~「どんな~も、どの~も、いかなる~も」every ~「すべての~、毎~、どの~も」で、微妙に違いますが、ほぼ同じような意味になります。

wherever S + V
= every place S + V
= everyplace S + V
= everywhere S + V
SがVするすべての所に[へ][で]
SがVする所はどこに[へ][で]でも

例文を挙げておきます。

5. These days, wherever you go, you meet Japanese people.
5. = These days, you meet Japanese people wherever you go.
5. = These days, every place[everyplace] you go, you meet Japanese people.
5. = These days, you meet Japanese people every place[everyplace] you go.
5. = These days, everywhere you go, you meet Japanese people.
5. = These days, you meet Japanese people everywhere you go.
5. 最近は、行く全ての所で日本人に会う。
最近は、行く所はどこでも日本人に会う。
最近は、どこに行っても日本人に会う。

ご覧のように、この場合は前後の文を入れ替えして、wherever / every place[everyplace] / everywhere 以下を前置することもできます

《補講》

3. の例文の anyevery に換えるとどうなるでしょうか?
残念ながら、この場合はかなり認容度が低い英語になってしまいます。
まして、前置は全く不可になります。

(?) You can sit everywhere[everyplace]you like.
(?) 好きな全ての場所に座って結構です。

でも、4. の例文は、anyevery に換えても伝わる意味はほぼ同じで前置も可能です。

(○) My little brother follows me everywhere[everyplace] I go.
(○) = Everywhere[Everyplace] I go, my little brother follows me.
(○) 私が行く全ての所へ弟は付いてくる。
(○) 私が行く所はどこへでも弟は付いてくる。

もちろん wherever でも前置可能です。

(○) Wherever I go, my little brother follows me.



wherever S + V には、 (たとえ)どこに[へ][で]SがVしても という 「譲歩」 の意味もあります。

6. Wherever you go, you'll be welcomed.
6. = You'll be welcomed wherever you go.
6. (たとえ)どこに行っても君は歓迎されるでしょう。

文語では wherever S + may V のように、may が入っていることもあります。

6. Wherever you may go, you'll be welcomed.
6. = You'll be welcomed wherever you may go.
6. (たとえ)どこに行っても君は歓迎されるでしょう。

口語英語では、wherever S + (may) V の代わりに、 no matter where S + V がよく使われます。
口語英語ですから、当然 may は不要です。

6. No matter where you go, you'll be welcomed.
6. = You'll be welcomed no matter where you go.
6. (たとえ)どこに行っても君は歓迎されるでしょう。

no matter「問題ではない」という意味で、「君がどこに行くかは問題ではない、あなたは歓迎されるだろう」が直訳になります。

まとめると、

wherever S + (may) V
= no matter where S + V
(たとえ)どこで[へ][に]SがVしても

6. Wherever you (may) go, you'll be welcomed.
6. = You'll be welcomed wherever you (may) go.
6. = No matter where you go, you'll be welcomed.
6. = You'll be welcomed no matter where you go.
6. (たとえ)どこに行っても君は歓迎されるでしょう。

もう1例挙げておきます。


7. Wherever you are [may be], remember I love you..
7. = Remember I love you wherever you are [may be].
7. = No matter where you are, remember I love you.
7. = Remember I love you no matter where you are.
7. (たとえ)どこにいても私があなたを愛していることを覚えおいてください。



では例文をまとめます。
覚えてしまいましょう

1. 一体どこに座ればいいのでしょうか。
2. どこに座ればいいのでしょうか。
2. どこでもお好きな所にどうぞ。
3. どこでもお好きな所に座って結構です。
4. 私の弟は私が行くところはどこにでもついて来る。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. Wherever[Where ever] should I sit?
1. = Where on earth[in the world] should I sit?
2. Where should I sit?
2. Wherever (you like).
3. You can sit wherever you like.
3. = You can sit any place[anyplace] you like.
3. = You can sit anywhere you like.
4. My little brother follows me wherever I go.
4. = My little brother follows me any place[anyplace] I go.
4. = My little brother follows me anywhere I go.


5. 最近は、行く全ての所で日本人に会う。
→ 最近は、行く所はどこでも日本人に会う。
→ 最近は、どこに行っても日本人に会う。
6. (たとえ)どこに行っても君は歓迎されるでしょう。
7. (たとえ)どこにいても私があなたを愛していることを覚えおいてください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5. These days, wherever you go, you meet Japanese people.
5. = These days, you meet Japanese people wherever you go.
5. = These days, every place[everyplace] you go, you meet Japanese people.
5. = These days, you meet Japanese people every place[everyplace] you go.
5. = These days, everywhere you go, you meet Japanese people.
5. = These days, you meet Japanese people everywhere you go.
6. Wherever you (may) go, you'll be welcomed.
6. = You'll be welcomed wherever you (may) go.
6. = No matter where you go, you'll be welcomed.
6. = You'll be welcomed no matter where you go.
7. Wherever you are [may be], remember I love you..
7. = Remember I love you wherever you are [may be].
7. = No matter where you are, remember I love you.
7. = Remember I love you no matter where you are.


お疲れ様でした。 (^-^)

少し詳しく説明しすぎて入門・初級者にはわかりにくい解説になってしまいました。
次回に wheneverwherever復習も兼ねて簡単にまとめ直してみます


複合関係詞-初めに(序文) + 目次

次回-whenever と wherever のまとめ


2015/12/16 12:45 [edit]

category: 高校英語・基礎

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wheneverwherever (まとめ+復習)

前回前々回で、wheneverwherever語法詳説しました。

whenever (複合関係詞)

wherever (複合関係詞)

詳説しすぎて入門・初級レベルの人にはわかりにくかったかもしれません。

今回は復習も兼ねて wheneverwherever をもう少し簡単にまとめてみます



まず最初に、

wheneverwhen の強調形
whereverwhere の強調形

ということを理解しておきましょう。



語法その1-疑問(副)詞

whenever …一体いつ …
wherever …一体どこで[へ][に] …

1. Whenever should I come?
1. 一体いつ来ればいいのでしょうか。
2. Wherever should I sit?
2. 一体どこに座ればいいのでしょうか。

言い換え表現

疑問詞の直後on earthin the world を入れる。

1. = When on earth [in the world] should I come?
2. = Where on earth [in the world] should I sit?



語法その2-接続詞

接続詞の用法の原義=基本イメージは次のようなものです。

whenever のイメージいつでも
wherever のイメージどこでも

まずこのイメージを頭に入れておきましょう。

接続詞としての用法は大きく分けて3つあります。



(1) 動詞の後に置かれてその動詞を修飾する。前置されない。

S + V whenever S' + V'
いつでもS’がV’する時 SはVする

S + V wherever S' + V'
どこでもS’がV’する所で[へ][に] SはVする

3. You can come whenever you like.
3. いつでも好きな時に来ていいです。
4. You can sit wherever you like.
4. どこでも好きな所に座ってもいいです。

次のように前置することはできません

(×) Whenever you like, you can sit.
(×) Wherever you like, you can sit.

言い換え表現

whenever = any time = anytime
wherever = any place = anyplace = anywhere

※ anywhen という単語はありません。

3. = You can come any time you like.
3. = You can come anytime you like.
4. = You can sit any place you like.
4. = You can sit anyplace you like.
4. = You can sit anywhere you like.



(2) 前置・後置両方可能な場合

Whenever S' + V', S + V
= S + V whenever S' + V'
S’がV’する時はいつも、SはVする

Wherever S' + V', S + V
= S + V wherever S' + V'
S’がV’する所はどこに[へ][で]でも、SはVする

5. Whenever I see this picture, I remember my grandfather.
5. = I remember my grandfather whenever I see this picture.
5. 私はこの写真を見るといつも祖父を思い出す。
6. These days, wherever you go, you meet Japanese people.
6. = These days, you meet Japanese people wherever you go.
6. 最近は、行く所はどこででも日本人に会う。

言い換え表現

whenever = every time = each time
wherever = every place = everyplace = everywhere

everytimeeachtime不可
everywhen という単語もありません。

5. = Every time [Each time] I see this picture, I remember my grandfather.
5. = I remember my grandfather every time [each time] I see this picture.
6. = These days, every place[everyplace] you go, you meet Japanese people.
6. = These days, you meet Japanese people every place[everyplace] you go.
6. = These days, everywhere you go, you meet Japanese people.
6. = These days, you meet Japanese people everywhere you go.



(3) 前置・後置両方可能で、譲歩(たとえ~でも)の意味を含む場合

Whenever S' + (may) V', S + V
= S + V whenever S' + (may) V'
(たとえ)いつS’がV’しようとも、SはVする

Wherever S' + (may) V', S + V
= S + V wherever S' + (may) V'
(たとえ)どこに[へ][で]S’がV’しようとも、SはVする

譲歩を表す場合、文語では may が使われることがあります。

7. Whenever you (may) come, you're welcome.
7. = You're welcome whenever you (may) come.
7. (たとえ)いつ来てもあなたは歓迎です。
8. Wherever you (may) go, you'll be welcomed.
8. = You'll be welcomed wherever you (may) go.
8. (たとえ)どこに行っても君は歓迎されるでしょう。

7. You're welcome.welcome は、「歓迎されている」という意味の形容詞です。
8. You'll be welcomed.welcomed他動詞 welcome O「Oを歓迎する」過去分詞形で、be welcomed「歓迎される」という受け身の意味になっています。

言い換え表現

whenever = no matter when
wherever = no matter where

7. = No matter when you come, you're welcome.
7. = You're welcome no matter when you come.
8. = No matter where you go, you'll be welcomed.
8. = You'll be welcomed no matter where you go.

no matter「問題ではない」という意味が原義で、「いつ・どこで…するかは問題ではない → たとえいつ・どこで…しても」という意味になります。



接続詞の用法の場合、(2)「前置・後置両方可能な場合」と、(3)「前置・後置両方可能で、譲歩(たとえ~でも)の意味を含む場合」との区別はあいまいです。

例えば、5 と 6. の例文は、

5. いつこの写真を見ても、私は祖父を思い出す。
6. 最近はどこへ行っても日本人に会う。

とも和訳できますし、7. と 8. の例文は、may がなければ

7. 来る時はいつもあなたは歓迎です。
8. 行く所はどこででもあなたは歓迎されるでしょう。

とも訳せます。

譲歩の意味を含めたい時は、no matter when / no matter where を使うほうが無難でしょう。



では例文をまとめます

今回は、言い換え表現は割愛して wheneverwherever の例文だけにしておきます。

詳しくは次のページを参考にしてください。

whenever (複合関係詞)

wherever (複合関係詞)

1. 一体いつ来ればいいのでしょうか。
2. 一体どこに座ればいいのでしょうか。
3. いつでも好きな時に来ていいです。
4. どこでも好きな所に座ってもいいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. Whenever should I come?
2. Wherever should I sit?
3. You can come whenever you like.
4. You can sit wherever you like.

5. 私はこの写真を見るといつも祖父を思い出す。
6. 最近は、行く所はどこででも日本人に会う。
7. (たとえ)いつ来てもあなたは歓迎です。
8. (たとえ)どこに行っても君は歓迎されるでしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5. Whenever I see this picture, I remember my grandfather.
5. = I remember my grandfather whenever I see this picture.
6. These days, wherever you go, you meet Japanese people.
6. = These days, you meet Japanese people wherever you go.
7. Whenever you (may) come, you're welcome.
7. = You're welcome whenever you (may) come.
8. Wherever you (may) go, you'll be welcomed.
8. = You'll be welcomed wherever you (may) go.


お疲れ様でした。 (^-^)


複合関係詞-初めに(序文) + 目次

次回-whatever (複合関係代名詞)


2015/12/20 17:31 [edit]

category: 高校英語・基礎

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